低調ミランが10人のサンプにホームで痛恨ドロー…吉田麻也は後半終盤から途中出場《セリエA》
2021.04.03 21:45 Sat
セリエA第29節、ミランvsサンプドリアが3日にサン・シーロで行われ、1-1のドローに終わった。なお、サンプドリアのDF吉田麻也は90分から途中出場した。
インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節のフィオレンティーナ戦を3-2で競り勝ち公式戦4戦ぶりの白星を手にした2位のミラン(勝ち点57)。逆転でのスクデット奪還に向けてここから一戦も落とせない中、連勝を狙う今節は10位のサンプドリア(勝ち点35)と対戦した。
ヴィオラ戦からは先発3人を変更。ダロト、トナーリ、ブラヒム・ディアスに代えてベナセル、カスティジェホ、クルニッチを起用。また、本職ウイングのサーレマーケルズをミランでは初となるスタートから右サイドバックに配置した。
一方、連勝を狙うサンプドリアでは日本代表から戻ってきたばかりの吉田が2試合連続ベンチスタートとなった。
インターナショナルマッチウィーク明けのランチタイムキックオフの一戦は予想外にアウェイチームが押し込む入りに。開始6分にはセットプレーの二次攻撃からボックス右のガッビアディーニが得意の左足で柔らかなロブシュートを枠に飛ばすが、ここはGKドンナルンマが見事なワンハンドセーブではじき出す。
以降はミランが盛り返して相手陣内でのプレーを増やしていく。43分にはボックス内でイブラヒモビッチが相手DFと交錯する場面もあったが、ここは先に身体を入れられておりノーファウルの判定。結局、枠内シュート0という低調な内容で最低限の0-0のスコアで試合を折り返した。
迎えた後半、前半にカードをもらっていたサーレマーケルズを下げてカルルを右サイドバックに投入。ここから攻撃のギアを上げたいところだったが、後半もなかなか良い形で攻撃を展開できない。
すると、57分には自陣でのビルドアップの場面でテオ・エルナンデスが不用意に中央に入れた横パスをクアリアレッラが狙いすました右足のダイレクトシュート。GKドンナルンマが完全に前目のポジションを取っていたこともあり、この見事なミドルシュートがゴールネットを揺らした。
痛恨のミスから先手を許したミランだったが、直後の59分にはカスティジェホへのアフターチャージでアドリエン・シウバにこの試合2枚目のカードが掲示されて退場に。数的優位を手にする。
これを受けてピオリ監督は60分、ベナセルとクルニッチを下げて切り札のレビッチとトナーリを同時にピッチへ送り込む。さらに、74分にはカスティジェホに代えてハウゲを投入した。
一連の選手交代で前がかるホームチームはチャルハノールのミドルシュートやボックス左でのレビッチのシュートで相手ゴールに迫っていくが、集中した相手の守備をなかなかこじ開けられない。それでも、87分にはカウンターから中央を突破してケシエのラストパスをボックス左で受けたハウゲが冷静な切り返しでDFとGKを外し、右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、土壇場で追いついた。
その後、守備固めに吉田らを投入したアウェイチームに対して猛攻を仕掛けたミランは93分に逆転のチャンス。ボックス手前中央でイブラヒモビッチからパスを受けたケシエの右足のシュートが相手DFにディフレクトし、無人のゴールに向かう。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前半の低調な出来にテオのイージーミスが響いたミランは痛恨の勝ち点逸となった。
インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節のフィオレンティーナ戦を3-2で競り勝ち公式戦4戦ぶりの白星を手にした2位のミラン(勝ち点57)。逆転でのスクデット奪還に向けてここから一戦も落とせない中、連勝を狙う今節は10位のサンプドリア(勝ち点35)と対戦した。
ヴィオラ戦からは先発3人を変更。ダロト、トナーリ、ブラヒム・ディアスに代えてベナセル、カスティジェホ、クルニッチを起用。また、本職ウイングのサーレマーケルズをミランでは初となるスタートから右サイドバックに配置した。
インターナショナルマッチウィーク明けのランチタイムキックオフの一戦は予想外にアウェイチームが押し込む入りに。開始6分にはセットプレーの二次攻撃からボックス右のガッビアディーニが得意の左足で柔らかなロブシュートを枠に飛ばすが、ここはGKドンナルンマが見事なワンハンドセーブではじき出す。
守護神のビッグセーブによっていきなりの失点を免れたミランだが、代表戦明けの身体の重さを感じさせる場面が目立ち、幾度か裏への抜け出しからチャンスを作りかけるが、いずれもオフサイドなどにかかり決定機まで持ち込めない。逆に、24分には再びセットプレーからトールスビーに打点の高いヘディングシュートを枠の右に飛ばされるが、ここは再び守護神の好守で難を逃れた。
以降はミランが盛り返して相手陣内でのプレーを増やしていく。43分にはボックス内でイブラヒモビッチが相手DFと交錯する場面もあったが、ここは先に身体を入れられておりノーファウルの判定。結局、枠内シュート0という低調な内容で最低限の0-0のスコアで試合を折り返した。
迎えた後半、前半にカードをもらっていたサーレマーケルズを下げてカルルを右サイドバックに投入。ここから攻撃のギアを上げたいところだったが、後半もなかなか良い形で攻撃を展開できない。
すると、57分には自陣でのビルドアップの場面でテオ・エルナンデスが不用意に中央に入れた横パスをクアリアレッラが狙いすました右足のダイレクトシュート。GKドンナルンマが完全に前目のポジションを取っていたこともあり、この見事なミドルシュートがゴールネットを揺らした。
痛恨のミスから先手を許したミランだったが、直後の59分にはカスティジェホへのアフターチャージでアドリエン・シウバにこの試合2枚目のカードが掲示されて退場に。数的優位を手にする。
これを受けてピオリ監督は60分、ベナセルとクルニッチを下げて切り札のレビッチとトナーリを同時にピッチへ送り込む。さらに、74分にはカスティジェホに代えてハウゲを投入した。
一連の選手交代で前がかるホームチームはチャルハノールのミドルシュートやボックス左でのレビッチのシュートで相手ゴールに迫っていくが、集中した相手の守備をなかなかこじ開けられない。それでも、87分にはカウンターから中央を突破してケシエのラストパスをボックス左で受けたハウゲが冷静な切り返しでDFとGKを外し、右足のコントロールシュートをゴール右隅に流し込み、土壇場で追いついた。
その後、守備固めに吉田らを投入したアウェイチームに対して猛攻を仕掛けたミランは93分に逆転のチャンス。ボックス手前中央でイブラヒモビッチからパスを受けたケシエの右足のシュートが相手DFにディフレクトし、無人のゴールに向かう。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、前半の低調な出来にテオのイージーミスが響いたミランは痛恨の勝ち点逸となった。
サンプドリアの関連記事
セリエAの関連記事
|
サンプドリアの人気記事ランキング
1
マキシ・ロペスが元妻ワンダ・ナラとディナーに…かつてイカルディと不倫され離婚も「幸せであり続けて欲しい」
マキシ・ロペス氏が元妻であるワンダ・ナラ氏とのディナーに出かけた。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バルセロナやサンプドリアなどで活躍したアルゼンチンの元サッカー選手、マキシ・ロペス氏。2008年にワンダ・ナラ氏と結婚し、3人の息子を授かったが、ナラ氏が自身の元チームメイトである元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディとの不倫関係にあることが発覚し、2013年に離婚した。 一方、ナラ氏といえば、イカルディとの2度目の結婚後は代理人としても振る舞い、夫のクラブに金銭面での難癖をつけて首脳陣やファンから毛嫌いされる存在に。このような元妻をロペス氏が完全に見放しても不思議ではない。 しかし、前述の通り、両者の間には3人の息子が。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ロペス氏は先日、ナラ氏と息子3人とともにブエノスアイレス市内にあるレストランへとディナーに出かけたという。 レストランまで押しかけた報道陣のインタビューに応じたロペス氏は「1人の良い親でありたい。彼らが幸せであり続けることを望んでいるよ。それ以上に望むものはない」と、元妻と親権を持たない息子3人を思いやった。 一方で、自身の妻を“略奪”したイカルディについては「イカルディとのディナー? ありえない。彼女や子どもたちと同じテーブルを囲むことには躊躇しないが、あの男と私が同席することはできない」と突き放した。 ロペス氏は現役時代、ナラ氏との離婚後に対戦相手として相見えたイカルディに対し、キックオフ前の握手を拒否したことがある。不倫された元妻への恨みはなくとも、奪っていった男への憎悪はいつまでも消えないようだ。 なお、ナラ氏は昨年9月にイカルディとの離別を発表。未だ正式な離婚は成立していないとされるが、選手と代理人の関係は崩壊済みだといわれている。 <span class="paragraph-title">【動画】マキシ・ロペスとワンダ・ナラ、元夫婦が息子3人とともに再会...報道陣が押し寄せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> Wanda Nara y Maxi López juntos en un restaurante en Palermo<br><br> La empresaria entró con Kennys Palacios.<br><br>Cc <a href="https://twitter.com/hashtag/LAM?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#LAM</a> en América TV <a href="https://twitter.com/elejercitodelam?ref_src=twsrc%5Etfw">@elejercitodelam</a> <a href="https://twitter.com/AngeldebritoOk?ref_src=twsrc%5Etfw">@AngeldebritoOk</a> <a href="https://t.co/o6QBhyWhaD">pic.twitter.com/o6QBhyWhaD</a></p>— América TV (@AmericaTV) <a href="https://twitter.com/AmericaTV/status/1651386103767629827?ref_src=twsrc%5Etfw">April 27, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.05.01 19:01 Mon2
衝撃のジャンピングバックヒール!“スーパーゴール製造機”クアリアレッラが魅せる【インクレディブル・ゴールズ】
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回はサンプドリアのイタリア代表FWファビオ・クアリアレッラが決めたゴールだ。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJJY0E3SDBVNSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> クアリアレッラは、トリノやフィオレンティーナ、サンプドリア、ウディネーゼ、ナポリを渡り歩き、2010〜2014年までユベントスでプレー。その後、トリノを経て、再びサンプドリアに在籍している。 サンプドリアではその得点能力が一気に開花。2017-18シーズンにキャリアハイとなる19ゴールを記録すると、2018-19シーズンにはセリエA記録の11試合連続ゴールを含む26ゴールを挙げ、自身初の得点王を獲得した。 中でも見事だったのが、2018年9月2日のナポリ戦で決めたバックヒールでのゴールだ。 2-0で迎えた後半30分、相手陣内の中央でFKを獲得したサンプドリアは、ゴール前にボールを供給するも、これは相手ディフェンスに跳ね返される。しかし、DFバルトシュ・ベレシンスキがボックス右でこのボールを拾い、クロス。これはやや低めの弾道だったものの、ボックス内で構えていたクアリアレッラは、ゴールに背を向けた状態から、咄嗟に右足のバックヒールで合わせた。このシュートには相手GKも意表を突かれ、ボールは左のサイドネットを揺らした。 クアリアレッラは昨シーズンの活躍で2019年3月におよそ3年半ぶりにイタリア代表に復帰。今シーズンも公式戦22試合に出場し、10ゴール4アシストの数字を残している。 2020.06.03 18:00 Wed3
「許可されてたよ」ピルロ監督は選手の喫煙OK派、教え子が証言「彼自身もハーフタイムは座って一服」
アンドレア・ピルロ氏は指揮官として選手の喫煙を許可しているという。イギリス『サン』が伝えている。 現役時代にイタリア代表としてドイツ・ワールドカップ(W杯)を制し、ミランではチャンピオンズリーグ(CL)を2度制覇したピルロ氏。ユベントスでもセリエA9連覇時代の礎を築くなど、栄光に満ちた選手キャリアを送った。 しかし、監督キャリアでは失敗続き。予期せぬ古巣ユベントスの指揮官就任が歯車を狂わせた感は拭えないが、選手として導いたセリエA9連覇時代を指揮官の立場で終わらせることとなり、昨シーズンはトルコのファティ・カラギュムリュクへ向かうも1年足らずで退任し、今季はサンプドリアでセリエB開幕9試合を戦い1勝3分け5敗と無惨な成績だ。 そんなピルロ氏がファティ・カラギュムリュクを率いていた昨季、選手として所属した元トルコ代表FWコリン・カジム=リチャーズがイギリス『Filthy Fells』のYouTubeチャンネルに出演。ピルロ氏は選手の喫煙を許可し、自らも選手に隠れることなく堂々と喫煙していたという。 「タバコを吸うイタリア人はたくさんいるだろ? それはトルコでも同じなのさ」 「選手としてはもちろん監督次第なわけだけど、ピルロのもとでは許可されていたよ。ピルロを含めた何人かが試合前にノンストップでタバコを吸い、ピルロはハーフタイムも座って一服。話しながらでも咥えているよ」 「これは文化の違いってやつさ。僕はショックを受けたわけじゃないし、決して批判するつもりもない。むしろ正当なことだと思う」 イタリア人と喫煙と言えばラツィオを率いるマウリツィオ・サッリ監督がヘビースモーカーとして知られ、64歳の現在も1日60本の煙草を吸うと言われている。かつてインテルなどを指揮したアルゼンチン人指揮官のエクトル・クーペル氏も煙草を吸いながらセリエAで指揮したことも有名だが、ピルロ氏もかなりのヘビースモーカーだったようだ。 2023.10.12 21:35 Thu4
吉田麻也が自宅のあるイギリスからイタリアへ…2週間の隔離期間へ
サンプドリアに所属する日本代表DF吉田麻也が、イタリアへ戻ったようだ。イタリア『Tuttomercatoweb』が報じている。 吉田は、今シーズン序盤はサウサプントンで出番が巡ってきた中、プレミアリーグ第10節のレスター・シティ戦で0-9の歴史的大敗を喫したことをきっかけに出場機会が激減。今年1月にサンプドリアへとレンタル移籍していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJTU2hhbHNncyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> 吉田は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による公式戦の延期を受けて、自宅のあるイギリスで過ごしていたが、この度イタリアのジェノアに戻ったという。 吉田はこれから、イタリアサッカー連盟(FIGC)が制定した選手の安全確保に関するプロトコルに従い、2週間の隔離期間に入るようだ。 2020.04.16 15:35 Thu5