実力差だけでは起こらない14-0はなぜ? 今までにない日本代表の変化/日本代表コラム
2021.03.31 05:30 Wed
◆1段階上がった意識レベル
事の発端はやはり韓国代表とのゲームと言える。試合前に吉田が「日本代表で戦う以上、最も大切な試合」と口にした韓国戦。若手との試合の捉え方のギャップを感じていることも口にしていた吉田だが、キャプテンの発破により今までにないインテンティの高さを見せた日本は、これまで2連敗を喫していた韓国に3-0で快勝を収めた。
もちろん、FWソン・フンミン、FWファン・ウィジョ、FWファン・ヒチャンとヨーロッパで戦う主力がいなかったこともあるが、それでも国内の代表選手を揃えた韓国を圧倒し続けた。まさに、吉田の想いがチーム全体に伝播した結果だと感じさせられた。
そこからのゲームでもあり冒頭の懸念材料があったが、そんなものは今の日本代表には杞憂だった。常連組の高い意識に引っ張り上げられるように、初招集組や経験が少ない選手たち意識レベルが上がり、差を感じながらもしっかりとついていった。
そしてその雰囲気はしっかりとモンゴル戦でも継続され、最終的には「14」のゴールが生まれた。前半を5点リードしている日本が、後半で9点を獲る姿は当然見たことがない。途中出場の選手が5ゴールを決めることも、残り5分から4ゴールを奪うことだって、見たことがない。
それを「モンゴルの実力」で片付けるのは簡単だが、それでも「14」のゴールが生まれるとは思えない。なぜなら、過去に一度もそんな展開は見せたことがないからだ。
そういった点では「点差があっても自分のプレーを最後までやろうと思っていた」(伊東)、「今までは時間を使うプレーも多かったですが、今日は後ろの選手にもできるだけ前につけてくれと言った」(大迫)、「最後まで戦い抜けるかというところにフォーカスしていた」(遠藤航)と試合後に口を揃えて語ったように、意識の部分で90分間をしっかりと戦い抜くという意識が選手たちにあったからだと言える。
これは韓国戦で得た手応え、モチベーションをしっかりと継続できたこと。チームとして1つの方向を向いており、同じテンションで臨めたことが大きい。意識の高いチームを作ることができた結果だと言えるだろう。
Getty Images
事の発端はやはり韓国代表とのゲームと言える。試合前に吉田が「日本代表で戦う以上、最も大切な試合」と口にした韓国戦。若手との試合の捉え方のギャップを感じていることも口にしていた吉田だが、キャプテンの発破により今までにないインテンティの高さを見せた日本は、これまで2連敗を喫していた韓国に3-0で快勝を収めた。
もちろん、FWソン・フンミン、FWファン・ウィジョ、FWファン・ヒチャンとヨーロッパで戦う主力がいなかったこともあるが、それでも国内の代表選手を揃えた韓国を圧倒し続けた。まさに、吉田の想いがチーム全体に伝播した結果だと感じさせられた。
そこからのゲームでもあり冒頭の懸念材料があったが、そんなものは今の日本代表には杞憂だった。常連組の高い意識に引っ張り上げられるように、初招集組や経験が少ない選手たち意識レベルが上がり、差を感じながらもしっかりとついていった。
そしてその雰囲気はしっかりとモンゴル戦でも継続され、最終的には「14」のゴールが生まれた。前半を5点リードしている日本が、後半で9点を獲る姿は当然見たことがない。途中出場の選手が5ゴールを決めることも、残り5分から4ゴールを奪うことだって、見たことがない。
それを「モンゴルの実力」で片付けるのは簡単だが、それでも「14」のゴールが生まれるとは思えない。なぜなら、過去に一度もそんな展開は見せたことがないからだ。
そういった点では「点差があっても自分のプレーを最後までやろうと思っていた」(伊東)、「今までは時間を使うプレーも多かったですが、今日は後ろの選手にもできるだけ前につけてくれと言った」(大迫)、「最後まで戦い抜けるかというところにフォーカスしていた」(遠藤航)と試合後に口を揃えて語ったように、意識の部分で90分間をしっかりと戦い抜くという意識が選手たちにあったからだと言える。
これは韓国戦で得た手応え、モチベーションをしっかりと継続できたこと。チームとして1つの方向を向いており、同じテンションで臨めたことが大きい。意識の高いチームを作ることができた結果だと言えるだろう。
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