強すぎた日本代表、予選新記録の大量14得点でモンゴルを粉砕!最終予選進出に王手《カタールW杯アジア2次予選》

2021.03.30 21:34 Tue
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Getty Images
日本代表は30日、カタール・ワールドカップ(W杯)・アジア2次予選でモンゴル代表と対戦し、14-0の歴史的大勝を収めた。25日に行われた国際親善試合では、韓国代表に3-0の快勝を収めた日本。今回のモンゴル戦は2019年11月以来となるW杯予選。本来はモンゴルで行われる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、アウェイ戦という位置づけながらも会場は日本のフクダ電子アリーナに。無観客での開催となる。


試合数にバラつきがある中で、現在の日本はグループFで最も少ない4試合を消化。それでも4連勝と勝ち点12で首位に立っており、2位のタジキスタン代表は6試合消化で勝ち点10となっている。

勝てば最終予選進出に王手をかけられる一戦。スタメンは韓国戦から両サイドバックの2名が変更となり、右サイドバックにはこれが久々の代表戦となる松原、左サイドバックには韓国戦でデビューを果たした小川が起用された。

2019年10月の対戦では6-0の大勝を収めた日本。開始1分に小川のグラウンダーのクロスから南野がゴールに迫るなど、序盤から攻勢に出ると13分に先制。右サイドバックの松原からパスを受けた南野が、ペナルティアークから左足で冷静にシュートを突き刺し、これで予選5試合連続ゴールとなった。

さらに日本は17分と20分に伊東と守田が決定機。すると23分、相手をゴール前に釘付けにする中で、敵陣中央でボールを持った吉田が縦パスを入れて、ボックス手前の南野がスルー。これでGKと一対一となった大迫が右足でゴール右に流し込んだ。

大迫に2年半ぶりのゴールが生まれたその3分後には、右サイドの伊東からクロスが入ると、ニアで大迫が潰れたところを鎌田がハーフボレー。韓国戦から続く2試合連続ゴールで、日本が易々と3点目を奪った。

だが、日本の勢いはまだまだ止まらない。今度は33分、ロングパスに定評のある松原から前方の伊東へ見事なスルーパス。ゴール前に味方が迫る中、マイナスの折り返しに2列目から飛び込んだ守田が抑えの利いたシュートを流し込んで4点目。

続く39分には、松原のクロスが相手に当たってオウンゴールに。日本は前半だけで5点の大量リードを得た。

日本は後半から守田を下げて浅野を投入。遠藤をワンボランチとし、浅野を2列目の左に据える[4-1-4-1]の布陣に変更した。

その浅野は54分、右CKを合わせたヘディングシュートがクロスバーに直撃。必死にアピールする中で、その直後のCKの流れから、ボックス左で前を向いた鎌田の折り返しを大迫がワンタッチからシュートを決めて、前回対戦と同じ6得点目を記録する。

その後、64分に鎌田と吉田を下げて、稲垣と中谷を投入。これが代表デビューとなった稲垣は直後に味方のパスからシュートを放つなど存在感を見せる。

すると68分、右サイドの松原のクロスを胸トラップで収めた大迫の落としを稲垣がダイレクトシュート。右足インサイドでコントロールされたシュートがゴール右に突き刺さり、韓国戦でデビュー戦ゴールを決めた山根視来に続く、35人目の快挙となった。

71分に南野、冨安を下げて古橋と畠中を入れて5人の交代枠を使い切った日本。古橋はここから猛アピールを見せる。まずは73分、左サイドからミドルシュートを放つと、GKが弾いたボールがクロスバーを叩く。そのこぼれ球を拾った伊東が押し込んで追加点。

ここは味方にゴールを譲った形となったが、迎えた78分に、伊東のクロスをGKがパンチングで弾いたボールを頭で流し込んでついにゴール。そのわずか1分後には、猛然とプレスをかけた伊東が右サイドでボールを奪い、そのままボックス右に侵入し、ゴールを決めた。

これでアジア予選記録タイとなる10得点に到達した日本だが、その後も攻撃の手を緩めることなく得点を重ねる。86分、浅野のスルーパスで左サイドを抜け出した古橋が冷静にゴールを流し込み11点目。

後半アディショナルタイムには、浅野にも待望のゴールが生まれて12点目。その1分後には、大迫がハットトリックを達成し、さらにその1分後にも、稲垣の強烈なシュートが突き刺さり驚愕の14点目。

この直後に最後のホイッスルが鳴り響き試合終了。日本がアジア予選新記録更新となる驚愕の14ゴールでモンゴルを粉砕し、2次予選5連勝で最終予選進出に王手をかけた。

モンゴル 0-14 日本
【日本】
南野拓実(前13)
大迫勇也(前23)
鎌田大地(前26)
守田英正(前33)
OG(前39)
大迫勇也(後10)
稲垣祥(後23)
伊東純也(後28)
古橋亨梧(後33)
伊東純也(後34)
古橋亨梧(後41)
浅野拓磨(後46)
大迫勇也(後47)
稲垣祥(後48)
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なでしこジャパンの活動を高倉麻子監督が総括、選手の変化やトライしたこと、そして五輪への思い「決勝でアメリカとやりたい」

なでしこジャパンの高倉麻子監督が、13日にオンラインのメディア対応を実施。4月の活動を終えて総括した。 なでしこジャパンは、およそ1年ぶりの実戦として8日にパラグアイ女子代表、11日にパナマ女子代表と国際親善試合を戦った。 試合は3月の鹿児島合宿のメンバーに加え、海外組も合流して開催。どちらの試合も7-0と大勝を収めていた。 そのなでしこジャパンは13日に合宿を切り上げ。高倉監督が総括を行い、改めて今回の活動と2試合を振り返った。 「今回、4月の国際親善マッチの期間を使って、2試合違う国と試合ができたことを嬉しく思います」 「この試合をやるためにたくさんご尽力をしてくださった皆様に御礼申し上げます。パラグアイ、パナマチームの選手、スタッフに心からお礼を言いたいと思います」 「3月の鹿児島キャンプから始まって約1カ月、なかなか代表としての活動ができない期間が長かった中で、2月の海外遠征(SheBelieves Cup)も行けない中で、どんな風に始まるんだろうという不安もありましたが、選手がとにかく非常にポジティブな空気を持って、トレーニング、またはホテルでの生活を送ってくれました」 「規制は本当に厳しい中でしたが笑顔を絶やさず、前向きに話し合いをしながらチームを作っていく姿はチームの成長を感じましたし、オリンピックでメダルを獲る準備ができているなと強く思います」 「両試合とも大量得点を奪えて勝てましたが、相手がどうこうではなく、自分たちの守備の規律や戦術的な部分での細かいところの確認と修正もそうですし、攻撃の部分でも今回は攻撃の機会がとても多かったので、どんな形で攻めていくか、どんな選手同士の特徴を出していくかを含めて、色々な確認ができたので、有意義な時間を送ることができたと思います」 「オリンピックの開幕まで99日となりましたが、着々とチームを作っていく準備ができていると思うので、あとは選手たちが自チームに帰って、努力をして、5月のキャンプに集まれること、また6月、7月に迎えることを楽しみに、私自身も振り返りをしっかりしつつ時間を大事にしていきたいと思います」 力の差がある2カ国との対戦だったが、試合後の時間で反省をしたとのこと。「2試合を通してできたこと、できなかったことを改めてみんなで話す機会になりましたし、もっと強い相手とやった時には、こういった形だと崩されるねという話が出たり、こういうパスの質は通用しないねという話が出たりしたので、常により高いレベル、強いチームと戦った時にはこういったことが起こり得るということを前提に話して、体のケアを含めてもう一度ちゃんと振り返る時間に使いました」と語り、強豪国を想定して試合を振り返ったようだ。 この後も海外組はクラブでの試合がある中、国内組はWEリーグがオリンピック後に開幕するため、公式戦はなし。プレシーズンマッチでの調整となるが「自チームに帰ってプレーをすると、9月の開幕に向かって作っているチームの他のメンバーと、ここで少し強度を上げたみんなは少しコンディションの差があると思うので、フィジカル的な要素であっても、頭の判断のスピードであっても、実際のパフォーマンスであっても、飛び抜けてなければいけないというのが正直あります」とコメント。「総合的なパフォーマンスの切れ味だったり、判断のスピード、正確性を見つつ、より強度の高い相手に対して全てで先手を取れるかが大事になってくるので、全体的なパフォーマンスを見つつ、本人の強みも出してきてもらえればと思います」と語り、今回招集されたメンバーの圧倒的なパフォーマンスを期待すると語った。 <span class="paragraph-title">◆「それぞれが光を放ちつつチームの明るい光になっている」</span> 1試合7点を2試合連続で行ったが「国際試合に簡単な試合は1試合もないですし、FIFAランク的には圧勝して当然というのもあるかもしれません。ただ、パナマは選手の個々のレベルの高さを感じましたし、チームとしてもサッカーへの熱量を高いと感じました」とコメント。「その相手に対してトライ&エラーもありましたけど、自分たちの攻撃の多彩さはチームとしても選手個々も発揮しれくれたんじゃないかなと思っています」と語り、相手の力が足りなかったこと以上に、良いシーンを作れたことを評価。「なかなか強いチームと対戦することを私自身も選択してきましたが、攻撃の部分でたくさんの形や課題が出たのは非常に価値のあるゲームだったと思いますし、守備の確認についても、行き方の弱さではやられてしまうとか、指針にもなったと思うので本当に良い時間を過ごせたなと思います」とし、攻撃面で実戦で確認できたことがプラスだったと語った。 今回の2試合は実力差があったものの選手たちはしっかりと取り組んだとコメント。「国際AマッチでFIFAランクの高いチームとやる機会は何事にも変えがたい経験ですが、そのこともみんな理解して鹿児島から1つ1つのプレーに対して100%プレーしてくれましたし、ちょっとしたミスや食い違いについてもみんなが真摯に話し合いをしていたので、自分たちのマイナスな部分を自分たちで取り戻すということは選手自身がよくやってくれたと思います」と語り、「時間もある程度取れましたし、選手がチームとしてやらなければいけないことの積み重ねは本当に良くできたかなと思います」と、しっかりとポジティブな確認ができたとした。 コミュニケーションを取っていく中での中心選手は「経験のある鮫島にしても中島にしても岩渕もそうですし、田中もそうですし、その辺りは下の選手に対しても非常にオープンで話を聞く耳を持ちつつ、自分の意見を言いつつ。ちょっとしたの年代でも南であったり、とにかく全員がオープンに言葉を発して、それをみんなが聞くというものはみんなが持っているチーム。誰か中心に強い光を放ってというよりは、それぞれが光を放ちつつチームの明るい光になっているかなと思うので、それも今のチームの特徴だと思います」と、メンバー全員が1つになってコミュニケーションを取っていたとコメントした。 また、パラグアイ戦、パナマ戦ともに先発出場しパラグアイ戦で2ゴールを決めたFW岩渕真奈(アストン・ビラ)については「彼女も若い年代の時から代表に入って期待をされて、今チームの中でも良いパフォーマンスをしていると思いますけど、私からすればまだまだ課題は多いですし、ボールを持った時の質というのは良い物を発揮できる時間帯もありますけど、まだまだ足りないこともたくさんあって、彼女自身もそれは向き合っていることなので、あまり突出してプレーをしているという風には私自身は考えていないです」と、特別視しているということはないとのこと。それでも、「チームの中で大事な選手の1人であることには変わりないですが、他にもたくさん良いものを持った選手がいて、そこはまだ競争の段階ではあると思うので、彼女自身は自分自身のプレーを理解して、整理してグラウンド上で良いパフォーマンスを発揮しようと努力しているので、そこはどの選手も変わらず、良いところと課題を持ちながら、目標としているオリンピックに向かってみんなが本当に努力していることかなと思います」と、競争はまだまだ終わっていないと語った。 今回のなでしこジャパンの選手たちは、いつも以上に言葉の強さがあり、しっかりとした強い覚悟を持って活動していると感じられたが、「普通の生活を送っていたり、トレーニングは真剣に集中してやってくれていますけど、私生活でホテルで接しているときは、みんなふんわりしていて、『やったるで』というのはあまり感じません。こんな可愛い子たちが大丈夫かなという感じかなと思います」と高倉監督はあまり感じないとのこと。それでも「皆さんの記事を見させていただいて、この選手はこんなしっかりしているんだ、こんな風に思ってやっているんだとか、私も学ばせてもらっているので、ぜひ選手たちからの声を拾って、鼓舞してたくさん書いていただくことで、私がすごく勉強になります。大いに色々な選手に取材してもらって、ぜひ載っけてください。そうすれば私も頭が整理できて、みなさんのおかげで強いチームになれると思います」と語り、メディアを通じて見る姿は変化を感じるとし、この先も取り上げて欲しいとアピールしていた。 <span class="paragraph-title">◆「強豪国相手にどう作用するか」</span> また海外組も招集して合わせた中、多くの選手が直近での移籍となっていたが、短期間での選手たちの変化については「こういうタイミングで海外に行くという選択は簡単ではなかったと思います。ちょっと相談を受けたこともありますし、悩みながらそれでも一歩踏み出そうと勇気を持って行動してくれたことに関してはポジティブに感じています」と語り、「帰ってきて表情を見ても、生活面でご飯どうしているかとか移動や練習はどうかとかを聞いても日本とは違うと。行ったからこそわかった日本の良さとか、行っても海外のビッグクラブでも聞こえは素敵ですが、実質はそこまでレベルが高い選手ばかりではないということもあります。そういう中で、いかにこれからどういうプレーをして行こうか考える機会にはなっていると思うので、その辺りを選手と話しつつ、自立していっていると思います」と選手たちの人としての部分の成長も感じるとのこと。「今までは環境があって、揃っている環境で不自由なくサッカーができていたのが、少なからず言葉の壁はあると思いますし、移動含めて、コミュニケーション含めて勉強する中で、シンプルに人間として成長しているのを感じましたし、そのことも頼もしく思いました」と語り、プレー面以外の成長を喜んでいた。 この2試合ではMF中島依美(INAC神戸レオネッサ)を2試合ともボランチで起用し、ゲームキャプテンも務めさせたが、その狙いについては「色々なパターンがありますが、シンプルに非常に良い顔つきをしていましたし、何かこう自分自身が努力する中で、代表も長くなってきましたし、うまく行ったり行かなかったりという中で、1つ吹っ切れたような表情を感じたので、安心してキャプテンを任せられるなと思いました」とコメント。「みんながリーダーシップをとって進んでいくチームになってほしいと思いますし、その中でも今回に関しては中島はパフォーマンスも安定していましたし、大事な時期にこんな試合ができる状況下でも、チームをしっかり引っ張って行ってくれるかと思って中島に任せました」と理由を明かした。 その中島のパフォーマンスについては「今いるメンバーの中では非常に安定感があったと思いますし、ゲームを全体視できるようになってきていると思うので、チームに落ち着きを与えられる存在になりつつあると感じています。まだまだ彼女も満足せず努力を続けてくれると思うので、とにかくみんなでレベルアップして良いチームになって行こうと話して選手を解き放ちました」とし、さらなる成長にも期待を寄せた。 今回の2試合ではサイドバックの選手がインサイドに入ってプレーすることも多かったが「サイドバックの動き方について少しアプローチしましたし、それと同時にボランチとサイドハーフはインサイドハーフのような形からサイドに出て行ったり、チームとしての動き方の仕組みはちょっと選手と話をしながら進めた部分はあります」と、ある程度の狙いを持って行っていたとコメント。「結局それができるようになったのは、サッカーの仕組みというのが選手が頭で理解し始めて、それを行動に移せるようなインテリジェンスを持った選手が増えてきたと捉えています」と語り、選手たちの理解力も上がっているとした。それでも、「まだまだやりたいことはありますが、それは現実的でなければいけないです」と語り、理想論で終わるのではダメだと語った。 また、「今回は攻撃に時間をかけることが長く、ボールが相手に渡ってピンチになるシーンがあってもそこで止めることができていたので、多少ポジションのローテーションがあっても守備がうまく行ったと思いますけど、強豪国相手にどう作用するかは楽しみですし、難しい部分もあると思うので、今後強いチームと試合をしながら、その辺を探りつつ、いかに先手をとっていけるかということに対して作っていきたいと思います」とし、強豪国相手でも同じサッカーができるのかどうかをしっかりと見極めていきたいと語った。 選手たちのポジション変更や立ち位置の変更についての手応えについては「選手の可能性を広げたいという思いがあるので、常に少しポジションを変えたりアプローチを変えて、選手の幅を広げたいと思っています」とコメントし、「少しポジションをいじっている選手に関しては、おおよそ満足いくパフォーマンスをしてくれ田と思いますし、課題が出たことも含めてポジティブだと思っています」と、色々な気づきがあったとのこと。「18人で2週間で6試合というものを総合的にチーム力をあげたいというのもある程度見えてきました」と、本番に向けても絵が見えてきたようだ。 また「いかにコンディションを上げられるか。あとは、核があってどういう味付けをしていくかに入っていくと思うので、その辺は選手のコンディション、調子が上がってくる選手が非常に大事になるともうので、そこを組み込みながら、選んでいく作業になると思います」と語り、まずはコンディションを重視してチェックしていきたいとした。 さらに、「攻撃はシンプルに深さと幅があると思うので、5レーンなどもありますが、守備の部分でも攻撃の部分でも話をしています。自分たちがボール状況でどこに立てば優位に立てるか、早くポジションを探して、体の向きを含めて判断のスピード、テンポの作り方を含めて、立ち位置は選手にアプローチして非常に良くなってきたと思います」と一定の手応えがあったとコメント。「チームでどの選手が一番幅を取るかということも、特にサイドバックやサイドハーフという規制もかけていないですし、チームとして幅を作るというところでは、違う選手が幅を取るために飛び出ていくときもあります」とピッチ上で対応できることが重要だとした。 一方で、「ただ、少し混んだところから空いているところにボールを出した時に一対一が有利なのかも考えないといけないですし、逆に世界で戦うときに狭いところから入っていくこともあると思うので、狭さの中で勝負するというのは自分たちの得意なところでもあります」とし、「どこで縮めてどこで広げるかは探っている段階で、色々なものが見えてきているので、今からの積み上げになりますし、キャスティングにもよると思います。私も選手の変化と試合を見ながらの積み上げがどの辺までかとか、何が一番最適なのかは、観察しながらアプローチをかけていければと思います」と、チームとしてのルールをどこに設定するかを考えるとした。 <span class="paragraph-title">◆「決勝でアメリカとやりたい」</span> その狭いところでのプレーについては、強引に行ってチャンスを潰すシーンもこの2試合でもあった。その点については「今回は特に攻める時間も長く、ちょっと真ん中に入ることも多かったので、ちょっと広げる作業はもっとあっても良かったと思います。引っかかった場合に一歩二歩で鬼の速攻を食らうことにならないことがテーマなので、攻撃しながらも守備というのもありますし、実際に受けたときにどうするかを積み上げとして、試合を重ねて行きたいと思います」とコメント。また守備でのリスクマネジメントについては「想定はしていますが、想定外が起こらないゲームだったので、CBがいて潰してカバーに入っていても潰せてしまったり、プレスバックでその意識でボールが回収できていたので、本当はそこからCBが強く言ってもボランチがプレスバックしても外された時に、外されないようにする予測のスピードであったり、強さ、行き方などが今後のテーマになると思います」と語り、「そこのトレーニングの作り方や、今後できるだけ高校生や大学生の男子の力を借りて、そう行った場面をたくさん作れるように考えていきたいと思っています」と強豪を想定した守備のトレーニングは今後も続けなければいけないとした。 その強豪国たちはヨーロッパで国際親善試合を行い、オリンピックが迫る中でもしっかりと現在地を測っている。その点については「非常にデリケートな話ではあると思いますが、国のコロナに対する政策の問題かなと思っています」とコメント。「やれるところは移動ができて、スポーツに関しては大丈夫というところもあれば、ビジネスもそうですが、日本はオリンピック開催を目指している中では厳しくしなければいけないなというのはあります」とし、「自分は厳しくて海外は自由だと思うと、良いなと思うことはありますが、矢印をとにかく自分たちに向けて、本当に今やれることを精一杯やることだけなので、今回も試合ができたことをありがたく思っていますし、こういった形で試合ができたこと、できなかったことも理解しながら、やるべきことを整理してやるぞと解散しました。人がどうこう、相手がどうこうでプレーはしないですし、力強く進んでいきたいと思います」と、周囲の環境や状況を気にするのではなく、自分たちを高めていくことが重要だと語った。 東京オリンピックの組み合わせ抽選会は21日に開催。「このタイミングで合宿を一旦終えて、今日12チーム揃いますが、どんなチームと対戦できるかは楽しみですし、ドキドキワクワクは選手も同じだと思います」と語り、「出てくるチームはどこも良いチームだと思いますし、こればっかりは抽選なのでどことやりたいとか、そういうことというよりは、どこが来ても素晴らしいチームとの対戦は楽しみです」と、どこと当たっても楽しみだとした。 しかし、決勝の地である国立競技場でのプレーは刺激があったようで「国立でプレーしてみて、決勝でアメリカとやりたいなという気持ちは正直ありました」と率直な意見を語るも、「ヨーロッパでもアフリカでもアジアでも、素晴らしい12チームが出てくるので、全力でなでしこらしさが発揮できるように頑張っていきたいと思います」とし、どこと当たってもしっかりと戦いたいと語った。 <span class="paragraph-title">【動画】なでしこ約1年ぶりの実戦、パラグアイ相手に7発圧勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script 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ケガから復帰したFW籾木結花、新国立競技場での一戦に「オリンピックの決勝で戻ってくるということを忘れずに」

なでしこジャパンのFW籾木結花(OLレインFC/アメリカ)が、11日に行われる国際親善試合のパナマ女子代表戦に向けたメディア取材に応じた。 なでしこジャパンは、8日に行われた国際親善試合のパラグアイ代表戦で7-0で圧勝。力の差を見せつける形となった。 パラグアイ戦では後半アディショナルタイムにチームの6点目を記録した籾木。パナマとの試合については「自分たちはオリンピックで優勝を目指している中で、この2試合は1年ぶりに試合ができたことは多くの方に支えられてできているなという反面、今ヨーロッパで行われている国際試合ではアメリカvsスウェーデンなどハイレベルの試合ができているので、そのレベルを想定して自分たちが何ができるかというと、自分たちが高めていく必要があると思います」と語り、ライバル国が高いレベルで試合を行えていることを受け、しっかりと高いレベルを自分たちが求めなければいけないと語った。 また「時間が限られている中で、オリンピックまで日数も少なく、集まれる機会も少ないので、どれだけチームの完成度を上げていけるかは、どの国の代表も一緒だと思いますが、組織として戦っていくチームなので、完成度をこの2試合で少しでも上げられればと思います」とし、日本の武器である組織力を生かすためにも、しっかりと精度を上げていきたいと語った。 マッチメイクの部分での危機感については「ヨーロッパで行われている試合のレベルは本当に高いと思っていますし、その代表選手にはチームメイトがいるので、今まで以上に自分にとって身近なことになっていると感じています」とし「今この難しい状況の中で、自分たちが思うようにやりたい相手と試合ができない中で、そこは自分たちがコントロールできない部分が大きいので、自分たちにしっかりと矢印を向けて、今できることをしっかりやることが、周りの親善試合と比較するのではなく、五輪でメダルを取るための近道だと思います」と語り、自分たちとしっかり向き合うことが重要だとコメントした その籾木はスウェーデンのリンシェーピングへ2020年8月に期限付き移籍したが、デビュー戦で負傷。疲労骨折と診断され、プレーができない状態が続いていた。8日のパラグアイ戦が復帰戦となったが「代表のユニフォームを着てプレーする感覚は凄く体にスイッチが入った」とコメント。「昨年ケガをするまでやコロナの状況になるまでは、日テレ・ベレーザでも試合が目まぐるしく続いていたり、なでしこジャパンの試合もたくさん続いている中で、ユニフォームに袖を通す責任や誇り、嬉しさを改めて感じた1試合になりました」と語り、改めて試合から離れて久々に来た日本代表のユニフォームを喜んだ。 「今回の試合は相手がどうとか、自分がどうとか色々な要素がありながらも、まずはケガから戻って、復帰戦で代表というのはすごくなかなかできないことで、贅沢な形で復帰させてもらえたので、このタイミングで復帰できたのはすごく周りの方々のおかげだと感じます」とコメント。代表の試合で復帰できたことを喜んだ。 自身のコンディションについては「コンディションはまだまだだと感じますし、実戦の中でしか成長できない部分ももちろんあると思うので、今アメリカでもプレシーズン大会もあるので、国立での試合とアメリカでのプレシーズンを戦って、オリンピックに向かっていければと思います」と語り、この先のコンディション向上に努めたいと意気込んだ。 アメリカと日本での感覚の違いについては「まずプレッシャーのスピードであったりは違うなと思いましたし、日本代表の中での活動になると日本人同士の戦いになるので、ボールをつなぐスタイルでやる形が成り立つと思います」とコメント。「そういった中で日本の守備の精密さというか、質の高さ、1つ1つの細かいところまでこだわるというのは日本らしさだと感じました」とし、アメリカとの差を語った。 また「アメリカだとすごく攻めたいというのが全面に出ている選手がいたり、守備をしなくても相手がミスして自分たちのボールにできるということがアメリカでは起こる」とコメント。「そういったところだと、守備の組織力をアップさせていきたいとなでしこジャパンは取り組んでいるので、そこにしっかりフィットしていくには、国内組と海外組が今は違うところで過ごしているので、ピッチの上でもそうですし、ピッチの外でもしっかりと仲間とコミュニケーションをとって、その中に入っていくことは、日本とアメリカの行き来の中で大切だと感じます」と語り、感覚の違いをしっかりと合わせていく必要があると語った。 その上では「コミュニケーションが軸として大事だと感じています」とコミュニケーションをしっかり取ることも大切だとしている。 所属するOLレインFCでは、前回の女子ワールドカップのMVPでもありアメリカ女子代表のキャプテンでもあるMFミーガン・ラピノーがチームメイトとしている。そこから学ぶことについては「彼女がピッチに入るだけで練習の雰囲気も変わりますし、1つ1つのプレーがチームの士気を高めたり、クオリティを上げる部分では、やっぱり凄いなと感じます」とコメント。「自分が今のチームを選んだのもラピノーがいるから選びましたし、そういった選手がいるのは、チームメイトですが、最大のライバルでもあるので、身近にその選手のプレーを盗んだり、特徴を掴むことは日本にとって大きなことになるので、チームの結果、代表での結果も追い求めていきたいです」と、お手本にしながらも、実際に戦う上でのスカウティングもしていると明かした。 凄さについては「一言で表せられないぐらい、色々な部分で凄い選手なので、改めて一緒にトレーニングをするようになって、改めて凄さを感じました」と語り、とにかく凄いということを感じさせた。 その中で日本に還元できることは「世界のトップで活躍する選手ですけど、トレーニングの中では1つも怠らないですし、自分の体としっかり向き合って、トレーニングでどこまでできるか、できないかを体と対話してトレーニングに臨んでいると感じます」とコメント。また「彼女の1つの声でチームが変わるということはピッチで出しているものの説得力があるからなので、日本人という性格上、アメリカ人と比較するとこの主張は減る感じはしますが、自分が求めたいもの、チームが求めるべきものはしっかりと自分たちで物差しを持って、声でお互い求めあっていければと思います」と語り、チームを改善していく上でもしっかりとポイントを主張し合うべきだと語った。 パラグアイ戦ではゴール前に運ぶシーンが多い中でもシュートを決めきれないシーンも多かった。その点については「自分たちがボールを持つ時間が長くなることが予想される中で、ディフェンスラインがボールを運んでいって攻撃につなげていくのか、ディフェンスの前に空いているスペースを中盤の選手が降りて受けるのか、ビルドアップの部分で大きなスペースがある分、誰がどう使うのかは攻撃を組み立てる上で大事になります」と語り、前線だけの問題ではなく、チーム全体としての攻撃時の動きが課題だとコメントした。 また「プレッシャーがそこまで強くないと思いますが、そういった中で自分たちがミスなくできることを証明しないといけなくなります」とコメント。「これからどんどんプレッシャーが高くなっていくことで、自分がここでミスをすると、自分たちの生命線を失ってしまうと思うので、そこは1つ1つの質を高めるというところは、パスの精度、ポジショニングの精度、フィニッシュの精度は突き詰めていきたいと思います」と語り、強い相手との対戦時にしっかりとパフォーマンスが出せるようにしておく必要があると語った。 今回のパナマ戦は新国立競技場で開催。東京オリンピックでは決勝の舞台となる。印象は「自分は前の国立競技場でプレーすることはなかったんですけど、国立競技場の周りをバスが走って景色を見ていると、凄いなと。圧倒的なスタジアムを目の前にして、これがオリンピックの決勝の舞台だなと思いました」とコメント。「ピッチに立てることは幸せですし、日本に数多くいる女子サッカーの中でも今回は25人しか立つことができないという貴重な機会をいただいている中で、自分たちはこの1回の喜びに浸るのではなく、オリンピックの決勝で戻ってくるということを忘れずに、スタジアムの高揚感、自分たちの湧いてくる感情を忘れずにできればと思います」と語り、今回の試合を胸に、オリンピックでも再び同じピッチに立つと意気込んだ。 <span class="paragraph-title">【動画】1年ぶりの実戦でなでしこジャパンが7発快勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=1h9h2p6jt7c631c45crms1ay3h" async></script> 2021.04.10 23:10 Sat
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ミランでプレーするMF長谷川唯、前日合流で1試合の参加も意欲「少しの時間でも合わせる時間が欲しかった」

なでしこジャパンのMF長谷川唯(ミラン)が、11日に行われる国際親善試合のパナマ女子代表戦に向けたメディア取材に応じた。 なでしこジャパンは、8日に行われた国際親善試合のパラグアイ代表戦で7-0で圧勝。力の差を見せつける形となった。 9日に合流し、この日が初練習となった長谷川。久々の日本でのプレーについては「イタリアに行ってからそこまですごく時間は経っていないですが、久しぶりの日本人とのプレーというのは、しっくり来るもの、楽しいものもあります」とコメント。「イタリアならではの楽しさや、変わった環境でサッカーをやる楽しさはありますが、技術の高い選手や昔からやっている選手とやれるのは、すごく楽しいなと改めて感じました」と語り、久々の慣れ親しんだ相手とのプレーを語った。 イタリアにわたっておよそ2カ月となる長谷川。「ヨーロッパ全体を見るとW杯でも力をつけているのもわかりますし、サッカーの内容も世界的に変わっていますが、イタリアもW杯でも成績を残して、自分たちよりも上に行っている国なので、発展だったり、代表チームの力の入れ方はすごく感じています」と語り、イタリアでも女子サッカーへ力を入れているのを感じるとのこと。「チームとしての差というか、イタリアの中でのチームの差があるなと思うので、力の入れているチームは強くて、これから力を入れるチームも出てくるんだろうなと感じました」とし、クラブチーム単位でも力を入れているクラブが出てきているようだ。 そのミランではFKからゴールを決めるなど存在感を出している長谷川。「自分自身はフィジカルの強い相手というか、自分より体格の良い選手とやる機会が増えました」とコメント。「スピードの部分ではイタリアは置いていかれることはほとんどなく、当たりの強さは感じています」とフィジカル面では差を感じるという。 それでも「そういったところで毎日試合ができている環境をプラスに、国際親善試合や代表で、当たりの部分でも経験を生かして」とフィジカル面の成長を見せたいとしながら「楽しんでもらえるプレーも意識していますが、強さを見せるプレーを少しでも見せられればと思います」と、イタリアでの変化を見せたいと語った。 また、なでしこジャパンとイタリアでのプレーには差があると言い「そこは難しいところでもありますが、イタリアでやっているプレーで、コンタクトプレー、球離れの早さだったり、同じ部分もあります」と変わらない部分もあるとのこと。「ただ、日本の選手とだからこそできるプレーがあったり、使い分けと、それプラスどちらでもやらなければいけないプレーがあるので、今回初めてイタリアに行って得たものをプラスしながらやっていければと思います」と語り、ピッチ上でもイタリアで得たものを出したいと語った。 そのイタリアでの生活については「イタリアに最初行った時には意外とその時期はコロナの影響も少なくて、市内も歩いたりお店もやっている状況でした。そこまで不便なくサッカーも生活もできていました」とコメント。「今はロックダウンのような状態になっていて、最初来てから2カ月で徐々にコロナの状況が悪くなっていって、スーパーと練習場の行き来となっています」と徐々にコロナによる影響が出てきたようだが「自分はサッカーだけに集中できる環境なので、そういった意味では不便なくやってこれています」と、逆にサッカーに集中できているという利点も明かした。 イタリアで感じたことについては「日本にいたら考えなかったことももちろんあって、難しいですけど、言葉も通じない部分があって、自分がやりたいこと、相手にやってほしいことを上手く伝えられず難しいなと」とコミュニケーションの部分に難しさを感じているとのこと。「日本より主張する選手が多いなと感じました」と、選手の性格の違いも語り「それを受け入れるというか、自分の中でうまく消化できるように、自分の中でこのプレーはこっちが良かった、相手の言っている方が良かったということを後で考えて、受け入れる幅が広がったと思います」と、相手の要求などを考えてプレーを変えていくことを学んでいると語った。 主張が強い選手が多いという点では「言葉で伝えるというよりは、伝えられないというのもあって、プレーで伝えるようにしているので、どこで欲しかったとか、合わなかった部分でその場で自分の動き、身振り手振りで結構伝えることが多いです」とし、ピッチ内で動きで示すことが増えたとコメント。「日本でも自分の意見や考えは表に出していたので、言葉が通じなくてもできていると思います」とその点はイタリアでも問題なくできていると感じているようだ。 一方で練習はかなり制限されているとのこと。「そこはすごく日本と違うところで、練習が終わった後に自主練をする選手がいなくて、やらせてもらえないことが多いです」と語り、「日本よりもケアや休養に時間を割くので、物足りなさもあります。個人的に何かできる時間が少ないですが、筋トレはチームでもやりますが、個人でもやらないといけないので、プラスでやりたいことをしっかり伝えながらやらなければいけないのが今後の課題かなと思います」と語った。 また、その点はクラブに管理されているといい「メディカルやフィジカルのトレーナーだったり、終わった後に走っていると言われたりするので、足りないならメニューを作るからと言われます」とコメント。「体に関しては良い意味で厳しくやっていると思います」とケアの部分は日本よりもかなり厳しい状況であると明かした。 今回は新国立競技場、東京オリンピックの決勝の舞台でもあるスタジアムでの試合となるが「今日到着して、中に入る前からスタジアムの雰囲気というか、日本ぽいスタジアムだなと感じています」と印象を語り、「他のスタジアムとも雰囲気は違いますし、自分自身ここでプレーできるのは嬉しいと最初に感じました」とコメント。「オリンピックでもできるチャンスがあるので、まずは自分が良いプレーをするのとチームが勝つということが前提で、オリンピックで大きな舞台でも自分が楽しめる試合にしたいと思います」と、再びこのピッチに立つことを意気込んだ。 合流が遅くなり1試合のみの参加となった長谷川だが、その短い期間でもなでしこジャパンでの活動に意欲があったとコメント。「こういうコロナの状況でチームでの活動が難しい中で、海外組は特に集まるのは難しい機会だったので、もちろん参加したいという気持ちも強かったですし、なかなか合わせる機会がないのはマイナスの部分でもあるので、少しの時間でも合わせる時間が欲しかったので、自分自身も参加したいと思いました」とコメント。「呼んでもらったからには、還元したいですし、観客の皆さんにも楽しんでもらえるプレーや戦っている姿を見てもらいたいので、大事な試合だと思います」と、明日のパナマ女子代表戦への意気込みを語った。 <span class="paragraph-title">【動画】1年ぶりの実戦でなでしこジャパンが7発快勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=1h9h2p6jt7c631c45crms1ay3h" async></script> 2021.04.10 21:25 Sat
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新国立競技場で日本代表として初試合となるなでしこ、高倉麻子監督も意気込み「恥ずかしい試合はできない」

なでしこジャパンの高倉麻子監督が、11日に行われる国際親善試合のパナマ女子代表戦に向けた前日記者会見に出席した。 なでしこジャパンは、8日に行われた国際親善試合のパラグアイ代表戦で7-0で圧勝。力の差を見せつける形となった。 仙台での一戦を終え、中2日での試合となり、東京オリンピック本番を想定したスケジュールでの戦いとなる。 高倉監督は中2日での試合に向けて「中2日で久しぶりの試合の後で移動もあったりする中、オリンピックを想定しながら進んでいますが、パラグアイ戦の反省点であったり上手くできたことを共有しながら、また少しフレッシュな力を入れながら、明日の試合は攻守ともに修正のかかったゲームをしたいと思います」とコメント。「何れにしても自分たちからアクションを起こして、たくさんの変化を生みながらゴールを目指していく姿を見せて欲しいですし、守備でも球際で負けない姿を見せてゲームを進められればと思います」と語り、チームへの期待を口にした。 7-0と大勝したパラグアイ戦についての反省は「守備のところでは、3ラインで揃わなかった部分があるので、その辺のちょっとしたポジショニングの修正は話をしました」とコメント。「攻撃のところでも、様々な形を作ることはできましたが、最後決めきることができなかったので、そこでも嘘をつくというか、相手の力を逆手に取った遊び心あるフェイントも必要じゃないかな」と語り、「ただ、貪欲にシュートを打つことを大切にしたいので、あまり慎重になりすぎずにゴールに向かっていく強い姿勢を出せればと思います」と、攻守ともに課題がありながらも積極的なプレーをする必要があると語った。 中2日で移動を伴う試合となるが「実際に移動があって、中2日でというのは、アメリカ遠征でもありましたけど、オリンピックが近づいてきてやれているのは、今まさに時間があまりないなと、お昼にスタッフと話していました」と語り、想像していた以上に時間がないことを体感したとのこと。「どのタイミングでミーティングをするとか分析をするのが一番良いのかは昼に話をしていました」とチームスケジュールを考える必要があると語った。 それでも「移動が入る場合は選手の疲労度を取ることが最優先ですし、修正をかける部分はどうやってやるべきかは、学びながら今やれているので、参考になっています」と本番を想定できているとコメント。「明日どういった選手のパフォーマンスが出るかで、終わった時点で色々総括してオリンピックに向かっていければと思います」とし、テストを終えた段階でこの先の対応を考えたいとした。 パラグアイ女子代表戦前には「チームの骨格を保ちながら」と今回のメンバー構成について語っていたが、「オリンピックに向かってのチーム作りですので、骨格を保ちながらとは考えていますが、すごくみんな調子が良いので、使ってみたい選手が増えているのも確かです」と語り、試したい選手が多いとコメント。「90分という限られた時間の中で、見てみたい組み合わせだったり、途中からでも機能していくかを見たい選手だったり、ポジションでどれぐらい役割をこなすことができるかも見ていきたいというのが多くあります」とし、試したいことが増えていると明かした。 1年間試合で試す機会がなかったことも影響していると語った高倉監督。「試合がなかなかなかったので、ちょっと欲張りな発想になるかもしれませんが、選手には短い時間でも与えられた役割を発揮してもらいたいと言っています」とし、「交代選手も6人いるので、うまく使いながらチーム全体的な底上げをしたいと思います」と、ベースと保ちながらチャレンジすることは変わらないと語った。 パナマ女子代表もフィジカルに優れた相手となるが、なでしこジャパンについては「全体的なパワーアップといいますか、パワーのところでフィジカル的な要素はずっと課題にしていて選手が取り組む中で、パススピードや個々の当たりの部分はだいぶ良くなってきていると感じていますし、ホテルで選手と触れ合った時に大きな選手が増えたなと頼もしく感じています」とフィジカル面でも向上していると感じているとコメント。「本番で大切な球際で勝ちきれるかを見れると思いますし、ゴール前でも打ち切れる力やテクニックに変化が生まれてくれば良いなと思います」とパナマ戦でもデュエルの部分などを見たいとした。 今回のチームではミランでプレーするMF長谷川唯が9日に合流。この日が初練習となったが「イタリアに行って新しい環境の中でプレーをしてくれていますが、あまり久々という感じはしませんでしたし、時差ボケもなく本来通りの良いプレーをしていたので、チャンスがあればグラウンドで存分に力を発揮してもらいたいなと思います」とコメント。ミランでプレーした変化を見たいと期待を寄せた。 今回の試合は新国立競技場で開催。東京オリンピックの決勝の舞台でプレーすることとなる。新国立競技場については、「オリンピックの決勝で実際にやる会場ですし、新しくできたスタジアムだったので、チーム全体でかなり盛り上がりました」と選手たちも興奮気味だったとコメント。「ロッカーでも選手たちが盛り上がっている感じもあって、グラウンドに最初入った時も天気が良かったので、ここで試合をまたやりたいという気持ちになったと思ったので、そういった意味でも国立でやれることは大きいと思います」とし、「明日は存分に力を発揮してくれるんじゃないかなと思います」と明日の試合へ期待を寄せた。 監督としては「初めて入ったんですけど、すごく素敵なスタジアムだなと思って、だいぶ盛り上がりました」と興奮したと明かし、「デザインも素敵でしたし、芝も本当にきれいで、ある選手に聞いたら『今までで一番だ』と言っていたので、私も中で練習の時にボールを蹴ってみましたが、コントロールミスは明日選手たちはしないと思います」と素晴らしい環境だとコメント。「そんなグラウンドでやる選手は幸せだと思いますし、その選手の背中を十分押してあげられるゲームになればと思います」と良い結果を残したいとも語った。 オリンピック決勝のイメージなどについては「ここに戻ってきたいなというのは強く思いましたし、1回試合ができるということは、オリンピックになった時にまた勝ち進む中で、イメージを広げていければと思います」と、しっかりと本大会で戦って、再び最後に戻ってきたいと語った。 パラグアイ戦では力の差を立ち上がりから感じたが、パナマ戦も同様の可能性がある。力の差がある中で、緩みが生まれる可能性については「そういった中での緩んでいるつもりはないと思いますが、テンポが上がらない時に、どういった選手のプレーでチームを鼓舞していくか。それができる選手が現れないといけないと思います」と選手たちが自分たちで修正できる必要があるとコメント。「こちらから声を発したりは横からできますが、ゲームが始まってからはほぼ選手にゲームは渡しているので、どういう風にチームをしていきたいのかは選手と話はしていて変化は見えているので、停滞気味な流れの時にどうするのかを投げかけて、選手の自制を上げていく作業をしないといけないと思います」とし、「国立ですから、選手が燃えないわけはないと思って、鼓舞していければと思います」と選手たちの奮起に期待を寄せた。 また、この試合が日本代表としては全てのカテゴリーで初めて新国立競技場でプレーすることとなる。その点については「A代表や年代別のオリンピックの代表、なでしことある中で、一番最初に試合ができることは名誉なことだと思います。先頭を切って試合をするからには、恥ずかしい試合はできないと思います」とコメント。「歴史を刻む上でも、心を込めて全力で戦いたいと思います」とし、パナマ戦への士気を高めていた。 <span class="paragraph-title">【動画】1年ぶりの実戦でなでしこジャパンが7発快勝</span> <span data-other-div="movie"></span> <script src="//player.daznservices.com/player.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=1h9h2p6jt7c631c45crms1ay3h" async></script> 2021.04.10 21:08 Sat
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【2022年カタールへ期待の選手vol.69】19歳でのカタール行きはあるのか?「ポスト・長友佑都」の呼び声高き17歳!/中野伸哉(サガン鳥栖/DF)

「俺の見立ては結構当たるんだよね。彼はA代表になる可能性が非常に高い選手の1人。クオリティも人間性も抜群だからね」 槙野智章(浦和)や菅原由勢(AZ)、久保建英(ヘタフェ)など数々の名選手を育てたU-17日本代表の森山佳郎監督が太鼓判を押した“彼"というのは、3月のU-24アルゼンチン2連戦に17歳で初招集された中野伸哉(鳥栖)。日本サッカー界で最も不足していると言われる左利きの左サイドバック(SB)だ。 とはいえ、左利きと言っても、右足も同レベルに蹴れるのが逸材の強み。だからこそ、左右のどちらのサイドに入っても全く違和感がない。4月7日のJ1・川崎フロンターレ戦を見ても、スタート時は3バックの右に入っていたが、攻撃時は右SB同等の高い位置を取ってプレー。最前線の酒井宣福目がけて蹴り込んだ前半10分のクロスに象徴されるように、攻撃姿勢を鮮明にしていた。 後半に入り、最終ラインの中央に位置していた田代雅也がレアンドロ・ダミアンの決定的機会を阻止して一発退場になった後は、4バックの左SBへ移動。敵のポジションを見ながら自らも上がっていく。得点機をお膳立てするようなラストパスやクロスは出せなかったものの、2020年J1&天皇杯王者を敵に回してもまるで物怖じすることなくプレー。90分フル出場を果たした。 これで今季開幕からリーグ戦8試合連続スタメン。J1初黒星を喫した2日のセレッソ大阪戦後には「シンプルな技術ミスが多くて修正できなかった。後ろにいる僕らがしっかりとコントロールしていかないといけない」と反省の弁も口にしていた。向上心がひと際高い分、目につくのは収穫より課題の方。その謙虚さが森山監督の言う「優れた人間性」なのだろう。 将来有望の若武者が頭角を現したのは、鳥栖U-15に所属していた13歳の時。2016年にU-13Jリーグ選抜で中国遠征に参加し、2017年ナショナルトレセンU-14に参加。同年から森山監督率いるU-15代表入りし、2019年U-17ワールドカップ(W杯)まで軸を担うなど、順調に階段を駆け上がってきた。そして2020年には16歳で2種登録され、8月1日のFC東京戦でプロデビュー。影山雅永監督率いるU-19日本代表のコアメンバーにも位置付けられた。 だが、ご存じの通り、新型コロナウイルスの影響で同代表が参戦するはずだったアジア予選も2021年U-20W杯(インドネシア)の中止が決定。鳥栖の先輩である松岡大起や本田風智ら2001年世代は大きな打撃を受けた。 しかしながら、2003年生まれの中野はその次のU-20W杯を目指せる年齢だ。むしろ今の時期は鳥栖の活動に専念した方がベターかもしれない。 「1年後には海外に行き、2~3年後にはA代表に入りたい」と野望を抱く本人にとっても、クラブで実績を残して近未来の欧州行きを叶える方が先決。そう考えながら今季は目の前のゲームを1つ1つこなしている状況ではないか。 川崎戦で示した通り、Jリーグトップと肩を並べられるパフォーマンスを維持しているのは確かだ。普通の17歳であれば、ブラジル代表歴のあるレアンドロ・ダミアンらと戦えば萎縮したり、強度で見劣りしたりするものだが、強心臓の男にはそんな素振りを一切、見せない。 U-24代表合宿でも、2つ上の久保から「先輩には敬語じゃなくていいよ。僕も敬語を使っていないから」とアドバイスされたというが、そんな助言がなくても、彼にはプレッシャーも気負いも遠慮もない。そのメンタルに実績と経験値が伴ってくれば、本当に2~3年後のA代表入りはあるかもしれない。場合によっては、1年7カ月後の2022年カタールW杯滑り込みもないとは言えない。 実際、2008年から13年間、日本代表の左SBを担い続けてきた長友佑都(マルセイユ)の後継者探しは本当に深刻なテーマだ。3月代表シリーズでも、FC東京の後輩・小川諒也が抜擢され、代表定着への一歩を踏み出したところだが、「欧州組との差を感じた」と本人も述懐する通り、まだ超えなければならないハードルは少なくない。U‐24代表の方でも旗手怜央(川崎)、古賀太陽(柏)がテストされたが、旗手は守備に難を抱え、古賀は攻撃面で物足りなさを感じさせた。 こうしたライバルに比べると、中野伸哉は多彩な役割をこなせるし、両足で正確なキックを蹴れて、攻撃のお膳立てにも関与できるという魅力がある。さらに際限ない伸びしろがある。 「僕が目指す海外の選手はリバプールの(アンドリュー・)ロバートソン選手です」 こう公言する中野にしてみれば、目指すべき領域は高いが、貪欲に前へ前へと突き進んでいくはず。そうやって世界に羽ばたく彼の姿をぜひとも見てみたい。 10代から注目される日本人選手は、小野伸二(札幌)にしても、香川真司(PAOK)にしても、久保にしても、何らかの挫折を味わうケースが多い。中野もそういう時期は来るだろうが、それを乗り越えてこそ、本物のワールドクラスになれる。近い将来の長友超えを果たすべく、今を大事にしてほしい。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。</div> 2021.04.10 19:35 Sat
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