すでにオファーも届くポドルスキ、今夏の移籍を明言「僕と家族が快適だと感じる必要がある」

2021.03.17 13:55 Wed
Getty Images
かつてヴィッセル神戸でプレーした元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(35)だが、夏には新天地へと向かうようだ。

ポドルスキはケルンやバイエルン、そしてアーセナルやインテル、ガラタサライでプレー。2017年7月から2019年12月まではJリーグのヴィッセル神戸でプレーしていた。

2020年1月には再びトルコへと戻り、アンタルヤスポルに所属。今シーズンはスュペル・リグで22試合に出場し3ゴール1アシストを記録していた。
そのポドルスキだが、アンタルヤスポルとの契約は今シーズン終了をもって満了を迎える状況だ。

ドイツ『エクスプレス』によると、ポドルスキはアンタルヤスポルに留まるつもりがないとのこと。本人が退団を明言し、新天地へ向かうと明かした。
「今のところ、契約が切れた後、夏にはここを出て行く」

「残念ながら報道は間違った印象を与える。僕の契約は、シーズンの終わりに期限が切れることとなる。その後、自分が何をすべきかを決めることができる。プレッシャーはないし、自分をよく知っている」

「まだまだ元気だ。2つか3つの問い合わせがある。もう少し増えると思っている。多くのことを想像できるよ。でも、そのオファーは正しいものでなければいけない」

「オファーの内容に限らず、クラブやリーグ、街についてもだ。僕と家族が快適だと感じる必要がある」

シーズンで22試合に出場するポドルスキだが、最近は出場機会が限定されている。その状況についても説明。その理由の1つにチームの方針もあるとした。

「ここまでは[6-3-1]のシステムでほぼプレーしていて、守備に重点を置いている。シドニー・サムとか僕のような攻撃の選手の需要は少ないんだ」

「それに、足首を負傷していて、4週間離脱していた。さらに、娘のマヤがコロナに感染した。だから、2週間は隔離されなければならなかったんだ」

具体的にポドルスキに興味を持っているクラブ名は出てきていないが、新天地でプレーを続ける意思を表明したポドルスキ。果たしてどこに行くのだろうか。

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