【CLプレビュー】盤石シティが圧倒的優位! ローゼ退任発表後6戦全敗のボルシアMG相手に逃げ切り図る
2021.03.16 18:30 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、マンチェスター・シティvsボルシアMGが日本時間16日29:00に中立地ブダペストのプスカシュ・アレーナでキックオフされる。コロナ禍で再びブダペストの地に舞い戻った両雄によるベスト8進出を懸けた運命の第2ラウンドだ。先月24日にプスカシュ・アレーナで開催されたボルシアMGのホーム扱いとなった1stレグではシティが2-0の完勝。守備的に入ったホームチームを相手に序盤こそ攻めあぐねたアウェイチームだったが、相手のミス絡みで得たチャンスをMFベルナルド・シウバが生かすと、後半半ばにもFWガブリエウ・ジェズスが効果的な追加点を奪い、スコア以上の内容で現プレミアリーグ首位チームが先勝した。
同試合で公式戦19連勝を達成したシティは、その後連勝記録を「21」まで更新したが、マンチェスター・ユナイテッドとのダービーで完敗し、快記録がストップ。しかし、直近の2試合ではサウサンプトン、フルアムとリーグ下位チームを相手にいずれも3ゴール以上を挙げる快勝を収め、きっちりバウンスバックに成功している。プレミアリーグでは2位以下に14ポイント差以上を付けており、盤石の状態で逃げ切りを図る今回の一戦に余裕を持って臨める。
一方、1stレグで優勝候補に地力の差を見せつけられたボルシアMGは、直近のアウグスブルク戦を落としたことで、先月15日にローゼ監督が今季限りでの退任および来季ドルトムント指揮官内定を発表後の公式戦で泥沼の6戦全敗。RBライプツィヒ戦では前半に2点差を先行したにも関わらず、後半半ばに追いつかれると、後半ラストプレーで逆転まで持っていかれるなど、メンタル面、指揮官の求心力を含めチームは崩壊しかけている。現在、リーグ戦10位とボトムハーフに転落した絶不調のチームの状態を鑑みれば、勝ち目は薄いと言わざるを得ないが、奇跡の逆転突破に向けて全力の戦いを期待したい。
なお、両者の勝ち抜けの条件はシティが引き分け以上の結果で文句なし。さらに、1点差の負けでも突破が決まる圧倒的優位な状況だ。対するボルシアMGは逆転に向けて3-0、あるいは3点以上を奪っての2点差での勝利が求められる。
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、ベルナルド・シウバ、スターリング
負傷者:なし
出場停止者:なし
出場停止者、負傷者共におらず万全の状態で臨める。
スタメンに関してはここ最近質の高いターンオーバーを敢行しており、どの選手が出てもほぼ同じクオリティを示せており、予想は困難だ。ただ、前節のフルアム戦、今週末に控えるFAカップ準々決勝のエバートン戦を考慮し、前述のメンバーの起用するとみる。もちろん、1stレグで圧巻の活躍を見せたカンセロ、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン起用の可能性も十二分にある。
なお、直近のフルアム戦でベンチ外となった後にスペイン人指揮官との衝突の噂が出たスターリングは自身のSNSでその噂を完全否定しており、スタメン復帰が見込まれる。
◆ボルシアMG◆
【4-2-3-1】
▽ボルシアMG予想スタメン
GK:ゾンマー
DF:ライナー、ギンター、エルベディ、ベンセバイニ
MF:ザカリア、ノイハウス
MF:ホフマン、シュティンドル、ヴォルフ
FW:プレア
負傷者:DFベンセバイニ、MFクラマー、FWテュラム
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近の2試合を欠場したクラマー、前節のアウグスブルク戦を欠場したベンセバイニに加え、筋肉系の問題を抱えるテュラムの起用が微妙な状況だ。
システムに関しては[4-3-3]から[4-2-3-1]に変更が予想され、スタメンは1stレグのメンバーをベースに左サイドにヴォルフかテュラムが起用される見込みだ。また、ベンセバイニが難しい場合はヴェントが代役を担う。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:リヤド・マフレズ
シティの注目プレーヤーは絶好調のマフレズだ。2018年の加入以降、指揮官の信頼を得て活躍を続ける左利きの魔術師は、先月半ばからのリーグ戦6試合で4ゴール2アシストを挙げるなど、現チームにおいて最も好調を維持する選手の1人だ。とりわけ、崩しの局面でのキレ味鋭い仕掛け、溢れる創造性、高精度の左足のシュートは対戦相手の守備陣にとって大きな脅威だ。
グアルディオラ監督の選手選考が読みづらい今回の一戦においてスタートから出番が与えられるかは微妙だが、アルジェリア代表の同胞であるDFベンセバイニ(ヴェント)とのマッチアップを制してチームを勝利に導く決定的な仕事が期待される。
◆ボルシアMG:FWアラサン・プレア
ボルシアMGの注目プレーヤーは主力アタッカーのプレア。今季のブンデスリーガではチーム唯一の2桁ゴールを挙げるMFシュティンドルはおろか、3列目のMFノイハウス(4ゴール)にも劣るチーム5位タイの3ゴールに留まるフランス人FW。しかし、CLの舞台では7戦5ゴール4アシストと、いずれもチームトップの数字を挙げる大きな存在感を示している。
前回対戦においても相手のミス絡みの試合最終盤のMFヴォルフの決定機を除き、一番ゴールに迫っていたのがプレアだった。そのため、今季公式戦において5失点を喫したレスター・シティ戦を除き、3失点以上を喫したことがないシティの堅守を攻略する上で最も活躍が期待される選手だ。前回対戦では左ウイングでのスタートだったが、この試合では本来の最前線での起用が見込まれており、持ち味の裏への抜け出し、今季ここまで鳴りを潜める決定力を発揮し、奇跡の逆転突破の主役の座を担いたい。
一方、1stレグで優勝候補に地力の差を見せつけられたボルシアMGは、直近のアウグスブルク戦を落としたことで、先月15日にローゼ監督が今季限りでの退任および来季ドルトムント指揮官内定を発表後の公式戦で泥沼の6戦全敗。RBライプツィヒ戦では前半に2点差を先行したにも関わらず、後半半ばに追いつかれると、後半ラストプレーで逆転まで持っていかれるなど、メンタル面、指揮官の求心力を含めチームは崩壊しかけている。現在、リーグ戦10位とボトムハーフに転落した絶不調のチームの状態を鑑みれば、勝ち目は薄いと言わざるを得ないが、奇跡の逆転突破に向けて全力の戦いを期待したい。
なお、両者の勝ち抜けの条件はシティが引き分け以上の結果で文句なし。さらに、1点差の負けでも突破が決まる圧倒的優位な状況だ。対するボルシアMGは逆転に向けて3-0、あるいは3点以上を奪っての2点差での勝利が求められる。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ストーンズ、ルベン・ジアス、ジンチェンコ
MF:デ・ブライネ、ロドリ、ギュンドアン
FW:マフレズ、ベルナルド・シウバ、スターリング
負傷者:なし
出場停止者:なし
出場停止者、負傷者共におらず万全の状態で臨める。
スタメンに関してはここ最近質の高いターンオーバーを敢行しており、どの選手が出てもほぼ同じクオリティを示せており、予想は困難だ。ただ、前節のフルアム戦、今週末に控えるFAカップ準々決勝のエバートン戦を考慮し、前述のメンバーの起用するとみる。もちろん、1stレグで圧巻の活躍を見せたカンセロ、ガブリエウ・ジェズス、フォーデン起用の可能性も十二分にある。
なお、直近のフルアム戦でベンチ外となった後にスペイン人指揮官との衝突の噂が出たスターリングは自身のSNSでその噂を完全否定しており、スタメン復帰が見込まれる。
◆ボルシアMG◆
【4-2-3-1】
▽ボルシアMG予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ゾンマー
DF:ライナー、ギンター、エルベディ、ベンセバイニ
MF:ザカリア、ノイハウス
MF:ホフマン、シュティンドル、ヴォルフ
FW:プレア
負傷者:DFベンセバイニ、MFクラマー、FWテュラム
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては直近の2試合を欠場したクラマー、前節のアウグスブルク戦を欠場したベンセバイニに加え、筋肉系の問題を抱えるテュラムの起用が微妙な状況だ。
システムに関しては[4-3-3]から[4-2-3-1]に変更が予想され、スタメンは1stレグのメンバーをベースに左サイドにヴォルフかテュラムが起用される見込みだ。また、ベンセバイニが難しい場合はヴェントが代役を担う。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:リヤド・マフレズ
Getty Images
シティの注目プレーヤーは絶好調のマフレズだ。2018年の加入以降、指揮官の信頼を得て活躍を続ける左利きの魔術師は、先月半ばからのリーグ戦6試合で4ゴール2アシストを挙げるなど、現チームにおいて最も好調を維持する選手の1人だ。とりわけ、崩しの局面でのキレ味鋭い仕掛け、溢れる創造性、高精度の左足のシュートは対戦相手の守備陣にとって大きな脅威だ。
グアルディオラ監督の選手選考が読みづらい今回の一戦においてスタートから出番が与えられるかは微妙だが、アルジェリア代表の同胞であるDFベンセバイニ(ヴェント)とのマッチアップを制してチームを勝利に導く決定的な仕事が期待される。
◆ボルシアMG:FWアラサン・プレア
Getty Images
ボルシアMGの注目プレーヤーは主力アタッカーのプレア。今季のブンデスリーガではチーム唯一の2桁ゴールを挙げるMFシュティンドルはおろか、3列目のMFノイハウス(4ゴール)にも劣るチーム5位タイの3ゴールに留まるフランス人FW。しかし、CLの舞台では7戦5ゴール4アシストと、いずれもチームトップの数字を挙げる大きな存在感を示している。
前回対戦においても相手のミス絡みの試合最終盤のMFヴォルフの決定機を除き、一番ゴールに迫っていたのがプレアだった。そのため、今季公式戦において5失点を喫したレスター・シティ戦を除き、3失点以上を喫したことがないシティの堅守を攻略する上で最も活躍が期待される選手だ。前回対戦では左ウイングでのスタートだったが、この試合では本来の最前線での起用が見込まれており、持ち味の裏への抜け出し、今季ここまで鳴りを潜める決定力を発揮し、奇跡の逆転突破の主役の座を担いたい。
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