4年前の悲劇乗り越えたPSGがベスト8進出! バルサは敵地で意地のドローも奇跡再現ならず…《CL》
2021.03.11 06:58 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、パリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナが10日にパルク・デ・プランスで行われ、1-1のドローに終わった。この結果、2戦合計5-2としたPSGがベスト8進出を決めた。
先月16日にカンプ・ノウで開催された1stレグはアウェイのPSGが4-1のスコアで先勝。メッシのPKでホームチームが先行も、ムバッペが圧巻のハットトリックを達成する活躍をみせ、かつてクラブ史に残る悲劇を味わった因縁の地でパリの巨人が会心の勝利を手にした
攻守両面でハイパフォーマンスを見せ、ベスト8進出に大きく前進したPSGは、その反動か直後のモナコ戦では0-2の完敗を喫したが、以降の公式戦で3連勝を飾り、良い状態で今回の大一番を迎えた。前回対戦からは新型コロナウイルスに感染したケアンに代えてドラクスラーを起用した以外、同じメンバーが起用された。
一方、要塞カンプ・ノウで衝撃的な敗戦を喫し、崖っぷちに追い込まれたバルセロナだが、以降の試合ではセビージャとのラ・リーガ、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグの連戦を含め、公式戦4連勝と完全復活。4年前の大逆転劇の再現を目指す大一番に向けては前回対戦から負傷のピケに代えてミンゲサを起用した以外、同じメンバーを継続。ただ、[4-3-3]からデ・ヨングを3バックの中央、グリーズマンをトップ下、メッシとデンベレを2トップに並べた[3-4-1-2]の攻撃的な布陣に変更した。
試合は立ち上がりから専守防衛の構えを見せたホームチームに対して、逆転での突破には最低4点が必要なアウェイチームがリスクを冒して前に出ていく。
一方、人数をかけた守備で相手の猛攻を撥ね返してハイラインの背後にムバッペを走らせる形でゴールを狙うPSGは、ファーストチャンスをゴールに結びつける。28分、左サイドの高い位置でクルザワがクロスを送り込んだ際、ボックス内でイカルディとDFラングレが交錯。オンフィールドレビューの結果、ラングレがイカルディの左足の踵を踏んだとしてPKが与えられる。これをキッカーのムバッペが冷静に決めて31分の先制点とした。
これで逆転突破には5点が必要となったバルセロナは35分、ムバッペの対応にあたらせていたミンゲサが1枚カードをもらっていた上、危うい対応が目立ち始めたことでジュニオル・フィルポをすかさず投入。
ここから難しい展開が予想されたが、その嫌な空気をエースが振り払う。37分、ボックス手前中央でペドリからパスを受けたメッシが相手の寄せが甘いとみるや左足を一閃。ややアウトにかかった強烈なシュートがゴール左上隅を見事に射抜いた。
エースのスーペルゴラッソで息を吹き返したアウェイチームは42分にもブスケッツの地を這う鋭いミドルシュートでGKナバスを脅かすと、前半終了間際のアディショナルタイム1分にはボックス内でルーズボールを競ったグリーズマンがDFクルザワにアフターで足を蹴られてPKを獲得。絶好の2点目のチャンスが訪れる。
だが、キッカーのメッシが中央に蹴り込んだシュートはGKナバスが残した足に当たると、こぼれ球がクロスバーを叩いて痛恨の失敗に。さらに、この流れで得た右CKの場面でメッシからのインスウィングのボールをニアに飛び込んだブスケッツがうまく頭でフリックするが、これはDFフロレンツィのゴールカバーに遭い、1-1のスコアで試合を折り返すことになった。
迎えた後半、先に動きを見せたのはホームのPSG。1枚カードをもらって苦しい対応となっていたクルザワを下げてディアロをハーフタイム明けに投入した。押し込まれ過ぎた前半の反省を受け、後半はより前から圧力をかける入りを見せたPSGだが、時間の経過と共に引いて構える形に。また、59分には守備に奔走していたドラクスラー、1枚カードをもらっていたグイエに代えてディ・マリア、ダニーロを投入し、早めのテコ入れを図る。
前半終了間際のPK失敗が響いたか、後半は前半のように相手を押し込む形を作り出せないバルセロナは60分過ぎに最初の決定機を創出。ボっクス右でキープしたグリーズマンからの展開を受けた左サイドのジョルディ・アルバがゴール前で浮いたメッシの足元にパスを通す。ここでメッシが反転シュートを試みたが、DFマルキーニョスの見事なシュートブロックに阻まれた。
残り時間を考えれば、そろそろ2点目を奪えなければ厳しいアウェイチームは65分過ぎにデストを下げてトリンコンを同じ右のウイングバックに投入。この交代で前がかるチームは69分、右CKの場面でデンベレのクロスをニアで合わせたブスケッツがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これもGKナバスに掻き出される。
後半半ばから終盤にかけてPSGは古傷の筋肉系のトラブルを再発させたフロレンツィに代えてダグバ、ヴェッラッティに代えて古巣対戦のラフィーニャを続けて投入。一方、ジリ貧のバルセロナは78分、ブスケッツ、ペドリ、デンベレを下げてブラースヴァイト、イライクス、ピャニッチを一気に投入する3枚替えで勝負に出た。
その後は奇跡を信じるバルセロナが懸命に攻撃を続けたが、4年前の悲劇を知るDFマルキーニョスを中心に高い集中を保つPSGの守備陣が最後のところで決定的な仕事を許さない。そして、前半に比べてやや見せ場を欠く流れの中で試合はこのままタイムアップ。
4年前の悲劇を乗り越え、2戦を通じて逞しい姿を見せたPSGが2戦合計5-2のスコアでベスト8進出を果たした。一方、“パルクの奇跡”ならずも敵地で意地を見せたバルセロナだったが、不出来だった1stレグの大敗が大きく響き無念のラウンド16敗退となった。
先月16日にカンプ・ノウで開催された1stレグはアウェイのPSGが4-1のスコアで先勝。メッシのPKでホームチームが先行も、ムバッペが圧巻のハットトリックを達成する活躍をみせ、かつてクラブ史に残る悲劇を味わった因縁の地でパリの巨人が会心の勝利を手にした
攻守両面でハイパフォーマンスを見せ、ベスト8進出に大きく前進したPSGは、その反動か直後のモナコ戦では0-2の完敗を喫したが、以降の公式戦で3連勝を飾り、良い状態で今回の大一番を迎えた。前回対戦からは新型コロナウイルスに感染したケアンに代えてドラクスラーを起用した以外、同じメンバーが起用された。
試合は立ち上がりから専守防衛の構えを見せたホームチームに対して、逆転での突破には最低4点が必要なアウェイチームがリスクを冒して前に出ていく。
前回対戦とは打って変わって両ウイングバックが高い位置を取って相手サイドバックを押し込むバルセロナは、内と外を織り交ぜた仕掛けで相手に揺さぶりをかける。相手陣内でハーフコートゲームを展開していく中、18分にはメッシのスルーパスに抜け出したデンベレがボックス左から決定的なシュートを放つが、これはGKケイロル・ナバスのビッグセーブに遭う。続く23分にはブスケッツの縦パスに抜け出したデストがボックス右から右足を振り抜くが、再びナバスに触られてボールはクロスバーを叩いた。
一方、人数をかけた守備で相手の猛攻を撥ね返してハイラインの背後にムバッペを走らせる形でゴールを狙うPSGは、ファーストチャンスをゴールに結びつける。28分、左サイドの高い位置でクルザワがクロスを送り込んだ際、ボックス内でイカルディとDFラングレが交錯。オンフィールドレビューの結果、ラングレがイカルディの左足の踵を踏んだとしてPKが与えられる。これをキッカーのムバッペが冷静に決めて31分の先制点とした。
これで逆転突破には5点が必要となったバルセロナは35分、ムバッペの対応にあたらせていたミンゲサが1枚カードをもらっていた上、危うい対応が目立ち始めたことでジュニオル・フィルポをすかさず投入。
ここから難しい展開が予想されたが、その嫌な空気をエースが振り払う。37分、ボックス手前中央でペドリからパスを受けたメッシが相手の寄せが甘いとみるや左足を一閃。ややアウトにかかった強烈なシュートがゴール左上隅を見事に射抜いた。
エースのスーペルゴラッソで息を吹き返したアウェイチームは42分にもブスケッツの地を這う鋭いミドルシュートでGKナバスを脅かすと、前半終了間際のアディショナルタイム1分にはボックス内でルーズボールを競ったグリーズマンがDFクルザワにアフターで足を蹴られてPKを獲得。絶好の2点目のチャンスが訪れる。
だが、キッカーのメッシが中央に蹴り込んだシュートはGKナバスが残した足に当たると、こぼれ球がクロスバーを叩いて痛恨の失敗に。さらに、この流れで得た右CKの場面でメッシからのインスウィングのボールをニアに飛び込んだブスケッツがうまく頭でフリックするが、これはDFフロレンツィのゴールカバーに遭い、1-1のスコアで試合を折り返すことになった。
迎えた後半、先に動きを見せたのはホームのPSG。1枚カードをもらって苦しい対応となっていたクルザワを下げてディアロをハーフタイム明けに投入した。押し込まれ過ぎた前半の反省を受け、後半はより前から圧力をかける入りを見せたPSGだが、時間の経過と共に引いて構える形に。また、59分には守備に奔走していたドラクスラー、1枚カードをもらっていたグイエに代えてディ・マリア、ダニーロを投入し、早めのテコ入れを図る。
前半終了間際のPK失敗が響いたか、後半は前半のように相手を押し込む形を作り出せないバルセロナは60分過ぎに最初の決定機を創出。ボっクス右でキープしたグリーズマンからの展開を受けた左サイドのジョルディ・アルバがゴール前で浮いたメッシの足元にパスを通す。ここでメッシが反転シュートを試みたが、DFマルキーニョスの見事なシュートブロックに阻まれた。
残り時間を考えれば、そろそろ2点目を奪えなければ厳しいアウェイチームは65分過ぎにデストを下げてトリンコンを同じ右のウイングバックに投入。この交代で前がかるチームは69分、右CKの場面でデンベレのクロスをニアで合わせたブスケッツがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これもGKナバスに掻き出される。
後半半ばから終盤にかけてPSGは古傷の筋肉系のトラブルを再発させたフロレンツィに代えてダグバ、ヴェッラッティに代えて古巣対戦のラフィーニャを続けて投入。一方、ジリ貧のバルセロナは78分、ブスケッツ、ペドリ、デンベレを下げてブラースヴァイト、イライクス、ピャニッチを一気に投入する3枚替えで勝負に出た。
その後は奇跡を信じるバルセロナが懸命に攻撃を続けたが、4年前の悲劇を知るDFマルキーニョスを中心に高い集中を保つPSGの守備陣が最後のところで決定的な仕事を許さない。そして、前半に比べてやや見せ場を欠く流れの中で試合はこのままタイムアップ。
4年前の悲劇を乗り越え、2戦を通じて逞しい姿を見せたPSGが2戦合計5-2のスコアでベスト8進出を果たした。一方、“パルクの奇跡”ならずも敵地で意地を見せたバルセロナだったが、不出来だった1stレグの大敗が大きく響き無念のラウンド16敗退となった。
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