【CLプレビュー】敵地で先勝ホームチームの逃げ切りか、昨季EL王者が勝負強さ発揮か《ドルトムントvsセビージャ》
2021.03.09 19:00 Tue
チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ドルトムントvsセビージャが、日本時間9日29:00にBVBシュタディオン・ドルトムントでキックオフされる。アウェイゴール3つを奪って先勝し大きなアドバンテージを持つドルトムントと、昨季ヨーロッパリーグ王者として勝負強さ発揮が求められるセビージャによる8強入りを懸けた第2ラウンド。先月17日に開催されたサンチェス・ピスフアンでの1stレグはドルトムントが3-2のスコアで先勝。開始7分にFWスソのミドルシュートでホームチームが先制も、ドルトムントがそこから得意のカウンターで一気に試合を引っくり返す。伏兵MFダフードの見事なミドルシュート、FWハーランドの圧巻の2ゴールで前半の内に逆転に成功。ただ、後半はシステム変更と選手交代で盛り返したセビージャが、試合終盤の84分にFWデ・ヨングのゴールで点差を縮め、2ndレグに望みを繋いだ。
試合終盤の2失点目は余計だったが、当時公式戦7戦連続クリーンシート中だったセビージャの堅守を攻略し、3つのアウェイゴールを持ち帰って先勝したドルトムント。その勢いに乗って直後の宿敵シャルケとのダービーに4-0で圧勝すると、以降のビーレフェルト戦(3-0)、DFBポカール準々決勝のボルシアMG戦(1-0)と、内容の伴った形で公式戦4連勝を達成した。
しかし、直近のブンデスリーガのデア・クラシカーではハーランドの試合序盤の2ゴールで先行しながらも、相手のエースFWレヴァンドフスキにハットトリックを達成されるなど、王者バイエルン相手に大量4失点を喫し、最終的に2-4のスコアで逆転負けとなった。シーズンを通じて、メンタルの脆さ、経験不足が指摘される中、このショッキングな敗戦から中2日で臨む大一番ではリバウンドメンタリティが試される。
一方、ホームで競り負けたものの、終盤の粘りで逆転突破に望みを繋いだセビージャは、1stレグ敗戦直後に行われたオサスナ戦を2-0で快勝し、バウンスバックに成功。だが、以降の公式戦3試合ではバルセロナとのラ・リーガ、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグの連戦を0-2、0-3で続けて落とすと、直近のエルチェ戦では格下相手にまさかの1-2の敗戦。公式戦3連敗という最悪な形で今回の大一番に臨むことになった。
なお、勝ち抜けの条件は敵地で先勝したドルトムントが引き分け以上で文句なし。さらに、2失点以内での1点差の負けでもアウェイゴール数の差で突破が決まる。対するセビージャは2点差以上の勝利か、4ゴール以上を奪っての1点差の勝利が必須だ。ドルトムントが1stレグのアドバンテージを生かして2016-17シーズン以来の突破を果たすか、セビージャが逆転で2017-18シーズン以来のベスト8進出を決めるか、運命の第2戦の結末はいかに…。
◆ドルトムント◆
【4-3-2-1】
▽ドルトムント予想スタメン

GK:ヒッツ
DF:モレイ、フンメルス、ザガドゥ、シュルツ
MF:ダフード、ジャン、デラネイ
MF:ロイス、アザール
FW:ハーランド
負傷者:DFアカンジ、シュメルツァー、ラファエウ・ゲレイロ、MFヴィツェル、レイナ、サンチョ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦でスタメンを飾ったアカンジ、サンチョがいずれも欠場となり、軽傷を抱えるレイナとラファエウ・ゲレイロに関してもメンバー入りが微妙なところだ。一方、バイエルン戦で負傷交代したハーランドは前日に全体練習に参加しており、起用に問題はない。
直近のバイエルン戦では[3-4-2-1]の布陣を選択したが、今回の試合では前回対戦で機能した[4-3-2-1]に戻してくるはずだ。スタメンに関してはバイエルン戦からムニエに代えてモレイを右サイドバックに置き、ジャンを3バックの右からアンカーに変更することが想定される。
◆セビージャ◆
【3-4-3】
▽セビージャ予想スタメン

GK:ブヌ
DF:クンデ、フェルナンド、ジエゴ・カルロス
MF:ヘスス・ナバス、ジョルダン、ラキティッチ、アクーニャ
FW:オカンポス、エン=ネシリ、パプ・ゴメス
負傷者:DFアレイシ・ビダル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはアレイシ・ビダルが唯一の欠場者となるが、指を痛めている守護神ブヌが難しい場合、ヴァツリークが代役を担う。
今シーズンは[4-3-3(4-2-3-1)]をメインシステムとして採用しているが、前回対戦では後半からの3バックへの変更が機能しており、攻撃的な[3-4-3]を採用するとみる。
スタメンに関しては前述のメンバーを予想も、両翼(2シャドー)に関してはスソやムニルの起用もありそうだ。最前線に関しては前回対戦で結果を出したデ・ヨングが直近のエルチェ戦でもゴールを挙げているが、その試合でフル出場したことを考えれば、切り札としての投入が濃厚か。
★注目選手
◆ドルトムント:DFマッツ・フンメルス

ドルトムントの注目プレーヤーはディフェンスリーダーのフンメルス。今シーズンここまではCLとDFBポカールで1試合ずつ欠場した以外、フル稼働が続く32歳だが、チーム自体はシーズンを通じて失点数が多く、それがリーグ戦での6位という成績にも繋がってしまっている。失点増加の理由に関しては中盤でリスク管理を担っていたMFヴィツェルの長期離脱や、最終ラインのメンバーが定まらない影響などもあるが、ディフェンスリーダーとしてフンメルスが責任を負うべき場面も少なくない印象だ。
今回の一戦では前回対戦同様に前からアグレッシブにプレスをかける時間帯もあるが、試合を通してはリスクを冒して前に出る相手の攻撃を受ける形が続くはずだ。とりわけ、サンチョ不在やハーランドの状態が懸念される中、得意とするカウンターの威力が半減するだけに、逃げ切りを図るドルトムントにとっては守備の出来が突破の鍵を握る。
機動力、パワー、巧さと引き出しが多いアウェイチームの多彩な攻撃に対して、強度の高い守備、繊細なラインコントロール、適切なタイミングでの声掛けと、ディフェンスリーダーに求められるタスクはいつも以上に多いはずだ。
◆セビージャ:FWルーカス・オカンポス

セビージャの注目プレーヤーはエースのオカンポス。加入1年目となった昨季は公式戦44試合17ゴール5アシストと圧巻のスタッツを記録し、チームのラ・リーガ4位フィニッシュ、EL制覇に貢献したアルゼンチン代表FW。しかし、加入2年目は昨季のフル稼働から来る疲労の影響などもあり、ここまで33試合7ゴール4アシストと思うように数字を伸ばせていない。また、足首のケガから復帰した直近の2試合ではバルセロナとのコパ準決勝での痛恨のPK失敗、先発復帰したエルチェ戦でも存在感を示せていない。
それでも、対ドルトムントという部分では1stレグを欠場したことによって、初見という部分で相手守備陣に新たな脅威をもたらせる可能性が十分にある。スタートか途中投入かは微妙なところだが、強さとしなやかさを併せ持つ187cmの大型ウイングは、シュルツ、モレイ(ムニエ)と守備の強度、経験に不安を抱える相手サイドバックを攻略していく上で重要な突破口となるはずだ。
今季のCLグループステージでは6戦ノーゴールに終わったが、今回の大一番でチームを逆転突破に導く初ゴールを決めたい。
試合終盤の2失点目は余計だったが、当時公式戦7戦連続クリーンシート中だったセビージャの堅守を攻略し、3つのアウェイゴールを持ち帰って先勝したドルトムント。その勢いに乗って直後の宿敵シャルケとのダービーに4-0で圧勝すると、以降のビーレフェルト戦(3-0)、DFBポカール準々決勝のボルシアMG戦(1-0)と、内容の伴った形で公式戦4連勝を達成した。
一方、ホームで競り負けたものの、終盤の粘りで逆転突破に望みを繋いだセビージャは、1stレグ敗戦直後に行われたオサスナ戦を2-0で快勝し、バウンスバックに成功。だが、以降の公式戦3試合ではバルセロナとのラ・リーガ、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグの連戦を0-2、0-3で続けて落とすと、直近のエルチェ戦では格下相手にまさかの1-2の敗戦。公式戦3連敗という最悪な形で今回の大一番に臨むことになった。
とりわけ、ドルトムントとの初戦の前に7戦連続無失点だった守備に関しては直近5試合中4試合で複数失点を喫しており、ネガティブトランジションの鈍さ、自陣ボックス内での寄せの甘さが散見されている。今回の一戦では2ゴール以上を奪う必要があるため、攻撃面がクローズアップされるが、元々守備から入るチームなだけに守備面の改善が第一に求められるところだ。
なお、勝ち抜けの条件は敵地で先勝したドルトムントが引き分け以上で文句なし。さらに、2失点以内での1点差の負けでもアウェイゴール数の差で突破が決まる。対するセビージャは2点差以上の勝利か、4ゴール以上を奪っての1点差の勝利が必須だ。ドルトムントが1stレグのアドバンテージを生かして2016-17シーズン以来の突破を果たすか、セビージャが逆転で2017-18シーズン以来のベスト8進出を決めるか、運命の第2戦の結末はいかに…。
◆ドルトムント◆
【4-3-2-1】
▽ドルトムント予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ヒッツ
DF:モレイ、フンメルス、ザガドゥ、シュルツ
MF:ダフード、ジャン、デラネイ
MF:ロイス、アザール
FW:ハーランド
負傷者:DFアカンジ、シュメルツァー、ラファエウ・ゲレイロ、MFヴィツェル、レイナ、サンチョ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦でスタメンを飾ったアカンジ、サンチョがいずれも欠場となり、軽傷を抱えるレイナとラファエウ・ゲレイロに関してもメンバー入りが微妙なところだ。一方、バイエルン戦で負傷交代したハーランドは前日に全体練習に参加しており、起用に問題はない。
直近のバイエルン戦では[3-4-2-1]の布陣を選択したが、今回の試合では前回対戦で機能した[4-3-2-1]に戻してくるはずだ。スタメンに関してはバイエルン戦からムニエに代えてモレイを右サイドバックに置き、ジャンを3バックの右からアンカーに変更することが想定される。
◆セビージャ◆
【3-4-3】
▽セビージャ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ブヌ
DF:クンデ、フェルナンド、ジエゴ・カルロス
MF:ヘスス・ナバス、ジョルダン、ラキティッチ、アクーニャ
FW:オカンポス、エン=ネシリ、パプ・ゴメス
負傷者:DFアレイシ・ビダル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはアレイシ・ビダルが唯一の欠場者となるが、指を痛めている守護神ブヌが難しい場合、ヴァツリークが代役を担う。
今シーズンは[4-3-3(4-2-3-1)]をメインシステムとして採用しているが、前回対戦では後半からの3バックへの変更が機能しており、攻撃的な[3-4-3]を採用するとみる。
スタメンに関しては前述のメンバーを予想も、両翼(2シャドー)に関してはスソやムニルの起用もありそうだ。最前線に関しては前回対戦で結果を出したデ・ヨングが直近のエルチェ戦でもゴールを挙げているが、その試合でフル出場したことを考えれば、切り札としての投入が濃厚か。
★注目選手
◆ドルトムント:DFマッツ・フンメルス

Getty Images
ドルトムントの注目プレーヤーはディフェンスリーダーのフンメルス。今シーズンここまではCLとDFBポカールで1試合ずつ欠場した以外、フル稼働が続く32歳だが、チーム自体はシーズンを通じて失点数が多く、それがリーグ戦での6位という成績にも繋がってしまっている。失点増加の理由に関しては中盤でリスク管理を担っていたMFヴィツェルの長期離脱や、最終ラインのメンバーが定まらない影響などもあるが、ディフェンスリーダーとしてフンメルスが責任を負うべき場面も少なくない印象だ。
今回の一戦では前回対戦同様に前からアグレッシブにプレスをかける時間帯もあるが、試合を通してはリスクを冒して前に出る相手の攻撃を受ける形が続くはずだ。とりわけ、サンチョ不在やハーランドの状態が懸念される中、得意とするカウンターの威力が半減するだけに、逃げ切りを図るドルトムントにとっては守備の出来が突破の鍵を握る。
機動力、パワー、巧さと引き出しが多いアウェイチームの多彩な攻撃に対して、強度の高い守備、繊細なラインコントロール、適切なタイミングでの声掛けと、ディフェンスリーダーに求められるタスクはいつも以上に多いはずだ。
◆セビージャ:FWルーカス・オカンポス

Getty Images
セビージャの注目プレーヤーはエースのオカンポス。加入1年目となった昨季は公式戦44試合17ゴール5アシストと圧巻のスタッツを記録し、チームのラ・リーガ4位フィニッシュ、EL制覇に貢献したアルゼンチン代表FW。しかし、加入2年目は昨季のフル稼働から来る疲労の影響などもあり、ここまで33試合7ゴール4アシストと思うように数字を伸ばせていない。また、足首のケガから復帰した直近の2試合ではバルセロナとのコパ準決勝での痛恨のPK失敗、先発復帰したエルチェ戦でも存在感を示せていない。
それでも、対ドルトムントという部分では1stレグを欠場したことによって、初見という部分で相手守備陣に新たな脅威をもたらせる可能性が十分にある。スタートか途中投入かは微妙なところだが、強さとしなやかさを併せ持つ187cmの大型ウイングは、シュルツ、モレイ(ムニエ)と守備の強度、経験に不安を抱える相手サイドバックを攻略していく上で重要な突破口となるはずだ。
今季のCLグループステージでは6戦ノーゴールに終わったが、今回の大一番でチームを逆転突破に導く初ゴールを決めたい。
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今季のMVP。両ウイングや中盤では積極的なローテーションを採用したジダン監督だったが、唯一フル稼働をさせたのは中盤の底で攻守のバランスを整えたブラジル代表MF。文句なしの今季のベストMFだった。 MF サンティ・カソルラ(35歳/ビジャレアル) 出場試合数:35(先発:29)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> スペイン屈指の魔術師が完全復活。2018年夏に7年ぶりの古巣帰還を果たしたベテランMFは、4ゴール10アシストを記録した昨季を上回る11ゴール10アシストの圧巻の数字を残し、イエローサブマリンでのラストシーズンを終えることになった。本人が認めるようにプレー強度や運動量の面では衰えは否めないが、それを補って余りある戦術眼、テクニックを武器にチームの5位フィニッシュに大きく貢献した。絶妙なボールタッチ、視野の広さ、プレー精度と、思わず感嘆の声を上げざるを得ない妙技の数々を披露してくれた。なお、シーズン終了後にチャビ監督率いるカタールのアル・サッドへの移籍が発表されており、魔術師の今後の幸運を心から願う。 MF ジェラール・モレノ(28歳/ビジャレアル) 出場試合数:35(先発:33)/得点数:18 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> キャリアハイの18ゴールを挙げ、スペイン人最多得点者に与えられるサラ賞を初受賞。昨シーズン、エスパニョールから古巣帰還を果たしたスペイン代表FWは、カソルラやチュクウェゼ、エカンビら特長の異なるアタッカー陣との質の高い連係を見せながらコンスタントにゴールを量産。質の高い動き出しと得意の左足でのフィニッシュが印象的だった。 MF リオネル・メッシ(33歳/バルセロナ) 出場試合数:32(先発:31)/得点数:25 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 25ゴールを挙げて歴代最多となる7度目のピチーチを受賞。さらに、21アシストはキャリアハイの数字となり、1シーズンでの20ゴール20アシストはラ・リーガ史上初の記録となった。相棒スアレスの不在や、グリーズマンらの適応苦戦によってフィニッシュの局面では依存がより顕著なシーズンとなり、徹底したセットプレー対策などを敷かれたものの、その対策を上回るパフォーマンスで個人としてはきっちり結果を残した1年だった。 MF ルーカス・オカンポス(26歳/セビージャ) 出場試合数:31(先発:29)/得点数:14 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでキャリアハイの14ゴールを記録。10代でフランスに渡り、イタリアでの武者修行を経て、マルセイユで台頭したアルゼンチン代表FW。昨夏、満を持してスペインの地ではセビージャの新エースとして華々しい活躍を披露。187cmの恵まれた体躯に加え、ロングスプリントを繰り返せるスタミナ、両足をそん色なく使いこなす万能型ウイングは、フィニッシャーとしての才能も開花させ、14ゴール3アシストという見事な数字を残した。また、サイドバックでのプレー経験を生かし、守備面の貢献も見逃せない。 FW カリム・ベンゼマ(32歳/レアル・マドリー) 出場試合数:36(先発:35)/得点数:21 <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20200807_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの主砲として優勝に大きく貢献。昨季に続き20ゴールの大台に乗せ、異次元のメッシに次ぐ2位のゴール数を挙げると共に、チーム最多8アシストを記録し、エースストライカーの役割を全うした。相手の徹底マークに遭った中、チーム最多の36試合出場という責任感も高く評価したい。 2020.08.11 21:01 Tue5
