王者川崎Fが開幕連勝! 大久保2発のC大阪にL・ダミアン2発、三笘V弾【明治安田J1第11節】
2021.03.03 19:59 Wed
前倒し開催となる明治安田生命J1リーグ第11節の1試合が3日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎フロンターレが3-2でセレッソ大阪を下した。FUJI XEROX SUPER CUPに続いて、J1開幕戦も白星で飾り、公式戦2連勝スタートの川崎F。連戦となるが、昨年のC大阪戦で2戦2発のレアンドロ・ダミアンなど、3試合連続で同じ顔ぶれをスターティングメンバーに起用した。一方、レヴィー・クルピ監督が4度目登板のC大阪も白星発進。その前節から2選手が入れ替わり、藤田と高木が先発入りするなか、開幕戦でゴールを挙げた38歳の大久保も古巣等々力のピッチにスタートから立った。
開幕白星チーム同士の一戦は派手な展開で立ち上がる。5分、この試合がJ1通算450試合目のメモリアルゲームとなる大久保がバイタルエリア右のスペースでボールを受け、ゴールに向かってドリブルを仕掛けると、迷いなく右足を強振。放物線を描いたボールがGKチョン・ソンリョンの伸ばした手も届かないゴール左に突き刺さり、アウェイのC大阪が幸先良く先取する。
大久保の2015年以来2度目となる開幕2戦連続ゴールでリードしたC大阪だが、川崎Fの攻撃陣がわずか2分後に牙を向く。敵陣深くに相手を押し込んだ6分、右サイド深くを突いた動きで脇坂からボールを引き出した山根が右足ダイレクトでゴール前にクロス。ボックス中央のレアンドロ・ダミアンが右足の強烈なボレーでゴール右に叩き込み、試合を振り出しに戻す。
早々にリードを逸したC大阪だが、川崎Fの勝ち越しを許さず、反攻に転じると、バイタルエリア左でFKのチャンスを獲得した22分にキッカーの高木が蹴ったボールを拾い直した松田陸が右サイドから右足でクロスを供給する。ボールは相手GKの伸ばした手を掠めてファーサイドに流れたが、そこに詰めたのが大久保。しっかりとボールを押し込み、再びリードした。
それでも、川崎Fは後半開始早々にピッチを大きく使った攻撃から追いつく。47分、谷口のロングフィードを敵陣右サイド深くで収めた家長がバイタルエリア右にボールを叩くと、田中が右足で最終ラインの裏にスルーパス。これに反応して抜け出した山根が右足で送り返したボールを中央に走り込んだレアンドロ・ダミアンが頭で合わせ、C大阪に食い下がる。
すると、C大阪は58分に最初のカードで高木と西川の交代に動くが、川崎Fがついに逆転する。62分、敵陣左サイドからゴールに向かって仕掛けた三笘が相手DF3人の密集地帯をレアンドロ・ダミアンとのワンツーで攻略して、ボックス左に侵攻すると、GKキム・ジンヒョンと一対一の場面に。GK右側を突く右足インサイドのキックで流し込み、勝ち越した。
たちまち劣勢のC大阪は加藤を送り込み、塚川と橘田のカードを立て続けに切り、バランスを整えてくる川崎Fを崩しにかかる。76分には加藤のポストプレーからボックス右の大久保が右足ダイレクトでゴールに迫っていったが、GKチョン・ソンリョンがファインセーブ。85分には大久保を下げ、松田力を送り込むが、川崎Fがペースを掴んで離さない。
81分に三笘が再びネットを揺らした場面こそVARの判定により、家長の位置がオフサイドを取られ、認められなかった川崎Fだが、それでも残るカードで小林、遠野、長谷川を送り込みながら試合の流れをコントロール。2度のビハンドを跳ね返した川崎Fが勝負強さを発揮して、開幕2連勝を飾っている。
川崎フロンターレ 3-2 セレッソ大阪
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(前7、後2)
三笘薫(後17)
【C大阪】
大久保嘉人(前5、前22)
大久保の2015年以来2度目となる開幕2戦連続ゴールでリードしたC大阪だが、川崎Fの攻撃陣がわずか2分後に牙を向く。敵陣深くに相手を押し込んだ6分、右サイド深くを突いた動きで脇坂からボールを引き出した山根が右足ダイレクトでゴール前にクロス。ボックス中央のレアンドロ・ダミアンが右足の強烈なボレーでゴール右に叩き込み、試合を振り出しに戻す。
早々にリードを逸したC大阪だが、川崎Fの勝ち越しを許さず、反攻に転じると、バイタルエリア左でFKのチャンスを獲得した22分にキッカーの高木が蹴ったボールを拾い直した松田陸が右サイドから右足でクロスを供給する。ボールは相手GKの伸ばした手を掠めてファーサイドに流れたが、そこに詰めたのが大久保。しっかりとボールを押し込み、再びリードした。
強烈な一撃に続き、ゴール前での嗅覚も研ぎ澄ました大久保に2ゴールを許して、再び追いかける川崎Fはボールの主導権を握って押し込む。38分には左CKのチャンスからジェジエウがヘディングシュートを放つが、GKキム・ジンヒョンがセーブ。続く44分にはボックス中央から三笘が右足シュートでゴールに迫るが、枠に飛ばせず、C大阪が1点のリードで守る。
それでも、川崎Fは後半開始早々にピッチを大きく使った攻撃から追いつく。47分、谷口のロングフィードを敵陣右サイド深くで収めた家長がバイタルエリア右にボールを叩くと、田中が右足で最終ラインの裏にスルーパス。これに反応して抜け出した山根が右足で送り返したボールを中央に走り込んだレアンドロ・ダミアンが頭で合わせ、C大阪に食い下がる。
すると、C大阪は58分に最初のカードで高木と西川の交代に動くが、川崎Fがついに逆転する。62分、敵陣左サイドからゴールに向かって仕掛けた三笘が相手DF3人の密集地帯をレアンドロ・ダミアンとのワンツーで攻略して、ボックス左に侵攻すると、GKキム・ジンヒョンと一対一の場面に。GK右側を突く右足インサイドのキックで流し込み、勝ち越した。
たちまち劣勢のC大阪は加藤を送り込み、塚川と橘田のカードを立て続けに切り、バランスを整えてくる川崎Fを崩しにかかる。76分には加藤のポストプレーからボックス右の大久保が右足ダイレクトでゴールに迫っていったが、GKチョン・ソンリョンがファインセーブ。85分には大久保を下げ、松田力を送り込むが、川崎Fがペースを掴んで離さない。
81分に三笘が再びネットを揺らした場面こそVARの判定により、家長の位置がオフサイドを取られ、認められなかった川崎Fだが、それでも残るカードで小林、遠野、長谷川を送り込みながら試合の流れをコントロール。2度のビハンドを跳ね返した川崎Fが勝負強さを発揮して、開幕2連勝を飾っている。
川崎フロンターレ 3-2 セレッソ大阪
【川崎F】
レアンドロ・ダミアン(前7、後2)
三笘薫(後17)
【C大阪】
大久保嘉人(前5、前22)
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