【J1開幕直前ガイド|鹿島アントラーズ】30周年のメモリアルイヤーで“常勝軍団”復活へ

2021.02.24 22:45 Wed
©超ワールドサッカー
2021シーズンの明治安田生命J1リーグは2月26日に開幕。昨シーズンは降格がなくなったため、今シーズンは史上初となる20チームでのJ1リーグとなる。
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昨シーズンに引き続きコロナ禍でのリーグ戦開催となる中、各クラブが積極的な補強や、チームの改革を行っている。そこで、開幕を前に超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ新戦力、そしてJリーグの開幕キャチコピーとして発表された「#2021のヒーローになれ」にあやかり、今シーズンのヒーローになるべき選手をピックアップした。
第16弾は、昨シーズンの明治安田J1で5位の鹿島アントラーズを紹介する。

◆基本布陣(予想)[4-4-2]
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◆補強動向《C》※最低E~最高S
【IN】
GK早川友基(21)←明治大学/新加入
DF林尚輝(22)←大阪体育大学/新加入
DF常本佳吾(22)←明治大学/新加入
MFアルトゥール・カイキ(28)←アル・シャバブ(サウジアラビア)/完全移籍
MFディエゴ・ピトゥカ(28)←サントス(ブラジル)/完全移籍
MF舩橋佑(18)←鹿島アントラーズユース/昇格
MF小川優介(18)←昌平高校/新加入
MF須藤直輝(18)←昌平高校/新加入
【OUT】
GK曽ヶ端準(41)→現役引退
DF山本脩斗(35)→湘南ベルマーレ/完全移籍
DF伊東幸敏(27)→ジェフユナイテッド千葉/完全移籍
DF奈良竜樹(27)→アビスパ福岡/期限付き移籍
DF小田逸稀(22)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き移籍
DF佐々木翔悟(20)→いわてグルージャ盛岡/期限付き移籍延長
MF名古新太郎(24)→湘南ベルマーレ/期限付き移籍
MFレアンドロ(27)→FC東京/期限付き移籍→完全移籍
FW伊藤翔(32)→横浜FC/完全移籍
FW山口一真(25)→松本山雅FC/完全移籍
FW有馬幸太郎(20)→栃木SC/期限付き移籍延長
FW垣田裕暉(23)→徳島ヴォルティス/期限付き移籍延長


加入と退団の人数だけを見れば、全くと言っていいほど補強ができていないように見える。今シーズンに向けて獲得したのは新人を除けば2人だけ。MFアルトゥール・カイキ(←アル・シャバブ)とMFディエゴ・ピトゥカ(←サントス)のブラジル人コンビだ。

ディエゴ・ピトゥカに関しては、今シーズンのコパ・リベルタドーレス決勝まで勝ち上がったサントスを支え、ブラジル国内でも評価が高い選手。鹿島の大きな戦力となる予定だったが、2人とも日本政府の新規入国制限の影響でまだ来日できていない状況だ。

そのため、実質補強はゼロの状況。即戦力として期待のかかる大卒ルーキー3名がいかにレギュラー陣に割って入るかが重要となる。

とはいえ、将来を見越しての投資という点ではクオリティの高い新人をしっかりと獲得している部分は評価すべきポイントだ。世代交代を絶妙に進めていく鹿島の伝統芸能とも言える新人スカウトは、今季も結果を残すだろう。

また、注目の高いMF須藤直輝(←昌平高校)も加入するなど、昨シーズンの高卒ルーキーに負けないパフォーマンスを見せてもらいたい。

そういった点で見れば、今の鹿島においては十分な補強だったと言える。早く新外国人選手が来日し、戦力として計算できるようになることを願うばかりだ。

◆目標:優勝争い
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アントニオ・カルロス・ザーゴ監督の下でスタートした2020シーズン。しかし、“常勝軍団”である鹿島にとっては屈辱のシーズンスタートとなった。

まず、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の予選プレーオフでは、Jリーグ勢として初めてのプレーオフ敗退という屈辱的な歴史を残してしまった。

さらに、開幕戦で敗れると、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による中断期間を挟み4連敗。何もかもが上手くいかない中でのシーズンスタートとなり、最下位に沈むという屈辱を味わった。

しかし、徐々にザーゴ監督の戦術が浸透していくと、破竹の7連勝で一気に上位へ。後方からのビルドアップを行い、しっかりとボールを握って戦うことに加え、サイドを効果的に使った攻撃、FWを起点に様々な選手たちがボールに絡んでいくという攻撃は破壊力を増していった。

また、若手の成長も著しかったほか、FWエヴェラウド、FW上田綺世のコンビが爆発。最終的にはACL出場権を争うなどしたが、序盤の出遅れが響き5位で終わっていた。

そのチームがほぼ踏襲されている今シーズンの鹿島。ザーゴ監督の戦術もより浸透するだけでなく、チームとして昨シーズンの悔しさを経験しているだけに、今シーズンに懸ける思いは強い。トレーニングマッチでもスムーズな攻撃を見せていただけに、フィニッシュの精度をしっかりと保てば優勝も見えてくる。

さらに、チームは創立30周年のメモリアルイヤー。Jリーグを牽引し続けてきた名門にとって、今シーズンこそタイトルを獲らなければいけないシーズンであり、“常勝軍団”が復活しなければならないシーズンとなる。

◆超WS編集部イチオシ新戦力
MFディエゴ・ピトゥカ(28)
Getty Images

編集部がイチオシしたい新戦力は、サントスから獲得したMFディエゴ・ピトゥカだ。

現時点で来日できていないため、鹿島のチームに入った時のプレーがどうなるのかは全くの未知数。しかし、必ずやチームの重要な戦力になることは間違いない。

ピトゥカは、エネルギーに溢れたユーティリティプレーヤー。これまでのキャリアでは、サイドバックやボランチ、攻撃的な中盤やトップでもプレーするほど、ユーティリティ性が非常に高い選手となる。

左利きでもあり、鹿島にはなかなかいないタイプ。ユーティリティ性で言えば、永木亮太や小泉慶に近いが、それ以上であるといって良いだろう。

チームプレーを厭わない珍しいタイプのブラジル人選手でもあり、鹿島というクラブに適応するのは早いと予想。ジーコ氏が獲得を熱望したという話もあり、チームの黄金期に存在すべき助っ人の予感がある。

今シーズンは再起をかけるシーズンとなる鹿島。早くそのユニフォームを身に纏ったピトゥカがプレーする姿を見たいものだ。

◆2021年期待のヒーロー
FW上田綺世(22)
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今シーズン期待するヒーローは、プロ3年目のFW上田綺世だ。

2020シーズンの序盤はケガの影響もあり離脱する期間が長く、復帰後も出場機会が限られたが、終盤戦はFWエヴェラウドとの2トップに固定。最終的には10ゴールを記録し、初の二桁得点を記録した。

持ち前の動き出しの巧さ、シュート精度の高さをより成長させている上田にとっては、勝負のプロ3年目。昨シーズンの大卒ルーキーたちの活躍は刺激になっているはずで、チームがタイトルを獲得するためにも、日本人エースとしての活躍が期待される。

特にエヴェラウドとのアベックゴールはチームを勝利に導くというジンクスも生まれ、今シーズンもそれを継続してもらいたいもの。より貪欲にゴールを目指す姿が見たいものだ。

背番号も「18」と自身が待ち望んだ番号に変更。思い入れのある番号を背負い、得点王も目指してもらいたい。

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【ルヴァンカップまとめ】J2で降格圏に沈む山口が鹿島をPK戦で撃破! J1首位の町田がPKの1点を守り切り3回戦へ、“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配

9日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われた。 <h3>【甲府vs町田】J1首位の町田がPKの1点を守り切る</h3> J1で首位を走るFC町田ゼルビアはJ2のヴァンフォーレ甲府と対戦した。 試合は地力勝る町田が主導権を握って進んでいく中、なかなかゴールを奪えず。29分にはアクシデントで菊池流帆が昌子源と交代するなどした中、前半アディショナルタイムに仙頭啓矢がPKを決めて先制する。 良いタイミングで先制した町田。後半は甲府が盛り返し、町田ゴールに迫っていくがゴールが遠い。町田はしっかりと時間を使っていきそのままタイムアップ。PKの1点を守った町田が3回戦に駒を進めた。 <h3>【山口vs鹿島】PKまでもつれた激闘は山口が下剋上</h3> J1で3位の鹿島アントラーズがアウェイでJ2で降格圏に苦しむレノファ山口FCと対戦。ターンオーバーをしたチームだったが、荒木遼太郎や田川が積極的にゴールに迫っていく。 18歳のDF佐藤海宏が積極的なプレーを見せるなど、若手が躍動する中ゴールが遠い鹿島。押し込みながらもゴールを奪えないでいると、後半に山口が先にスコアを動かす。 64分、ボックス左で山口がFKを獲得。池上丈二がクロスではなくマイナスのボールを入れると、小澤亮太がトラップからそのまま左足一閃。サイドネットを揺らし、プロ初ゴールで山口が先制する。 先手を奪われてしまった鹿島はレオ・セアラや柴崎岳、植田直通、安西幸輝と主力を続々と投入して流れを掴みにいくが山口が粘りの戦いの前にゴールを奪えず。それでも81分、自陣からのロングボールをレオ・セアラが競り勝つと、ボックス内右から師岡柊生がボレーで蹴り込み追いついた。 延長戦にもつれ込んだ試合は互いにゴールを奪えずPK戦へ。1人目は共に成功すると、鹿島2人目の柴崎のシュートをGK田口潤人がセーブ。山口は5人全員が成功しPK5-3で山口が下剋上を達成した。 <h3>【磐田vs清水】“静岡ダービー”はJ2の磐田に軍配</h3> J2を戦うジュビロ磐田とJ1を戦う清水エスパルスの“静岡ダービー”。今季はリーグ戦では起こり得ないダービーが実現した中、試合はいきなり動く。 開始24秒、右サイドの中原輝のスルーパスに抜け出した小竹知恩の正確なクロスをゴール前のアフメド・アフメドフが頭で合わせ清水が先制する。 あっという間にリードを奪った清水だが、その後はゴールを奪えず。耐える磐田は53分に川﨑一輝が頭で合わせて同点に追いつくと、80分にはデザインされたセットプレーからリカルド・グラッサがボレーで決めて逆転。そのまま逃げ切り2-1で勝利を収めた。 <h3>【今治vs徳島】J2の四国対決は今治に軍配</h3> 共にJ2を戦う四国勢の対決。今治市長沢での林野火災の影響で延期となっていた1回戦の最後の試合が行われた。 前半からペースを握ったのは徳島ヴォルティス。しかし、何度もゴールに迫るがゴールを奪えない展開となる。一方のFC今治は耐える展開となる中、前半はゴールレスで終えると、後半早々にゴール。54分、日野友貴がボックス中央から決めて先制する。 押し込まれながらも先にスコアを動かした今治。すると64分には右サイドからの笹修大のクロスを藤岡浩介が決めてリードを広げる。 2点ビハインドとなった徳島は72分に坪井清志郎が1点を返すも、その後はゴールを奪えず。2-1で今治が2回戦に駒を進めた。 <h3>◆YBCルヴァンカップ2回戦</h3> ▽4/9(水) モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1) 【京都】 永田倖大(前45+1) ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1) 【町田】 仙頭啓矢(前45+2) 松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟 【新潟】 笠井佳祐(前19) 奥村仁(後18) ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1) 【磐田】 川﨑一輝(後8) リカルド・グラッサ(後35) 【清水】 アフメド・アフメドフ(前1) レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1) 【山口】 小澤亮太(後19) 【鹿島】 師岡柊生(後36) V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1) 【長崎】 七牟禮蒼杜(後19) 【湘南】 ルイス・フェリッピ(前34) 鈴木章斗(延前13) <h3>◆YBCルヴァンカップ1回戦</h3> ▽4/9(水) FC今治 2-1 徳島ヴォルティス 【今治】 日野友貴(後9) 藤岡浩介(後19) 【徳島】 坪井清志郎(後27) 2025.04.09 21:49 Wed
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今季最初の「KONAMI月間MVP」が発表! J3新規参入の栃木Cの田中パウロ淳一がクラブ史に残る初受賞、J1は鹿島のレオ・セアラ、J2は秋田の小松蓮に

Jリーグは15日、2月・3月度の「2025明治安田JリーグKONAMI月間MVP」の3選手を発表した。 今シーズン最初の月間MVPには、J1が鹿島アントラーズのFWレオ・セアラ、J2がブラウブリッツ秋田のFW小松蓮、J3が栃木シティのFW田中パウロ淳一となった。 レオ・セアラは、2月・3月で7試合に出場し6ゴールを記録しリーグトップ。新加入選手ながら、首位を走ったチームを牽引した。なお、3回目の受賞となった。 小松はJ2の7試合に出場し7ゴールを記録。チームの9ゴールのうちの7ゴールを決め1試合1点のペースを守っていた。なお、初受賞となる。 田中は7試合に出場しゴールこそ「1」に止まったが、ドリブルでのチャンスメイクに加え、アシストは「3」を記録。J3に新規参入したチームを牽引し、ピッチ上のパフォーマンスのみならず、TikTokなどピッチ外でのパフォーマンスでも話題を呼んでいた。なお、初の受賞となる。 3選手にはキューブオーナメントが送られ、賞金はレオ・セアラに30万円、小松に20万円、田中に10万円が送られる。Jリーグ選考委員会による総評と受賞者のコメントは以下の通り。 <h3>FWレオ・セアラ(鹿島アントラーズ)</h3> ◆コメント 「まず率直に、この賞を心から嬉しく感じています。神様に感謝するとともに、一緒に戦ってくれた選手たちのおかげでもあるので、仲間たちに感謝したいです。アントラーズのユニフォームを着て初めて決めたゴールは特に自分の記憶に残っていて、そこからゴールを取り続けるきっかけにもなりました。今のチームは成長過程にあり、まだまだこれから向上できると思っています。最終的にファン・サポーターの皆さんと喜び合えるよう、引き続き応援よろしくお願いします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「いろいろなチームを渡り、必ず結果を残しているというのは本物。フィジカルやクオリティーなど、年々伸びている」 槙野智章委員 「移籍して難しい環境の中でも、しっかりと点を取ってチームを首位に持ち上げた力は本物。ここぞというときに決める男。献身的な前進からの守備の貢献度も高い。どんな場面でもゴールを奪える。自分自身がハットトリックできるシーンでも、鈴木優磨選手にPKを渡すシーンは胸打たれる」 南雄太委員 「悩まず一択。柏戦では、他選手では入れられないヘディングゴールを決めていた。インパクトと貢献度が大きく、彼にしかできないプレーがある。7試合6ゴールと文句のつけようのない活躍、結果でチームを首位に牽引」 北條聡委員 「圧巻のゴールラッシュを演じた鹿島進撃の立役者。好機を仕留める決定力の高さはもちろん、ポストワークや献身的な守備も光った」 GAKU-MC特任委員 「東京V戦でハットトリックできそうだったが、鈴木優磨選手にPKを譲った場面にほっこり。自分だけでなく、チームを考えている点が良かった。神戸戦での胸トラップはお見事。あのようなサッカーをしたい」 鮫島彩特任委員 「決めるべきところで決める絶対的なストライカー。得点ランキングトップで、チームの首位にも大きく貢献。プレーを見ていると、ゴールするのが簡単だと思うほど。ハードワークもしっかりしており、守備陣も助かると思う」 <h3>FW小松蓮(ブラウブリッツ秋田)</h3> ◆コメント 「この度は明治安田J2リーグ2・3月度の月間MVPへ選出していただきありがとうございます。この賞はブラウブリッツ秋田、そして自分に関わる全ての皆様あってのものだと思います。しかし、チームとしても個人としても満足できる成績ではありません。ここからさらに成長して、とんでもない数のゴールを決めるために日々精進していきます」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 小林祐三委員長 「2・3月のリーグ戦におけるチーム全体9ゴールのうち7ゴールを取っている。ゴール前で足を止めず、反応が早い」 林陵平委員 「圧倒的な得点力。最多ゴール数7得点。1試合1点以上の得点力は間違いなくチームの大きな力になっている」 南雄太委員 「クロスの入り方が駆け引きを含めて非常にうまい。ボックス内で仕事ができる」 寺嶋朋也委員 「開幕から7試合7ゴール。秋田加入1年目の昨季は終盤戦に得点を量産し、今季はさらに勢いを増している。ゴール前のポジショニング、相手DFとの駆け引き、こぼれ球への反応、ヘディング技術のすべてが素晴らしい」 <h3>FW田中パウロ淳一(栃木シティ)</h3> ◆コメント 「サッカーを諦めなくて良かった!!!今回ばかりは僕が最強すぎました!!!とは言えるものでは全く無くて、こんな僕にオファーをくれたセンスのある栃木シティと、いつもデータ取りまくりのサッカー大好き監督・コーチ陣、才能ある鬼ハングリーなチームメイト、子どもでも観に来やすい環境を作ってくれるサポーター、そしていつも支えてくれるパウロファンが居てくれたからこそJリーグに這い上がる事ができて、こんなに素晴らしい賞をいただくことができました。いただいた賞金は、栃木県の子どもたちのスタジアム招待に使います。これからも栃木シティをよろしくお願いします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 林陵平委員 「栃木Cは昇格してJ3を盛り上げている。数字もしっかりと残しているのは、田中選手の活躍のおかげ」 橋本英郎委員 「チャンスメイクを多くするだけではなく、ゴールも奪い勝点に寄与。昇格直後にもかかわらず、いきなり上位に食い込ませた」 本並健治委員 「昇格したチームが最高のスタートダッシュを決められたのは、田中選手が中心になっているからだと思う。1ゴール3アシストの数字以上の貢献度がある」 近賀ゆかり特任委員 「チャンスメイクが多く、得点も取っており、総合して評価できる。ピッチ外でもJリーグの盛り上げに貢献している」 平畠啓史委員 「トリッキーなドリブルは健在で、左足からのシュートやアシストも高精度。さらに発信力も高く、栃木Cだけでなくリーグ全体の注目度アップにも大きく貢献している」 <span class="paragraph-title">【動画】パウロがダディダディ♪ 田中パウロ淳一が今季初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="ddGNBK4dl0w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay_shorts.js"></script> 2025.04.15 16:40 Tue
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今季最初の月間最優秀監督は首位チームの指揮官に! 鹿島の鬼木達監督、千葉の小林慶行監督、FC大阪の大嶽直人監督が受賞

Jリーグは15日、2月・3月度の「月間優秀監督賞」を発表した。 今シーズン最初の月間優秀監督賞には、J1が鹿島アントラーズの鬼木達監督、J2がジェフユナイテッド千葉の小林慶行監督、J3がFC大阪の大嶽直人となった。 今シーズンから就任した鬼木監督は、2月・3月の7試合で5勝1分け1敗でチームを首位に導いていた。また、チームのホーム無敗記録を更新するなど、強さを取り戻していた。自身7度目の受賞となる。 小林監督はチームを指揮して3年目を迎えた中、開幕から6連勝を達成。7試合で6勝1敗となったが、チームは首位を快走している。自身3度目の受賞となった。 大嶽監督は2年目の指揮を執る中、チームは7試合を5勝1分け1敗で終えてチームは首位に立っている。 3名には表彰楯が送られる。Jリーグ選考委員会による総評と受賞者のコメントは以下の通り。 <h3>鬼木達監督(鹿島アントラーズ)</h3> ◆コメント 「月間優秀監督賞を受賞することができ、嬉しく思います。ただ、この賞はチームの成績があってのことで、自分というよりもチームが評価された結果だと思います。選手、スタッフ、そして、何よりファン・サポーターの皆さんに感謝したいです。この先、良い時も苦しい時もあると思いますが、選手、スタッフ、ファン・サポーターと一つになって戦い、魅力あるフットボールを追求していきます。これからも熱い応援をよろしくお願いします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「試行錯誤ながらも、しっかりチームの良さを活かしながら勝てている。鬼木監督のやりたいサッカーを進化させ、今年の鹿島に期待したい」 JFA技術委員会 「監督としての実力を思い知らされた」 槙野智章委員 「良い意味で期待を裏切られた。途中から立て直してきたことも凄い。選手のコンディションを見て、しっかりと良い選手を出すマネジメント力が評価できる。言葉で人を動かす力を持っている」 南雄太委員 「就任1年目の早い時期でチームとしてのやり方を浸透させチームを首位に押し上げた手腕を評価。プレッシャーがある中で、自分の色を出しながらチームにしっかり結果を付けている」 北條聡委員 「鹿島を“常勝気流”に乗せた手腕は見事。常に最適の人選と組み合わせを探り、高強度の攻守を実装。クラブ伝統の勝負強さをもたらした」 GAKU-MC特任委員 「ホーム27試合無敗記録を守り続けているのが新しく就任した監督であることは素晴らしいこと。プレッシャーがあると思いきや、全くプレッシャーを感じていないことが素敵」 鮫島彩特任委員 「開幕から見事に首位をキープ。チームに掛ける言葉の選択やトーンの使い分けがチームの勝利に効果を及ぼしている印象。いろいろな映像から言葉の力を感じた。ハードワークが徹底されていることにも影響しているのでは」 <h3>小林慶行監督(ジェフユナイテッド千葉)</h3> ◆コメント 「この度は、2025明治安田J2リーグ2・3月度月間優秀監督賞に選出していただきありがとうございます。チームとして自分たちのスタイルを確立するために理想を貫いた2年間を経て、より結果にフォーカスしようとチームで共有しスタートした今シーズン、自分たちの目指すスタイルを信じてハードワークし続けてくれている選手たちと、それをサポートしてくれるスタッフ陣の質の高さのおかげで、チームとして継続した積み重ねの力を出せていると感じています」 「積み上げてきた自分たちのスタイルは明確にある中で、上手くいかない試合も上手くいかない時間も当然あります。そこで粘り強く、辛抱強く、我慢強く戦えているのは、最高のサポーターたちの“苦しい時ほど自分たちが”という、ここ数年上がり続けているとんでもない熱量のおかげです。今のクラブの一体感は今後訪れるであろう苦しい時期も、団結して乗り越えていく力を蓄えているようにも感じるほど心強いものです。全ての方々に感謝します。そしてジェフユナイテッド市原・千葉に関わる全ての人を代表して、この賞を受け取らせていただきます。ありがとうございました」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 小林祐三委員長 「再現性の高い得点の形が多く、特に両ワイドを活かした攻撃は秀逸」 JFA技術委員会 「首位という実績を評価」 林陵平委員 「首位に立つという結果が、絶対的な評価。今シーズンは特にサイドハーフの選手が存在感を放っており、ウイングを活かした攻撃が機能している」 寺嶋朋也委員 「『何が何でも昇格』という今季の目標への決意を感じさせるロケットスタート。攻撃力に目が行きがちだが、苦しい展開の時間帯も耐えられるようになっているところが勝利につながっている」 植松隼人特任委員 「第7節を除けば全ての試合で勝利を重ねている点と、昨シーズンに引けを取らない攻撃力、さらに得点源となる選手の多さも高く評価」 <h3>大嶽直人監督(FC大阪)</h3> ◆コメント 「この度は、2025明治安田J3リーグ2・3月度の優秀監督賞に選出いただき誠にありがとうございます。選手、スタッフ、ファン・サポーター、そして日頃よりクラブを支えてくださっているパートナーの皆様のおかげです。感謝申し上げます。シーズンは始まったばかりですが、これからも日々の練習、そして1試合1試合を大切に、目標へ向かって精進してまいります。引き続き、FC大阪への熱い声援、ご支援をよろしくお願いいたします」 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「チームが積み上げている迫力があり、逞しく強度が高い。強度に関しては、J1で戦ってもおかしくないと感じる」 橋本英郎委員 「去年からの継続でしっかりやるべき事が整理されている」 本並健治委員 「勝点をしっかり取れている。サッカーが手堅い。最高のスタートダッシュを切った」 近賀ゆかり特任委員 「なでしこリーグでも監督歴のある大嶽監督が、Jリーグでも結果を出してくれていて嬉しい」 平畠啓史委員 「昨シーズンからのサッカーを継続しながらもさらにブラッシュアップし、勝点を着実に重ねていった。新戦力のフィットも早く、どの選手が出てもFC大阪のサッカーは揺るぎないものがある」 2025.04.15 17:10 Tue

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