攻撃陣躍動のアル・ドゥハイルが蔚山現代との5位決定戦を制す!《クラブ・ワールドカップ》

2021.02.08 02:01 Mon
Getty Images
FIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)2020・5位決定戦の蔚山現代(韓国)vsアル・ドゥハイル(カタール)が7日に行われ、1-3でアル・ドゥハイルが勝利。この結果、アル・ドゥハイルが5位となっている。

2回戦でティグレス(メキシコ)に敗れた蔚山と、アル・アイン(エジプト)に敗れたアル・ドゥハイルの5位決定戦。蔚山ではかつてアビスパ福岡でプレーしたウォン・ドゥジェが、アル・ドゥハイルでは今冬に加入した昨季J1得点王のFWオルンガが先発に名を連ねた。

大会初勝利を目指す両者の一戦は、4分にアル・ドゥハイルが決定機を迎える。相手CKのこぼれ球からカウンターを仕掛けると、ドゥドゥのパスをボックス左で受けたエジミウソンがシュート。さらに相手GKの弾いたボールをゴール前のドゥドゥが押し込んだが、これはドゥドゥのオフサイドを取られた。
アル・ドゥハイルは15分にも、ボックス左でボールを収めたドゥドゥの落としからエジミウソンがミドルシュートでゴールを脅かしたが、これはGKチョ・ヒョヌの好セーブに阻まれた。

その後も攻勢を続けるカタール王者は21分、バイタルエリア中央でカリミとスイッチしたエジミウソンがペナルティアーク手前まで切り込むと、コントロールショットをゴール右隅に突き刺さった。
さらにアル・ドゥハイルは、42分に中盤でのボール奪取からドゥドゥがカウンター。ラストパスでゴール前に抜け出したオルンガがチップキックでゴールを狙ったが、これはGKチョ・ヒョヌのセーブに防がれた。

迎えた後半、1点を追う蔚山はヒンテルゼーアとデイビッドソンを下げてキム・ジヒョンとキム・インソンを投入。すると62分、ボックス右深くまで侵入したキム ソンジュンのクロスをファーサイドのキム・インソンが折り返すと、相手DFにディフレクトしたボールを最後はユン・ビッカラムがゴールに流し込んだ。

同点に追いつかれたアル・ドゥハイルだったが、すぐに反撃に出る。66分、ドゥドゥの絶妙なループパスでゴール前に抜け出した途中出場のM・ムンタリがボレーシュートで流し込んだ。

さらに82分には、右サイドでイスマエルが競り合ったこぼれ球を拾ったアルモエズ・アリがボックス右から侵入。冷静にGKの股下を抜くシュートでネットを揺らした。

結局、試合はそのまま3-1で勝利したアル・ドゥハイルが5位で大会を終えた。一方、初勝利を逃した蔚山はCWC4連敗となっている。

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