【2020-21プレミアリーグ前半戦総括】超WS選出の最優秀選手はブルーノ・フェルナンデス!
2021.01.28 18:00 Thu
◆予想外の混戦! ポルトガル代表MF擁するユナイテッドが3年ぶりに首位に立つ
そんなユナイテッドに次いで2位につけたのはお隣マンチェスター・シティ。シーズン序盤はレスター・シティに大敗したり、昇格組リーズに引き分けるなど心配されたうえ、過去数シーズンの爆発的な攻撃力が鳴りを潜めていると指摘されていた。しかし、開幕前にルベン・ジアスとナタン・アケらセンターバックを補強し、守備の改善に力を入れた結果、リーグ最少の13失点の堅守を築き上げることに成功。シティでのコロナクラスター発生によって第16節のエバートン戦が延期されているため、1試合消化が少ない状態でユナイテッドとは勝ち点差2としている。
3位にはシティと同じ勝ち点38で並ぶレスターが食い込んだ。序盤戦に黒星が並び、上位の中では最多の5敗を喫したが、鋭さを増した堅守速攻を武器にシティやアーセナル、トッテナムにチェルシーなどビッグクラブを次々と粉砕。その中でエースのジェイミー・ヴァーディは、シティ戦でのハットトリックをはじめ、アーセナル戦やトッテナム戦でゴールを決めるなど、さすがのビッグクラブキラーぶりを発揮した。チームとして勝利数ではユナイテッドと同じ12勝を挙げた。
5位のトッテナムではハリー・ケインとソン・フンミンが大暴れ。前者は12ゴール11アシスト、後者は12ゴール6アシストと、互いに互いのゴールを演出し、とりわけカウンター時の2人は手がつけられないほどだった。だがその分、ボールを保持した際の打開力が上位チームより劣り、9勝6分け3敗と、引き分けの多い結果となった。
そのほか、夏に超大型補強を敢行したチェルシーは8位と大きく期待外れの成績に。チアゴ・シウバやベン・チルウェル、エドゥアール・メンディらが加わった守備陣は期待通りのパフォーマンスを示してくれたものの、ティモ・ヴェルナー、カイ・ハヴァーツ、ハキム・ツィエクら攻撃陣はいまいち実力を発揮できず、徹底的にゴール前を固める相手に成す術なしという試合が多かった。
アーセナルもパフォーマンスが安定せず10位という前半戦に。予想外だったのはピエール=エメリク・オーバメヤンの不振で、昨季22ゴールのエースストライカーはここまで5ゴール。第19節のニューカッスル戦でどうにか2ゴールを挙げたものの、ほぼフル稼働でこの数字ではエース失格だ。一方で若手の台頭が著しく、昨季ブレイクを果たしたブカヨ・サカを筆頭に、エミール・スミス・ロウやガブリエウ・マルティネッリが急速に実力と経験を積んでいる。後半の巻き返しの追い風となれるだろうか。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)

前半戦のMVPはこの男で間違い無いだろう。昨年1月の加入から2シーズン目を迎えたポルトガル代表MFはさらにチームにフィットしたというよりも、自分を中心としたチームを監督に作らせたという印象だ。だが、その成績は監督も文句のつけようがなく、前半戦は11ゴール8アシストで、チーム全体の36得点の半分以上に直接関与した。プレミアリーグの選ぶ月間最優秀選手賞も12月に2カ月連続4度目の受賞を果たしており、暦通りに数えた場合、1年で4度受賞したのは史上初めての快挙となった。
★最優秀監督
◆カルロ・アンチェロッティ(エバートン)

前半戦の最優秀監督は、一昨年12月に約8年半ぶりにプレミアリーグに復帰し、エバートンで2シーズン目に突入したイタリア人指揮官を選出。今季開幕前にハメス・ロドリゲスの獲得に一役買うなど、ピッチ外でもその影響力を発揮した巨匠は、開幕節からそのハメス・ロドリゲスを先発起用し、トッテナム撃破の立役者に仕立て上げた。プレミア初挑戦だったコロンビア代表MFの活躍もあり、チームは開幕4連勝で一時首位に立つなど、優勝争いのダークホースとして名乗りをあげた。その後は3連敗で落ち込む時期もあったが、第12節のチェルシー戦からレスター、アーセナルと強豪をなぎ倒すなど4連勝。直近6試合で5勝を収めている。
【期待以上】
★チーム
◆サウサンプトン

上述のアンチェロッティ監督に率いられたエバートンも近年では最高のパフォーマンスを披露したが、戦力差を考えると、セインツの方が驚きは大きかった。就任から3年目を迎えたハッセンヒュッテル監督の下、守備的な戦いからトランジションを意識した方法にシフトし、鋭い速攻が魅力のチームに生まれ変わった。その舵を握ったのはジェームス・ウォード=プラウズで、前半戦は4ゴール4アシストを記録。第8節のアストン・ビラ戦で直接FKを2度叩き込んだ正確な右足は、セットプレーという武器ももたらした。
★選手
◆ドミニク・キャルバート=ルーウィン

トップのモハメド・サラー、2位のケインとソン・フンミンに次いで、11ゴールで得点ランキング4位タイに入ったキャルバート=ルーウィンは、文字通り期待以上の活躍を披露した。2016年夏の加入以降、鳴かず飛ばずの成績だったが、6シーズン目の今季は開幕節のトッテナム戦で決勝ゴールを挙げると、続く第2節のWBA戦ではリーグ最速でハットトリックを達成。さらに勢いは止まらず、第5節まで連続でネットを揺らし続けた。すでにキャリアハイの昨季の13ゴールに迫っており、エバートンが後半戦も上位に留まり続けるためには、この男の活躍が必須となる。
【期待外れ】
★チーム
◆チェルシー

夏の補強を鑑みれば、8位という成績は期待外れと言わざるをえない。上述したように屈指の実力者を欧州各国から獲得したが、及第点を示したのはDF陣のみ。チアゴ・シウバは早くもキャプテンの一人としてチームの中心的選手となっているほか、サプライズ補強となったGKメンディは予想以上の活躍を見せているものの、前線の選手は軒並み期待外れ。ハヴァーツはクラブ史上最高額の移籍金を支払っただけに、前半戦のようなプレーが続くようであれば最悪の補強と言われかねない。チームは前半戦終了時点で8勝5分け6敗となっているが、心配なのは不振に喘ぐ攻撃陣の得点パターンの少なさ。新監督に就任したドイツ人指揮官のトーマス・トゥヘルはどのような手を加えるのだろうか。
★選手
◆ティモ・ヴェルナー

超大型補強を敢行したチェルシーにおいて、ヴェルナーは新たな得点源として期待されたものの、蓋を開ければここまで4ゴールのみ。ライプツィヒで通算95ゴールを挙げたドイツ代表FWだが、水が合わなかったのか、それとも起用法が正しくなかったのか、真価を発揮できなかった。その焦りが影響し、決定機を外すシーンも散見。チームではメイソン・マウントやエンゴロ・カンテに次いで出場機会を得ているだけに、この数字ではファンも納得しないだろう。
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今シーズンのプレミアリーグは例年になく混戦となった。今季もリバプールとマンチェスター・シティの2強と思われたが、意外にも中堅クラブが頑張りを見せた。開幕前に大型補強に動いたエバートンやラルフ・ハッセンヒュッテル監督体制下3年目を迎えたサウサンプトン、プレミア復帰2シーズン目のアストン・ビラが序盤に上位に食い込んでいた。アストン・ビラは第4節でリバプールに7-2という歴史的大勝を収める一幕も。そんな予想外の前半戦を首位で折り返したのはマンチェスター・ユナイテッドだ。夏の市場で目立った補強と言えばドニー・ファン・デ・ベークとサプライズ人選となったエディンソン・カバーニの2人ぐらいで、今季初戦となった第2節のクリスタル・パレス戦で黒星スタートを切り、第4節のトッテナム戦で1-6の大敗を喫した時は心配の声も少なくなかった。それでも昨年1月の加入から早くもチームの顔となったブルーノ・フェルナンデスを中心に基盤を作ると、第8節のウェストハム戦から第19節まで無敗をキープ。1月12日に行われた延期分の第1節バーンリー戦の勝利で、アレックス・ファーガソン体制最終年の2012-13シーズン以来となる3年4カ月ぶりに首位に浮上した。3位にはシティと同じ勝ち点38で並ぶレスターが食い込んだ。序盤戦に黒星が並び、上位の中では最多の5敗を喫したが、鋭さを増した堅守速攻を武器にシティやアーセナル、トッテナムにチェルシーなどビッグクラブを次々と粉砕。その中でエースのジェイミー・ヴァーディは、シティ戦でのハットトリックをはじめ、アーセナル戦やトッテナム戦でゴールを決めるなど、さすがのビッグクラブキラーぶりを発揮した。チームとして勝利数ではユナイテッドと同じ12勝を挙げた。
そして、リバプールは前半戦は4位という成績に。開幕直後はチェルシーやアーセナルを敗るなど王者の強さを見せつけたが、前述のアストン・ビラ戦をはじめ、格下相手に取りこぼす試合が多く、折り返しまでの直近5試合は未勝利という王者らしからぬ失態を演じた。不調の原因のひとつに守備陣に負傷者が続出したことが挙げられる。第5節のエバートン戦で守備の要のヴィルヒル・ファン・ダイクを失うと、ジョー・ゴメスも立て続けに負傷し、センターバック不在の窮地に。比較的守備力の高いファビーニョとジョーダン・ヘンダーソンを急ごしらえして乗り切ろうとしたものの、今度は中盤の支配力がダウンしてしまい、勝ち点逸脱に繋がってしまった。
5位のトッテナムではハリー・ケインとソン・フンミンが大暴れ。前者は12ゴール11アシスト、後者は12ゴール6アシストと、互いに互いのゴールを演出し、とりわけカウンター時の2人は手がつけられないほどだった。だがその分、ボールを保持した際の打開力が上位チームより劣り、9勝6分け3敗と、引き分けの多い結果となった。
そのほか、夏に超大型補強を敢行したチェルシーは8位と大きく期待外れの成績に。チアゴ・シウバやベン・チルウェル、エドゥアール・メンディらが加わった守備陣は期待通りのパフォーマンスを示してくれたものの、ティモ・ヴェルナー、カイ・ハヴァーツ、ハキム・ツィエクら攻撃陣はいまいち実力を発揮できず、徹底的にゴール前を固める相手に成す術なしという試合が多かった。
アーセナルもパフォーマンスが安定せず10位という前半戦に。予想外だったのはピエール=エメリク・オーバメヤンの不振で、昨季22ゴールのエースストライカーはここまで5ゴール。第19節のニューカッスル戦でどうにか2ゴールを挙げたものの、ほぼフル稼働でこの数字ではエース失格だ。一方で若手の台頭が著しく、昨季ブレイクを果たしたブカヨ・サカを筆頭に、エミール・スミス・ロウやガブリエウ・マルティネッリが急速に実力と経験を積んでいる。後半の巻き返しの追い風となれるだろうか。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド)

Getty Images
前半戦のMVPはこの男で間違い無いだろう。昨年1月の加入から2シーズン目を迎えたポルトガル代表MFはさらにチームにフィットしたというよりも、自分を中心としたチームを監督に作らせたという印象だ。だが、その成績は監督も文句のつけようがなく、前半戦は11ゴール8アシストで、チーム全体の36得点の半分以上に直接関与した。プレミアリーグの選ぶ月間最優秀選手賞も12月に2カ月連続4度目の受賞を果たしており、暦通りに数えた場合、1年で4度受賞したのは史上初めての快挙となった。
★最優秀監督
◆カルロ・アンチェロッティ(エバートン)

Getty Images
前半戦の最優秀監督は、一昨年12月に約8年半ぶりにプレミアリーグに復帰し、エバートンで2シーズン目に突入したイタリア人指揮官を選出。今季開幕前にハメス・ロドリゲスの獲得に一役買うなど、ピッチ外でもその影響力を発揮した巨匠は、開幕節からそのハメス・ロドリゲスを先発起用し、トッテナム撃破の立役者に仕立て上げた。プレミア初挑戦だったコロンビア代表MFの活躍もあり、チームは開幕4連勝で一時首位に立つなど、優勝争いのダークホースとして名乗りをあげた。その後は3連敗で落ち込む時期もあったが、第12節のチェルシー戦からレスター、アーセナルと強豪をなぎ倒すなど4連勝。直近6試合で5勝を収めている。
【期待以上】
★チーム
◆サウサンプトン

Getty Images
上述のアンチェロッティ監督に率いられたエバートンも近年では最高のパフォーマンスを披露したが、戦力差を考えると、セインツの方が驚きは大きかった。就任から3年目を迎えたハッセンヒュッテル監督の下、守備的な戦いからトランジションを意識した方法にシフトし、鋭い速攻が魅力のチームに生まれ変わった。その舵を握ったのはジェームス・ウォード=プラウズで、前半戦は4ゴール4アシストを記録。第8節のアストン・ビラ戦で直接FKを2度叩き込んだ正確な右足は、セットプレーという武器ももたらした。
★選手
◆ドミニク・キャルバート=ルーウィン

Getty Images
トップのモハメド・サラー、2位のケインとソン・フンミンに次いで、11ゴールで得点ランキング4位タイに入ったキャルバート=ルーウィンは、文字通り期待以上の活躍を披露した。2016年夏の加入以降、鳴かず飛ばずの成績だったが、6シーズン目の今季は開幕節のトッテナム戦で決勝ゴールを挙げると、続く第2節のWBA戦ではリーグ最速でハットトリックを達成。さらに勢いは止まらず、第5節まで連続でネットを揺らし続けた。すでにキャリアハイの昨季の13ゴールに迫っており、エバートンが後半戦も上位に留まり続けるためには、この男の活躍が必須となる。
【期待外れ】
★チーム
◆チェルシー

Getty Images
夏の補強を鑑みれば、8位という成績は期待外れと言わざるをえない。上述したように屈指の実力者を欧州各国から獲得したが、及第点を示したのはDF陣のみ。チアゴ・シウバは早くもキャプテンの一人としてチームの中心的選手となっているほか、サプライズ補強となったGKメンディは予想以上の活躍を見せているものの、前線の選手は軒並み期待外れ。ハヴァーツはクラブ史上最高額の移籍金を支払っただけに、前半戦のようなプレーが続くようであれば最悪の補強と言われかねない。チームは前半戦終了時点で8勝5分け6敗となっているが、心配なのは不振に喘ぐ攻撃陣の得点パターンの少なさ。新監督に就任したドイツ人指揮官のトーマス・トゥヘルはどのような手を加えるのだろうか。
★選手
◆ティモ・ヴェルナー

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超大型補強を敢行したチェルシーにおいて、ヴェルナーは新たな得点源として期待されたものの、蓋を開ければここまで4ゴールのみ。ライプツィヒで通算95ゴールを挙げたドイツ代表FWだが、水が合わなかったのか、それとも起用法が正しくなかったのか、真価を発揮できなかった。その焦りが影響し、決定機を外すシーンも散見。チームではメイソン・マウントやエンゴロ・カンテに次いで出場機会を得ているだけに、この数字ではファンも納得しないだろう。
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