【天皇杯決勝プレビュー|川崎FvsG大阪】結束強まるフロンターレか、雪辱期すガンバか

2021.01.01 11:30 Fri
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【天皇杯決勝】
2021年1月1日(金)
14:40キックオフ
川崎フロンターレ(J1・1位) vs ガンバ大阪(J1・2位)
[国立競技場]記念すべき第100回大会の元旦国立決戦に勝ち上がったのはJ1リーグ王者の川崎フロンターレと2位のガンバ大阪。川崎Fが制すればクラブ初優勝、G大阪に歓喜が訪れれば2015年以来、5季ぶり6度目の載冠となる。


◆バンディエラの最後を飾れ【川崎フロンターレ】

今季のJ1リーグで圧倒的な強さを見せつけ、記録ずくめの2季ぶり制覇を成し遂げた川崎F。鹿島アントラーズに屈して準優勝に終わった2016年大会以来の天皇杯決勝となる。

制すればクラブ初という部分だけでもチームの士気が高まるが、それ以上に負けられないワケがある。クラブのバンディエラである中村憲剛の現役ラストマッチだからだ。

さらに、今冬の海外挑戦が取り沙汰される守田英正も報道通りなら、川崎F退団前の最終戦に。両選手の新たな門出を祝すためにも、2冠達成で記録的な今季を締めくくりたい。

そんな川崎Fは今大会、準決勝からの登場となり、J3リーグ覇者のブラウブリッツ秋田と対戦して2-0の勝利。J3リーグ開幕28戦無敗で最速Vの相手を自慢の攻撃力でねじ伏せた。

決勝戦で対峙するG大阪とは今季2戦2勝。1stマッチこそ1-0のロースコアだったが、2季ぶりのJ1リーグ優勝を決めたリターンマッチは5-0の快勝で飾り、嫌なイメージがないに等しい。

そして、G大阪との3度目となる一戦に向け、登里享平の出場は難しそうだが、負傷明けの大島僚太と車屋紳太郎が準決勝から戦列復帰。戦力的にもほぼベストな陣容で挑めそうだ。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:チョン・ソンリョン
DF:山根視来、ジェジエウ、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:田中碧、守田英正、大島僚太
FW:家長昭博、レアンドロ・ダミアン、三笘薫
監督:鬼木達

◆目前Vをやり返せ【ガンバ大阪】

近年のJ1リーグで中位を彷徨うシーズンが続いたG大阪だが、今季は粘り強い守備で接戦をモノにするスタイルで2位フィニッシュ。ここ数年の低迷から久々に上位進出を果たした。

ただ、元々は常勝が求められるチーム。復権をアピールするなら、タイトルが欲しい。遡れば、頂に立ったのは2015年の天皇杯が最後。過去9つのタイトル全ては遠藤保仁がいた頃だ。

新たな歴史を築いていくためにも、10個目の星が欲しいG大阪だが、相手は今季2戦2敗の川崎F。中村を有終の美で送り出そうと強い結束もあるが、G大阪にも意地と期する思いがある。

そんなG大阪はシーズン終盤に主力の故障者が相次いだが、ここに来て整いつつある。先の準決勝では宇佐美貴史と小野瀬康介が復帰。あとは井手口陽介がどうかというところだ。

準決勝ではJ2リーグ王者の徳島ヴォルティスと対戦。ボールを握るスタイルの徳島に守勢の時間が多かったが、粘り強い守備で勝機を引き寄せる、今季を象徴する戦いで勝ち切った。

守備の時間が多くなりそうな川崎F戦でも相手の隙を突く堅守速攻をどれだけ貫けるか。ハイプレスの機能性も見どころの1つになりそうだ。3度目の正直で、目前Vのやり返しを狙う。

★予想スタメン[4-4-2]
GK:東口順昭
DF:高尾瑠、三浦弦太、キム・ヨングォン、藤春廣輝
MF:小野瀬康介、矢島慎也、山本悠樹、倉田秋
FW:パトリック、宇佐美貴史
監督:宮本恒靖
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天皇杯決勝で思い出された出来事/六川亨の日本サッカー見聞録

明けましておめでとうございます! 第100回を迎えた天皇杯決勝、元日の風物詩でもある川崎F対G大阪の試合は三笘のゴールで川崎Fが念願の初優勝を遂げた。J1リーグでは圧倒的な攻撃力で対戦相手をねじ伏せて早々と優勝を決めた川崎Fだけに、天皇杯との2冠は順当だったと言ってもいい。 川崎Fは、前回のリーグ優勝時も攻撃パターンは多彩かつ緩急の変化に富んでいた。MF中村、大島とFW小林のホットラインが基本的な生命線だ。相手を食いつかせるスローなパス交換でスペースを作りながら、ボックス内では急所を突いたショートパスでフィニッシュに結びつける。その緩急の変化に対応できず、フリーでシュートを許して失点を重ねるチームが多かった。 基本的に当時の川崎Fの攻撃は中央突破がメインで、サイドに展開して攻撃の起点を作るものの、それでも仕上げはボックス内の地上戦が多かった。守る側からすれば、いかに小林と中村(大島)のホットラインを分断するか。それが川崎F対策でもあった。 それが、昨シーズンは違った。右SB山根の補強による攻撃参加は大きかったが、それに加えて田中碧、脇坂ら中盤の選手が意外性のある飛び出しからサイドに張り出すことで攻撃の幅を広げた。 対戦相手のある監督が言った。「これまでのフロンターレの攻撃は中、中で、最後は憲剛と小林を見ていれば良かった。しかし今シーズンはサイド(からの崩し)もケアしないといけない」と。その指摘通り昨シーズンの川崎Fは攻撃の幅が広がった。様々なデータが示す通り、川崎Fのリーグ優勝は順当な結果と言えた。 そんな川崎F相手に、天皇杯決勝でG大阪の宮本監督は面白いゲームプランをぶつけてきた。 4BKをベースに、矢島と山本のダブルボランチで、両サイドに小野瀬と宇佐美、これに倉田が1トップのパトリックのシャドーとなって動き回る4-5-1のシステムだが、守備時には選手がスライドして守りを固めた。 リーグ戦のアウェーでは0-5と大敗して優勝を決められただけに、それも当然の策だろう。小野瀬がDFラインに下がって5BKになり、連動して倉田が右MFに落ち、宇佐美も戻って5-4-1で川崎Fの攻撃陣を迎撃した。 「相手システムとのミスマッチであったり、ボールを奪った後に速く攻めるコンビ-ネーション」(宮本監督)が狙いで、「立ち上がりはうまくいった」と振り返ったように、川崎Fゴールに迫るシーンもあった。 しかし時間の経過とともに川崎Fも順応し、本来はアンカーの守田が攻撃参加することで、G大阪の守備バランスを崩しにかかった。 結果は1-0という僅差のスコアで終わり、盛り上がりに欠けたと物足りなく感じたファンもいたかもしれない。しかしそれは、川崎Fの実力からしてG大阪は守備的な戦いを選択せざるを得なかったからで、誰を責めることもできない。 むしろ終盤は0-1の最小スコアを保ちながらG大阪がパワープレーで川崎Fゴールに襲いかかったことで、鬼木監督はこの試合を最後に引退する中村の花道を作ることはできなかった。彼が試合に出て、タイムアップの瞬間をピッチで迎えたら、それはそれでドラマになったが、リーグ2位のG大阪の意地が阻止したと言えよう。 そして表彰式である。接触を避けるためメダルを始め天皇杯などの授与は手渡しではなかったが、G大阪のある選手はピッチに設営された記念ボードで集合写真を撮る際に、首からさりげなくメダルを外した。 そのシーンを見て思い出したのが、09年11月4日のナビスコ杯(現ルヴァン杯)決勝後のシーンだった。当時の決勝戦は旧国立競技場で開催され、試合後のセレモニーはメインスタンド中央にあるロイヤルボックス内で行われた。 準優勝に終わった川崎Fの選手たちは、首にかけてもらったメダルをすぐに外したり、握手を拒否したりした。ある選手はガムを噛みながら表彰式に参加したため、こうした一連の行為が物議を醸したものだ。 クラブは選手へのヒアリングを含めた対応の結果、賞金5千万円の辞退を申し入れたが、Jリーグとヤマザキナビスコ社は「社会貢献などに有効活用して欲しい」との理由から返上を認めなかった。そこで川崎Fはこの5千万円を地域密着のために活用することにして、その一環で翌10年にはオリジナルの“算数ドリル”を市内の全小学校や特別支援学校に配布した。 FC東京に0-2で敗れてから10年後、やっとリーグカップを制し、今年は天皇杯でも優勝して4年連続の戴冠となった。新シーズンは再び追われる立場になるが、川崎Fがどんな進化を遂げるのか興味深いところである。 <div id="cws_ad">【文・六川亨】<br/>1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた</div> 2021.01.03 19:30 Sun
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三笘決勝弾の川崎FがG大阪撃破で節目100回目の大会で初優勝! シーズン2冠で“バンディエラ”憲剛を送り出す《天皇杯》

天皇杯JFA第100回全日本サッカー選手権大会決勝、川崎フロンターレvsガンバ大阪が2021年の元日に国立競技場で開催され、1-0で勝利した川崎Fが初優勝を飾った。。 記念すべき第100回大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、大幅な大会レギュレーション変更を余儀なくされた。その異例尽くめの今大会を勝ち抜き、新国立競技場での元日決戦に駒を進めたのは、今季の明治安田生命J1リーグ覇者の川崎Fと、2位チームのG大阪。 史上最速、最多勝ち点、最多勝でのJ1優勝を果たした川崎Fは、準決勝からの参戦となった天皇杯でもJ3王者のブラウブリッツを2-0で撃破。今季リーグ2戦2勝の相手との3度目の対戦では負傷の登里を欠く左サイドバックに旗手を起用したものの、それ以外はJ1優勝の主力がスタメンを飾った。なお、これが現役ラストマッチとなる中村憲剛はベンチスタートとなった。 一方、粘り強い戦いで近年で最高位の2位でリーグをフィニッシュしたG大阪は、同じく準決勝から参戦した天皇杯でJ2王者の徳島ヴォルティスを2-0で破り、川崎Fを相手に今季中のリベンジのチャンスを得た。中盤の要である井手口は間に合わなかったが、宇佐美と小野瀬が徳島戦で復帰を果たしたことで、ほぼベストメンバーが揃った。 大会初優勝を目指す川崎Fと、2015年以来、通算5度目の悲願達成を目指すG大阪による賜杯を懸けた元日決戦。今季リーグ戦の対戦を踏襲するように最初の決定機を作ったのはJ1王者だった。開始2分、守田のスルーパスに抜け出した田中がボックス右からシュートを放つが、これは枠の左に外れる。 一方、G大阪はリーグ終盤戦で採用していた[4-4-2]からより守備的な[5-4-1]の布陣に変更。相手3トップと2人のインサイドハーフに対して、スペースの管理と共に、人を捕まえやすい形での戦い方を選択。6分には相手陣内左サイドで得たFKの場面で宇佐美のクロスをパトリックが頭で合わせてゴールネットを揺らすが、ここは惜しくもオフサイドの判定に。 時間の経過と共にボールを握って押し込む川崎F、自陣深くに引いて堅固な守備ブロックを形成し、カウンターを狙うG大阪という想定通りの形に落ち着く。 その中で相手守備を上回る仕掛けを見せるJ1王者は15分、左サイドでの細かい崩しからボックス左で大島からパスを受けたレアンドロ・ダミアンが深い切り返しでDF三浦をかわして右足のシュート、直後の16分には前線からのプレッシャーで相手の不用意な横パスをかっさらい、大島のラストパスを受けた三笘が右足を振り抜くが、いずれも先制点には繋がらず。 20分過ぎの飲水タイムが明けると、試合はハーフタイムまでほぼG大阪陣内で展開される。最前線のパトリックまで自陣で守備に参加する専守防衛のG大阪に対して、川崎Fはやや攻めあぐねるものの、サイドバックやアンカーの守田の攻撃参加で相手を揺さぶり、幾度も際どい場面を創出。家長のゴール至近距離からのヘディングシュートやレアンドロ・ダミアン、三笘と再三足を振っていくが、G大阪守備陣の粘りとGK東口の好守に阻まれた。 結局、ゴールレスで折り返した試合は後半も前半の流れを踏襲。開始直後の48分にはペナルティアーク付近の密集で守田から足元にパスを受けた大島が鋭い反転から左足を振り抜くが、DFの足にディフレクトしたシュートはクロスバーを叩く。 それでも、前半から強烈なジャブを打ち続けた効果は徐々に発揮され、55分にゴールという形で結実する。相手陣内中央で大島の縦への仕掛けのこぼれを回収したレアンドロ・ダミアンが左サイドから斜めのランニングで前線のスペースに走り込む三笘にスルーパスを通す。三笘は絶妙なファーストタッチでスピードを落とさずにボックス内へ持ち込むと、最後は飛び出したGK東口の左を抜く右足のシュートを流し込んだ。 この先制点で勢いを増すサックスブルーの波は完全にG大阪を飲み込んでいく。得点直後の58分には相手陣内右サイドで得たFKの場面で田中が入れたクロスを谷口が打点の高いヘディングで枠に飛ばすが、ここはGK東口のビッグセーブに遭う。だが、以降も良い距離感での質の高いパスワーク、ボールを失っても即時奪回とG大阪に息つく暇を与えない。 一方、2失点目を凌ぐのが精いっぱいで全く攻撃の形を作り出せないG大阪は、並びを本来の[4-4-2]に戻して攻撃に比重を置き始める。さらに、74分には山本、藤春を下げて渡邉、福田を同時投入。パトリックの相棒に渡邉、宇佐美を左サイドハーフに置く攻撃的な布陣で同点を目指す。さらに、80分には小野瀬に代えて塚元をピッチに送り出した。 この選手交代をキッカケにようやく流れを引き戻したG大阪はここから怒涛の反撃を見せる。まずは82分、左サイドを深くえぐった福田のクロスをパトリックが頭で合わせてゴールに迫ると、直後にはGKチョン・ソンリョンとDFの交錯からパトリックがこぼれを繋いで渡邉がゴールに蹴りこむが、ここはゴールカバーに入った谷口にクリアされる。 さらに、85分には波状攻撃から最後はボックス中央でフリーになった宇佐美が渾身の右足シュートを枠に飛ばすが、ここはGKチョン・ソンリョンのビッグセーブに阻まれた。 ここまでの圧倒した展開とは打って変わって苦しい時間帯が続く川崎Fは小林、長谷川に続き86分には旗手に代えて本職の車屋を左サイドバックに投入。さらに、後半最後の交代機会では現役ラストマッチの中村の投入が期待されたが、勝負師・鬼木は大島に代えて脇坂をピッチに送り込んだ。 その後、試合最終盤は完全にG大阪のペースとなったが、初優勝、バンディエラのラストマッチを勝利で飾ろうとする川崎Fの気持ちは強く身体を張った守備でG大阪のパワープレーを撥ね返し続けた。 そして、試合はこのまま1-0のスコアでタイムアップを迎え、G大阪との壮絶な元日決戦を制した川崎Fがクラブ史上初の天皇制覇を成し遂げ、シーズン2冠でバンディエラを送り出すことになった。 川崎フロンターレ 1-0 ガンバ大阪 【川崎フロンターレ】 三笘薫(55) 2021.01.01 16:43 Fri
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G大阪がJ1覇者川崎Fとの元日決勝へ! パトリック&福田弾でJ2王者徳島を破る《天皇杯》

天皇杯準決勝の1試合が27日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪が徳島ヴォルティスを2-0で破り、決勝進出を果たした。 J1リーグ2位フィニッシュでこの準決勝から登場のG大阪と、ホンダFC(アマチュアシード)との準々決勝を制して勝ち上がったJ2リーグ王者の徳島が決勝進出をかけて激突。負傷欠場が続く主力勢の状態が気がかりだったG大阪は小野瀬が先発復帰したほか、宇佐美もベンチに入った一方で、徳島は先の準々決勝と同じ顔ぶれをスタートからぶつけた。 J1リーグ覇者の川崎フロンターレがひと足先に決勝進出を決めての一戦はホームのG大阪が前からの連動したプレスを機能させながらボールの主導権を握る形で立ち上がるが、徳島も時間が進むにつれ、J2リーグを制したポゼッションスタイルを徐々に体現。守りでもパトリックと渡邉を消していった徳島が攻めでも相手を上回るペースでシュート数も増やしていく。 ただ、粘り強い守備をベースに今季のJ1リーグで上位フィニッシュを成し遂げたG大阪は33分に内田の負傷交代に見舞われても臆することなく、GKからボールを繋いでくる徳島の攻撃にしっかりと対応。我慢の時間帯を凌ぎ、再び攻めに力を注ぎ始めると、44分に渡邉がバイタルエリア中央から鋭く右足を振り抜いていくが、GK上福元のファインセーブに遭ってしまう。 互いに良さを消し合う展開が続き、ゴールレスで折り返した試合はG大阪が立ち上がりから攻勢に出るが、徳島がカウンターから好機。49分、左サイドの西谷がゴール前に左足で低めのクロスを上げると、今季J2得点ランキング3位の17得点を記録した垣田に決定的なシーンが巡ってくるが、右足ダイレクトで合わせにかかったボールを枠に飛ばせず、不意にする。 すると、G大阪が先取点をもぎ取る。52分、バイタルエリア右の小野瀬がゴール前に浮き球パスを出すと、ファーサイドで反応した倉田が左足シュート。GK上福元がキャッチし切れず、こぼれたボールがゴール正面の混戦模様を生み出すと、パトリックが右足で押し込む。そのボールがGK上福元に当たり、岩尾の股下を抜けてゴールに転がり込んでいった。 リードを許してしまった徳島は61分にG大阪が宇佐美を投入したなか、岸本と渡井をピッチに。その3分後、敵陣右サイドからのクロスのこぼれ球を拾った西谷がボックス中央に侵攻したところで右足フィニッシュに持ち込む。これがG大阪のゴールマウスに飛ぶが、今季を通じて安定したショットストップを披露し続けるGK東口がファインセーブで立ちはだかる。 何とか追いつきたい徳島は74分に河田を投入するが、宇佐美を軸に攻撃のテンポが上がったG大阪は81分に福田の交代カードを切ると、これが実を結ぶ。敵陣でボールをかっさらい、速攻に転じた82分、パトリックが相手DFライン背後のボックス右にスルーパスを出すと、福田が反応。前がかったGK上福元の頭上を越す右足ループで流し込み、徳島を突き放した。 その後、塚元と奥野を入れ、3点目を狙いに行きながら試合を終わらせにかかったG大阪が徳島の反撃を完封で抑え込み、2-0でタイプアップ。5大会ぶりの決勝進出を果たした。決勝では今季のリーグ戦で2連敗を喫したJ1王者の川崎Fと対戦へ。元日に国立競技場で開催される。 ガンバ大阪 2-0 徳島ヴォルティス 【G大阪】 パトリック(後7) 福田湧矢(後37) 2020.12.27 17:58 Sun
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政府の大規模イベント自粛要請を受けて天皇杯、高校サッカーのチケット販売が中止に

日本サッカー協会(JFA)は24日、第100回天皇杯の準決勝と決勝、また第99回全国高等学校サッカー選手権大会のチケット販売中止を発表した。 この措置は、大規模イベントの開催を1月11日まで自粛する方針が政府より各自治体に通達されたことを受けの決定となる。 天皇杯は、26日に決勝のチケット一般販売を予定していたが中止に。また、払い戻しに関しても試合前日(準決勝は26日、決勝は31日)まで受け付けると発表している。 なお、すでに購入済みのチケットは入場制限の対象ではないものの、JFAは「現在の感染拡大の状況、医療のひっ迫状況に鑑み、ご来場に際していま一度慎重に検討をお願いします」としている。 また、高校サッカーについてもチケット販売を中止するとのこと。一般販売はなく、出場チームの応援団のみ観戦可能となっている。応援団とは、サッカー部員、保護者、生徒等の学校関係者で構成され、個人情報等を把握でき、学校の管理下で出場チームを応援する団体を指すとのことだ。さらに、日本サッカー後援会の皆様(ご招待)も観戦できない。 なお、この措置を受け、民間放送 43 社にて放送、および高校サッカー公式ホームページ、民放公式テレビポータル『TVer』にて全試合無料配信(一部ライブ配信)されるとのことだ。 2020.12.24 19:14 Thu
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