ラッシュフォードの劇的AT弾でウルブスに競り勝ったユナイテッドが2020年を勝利で飾る!《プレミアリーグ》
2020.12.30 07:02 Wed
プレミアリーグ第16節、マンチェスター・ユナイテッドvsウォルバーハンプトンが29日にオールド・トラフォードで行われ、ホームのユナイテッドが1-0で勝利した。
前節、レスター・シティとの上位対決を2-2のドローで終えた4位のユナイテッドは、2020年ラストマッチで11位のウォルバーハンプトンをホームで迎え撃った。
スールシャール監督はレスター戦から先発6人を変更。両サイドバックにワン=ビサカ、テレスが入り、セントラルMFにマティッチ、ポグバ。前線は右にグリーンウッド、最前線にカバーニが入った。
立ち上がりからボールを握って押し込むユナイテッドだが、[5-4-1]の守備ブロックを敷くウルブスの堅い守備を前に決定機まであと一歩という状況が続く。逆に、カウンターから幾度かフィニッシュまで持ち込まれるが、GKデ・ヘアを中心に冷静に対処する。
前半半ばを過ぎても一進一退の攻防が続く中、徐々に連戦の影響を感じさせるオープンな展開に。その流れの中で34分にはグリーンウッドの右クロスにゴール前で反応したブルーノ・フェルナンデスがワンタッチシュートもGKルイ・パトリシオのファインセーブに阻まれた。
後半もユナイテッドがボールを握る展開は変わらずも、ウルブスの守備のバランスを崩すような効果的な攻めを見せられない。65分にはグリーンウッドを下げてマルシャルを投入するが、この交代も即効果を発揮するまでには至らず。
70分にはセットプレーの流れからカバーニがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。続く75分にはポグバが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、これもGKルイ・パトリシオのセーブに遭う。
一方、後半に入ってなかなか攻撃にパワーを出せないウルブスは81分、左サイドのスペースに飛び出したアイ・ヌーリがボックス内に持ち込んで左足のシュートを放つが、ここはGKデ・ヘアの好守に阻まれた。
このまま0-0で試合終了かに思われたが、ホームのユナイテッドが最後の最後にゴールをこじ開ける。93分、ハーフウェイライン付近のB・フェルナンデスの対角上のロングフィードに対して相手のキルマン、アイ・ヌーリがお見合いのような形で見送る形となると、このボールをマイボールにしたラッシュフォードがカットインから左足のシュート。これがシュートブロックに入ったDFサイスに当たって大きくコースが変わり、GKの反応の逆を突く形でニアポストに吸い込まれた。
そして、ラッシュフォードの劇的ゴールによってウルブスとの接戦を制したユナイテッドが、2020年ラストマッチを飾ると共に暫定2位に浮上した。
前節、レスター・シティとの上位対決を2-2のドローで終えた4位のユナイテッドは、2020年ラストマッチで11位のウォルバーハンプトンをホームで迎え撃った。
スールシャール監督はレスター戦から先発6人を変更。両サイドバックにワン=ビサカ、テレスが入り、セントラルMFにマティッチ、ポグバ。前線は右にグリーンウッド、最前線にカバーニが入った。
前半半ばを過ぎても一進一退の攻防が続く中、徐々に連戦の影響を感じさせるオープンな展開に。その流れの中で34分にはグリーンウッドの右クロスにゴール前で反応したブルーノ・フェルナンデスがワンタッチシュートもGKルイ・パトリシオのファインセーブに阻まれた。
互いに相手ゴールに迫ったもののゴールレスで試合は後半に突入。ユナイテッドはテレスに代えてショーを最初の交代カードとして切る。
後半もユナイテッドがボールを握る展開は変わらずも、ウルブスの守備のバランスを崩すような効果的な攻めを見せられない。65分にはグリーンウッドを下げてマルシャルを投入するが、この交代も即効果を発揮するまでには至らず。
70分にはセットプレーの流れからカバーニがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドの判定。続く75分にはポグバが強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、これもGKルイ・パトリシオのセーブに遭う。
一方、後半に入ってなかなか攻撃にパワーを出せないウルブスは81分、左サイドのスペースに飛び出したアイ・ヌーリがボックス内に持ち込んで左足のシュートを放つが、ここはGKデ・ヘアの好守に阻まれた。
このまま0-0で試合終了かに思われたが、ホームのユナイテッドが最後の最後にゴールをこじ開ける。93分、ハーフウェイライン付近のB・フェルナンデスの対角上のロングフィードに対して相手のキルマン、アイ・ヌーリがお見合いのような形で見送る形となると、このボールをマイボールにしたラッシュフォードがカットインから左足のシュート。これがシュートブロックに入ったDFサイスに当たって大きくコースが変わり、GKの反応の逆を突く形でニアポストに吸い込まれた。
そして、ラッシュフォードの劇的ゴールによってウルブスとの接戦を制したユナイテッドが、2020年ラストマッチを飾ると共に暫定2位に浮上した。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
新SD就任のユナイテッド、今夏の補強に向けた助っ人も…ライプツィヒやチェルシーでTD務めたヴィヴェル氏と短期契約へ
マンチェスター・ユナイテッドが首脳陣の陣容を固めている。『The Athletic』が報じた。 ジム・ラトクリフ新共同オーナーの下、チームだけでなくクラブ全体のテコ入れを図っているユナイテッド。1日には、ニューカッスルとの交渉が難航していたダン・アシュワース氏のスポーツ・ディレクター(SD)就任を発表した。 ここに加わると見られるのが、以前チェルシーでテクニカル・ディレクター(TD)を務めていたクリストファー・ヴィヴェル氏(37)。今夏の移籍市場における助っ人として、ひとまず短期間の契約を結ぶという。 ヴィヴェル氏はタレントの発掘や選手のリクルートに関する専門知識を提供。また、複数クラブをモデルとした運営知識を持ち込むことも期待されている。 かつてはホッフェンハイムでスカウトや分析官を務め、2015年11月からはRBライプツィヒのTDとして、全年齢層を対象としたリクルートやスカウティングを担当。レッドブル社のサッカー部門全体のチーム作りと人材採用も担っていた。 チェルシーのTDには2022年12月に就任。2022年5月からオーナーとなったトッド・ベーリー氏に代わり業務をこなしていたが、わずか半年余りの2023年7月に袂を分かっていた。 2024.07.02 22:27 Tue2
「ワカバヤシだ!」ユナイテッドGKの“帽子姿”に世界中のサポーターから反応
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンのプレースタイルが話題になっている。 ユナイテッドは18日、プレミアリーグ第32節でバーンリーとホームで対戦。ヘンダーソンはリーグ戦6試合連続先発出場を果たした。 オフサイドにより取り消しとなったものの、開始20秒過ぎに不用意な飛び出しからネットを揺らされたヘンダーソンは、日光が気になったのか、後半からは赤地にクラブのエンブレムが描かれた“帽子”を着用。イングランドで帽子をかぶるGKはほとんどおらず、その珍しい姿は大きな話題を呼んだ。 ヘンダーソンはシェフィールド・ユナイテッド時代にも帽子をかぶってゴールマウスを守ったことがあるが、アメリカ『Bleacher Report』が帽子姿を公開すると、「似合ってないけど可愛い」「帽子をかぶるGKは減った」などの意見が寄せられた。 中でも、「ワカバヤシだ!」「ワカバヤシ・ヘンドー」など、漫画『キャプテン翼』に登場する、帽子がトレードマークのGK若林源三になぞらえる声が多く、そのことに驚く日本人のファンの声もあった。 ヘンダーソンは50分に左CKの場面で相手DFジェームズ・タルコウスキにゴールを許したものの、ユナイテッドは後半だけで3ゴールを記録。リーグ5連勝を達成している。 <span class="paragraph-title">【画像】若林源三を彷彿とさせる“帽子姿”のヘンダーソン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dean Henderson brought out the cap for the second half <a href="https://t.co/yQrtMpjOPY">pic.twitter.com/yQrtMpjOPY</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1383822300311478273?ref_src=twsrc%5Etfw">April 18, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.19 20:30 Mon3
ユナイテッドの伝説的受付係のフィップスさんが85歳で逝去…「ワン・ウーマンの象徴です」
マンチェスター・ユナイテッドに長年に渡って仕えてきた伝説的な受付係のキャス・フィリップスさんが85歳で逝去した。 ユナイテッドは5日、クラブで長年に渡って愛されてきたフィリップスさんの訃報を伝えた。 フィリップスさんは、幼少期からユナイテッドのファンで、グレーター・マンチェスターのアーラムで育ち、55年以上にわたりさまざまな役職でクラブで働いてきた。 1968年にチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)優勝直後にユナイテッドの電話交換手となり、サー・マット・バスビー氏、ジミー・マーフィー氏、サー・ボビー・チャールトン氏、サー・アレックス・ファーガソン氏、デニス・ロー氏、ジョージ・ベスト氏といったユナイテッドの伝説的な指揮官や選手たちとの親交を深めた。 その後、クラブのオフィススタッフの主要メンバーとなり、マッチデーにはオールド・トラッフォードの役員入口を担当し、トレーニンググラウンドの受付係も務めた。そして、デイビッド・ベッカム氏らファーギー・ベイブスから近年の多くの選手たちを自分の孫のような気持ちで温かく見守り続けた。 2023年のクラブ公式インタビューでは「ここにいる間、誰とも口論になったことはないと思います」、「毎日、笑顔で出社し、人々に『おはよう』と挨拶するのが楽しみです。誰もが仕事に行くのが楽しいとは言えませんが、私はそうです。フットボールは私の人生でした」と、ユナイテッドでの仕事に生きがいを感じていると語っていた。 クラブはそのレジェンドの訃報に際して、「キャスはクラブの象徴であり、彼女を知る機会に恵まれたクラブの誰もが、彼女の思い出をいつまでも大切にすることになるであろう、ワン・ウーマンの象徴です。彼女は昨年、『他のことをするなんて考えられない』と語っていました。 たしかに、彼女のいないクラブは、想像できません。キャス、どうぞ安らかに」と哀悼の意を表している。 <span class="paragraph-title">【動画】数々の思い出とともにフィリップスさんを追悼</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">In loving memory of Kath Phipps: friend, confidant and treasured colleague.<br><br>United will never be the same. <a href="https://t.co/CHJCIcohz2">pic.twitter.com/CHJCIcohz2</a></p>— Manchester United (@ManUtd) <a href="https://twitter.com/ManUtd/status/1864671068109115575?ref_src=twsrc%5Etfw">December 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.06 08:40 Fri4
ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに
EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu5