冨安フル出場のボローニャは劇的ドロー! 吉田サンプは第5節以来の白星《セリエA》
2020.12.17 07:27 Thu
日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャは16日、セリエA第12節でスペツィアと対戦し、2-2で引き分けた。
インテル戦、ローマ戦と、ここ2試合はビッグクラブとの対戦で連敗を喫したボローニャ。バウンスバックを目指し、16位スペツィアのホームに乗り込んだが、19分に左サイドのマッギオーレの斜めのパスに2列目から飛び出したギャシにゴール前に抜け出されると、最後は並走したエヌゾラに無人のゴールにシュートを流し込まれ先制を許した。
出鼻を挫かれたボローニャは34分、敵陣中央のFKから右サイドに展開。バロウが左足で上げたクロスに12試合連続先発の冨安が飛び込んだが、ヘディングシュートは惜しくも枠の上に外れた。一方その直後にはピンチに。右サイドからのクロスを許すと、ファーサイドには完全フリーのエステベス。だがここは相手のシュートミスに助けられ、試合は1点ビハインドで折り返した。
だが、後半立ち上がりに絶体絶命のピンチに。ボックス右に抜け出したアグデロにシュートを許したが、右ポストに救われなんとか耐える。
54分に冨安が左サイドで獲得したFKのシーンでは、距離のある位置からバロウが直接シュート。GKの意表を突く形となったが、プロベデルもなんとか掻き出す。さらにその流れから今度はパラシオのシュートが飛び出すも、ここもブロックされネットを揺らすには至らなかった。
これで3試合連続の複数失点となったボローニャ。苦しい展開となったが72分、右CKのシーンでファーに流れてきたボールをドミンゲスがワントラップからシュート。これがゴール左下に決まり点差を縮める。
だが追加点は生まれず試合は後半アディショナルタイムへ。このまま終わるかに思われたが、左サイドから攻めたボローニャは、味方が相手DFに止められボールロストしたところをバロウが迷わずゴール方向へ蹴り込むと、これが前に出ていたGKプロベデルの頭上を抜けてゴールに吸い込まれた。
劇的な展開となった試合はここで終わらない。アディショナルタイムも6分が過ぎる頃、途中出場ラッピのクロスに反応したソリアーノがボックス内で倒されPKを獲得。ボローニャは2点ビハインドから大逆転のチャンスに、キッカーはバロウ。しかし、シュートはGKプロベデルに止められ、こぼれ球をヘディングで押し込みにかかったが、これもGKに防がれた。
この直後に試合終了の笛。最後まで息を飲む凄まじい試合は2-2の痛み分けに終わった。
一方、吉田麻也所属のサンプドリアは、41分に味方が敵陣でボールを奪った流れから、相手のクリアボールを拾ったエクダルがボックス手前正面からミドルシュートを突き刺し先制に成功する。
後半立ち上がりの54分には、相手のCKを跳ね返しカウンターを発動。一人で右サイドを駆け上がったヴェッレがそのままボックス右へ侵入し、DFをかわしてシュートを流し込んだ。
これで2点リードとしたサンプドリアは、70分に1点返されるものの、そのまま逃げ切りに成功し第5節以来の白星を挙げた。なお、吉田はベンチ入りも出場しなかった。
インテル戦、ローマ戦と、ここ2試合はビッグクラブとの対戦で連敗を喫したボローニャ。バウンスバックを目指し、16位スペツィアのホームに乗り込んだが、19分に左サイドのマッギオーレの斜めのパスに2列目から飛び出したギャシにゴール前に抜け出されると、最後は並走したエヌゾラに無人のゴールにシュートを流し込まれ先制を許した。
出鼻を挫かれたボローニャは34分、敵陣中央のFKから右サイドに展開。バロウが左足で上げたクロスに12試合連続先発の冨安が飛び込んだが、ヘディングシュートは惜しくも枠の上に外れた。一方その直後にはピンチに。右サイドからのクロスを許すと、ファーサイドには完全フリーのエステベス。だがここは相手のシュートミスに助けられ、試合は1点ビハインドで折り返した。
54分に冨安が左サイドで獲得したFKのシーンでは、距離のある位置からバロウが直接シュート。GKの意表を突く形となったが、プロベデルもなんとか掻き出す。さらにその流れから今度はパラシオのシュートが飛び出すも、ここもブロックされネットを揺らすには至らなかった。
ゴールが遠いボローニャ。すると63分、自陣でのボールロストから鋭いカウンターを喰らう。スペツィアはピッチ中央でボールを持ったエステベスがボールを持って前進。右のアグデロに展開し、最後はゴール前への折り返しをエヌゾラが押し込んで追加点を決めた。
これで3試合連続の複数失点となったボローニャ。苦しい展開となったが72分、右CKのシーンでファーに流れてきたボールをドミンゲスがワントラップからシュート。これがゴール左下に決まり点差を縮める。
だが追加点は生まれず試合は後半アディショナルタイムへ。このまま終わるかに思われたが、左サイドから攻めたボローニャは、味方が相手DFに止められボールロストしたところをバロウが迷わずゴール方向へ蹴り込むと、これが前に出ていたGKプロベデルの頭上を抜けてゴールに吸い込まれた。
劇的な展開となった試合はここで終わらない。アディショナルタイムも6分が過ぎる頃、途中出場ラッピのクロスに反応したソリアーノがボックス内で倒されPKを獲得。ボローニャは2点ビハインドから大逆転のチャンスに、キッカーはバロウ。しかし、シュートはGKプロベデルに止められ、こぼれ球をヘディングで押し込みにかかったが、これもGKに防がれた。
この直後に試合終了の笛。最後まで息を飲む凄まじい試合は2-2の痛み分けに終わった。
一方、吉田麻也所属のサンプドリアは、41分に味方が敵陣でボールを奪った流れから、相手のクリアボールを拾ったエクダルがボックス手前正面からミドルシュートを突き刺し先制に成功する。
後半立ち上がりの54分には、相手のCKを跳ね返しカウンターを発動。一人で右サイドを駆け上がったヴェッレがそのままボックス右へ侵入し、DFをかわしてシュートを流し込んだ。
これで2点リードとしたサンプドリアは、70分に1点返されるものの、そのまま逃げ切りに成功し第5節以来の白星を挙げた。なお、吉田はベンチ入りも出場しなかった。
ボローニャの関連記事
セリエAの関連記事
|
ボローニャの人気記事ランキング
1
ボローニャvsミランが悪天候のため延期に、代替開催は来年1月末から2月初旬に
レガ・セリエAは25日、翌日に行われる予定だったセリエA第9節ボローニャvsミランが悪天候のため延期となったことを発表した。 エミリア=ロマーニャ州ではここ数日、大雨が続いており、ボローニャが本拠地とするレナト・ダッラーラが使用できない状況となっていた。 レガ・セリエAは近隣のエンポリやコモの本拠地に試合会場を変更する提案をしていたが、実現はしなかった。 ミランとボローニャはそれぞれチャンピオンズリーグとコッパ・イタリアに参戦しており、代替開催は来年1月末から2月初旬にずれ込むという。 なお、ボローニャ戦で出場停止となるはずだったミランDFテオ・エルナンデスとMFタイアニ・ラインデルスは第10節ナポリ戦が出場停止になるとのことだ。 2024.10.26 00:30 Sat2
CL3連勝で暫定首位のアストン・ビラ、エメリ監督は勝利に満足も「挑戦に全力を尽くさなければ」
アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での好調ぶりを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 22日、CLリーグフェーズ第3節でボローニャをホームに迎えたビラ。ゴールレスで試合を折り返すも後半に攻撃のギアを上げると、55分にジョン・マッギン、64分にジョン・デュランがゴールを決めてリードを広げる展開に。その後は持ち味でもあるソリッドな守備でボローニャの反撃を完封し、2-0で勝利した。 CL3試合連続クリーンシートで3連勝を達成。リーグフェーズ暫定首位に浮上したエメリ監督は、チームがこれからも挑戦し続ける必要があるとコメントしている。 「我々は真剣に、集中し、責任を持ってプレーしている。チームは進歩しており、あらゆる面で成熟しているところだ。今日の我々はマンツーマンによってプレスを破ろうとしていた」 「最初の15分でいくつかピンチがあったが、その後は非常にうまく対応したと思う。ホームでの欧州大会は、いつも難しくなるものだ。我々は90分間ゲームプランを維持する必要があったが、それができたと思う」 「デュランのゴールは素晴らしかった。彼はもっとゴールを決められると思っているし、非常に良い仕事だったと思う。そして最後の数分は、ワトキンスが頑張る番だった」 「(競争力の維持は)我々の挑戦であり、私の挑戦でもある。私は選手たちに、レベルを上げ続けなければならないというメッセージを送っているんだ」 「この高いレベルを維持することは、チャンピオンズリーグでもプレミアリーグでも最もチャレンジングなことだろう。選手たちはこの挑戦に全力を尽くさなければならない」 2024.10.23 12:20 Wed3
ユベントスがブレーメル重傷で早くもアクション…モッタ監督がボローニャの教え子CBベウケマに電話、1月に代役獲得へ
ユベントスのチアゴ・モッタ監督が、古巣の教え子に電話をかけたという。 ユベントスは3日、前日のRBライプツィヒ戦で負傷したブラジル代表DFグレイソン・ブレーメルが、左ヒザ前十字じん帯損傷の大ケガを負ったと公表。同選手は今季絶望の可能性が高い。 ライプツィヒ戦前までは、今季の公式戦全7試合にフルタイム出場するなど、堅守に磨きがかかったユベントスの中で中枢だったブレーメル。この離脱は、あまりに痛い。 イタリア『カルチョメルカート』によると、どうやらユベントスは1月の代役確保へ早くも動いた模様。モッタ監督が、昨季まで率いたボローニャの教え子に電話をかけたという。 相手は、オランダ人DFサム・ベウケマ(25)。 23-24シーズンにAZからボローニャ入りした188cmセンターバック(CB)で、CB大国オランダにおいて世代別含めて代表歴ゼロも、昨季のボローニャ大躍進に貢献し、母国でも「ユーロ2024に招集を」と声が上がった実力者だ。 ただ、今季キャリアで初めてCLの舞台に立ち、ユーベ以外の欧州トップクラブもリストアップを始めたとのこと。先日のリバプール戦には、プレミアリーグ勢の視察もあったとされる。 ベウケマを狙う利点としては、まだ市場価値が急騰していないという点だが、ボローニャはAZから獲得時に「将来のリセール時に売却益20%を譲渡」という契約を結んでおり、そこそこの金額でなければ売らないとも考えられる。 これからブレーメル抜きで歩むこととなったユベントスだが、果たして。 2024.10.04 13:25 Fri4
「目標はユーロ連覇」イタリア代表指揮官、若手の名前列挙し本大会選出へアピール要求! 19歳のサプライズ招集も示唆
イタリア代表のルチアーノ・スパレッティ監督が、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでユーロ2024への意気込みを語った。 昨年9月にスクデット指揮官としてアッズーリを託されたスパレッティ監督。ユーロ予選途中からの指揮という、決して簡単ではない状況からの船出となったが、無事に予選突破を決めた。 全世界が注目する、“競技レベルはワールドカップ(W杯)よりも高い”と言われるユーロ本大会まで残り3カ月と少し。前回王者イタリア代表を率いる老将は、王座防衛を宣言する。 「我々は予選通過に値するプレーを見せ、見事にその資格を得た。強調されるべきは、各々が常に自らの仕事を放棄せず、積極的なサッカーを貫いている点だ。この集中力をもっともっと改善したい。チームはまだまだ発展途上だ」 「私にはイタリア代表を強くする責任があり、現状、満足できるものなどほとんどない。それはなぜか? 目標がユーロ連覇とW杯優勝だからだ。これは全イタリア国民の期待であり、過去の偉大な歴史がそれを欲しているのだ」 「イングランド、フランス、スペイン、ドイツ…強敵だらけだが、我々だって彼らのレベルに劣っているわけではない。しかし、イングランドを20分間凌駕するだけでは駄目だ。90分間良いプレーをして初めて勝るのだ」 欧州制覇への覚悟を滲ませるスパレッティ監督。その一方、一部の主力選手が所属クラブで不振に喘いでいる現状を危惧している。 「フェデリコ・キエーザ(ユベントス)にニコロ・ザニオーロ(アストン・ビラ)…私は彼らの困難な状況を注視しているよ。万が一に備え、方向転換して別の解決策を準備しておく必要があるだろう。具体的なことを1つ挙げると、[3-4-2-1]を検討している」 「これは守備的な考え方ではなく、そこにいるプレーヤーの快適さを考慮したシステム案だ。間違ってもボール非保持のときに5バックにする、というものではない。攻撃性を維持しつつ、バランスも必要なのだ」 キエーザらのユーロ本大会落選をちらつかせた一方、現時点では当落選上にいると考えられる、A代表未経験の若手を含む選手たちの名前を掲げ、シーズン後半戦でのアピールを期待していると、遠回しながらもハッパをかけた。 「アレッサンドロ・ボンジョルノ(トリノ/24歳)は本当に頑丈なセンターバックだ。ラウル・ベッラノーバ(トリノ/23歳)とリッカルド・カラフィオーリ(ボローニャ/21歳)も準備ができている。ジオバンニ・ファビアン(ボローニャ/19歳)を選んだらサプライズか?」 「ガエターノ・カストロヴィッリ(フィオレンティーナ/27歳)も最近は再びプレーし始めた。他にもアンドレア・カンビアーゾ(ユベントス/24歳)、トンマーゾ・バルダンツィ(ローマ/20歳)、ロレンツォ・ルッカ(アヤックス/23歳)、マルコ・カルネセッキ(アタランタ/23歳)、ミケーレ・ディ・グレゴリオ(モンツァ/26歳)、イバン・プロベデル(ラツィオ/29歳)…」 「リストに載るのは23名(正しくは26名)だが、大会前のトレーニングはさらに4〜6人を帯同させて少しでも経験を積ませたい。新たな花びらを加える可能性は十分にある」 かなり踏み込んだ内容まで語り、ユーロへのアツい意気込みをのぞかせたスパレッティ監督。これに奮起しない若手はA代表には不要だ。 2024.02.24 21:21 Sat5