ヴィツェル弾で逆転勝利のドルトムントが首位通過を決める! 16歳ムココがCL最年少出場記録を更新《CL》

2020.12.09 04:55 Wed
Getty Images
ドルトムントは8日、チャンピオンズリーグ(CL)グループF最終節でゼニトと対戦し、2-1で勝利した。
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グループ首位通過を目指すドルトムント(勝ち点10)が、すでにグループステージ敗退の決まっている最下位ゼニト(勝ち点1)のホームに乗り込んだ一戦。ハーランドやデラネイ、ラファエル・ゲレイロ、アカンジ、ムニエら主力に多くの負傷者を抱えるドルトムントは、直近のフランクフルト戦から先発メンバーを6人変更。サンチョやレイナ、ダフード、GKビュルキに代えてロイスやトルガン・アザール、ベリンガム、GKヒッツを先発で起用した。
攻撃時[3-3-2-2]、守備時に[5-3-2]の布陣を採用するドルトムントは、16分に先制を許す。左からのスローインをバイタルエリア中央のドリウッシが逆サイドへ展開すると、これを受けたストロミンがマウコムとのパス交換でボックス右まで切り込み折り返す。これをボックス内に走り込んだドリウッシが右足で合わせるとフンメルスにディフレクトしたボールがゴール右隅に吸い込まれた。

先手を取られたドルトムントは、19分にボックス左から仕掛けたT・アザールがゴールに迫ったが、シュートはGKケルジャコフのセーブに阻まれる。その後もアタッキングサードまでボールを運ぶが、そこからのアイデアと精度を欠き、なかなか決定機まで持ち込むことができない。
すると、33分にドルトムントはゼニトの反撃に遭う。ロングパスを前線でドリウッシのスルーパスからDFの裏に抜け出したアズムンがボックス内まで持ち上がりゴールネットを揺らしたが、これはアズムンのオフサイドを取られ、ゴールは取り消しとなった。

ドルトムントは、前半終了間際の45分にロイスが右ポストを直撃のコントロールショットでゼニトゴールを脅かしたが、同点弾は生まれず。1点のビハインドで前半を終えた。

迎えた後半、ドルトムントは開始早々のにピンチ。47分、マウコムの右クロスからボックス内が混戦するとクジャイェフがシュートを放ったが、これはGKヒッツの好セーブで難を逃れた。

その後、主導権を握られる展開となったドルトムントは、58分にブラントとパスラックを下げてレイナとCL最年少出場記録となる16歳18日のムココをピッチに投入。すると68分、右CKのセカンドボールをボックス左のロイスがダイレクトで折り返すと、中央のフンメルスのシュート。これは相手GKに弾かれるも、こぼれ球をピシュチェクが押し込んだ。

72分にフンメルスとピシュチェクを下げてサンチョとザカドゥをピッチに送り出したドルトムントは、78分に逆転する。サンチョからのパスをボックス右手前で受けたヴィツェルがカットインから左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に吸い込まれた。

その後、ゼニトの反撃を受けたドルトムントだったが、粘りの守りでこれをシャットアウト。ヴィツェルの決勝点を守り抜いたドルトムントが、グループ首位通過を決めた。

ゼニト 1-2 ドルトムント
【ゼニト】
ドリウッシ(前16)
【ドルトムント】
ピシュチェク(後23)
ヴィツェル(後33)

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