「正直なところ…」セリエA22戦無敗のミラン、マルディーニ氏が本音「これほど長く無敗が続くとは」

ミランのスポーツディレクター(SD)を務めるパオロ・マルディーニ氏が絶好調のチームについてコメントした。『フットボール・イタリア』が伝えている。

昨シーズンのセリエAで新型コロナウイルス(COVID-19)による中断期間明けから快進撃を続けヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位滑り込みを果たしたミラン。その勢いは衰えることなく、今シーズンのセリエAでは8勝2分けの無敗で現在首位に立っている。

昨シーズンから続く無敗記録も22試合に伸ばしているミランダが、マルディーニ氏はイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、これほどの成績を「期待はしていなかった」と語り驚きを語った。
「我々は、改善のためのデータではなく、成功のためのデータを求めている」

「正直なところ、リーグ戦でこれほど長く無敗が続くとは思っていなかった。しかし、中断期間前の1月には良くなる兆候が見えていた」好スタートを切り、その調子を維持しているミラン。マルディーニ氏はヨーロッパリーグ出場権をつかんだ昨シーズン以上の成績を、今シーズンの目標に掲げたとした。

「2020年に入ってからの結果は、ミランがスクデットを目指して戦えることを物語っている。しかし、我々のシーズンは2年にわたって展開している」

「最低限は昨シーズンよりも良い成績で終えることだ。我々はELの出場権を獲得した。それ以上を望んでいるよ」

「そういった意味では、オーナーが我々に何も言ってこなくとも、チャンピオンズリーグに行かないのは馬鹿げている」

来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場は必須の目標だとしながらも、マルディーニ氏はスクデット獲得を夢見ていると語った。

「ミランは夢を見ており、それをやめたくはない。何よりも彼らは諦めない」

「私は常に選手に野心的なことを求めている。可能な目標に到達するには、ほぼ幻想的な目標が必要だ」

また、ライバルにはインテルが浮上してくると予想。そのほか、ユベントス、ナポリも候補だと語った。

「インテルが大きく成長してくると思っている。ユベントスは若い監督がいて、新しい方法を取り込む必要がある」

「ユベントス、インテル、そしてナポリもスクデットを争うことになるだろう。我々は自分たちをそこから外さない。私には違いはない。私は、我々の方法を考える。自分たちの道を歩んでいく」