後半3失点の横浜FM、逆転負けでクラブ史上初のベスト8ならず《ACL2020》

2020.12.08 01:10 Tue
Getty Images
横浜F・マリノスは7日、AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16で韓国の水原三星と対戦し、2-3で敗戦した。
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韓国王者の全北現代や上海上港が同居したグループHを首位で通過した横浜FMと、ヴィッセル神戸が同居したグループGを2位で通過した水原三星の一戦。4日に行われたグループH最終節のシドニーFC戦では、マルコス・ジュニオールやチアゴ・マルチンスら主力を温存しながらも1-1の引き分けで終え、グループ首位通過というノルマを果たした横浜FM。
ベスト8を目指す一戦に向けては、シドニーFCからスタメンを総入れ替え。[4-2-1-3]で臨んだ横浜F・マリノスは3トップに右から仲川、エリキ、高野と並べ、トップ下にマルコス・ジュニオールを据え、GKはオビンナが務めた。

かつてサガン鳥栖に所属したMFキム・ミヌらがスタメンに名を連ねた水原三星に対し、横浜FMは開始早々に決定機を迎える。3分、マルコス・ジュニオールのワンタッチパスで左サイドを抜け出した高野のクロスを逆サイドから走り込んだ仲川が合わせたが、このシュートはゴール右に外れた。
アグレッシブな入りを見せた横浜FMだが、その後は判断ミスや連係ミスが目立ち、シュートまで持ち込めない時間が続く。それでも20分、自陣中盤でパスカットした松原健が素早く展開すると、喜田のロングスルーパスでボックス右まで駆け上がった仲川の折り返しをエリキが流し込んだ。

先制に成功した横浜FMは、33分に右サイドを抜け出した仲川のクロスからマルコス・ジュニオールがシュート。さらに40分には、ロングカウンターからドリブルでボックス内まで持ち込んだエリキが決定機を迎えたが、共にシュートは枠を外れた。

迎えた後半、横浜FMは立ち上がりの52分にピンチを迎える。ハン・ソクジョンのロングスルーパスで抜け出したイム・サンヒョブに決定機を許したが、これはGKオビンナの好セーブで難を逃れる。しかし57分、自陣中盤でボールを奪われるとキム・ミヌのサイドチェンジを右サイドで受けたキム・テファンがカットイン。ボックス右手前からミドルシュートを放つと、これがゴール右に突き刺さった。

追いつかれた横浜FMは、78分にマルコス・ジュニオール、高野、喜田を下げて天野、前田、和田を投入する3枚替えを敢行。しかし、再びスコアを動かしたのは水原三星。82分、中盤でのボール奪取からドリブルで持ち上がったキム・ミヌがキム・ガンヒとのワンツーでゴール前まで抜け出しGKオビンナの股下を抜くシュートを流し込んだ。

さらに87分には、センターサークル内でボールを拾ったハン・ソクジョンがロングシュート。これが前に出ていたGKオビンナの頭上を越えてゴールネットに吸い込まれた。

その後、横浜FMは途中出場のオナイウ阿道のゴールで1点を返したが反撃はここまで。1-3で敗れた横浜FMのベスト8進出はならなかった。

横浜FM 2-3 水原三星
【横浜FM】
エリキ(前20)
オナイウ阿道(後46)
【水原三星】
キム・テファン(後12)
キム・ミヌ(後37)
ハン・ソクジョン(後42)

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