【ブンデス第10節プレビュー】バイエルンvsライプツィヒの首位攻防戦開催

2020.12.04 18:00 Fri
Getty Images
前節は首位バイエルン(勝ち点22)がMF遠藤航の所属するシュツットガルトに逆転勝利した一方、ドルトムント(勝ち点18)がケルンに不覚を取って4位に後退した。迎える第10節、バイエルンは2位に浮上したライプツィヒ(勝ち点20)と首位攻防戦を戦う。
PR
前節シュツットガルト戦を先制される展開とされながらも3-1と逆転勝利したバイエルン。チャンピオンズリーグ(CL)では既に首位通過を決めていたこともあってアトレティコ・マドリー相手に主力を温存した中、1-1の引き分けに持ち込んだ。FWレヴァンドフスキら一部主力を起用せずコンディション良好な中、首位キープに挑む。
一方、ビーレフェルトに逃げ切り勝利を飾ったライプツィヒは、水曜に行われたイスタンブール・バシャクシェヒル戦では3-1から追いつかれるまずい展開とされながらもFWセルロートの移籍後初弾で何とか競り勝った。決勝トーナメント進出に望みを繫いだ中、コンディション面では不利な状況だが、首位奪還となるか。

また、土曜にはフランクフルトvsドルトムントが行われる。MF鎌田の2アシストでウニオン・ベルリンに3-3と引き分けた9位フランクフルト(勝ち点12)。4戦連続ドロー中で6試合勝利がない中、ドルトムント相手に久々の白星となるか。鎌田には引き続きゴールに絡むプレーを期待したい一方、ここ2試合出場機会のないDF長谷部は出場のチャンスを得られるか。

対するドルトムントは前節ケルンに足をすくわれ、終盤の反撃虚しく敗戦に終わった。バイエルンとの勝ち点差を再び広げられた中、追いすがるためにも必勝を期したい。水曜に行われたCLではラツィオ相手に逃げ切りを図れず1-1の引き分けに持ち込まれたものの、決勝トーナメント進出を決めた。幸い、ラツィオ戦で負傷退場となったDFフンメルスは打撲で済んだとのことだが、FWハーランドが欠場する逆境となる中、この難局を乗り越えることができるか。
日曜にはブレーメンFW大迫vsシュツットガルトMF遠藤航の日本人対決が行われる。開幕戦以来となる先発抜擢となった大迫は、先制点をアシストする活躍を見せたものの、チームは打ち合いの末に3-5と敗れ、開幕戦以来となる黒星を喫してしまった。自身が先発した試合でいずれも黒星と運にも見放されているような状態だが、プレー自体は上向きな様子でシュツットガルト戦でもゴールに絡むプレーを期待したい。

一方の遠藤航はバイエルン戦でも存在感を発揮し、王者相手に善戦して見せた。こちらも開幕戦以来となる黒星を喫した中、勝利を取り戻すことはできるか。遠藤としては大迫に入るクサビのパスを遮断する働きが求められる。

ライプツィヒ戦では決定機が幾つか訪れながらも決め切れなかったビーレフェルトのMF堂安。その堂安が所属する17位ビーレフェルト(勝ち点4)は16位マインツ(勝ち点5)との下位対決に挑む。自滅に近い形で失点し、終盤の反撃虚しく敗れ去ったビーレフェルト。これで7連敗となったチームは、自信喪失気味だが、同じく不振に喘ぐマインツとの下位対決を制すことはできるか。

そして負傷によって前節フランクフルト戦を欠場したMF遠藤渓太のウニオン・ベルリンはヘルタ・ベルリンとのダービーに挑むが、既にトレーニングに復帰している遠藤はベンチ入りとなるか。

◆ブンデスリーガ第10節
▽12/4(金)
《28:30》
ヘルタ・ベルリンvsウニオン・ベルリン

▽12/5(土)
《23:30》
フランクフルトvsドルトムント
ビーレフェルトvsマインツ
ケルンvsヴォルフスブルク
フライブルクvsボルシアMG
《26:30》
バイエルンvsライプツィヒ

▽12/6(日)
《23:30》
ブレーメンvsシュツットガルト
《26:00》
シャルケvsレバークーゼン

▽12/7(月)
《28:30》
ホッフェンハイムvsアウグスブルク


PR
関連ニュース

「脱帽するしかない」レバークーゼンの偉業をライバルのミュラーも絶賛「本当にセンセーショナル」

バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーが、ブンデスリーガ優勝を果たしたレバークーゼンを称えた。ドイツ『スカイ・スポーツ』が伝えている。 今シーズンのブンデスリーガは、シャビ・アロンソ監督に率いられたレバークーゼンが開幕から絶好調を維持すると、調子の上がらぬ2位バイエルンに大差をつけて首位を独走。14日に行われたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦で5-0の大勝を飾ったチームは、いまだ無敗の状態でクラブ史上初のブンデスリーガ優勝を果たした。 これにより、バイエルンの連覇は「11」で途切れることに。絶対王者の座を退く形となったが、17日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)の事前会見に出席したミュラーは、元同僚でもあるシャビ・アロンソ監督の偉業を絶賛。そのうえで、来シーズンは挑戦者の立場となることを歓迎している。 「ブンデスリーガの優勝は決まった。僕たちの11年連続の優勝を経て、今年は本当にセンセーショナルな好パフォーマンスを見せたレバークーゼンがトロフィーを獲得したね」 「僕のかつてのチームメイトであるシャビ・アロンソのチームは、今シーズンここまで無敗だ。このパフォーマンスには脱帽するしかないよ。タイトル獲得を成し遂げたチームやクラブを祝福したい」 「これによって来シーズンは、僕たちがハンターになることを意味するだろう。それはこれまでと違った新しい状況、異なる状況であり、チームに新鮮な空気をもたらすだろうね」 2024.04.16 16:30 Tue

バイエルンとの契約は残り2年も…ニャブリは今夏の移籍を検討せず?

バイエルンのドイツ代表FWセルジュ・ニャブリ(28)は、他クラブへの移籍を望んでいないようだ。 ニャブリは2017年6月にバイエルンへ加入。初年度のホッフェンハイムへのレンタル移籍を経て翌年からバイエルンに復帰すると、以降は主力として公式戦通算235試合出場86ゴール52アシストの記録を残している。 これまで多くのタイトル獲得にも貢献してきた一方で、今シーズンは度重なる負傷に見舞われているニャブリ。現在もハムストリングを痛めて離脱中であり、シーズン中に復帰できるかは不透明な状況となっている。 そんなニャブリとバイエルンの契約は2026年までとなり、今夏には残り2年に。ドイツ『スカイ・スポーツ』によるとバイエルンはオファー次第で今夏の売却を検討する可能性があるものの、ニャブリ本人に退団の意思はないようだ。 ニャブリは現在のミュンヘンでの生活や年俸1500万ユーロ(約24億5000万円)以上を受け取る待遇に満足している模様。移籍するとしたら、欧州トップクラブが同様の条件を提示した場合に限るとのことだ。 ニャブリにはパリ・サンジェルマン(PSG)が今夏獲得に動く可能性もあると報じられているが、果たして。 2024.04.16 15:40 Tue

新指揮官探すバイエルン、2023年3月に解任のナーゲルスマン監督が最優先ターゲットか

バイエルンは新シーズンの指揮をドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督(36)に託したいようだ。 バイエルンは2月にトーマス・トゥヘル監督の今シーズン限りの退任を発表。後任の最有力候補はレバークーゼンをクラブ史上初のブンデスリーガ優勝に導いたシャビ・アロンソ監督だったが、指揮官は3月に残留を明言したことで、監督探しが白紙に戻っていた。 その後はブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督や、オーストリア代表のラルフ・ラングニック監督の名前が取り沙汰されるも、具体的な進展はなし。バイエルンは4月中に新指揮官を決めたい意向を示していたことから、どのような動きを見せるかが注目されていた。 そんな中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、バイエルンはナーゲルスマン監督を最優先候補にすると決定したとのこと。すでに指揮官に対して、3~4年の長期契約を提示しているようだ。 ただし、ナーゲルスマン監督はまだ去就を決断していない模様。代表監督の契約は2024年7月までとなるも、ドイツサッカー協会(DFB)は契約延長を希望しており決断が注目される。 ナーゲルスマン監督は2021年夏にバイエルンの指揮官に5年契約で就任すると、初年度にブンデスリーガ優勝を達成。しかし、翌シーズンはブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)でタイトル獲得の可能性を残す状況でありながら、チーム内の不和などを理由に電撃解任されていた。 2024.04.16 11:15 Tue

公式戦4試合ぶり白星は「望んでいた結果」、バイエルンがCLアーセナル戦2ndレグに弾み

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が久々の勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 ブンデスリーガ第27節のドルトムント戦、第28節のハイデンハイム戦で2連敗を喫し、12連覇が絶望的となったバイエルン。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのアーセナル戦を2-2のドローで終えた中、13日の第29節ケルン戦では、選手を6人入れ替えながら立て直しを図った。 前半はイングランド代表FWハリー・ケインのシュートなどで度々ゴールに迫ったバイエルンだったが、ポストにも嫌われ、ゴールレスでハーフタイムへ突入。後半に入るとフランス代表FWキングスレー・コマンが負傷するアクシデントもありながら、ポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロのコントロールショットで均衡を破り、後半アディショナルタイムにはドイツ代表MFトーマス・ミュラーのゴールでダメ押しした。 公式戦4試合ぶりの白星を手にしたトゥヘル監督は、「望んでいた結果が得られた。これで水曜日に向けた準備ができる」とコメント。一方、CL準々決勝の狭間という難しさも口にした。 「素晴らしいチャンスをいくつか作ったが、良いチャンスもいくつか許してしまった。重要な2試合の間に最高のパフォーマンスを見せるのは簡単ではない」 また、トゥヘル監督はアーセナルをホームに迎える17日の2ndレグにも言及。選手たちにベストを求めると同時に、サポーターの後押しも望んでいる。 「水曜日は、非常に優れた守備のパフォーマンス、自信を持ってハイプレスをかける時間帯、良いポゼッションなど全ての要素が必要だ」 「完璧なパフォーマンス、少しの運、当日の良いコンディションが必要だし、ホームアドバンテージを決定的なものにするため、観客も必要としている」 2024.04.14 17:25 Sun

バイエルンに痛手…先発復帰のコマンが内転筋のケガで再離脱

バイエルンは13日、フランス代表FWキングスレー・コマンが数週間の離脱になることを発表した。 コマンは同日に行われたブンデスリーガ第29節のケルン戦に先発出場。しかし、後半立ち上がりの50分に相手ボックス内のプレー中に負傷。プレー続行不可能となり、そのままMFジャマル・ムシアラとの交代を余儀なくされた。 クラブの発表によれば、右内転筋を負傷したコマンは数週間の離脱となり、17日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのアーセナル戦の欠場が確実となった。 今季のコマンは度重なるケガに見舞われ、ここまでブンデスリーガ17試合の出場にとどまっていた。 2024.04.14 07:00 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly