ライプツィヒが後半AT弾で劇的勝利! セルロートの値千金初弾で暫定2位に浮上!《CL》

2020.12.03 05:07 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第5節、イスタンブール・バシャクシェヒルvsRBライプツィヒが2日に行われ、アウェイのライプツィヒが3-4で勝利した。

前節、2位のパリ・サンジェルマン(勝ち点6)に敗れて3位転落となったライプツィヒ(勝ち点6)は、イスタンブールBBSK(勝ち点3)とのアウェイに乗り込み勝ち点3奪取を狙った。今週末に国内リーグでバイエルンとのビッグマッチを控える中、ナーゲルスマン監督は前節のPSG戦から先発1人を変更。エンクンクに代えてカンプルを起用した。

試合は立ち上がりからアウェイのライプツィヒが圧倒する。キックオフ直後のファーストプレーでボックス右に抜け出したフォルスベリがいきなり際どいシュートを放つと、4分にはフォルスベリの左CKをムキエレがドンピシャのタイミングでヘディングシュートもGK正面を突く。
その後も前線からの激しいプレスで相手に自由を与えないアウェイチームはサイドを起点に再三の決定機を作り出す。このイケイケの時間帯にゴールをこじ開けることができず、徐々に押し返され始めるが、思わぬ形から先制点を奪い切る。

26分、ボックス手前でボールを持ったザビッツァーがグラウンダーのミドルシュートを放つと、ゴール前に飛び出そうとした味方のユスフ・ポウルセンに意図せず当たってコースが変わったシュートがゴール右隅に決まった。
ポウルセンの幸運な先制点で勢いづくアウェイチームは以降も積極的に2点目を狙う。再三ゴール前に顔を出すフォルスベリがなかなか決定機を決めきれないが、42分にはボックス左で仕掛けたフォルスベリが体勢を崩しながらも折り返したボールをゴール前にするすると抜け出してきたムキエレが左足のワンタッチで流し込んだ。

一方、立ち上がりからほぼ何もさせてもらえないうえ、ボリンゴリ=ムボンボの負傷によりシャドリの緊急投入を余儀なくされたホームチームだが、前半終了間際のアディショナルタイム3分には左CKのサインプレーからペナルティアーク付近でヴィスチャのマイナスのパスをイルファンが見事な左足のダイレクトシュート。これがゴール左隅に完璧なコースに決まり、前半のうちに1点を返した。

迎えた後半、互いにハーフタイムに選手交代を行った中、攻め合うオープンな展開が続く。61分には再三右サイドで良い攻撃参加を見せるムキエレからの絶妙なクロスにフォルスベリが反応も、ゴール至近距離でのイージーシュートを枠の右に外してしまう。

まさに「彼の日ではなかった」というスウェーデン代表MFを下げてセルロートを投入したライプツィヒは、直後の66分にアンヘリーニョの縦パスに抜け出したダニ・オルモがボックス左で鮮やかな切り返しからDFを外し、右足のシュートをニア下隅に流し込み、再びリードを2点に広げた。

これで勝負ありかに思われたが、ここ数試合リード時の試合運びに問題を抱えるライプツィヒは72分、相手の斜めのランニングにDF3枚が釣られてボックス手前左でイルファンを完全にフリーにして左足のミドルシュートを打たれると、これがゴール左隅の完璧なコースに決まった。

さらに85分にもボックス手前右の危険な位置でFKを与えたライプツィヒは、これを三度イルファンに見事な左足のシュートで決め切られ、ハットトリックを許した。

土壇場で追いつかれた中、決勝トーナメント進出に向けて勝ち点3がほしいライプツィヒは、最後の最後に昨季トルコの地でブレイクしたノルウェー代表FWが魅せる。92分、ペナルティアーク付近でポウルセンから横パスを受けたセルロートが得意の左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。

そして、直近のビーレフェルト戦でPKを失敗していたセルロートの待望の加入後初ゴールで打ち合いを制したライプツィヒが首位のマンチェスター・ユナイテッドと勝ち点9で並び、暫定2位に浮上した。

イスタンブールBBSK 3-4 RBライプツィヒ
【イスタンブールBBSK】
イルファン(前48)
イルファン(後27)
イルファン(後40)
【ライプツィヒ】
Y・ポウルセン(前26)
ムキエレ(前43)
ダニ・オルモ(後21)
セルロート(後47)

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