途中出場メッシがドブレーテ含む圧巻の存在感! 10人ベティスにマニータ達成のバルサが5戦ぶり白星!《ラ・リーガ》
2020.11.08 02:17 Sun
ラ・リーガ第9節、バルセロナvsベティスが7日にカンプ・ノウで行われ、ホームのバルセロナが5-2で勝利した。
前節のアラベス戦では後半半ばに退場者を出したホームチームの粘りの守備をこじ開けられず、痛恨の1-1のドローとなった12位のバルセロナ。直近4戦未勝利と苦しい船出の中、5戦ぶりの白星を目指す今節は7位のベティスをホームで迎え撃った。
直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではディナモ・キエフ相手に2-1の勝利を収めたものの、ホームゲームとしてはもの足りない内容での辛勝となった。ディナモ・キエフ戦からは先発3人を変更。デストとピャニッチ、メッシに代えてセルジ・ロベルト、デンベレ、ラングレを起用した。
開幕から公式戦全試合フル出場していたメッシを初めてベンチスタートとしたバルセロナは、グリーズマンとアンス・ファティを2トップに配した[4-4-2]を採用。開始5分には高い位置でのボール奪取からボックス右のアンス・ファティからマイナスのパスを受けたグリーズマンに決定機も、左足のシュートは枠の左に。その直後にはグリーズマンのお膳立てからボックス左のアンス・ファティに決定機も、右足のシュートは枠の右に外れる。
立て続けに決定機を作り出したホームチームだが、8分にはカナレスの左CKをボックス中央でフリーのウィリアム・カルバーリョに頭で合わせられるが、ここは今季ラ・リーガ初出場のGKテア・シュテーゲンがワンハンドセーブで阻止した。
デンベレの今季リーグ初ゴールで先手を奪ったバルセロナは、直後の26分にもペドリの絶妙なヒールパスに反応したボックス内のグリーズマンに絶好機も、シュートを枠に飛ばせない。さらに、31分にはジョルディ・アルバの高速クロスに反応したアンス・ファティがDFマンディに後方から倒されてPKを獲得。しかし、キッカーのグリーズマンは立ち上がりからの決定機逸を受けてか、置きにいったシュートをGKブラーボに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
このPK失敗で嫌な流れが漂い始めたバルセロナは、前半終了間際に手痛い失点を喫する。前半アディショナルタイム3分、ベティスのロングカウンターから左サイド深くに抜け出したテージョのクロスがディフレクトしてゴール前にこぼれたところをサナブリアに押し込まれ、元カンテラーノに同点ゴールを決められた。
1-1のイーブンで後半を迎えたバルセロナベンチは、アンス・ファティに代えて切り札のメッシをハーフタイム明けに投入。すると、絶対的なエースはいきなり仕事を果たす。49分、左サイド深くに抜け出したジョルディ・アルバのグラウンダーのクロスに反応したメッシはDFとGKを引き付けて見事なスルー。後方に走り込んだグリーズマンが汚名返上の2試合連続ゴールとした。
メッシの心憎い演出から後半開始早々にリードを手にしたバルセロナは、再びメッシが仕事を果たす。58分、グリーズマンのスルーパスに反応したメッシがボックス右でマイナスのパスを送り、これをデンベレがすかさずシュート。ここはDFマンディのゴールカバーに阻まれたが、VARによる確認の結果、マンディのブロックが腕を使ったものと判断され、決定機阻止によるレッドカードと共にバルセロナにPKが与えられた。そして、メッシがゴール右上隅の完璧なコースに突き刺し点差を広げた。
2点リードに加えて数的優位を手にし、ここから余裕の展開となるかに思われたバルセロナだが、ここ最近の低迷を象徴するような拙い試合運びを見せてしまう。73分、アレックス・モレノに自陣右サイドを簡単に破られてボックス内への侵入を許してマイナスに折り返されると、投入直後のロレンにワンタッチで流し込まれ、10人のベティスに再び戦う力を与えてしまう。
この失点により、再び嫌な雰囲気が漂い始めたカンプ・ノウだが、その空気を払しょくしたのは、やはり頼れるエースだった。82分、右サイドでの細かい連係からセルジ・ロベルトのヒールパスに抜け出したメッシがゴール右からニア上を豪快に射抜くゴラッソを叩き込み、今季初めて流れの中でのゴールを挙げた。
これで勝利を決定付けたバルセロナは、試合終了間際の90分にもセルジ・ロベルトの正確なグラウンダーの折り返しをボックス左でフリーのペドリが冷静に流し込み、嬉しいプリメーラ初ゴールとした。
そして、途中出場メッシのドブレーテの活躍で10人のベティスにマニータを達成したバルセロナが、5-2の快勝でラ・リーガ5戦ぶりの白星を手にした。
前節のアラベス戦では後半半ばに退場者を出したホームチームの粘りの守備をこじ開けられず、痛恨の1-1のドローとなった12位のバルセロナ。直近4戦未勝利と苦しい船出の中、5戦ぶりの白星を目指す今節は7位のベティスをホームで迎え撃った。
直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではディナモ・キエフ相手に2-1の勝利を収めたものの、ホームゲームとしてはもの足りない内容での辛勝となった。ディナモ・キエフ戦からは先発3人を変更。デストとピャニッチ、メッシに代えてセルジ・ロベルト、デンベレ、ラングレを起用した。
立て続けに決定機を作り出したホームチームだが、8分にはカナレスの左CKをボックス中央でフリーのウィリアム・カルバーリョに頭で合わせられるが、ここは今季ラ・リーガ初出場のGKテア・シュテーゲンがワンハンドセーブで阻止した。
その後は互いに攻守の切り替え、縦志向の強い攻撃でゴールを目指し合う中、バルセロナが個の力でゴールをこじ開ける。22分、相手陣内中央のグリーズマンから右に張ったデンベレにパスが渡ると、鋭いカットインでボックス内に侵入したデンベレの強烈な左足のシュートがかつての守護神ブラーボの手を弾いてゴールネットを揺らした。
デンベレの今季リーグ初ゴールで先手を奪ったバルセロナは、直後の26分にもペドリの絶妙なヒールパスに反応したボックス内のグリーズマンに絶好機も、シュートを枠に飛ばせない。さらに、31分にはジョルディ・アルバの高速クロスに反応したアンス・ファティがDFマンディに後方から倒されてPKを獲得。しかし、キッカーのグリーズマンは立ち上がりからの決定機逸を受けてか、置きにいったシュートをGKブラーボに完璧に読まれて痛恨の失敗となった。
このPK失敗で嫌な流れが漂い始めたバルセロナは、前半終了間際に手痛い失点を喫する。前半アディショナルタイム3分、ベティスのロングカウンターから左サイド深くに抜け出したテージョのクロスがディフレクトしてゴール前にこぼれたところをサナブリアに押し込まれ、元カンテラーノに同点ゴールを決められた。
1-1のイーブンで後半を迎えたバルセロナベンチは、アンス・ファティに代えて切り札のメッシをハーフタイム明けに投入。すると、絶対的なエースはいきなり仕事を果たす。49分、左サイド深くに抜け出したジョルディ・アルバのグラウンダーのクロスに反応したメッシはDFとGKを引き付けて見事なスルー。後方に走り込んだグリーズマンが汚名返上の2試合連続ゴールとした。
メッシの心憎い演出から後半開始早々にリードを手にしたバルセロナは、再びメッシが仕事を果たす。58分、グリーズマンのスルーパスに反応したメッシがボックス右でマイナスのパスを送り、これをデンベレがすかさずシュート。ここはDFマンディのゴールカバーに阻まれたが、VARによる確認の結果、マンディのブロックが腕を使ったものと判断され、決定機阻止によるレッドカードと共にバルセロナにPKが与えられた。そして、メッシがゴール右上隅の完璧なコースに突き刺し点差を広げた。
2点リードに加えて数的優位を手にし、ここから余裕の展開となるかに思われたバルセロナだが、ここ最近の低迷を象徴するような拙い試合運びを見せてしまう。73分、アレックス・モレノに自陣右サイドを簡単に破られてボックス内への侵入を許してマイナスに折り返されると、投入直後のロレンにワンタッチで流し込まれ、10人のベティスに再び戦う力を与えてしまう。
この失点により、再び嫌な雰囲気が漂い始めたカンプ・ノウだが、その空気を払しょくしたのは、やはり頼れるエースだった。82分、右サイドでの細かい連係からセルジ・ロベルトのヒールパスに抜け出したメッシがゴール右からニア上を豪快に射抜くゴラッソを叩き込み、今季初めて流れの中でのゴールを挙げた。
これで勝利を決定付けたバルセロナは、試合終了間際の90分にもセルジ・ロベルトの正確なグラウンダーの折り返しをボックス左でフリーのペドリが冷静に流し込み、嬉しいプリメーラ初ゴールとした。
そして、途中出場メッシのドブレーテの活躍で10人のベティスにマニータを達成したバルセロナが、5-2の快勝でラ・リーガ5戦ぶりの白星を手にした。
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