圧巻バイシクル!若手を牽引する39歳イブラヒモビッチのリーダーシップ「残りの面倒は俺が見る」

ミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、試合を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。ミランは1日、セリエA第6節でウディネーゼと対戦。18分にイブラヒモビッチのパスをフランク・ケシエが押し込み先制に成功。1-1と追いつかれた83分には、クロスが相手DFにあたって高く上がると、これをイブラヒモビッチばバイシクルシュート。スーパーゴールで勝ち越しに成功し、1-2で勝利を収めた。


試合後、殊勲の決勝ゴールを記録したイブラヒモビッチはゴールを振り返り、勝利したことが重要とコメント。チーム力についても言及した。
「良いゴールだったが、勝つことがより重要だ。とても難しい試合では3ポイントは価値があり、もっと欲していることを示した」

「こういった試合でチーム力が出てくることで、俺たちが上手く機能していることがわかるだろう」ミランはサッカー関連のあらゆる統計データを研究している機関『CIES Football Observatory』の調査により、欧州5大リーグの中で最も平均年齢が低いという結果が出ていた。チームを牽引するイブラヒモビッチは39歳とそのデータに当てはまらないが、自身を支えるのは若手選手だとコメント。リーダーらしさをここでも見せた。

「俺たちはヨーロッパで最年少のチームで、俺が平均を挙げていると言われているが、若く感じさせてくれるのは彼らだ。信じられないほどの欲求と飢えがあり、決して満足せず、常にもっと欲しがっている」

「俺は自分が責任を負うことが好きだ。彼らが重圧を感じる必要はない。ただ働き、それを信じなければならない。残りの面倒は俺が見る」

また、好調を維持するチームだが、依然としてサポーターの前でのプレーは許されていない。イブラヒモビッチは再び感染が拡大している新型コロナウイルス(COVID-19)にも言及し、サポーターが欠かせないと語った。

「誰もが悪い時を迎えるだろうが、大切なのはポジティブに考えることだ。毎試合毎試合、全ての試合が決勝戦だと思うことだ」

「ファンがこのミランを間近で見られるように、全てがすぐに正常に戻ることを願っている。俺たちは彼らのためにプレーし、この戦いで彼らが近くにいることを望んでいる」