不屈のG大阪がパトリック弾で札幌に逆転勝利! 10戦負けなしの単独2位で大阪ダービーへ《J1》
2020.10.31 21:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第25節の1試合が31日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ホームのガンバ大阪が北海道コンサドーレ札幌を2-1で下した。
ここ9試合を8勝1分け負けなしでACL出場圏の2位タイに浮上したG大阪は2試合連続のホーム戦。先発の顔ぶれをパトリックと渡邊を変更するにとどめたなか、不祥事で謹慎処分のアデミウソンに代わり、今季J3リーグ20試合の出場で10得点を挙げる18歳の唐山が未経験のJ1リーグで3度目のベンチ入りを果たした。
一方、ここ2試合をいずれも勝利で飾り、その間の守りも無失点中の13位札幌は今季初の3連勝がかかる今節に向け、新型コロナウイルスの陽性反応で欠場した菅の代わりに白井を起用。メンバー外のジェイに代わり、ドウグラス・オリヴェイラを先発に抜擢したほか、戦線離脱が続いたチャナティップがベンチ入りした。
状態良好の両者が相対した一戦はアウェイの札幌が相手の出方をうかがうことなく、高い位置からのプレッシャーも駆使しながら攻め立てると、早々にゴールをこじ開ける。右サイド深くの駒井が右足クロスをゴール前に供給した9分、ドウグラス・オリヴェイラが右足ダイレクト。これがゴール右下隅に吸い込まれた。
勢いそのままにドウグラス・オリヴェイラの2戦連発弾で先取した札幌だが、G大阪もセットプレーからの二次攻撃で追いつく。16分、ボックス内の渡邉が左サイド深くの宇佐美からの鋭いパスを収め、後方からボールを受けに回った井手口に展開。井手口がDFを冷静にいなしながら右足シュートをゴール右下に決めた。
後半も一進一退の攻防が続いた試合は前半の終盤から徐々に攻め入る場面を増やしたG大阪がハーフタイム明けの早々にセットプレーからの二次攻撃でゴールに迫るなど、盛り返す展開に。やや守勢に回り始めた札幌は60分、金子と荒野の交代カードを切って、相手に傾きかかった流れを再び引き寄せにかかる。
しかし、次のゴールは札幌の交代から1分後に矢島や川崎、パトリックを投入したG大阪。敵陣左サイド深くでFKのチャンスを獲得した62分、ピッチを退いた宇佐美に代わり、キッカーを務めた山本が右足クロスをゴール前に送り、パトリックが反応する。これがパトリックの1stタッチだったが、頭に当てて軌道が変化したボールが吸い込まれた。
G大阪の思い切った3枚替えが的中する形で勝ち越しを許した札幌は反撃に転じるが、64分に金子のボックス右からのクロスにファーサイドで合わせた白井のシュートはGK東口がゴールラインを割るぎりぎりのところで処理。その後も攻め立てた札幌だが、G大阪の要所を締めた守りに遭い、追いつけない。
最後のところで身体を張ったG大阪の守りが際立つなか、チャナティップや早坂を送り込み、猛攻を続ける札幌は左CKのチャンスを獲得した88分、荒野のシュートがGK東口の好セーブに遭った流れからキム・ミンテが右足でフィニッシュ。しかし、クロスバー内側に当たり、ゴールライン上の際どいところに落ちたボールをパトリックにクリアされ、絶好機を逸する。
結局、タイトな守りで札幌の反撃を凌ぎ切ったG大阪が逆転勝利を飾り、3連勝を達成。10試合負けなしで単独2位に浮上して、次節のセレッソ大阪との大阪ダービーを迎えることとなった。
ガンバ大阪 2-1 北海道コンサドーレ札幌
【G大阪】
井手口陽介(前16)
パトリック(後17)
【札幌】
ドウグラス・オリヴェイラ(前9)
ここ9試合を8勝1分け負けなしでACL出場圏の2位タイに浮上したG大阪は2試合連続のホーム戦。先発の顔ぶれをパトリックと渡邊を変更するにとどめたなか、不祥事で謹慎処分のアデミウソンに代わり、今季J3リーグ20試合の出場で10得点を挙げる18歳の唐山が未経験のJ1リーグで3度目のベンチ入りを果たした。
状態良好の両者が相対した一戦はアウェイの札幌が相手の出方をうかがうことなく、高い位置からのプレッシャーも駆使しながら攻め立てると、早々にゴールをこじ開ける。右サイド深くの駒井が右足クロスをゴール前に供給した9分、ドウグラス・オリヴェイラが右足ダイレクト。これがゴール右下隅に吸い込まれた。
勢いそのままにドウグラス・オリヴェイラの2戦連発弾で先取した札幌だが、G大阪もセットプレーからの二次攻撃で追いつく。16分、ボックス内の渡邉が左サイド深くの宇佐美からの鋭いパスを収め、後方からボールを受けに回った井手口に展開。井手口がDFを冷静にいなしながら右足シュートをゴール右下に決めた。
井手口の今季3ゴール目で早い時間帯にイーブンに戻したG大阪だが、その後も札幌がボールホルダーに徹底してくる前からの鋭い寄せに苦しむ。そのなかで、札幌が34分、左サイドに張った福森が浅めの位置から左足でクロスを送り、駒井がヘッド。相手の意表を突いたが、GK東口が冷静に止め、勝ち越しを許さない。
後半も一進一退の攻防が続いた試合は前半の終盤から徐々に攻め入る場面を増やしたG大阪がハーフタイム明けの早々にセットプレーからの二次攻撃でゴールに迫るなど、盛り返す展開に。やや守勢に回り始めた札幌は60分、金子と荒野の交代カードを切って、相手に傾きかかった流れを再び引き寄せにかかる。
しかし、次のゴールは札幌の交代から1分後に矢島や川崎、パトリックを投入したG大阪。敵陣左サイド深くでFKのチャンスを獲得した62分、ピッチを退いた宇佐美に代わり、キッカーを務めた山本が右足クロスをゴール前に送り、パトリックが反応する。これがパトリックの1stタッチだったが、頭に当てて軌道が変化したボールが吸い込まれた。
G大阪の思い切った3枚替えが的中する形で勝ち越しを許した札幌は反撃に転じるが、64分に金子のボックス右からのクロスにファーサイドで合わせた白井のシュートはGK東口がゴールラインを割るぎりぎりのところで処理。その後も攻め立てた札幌だが、G大阪の要所を締めた守りに遭い、追いつけない。
最後のところで身体を張ったG大阪の守りが際立つなか、チャナティップや早坂を送り込み、猛攻を続ける札幌は左CKのチャンスを獲得した88分、荒野のシュートがGK東口の好セーブに遭った流れからキム・ミンテが右足でフィニッシュ。しかし、クロスバー内側に当たり、ゴールライン上の際どいところに落ちたボールをパトリックにクリアされ、絶好機を逸する。
結局、タイトな守りで札幌の反撃を凌ぎ切ったG大阪が逆転勝利を飾り、3連勝を達成。10試合負けなしで単独2位に浮上して、次節のセレッソ大阪との大阪ダービーを迎えることとなった。
ガンバ大阪 2-1 北海道コンサドーレ札幌
【G大阪】
井手口陽介(前16)
パトリック(後17)
【札幌】
ドウグラス・オリヴェイラ(前9)
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