ローマが今季初の連勝! 昇格組相手に内容拮抗もジェコのドッピエッタなど大量5ゴール奪う《セリエA》
2020.10.19 05:54 Mon
セリエA第4節、ローマvsベネヴェントが18日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが5-2で勝利した。
ホームで先制を許す厳しい入りとなったローマはすぐさま反撃。左ウイングに入ったムヒタリアンがサイドを深くえぐって際どいクロスを供給。さらに、24分にはダイレクトパスが繋がり、ボックス左に抜け出したペドロのクロスにムヒタリアンが頭で合わせるが、相手DFに当たって勢いが弱まったシュートはGKの守備範囲。
押し込みながらも攻めあぐねる状況が続くホームチームだが、前節のウディネーゼ戦に続きペドロが決定的な仕事を果たす。31分、中盤でのボール奪取からショートカウンターに転じ、ボックス左に抜け出したスピナッツォーラのマイナスの折り返しをペッレグリーニがシュート。これは相手にブロックされるも、こぼれ球に反応したペッレグリーニがすかさず右でフリーのペドロに落とすと、元スペイン代表FWの左足のシュートがGKの手を弾いてネットを揺らした。
35分、相手セットプレーの流れからボールを確保したGKミランテが絶妙なパントキックで前線に走り込むムヒタリアンへボールを繋ぐ。そして、ムヒタリアンは左を並走するジェコへ斜めのラストパスを送ると、ボックス左へ抜け出したジェコが冷静にファーポストへ右足のシュートを流し込んだ。なお、これでローマ通算107ゴール目のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWはクラブ歴代得点ランキングで単独4位に浮上した。
その後、前半終了間際には波状攻撃からクリスタンテの高速クロスをゴール前のムヒタリアンがワンタッチで流し込み、3点目奪取かに思われたが、VARによるレビューの結果、数プレー前のオフサイドを取られてこのゴールは認められず。それでも、前半のうちに試合を引っくり返したローマが良い形で試合を折り返した。
しかし、ローマは後半も試合の入りに失敗。自陣ボックス内でトラップが大きくなったヴェレトゥが慌ててボールリカバリーを試みた際に、ヨニツァの足を踏んでしまい、痛恨のPK献上。キッカーのラパドゥーラのシュートはGKミランテが見事な反応で一度は止めるも、こぼれ球を流し込まれて55分の同点ゴールとなった。
ミスから追いつかれて嫌な空気が漂うローマは、61分にもロベルト・インシーニェのラストパスに抜け出したラパドゥーラに決定機を許すが、ここはGKミランテが勇敢な飛び出しで阻止。すると、66分にはスルーパスに抜け出したペドロがボックス内でGKに倒されてPKを獲得。これを先ほどPKを献上したヴェレトゥがきっちり決めて勝ち越しに成功した。
このまま逃げ切りたいローマは、直後にいずれもカードをもらっていたサントン、ヴェレトゥに代えてブルーノ・ペレス、ビジャールを同時投入。すると、この交代が4点目をもたらす。
77分、自陣ボックス手前でボールを持ったビジャールが複数の味方を引き連れて中央をドリブルで持ち上がる。そして、絶妙なタメから左サイドでオンサイドのムヒタリアンへスルーパスを通すと、ボックス内まで運んだアルメニア代表MFからのプレゼントパスをジェコが難なく流し込み、ドッピエッタを達成した。
この4点目で勝利を大きく手繰り寄せたローマは、ジェコに代えて新戦力のマジョラルをデビューさせるなど、試合を締めにかかる。89分には途中出場のカルレス・ペレスが見事な右サイドからのカットインで左足のシュートを突き刺し、トドメの5点目とした。
内容面では拮抗も最後は昇格組相手に地力の差を見せつけたローマが、カピターノのドッピエッタの活躍などで5-2の勝利。今季初の連勝を飾っている。
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インターナショナルマッチウィーク前に行われた前節、ウディネーゼ相手にペドロの加入後初ゴールで辛勝したローマは、今季初の連勝を目指して昇格組ベネヴェントをホームで迎え撃った。この試合、ジェコの下に右からペドロ、ペッレグリーニ、ムヒタリアンを並べる[4-2-3-1]に布陣を変更して臨んだローマだが、いきなり出ばなを挫かれる。5分、左サイドからカットインしたカプラーリが強引に放ったシュートがDFイバニェスにディフレクトして大きくコースが変わると、これがGKミランテの頭上を越えてネットに吸い込まれた。押し込みながらも攻めあぐねる状況が続くホームチームだが、前節のウディネーゼ戦に続きペドロが決定的な仕事を果たす。31分、中盤でのボール奪取からショートカウンターに転じ、ボックス左に抜け出したスピナッツォーラのマイナスの折り返しをペッレグリーニがシュート。これは相手にブロックされるも、こぼれ球に反応したペッレグリーニがすかさず右でフリーのペドロに落とすと、元スペイン代表FWの左足のシュートがGKの手を弾いてネットを揺らした。
さらに、畳みかけるローマは圧巻の高速カウンターから悩めるカピターノに今季最初のゴールが生まれる。
35分、相手セットプレーの流れからボールを確保したGKミランテが絶妙なパントキックで前線に走り込むムヒタリアンへボールを繋ぐ。そして、ムヒタリアンは左を並走するジェコへ斜めのラストパスを送ると、ボックス左へ抜け出したジェコが冷静にファーポストへ右足のシュートを流し込んだ。なお、これでローマ通算107ゴール目のボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWはクラブ歴代得点ランキングで単独4位に浮上した。
その後、前半終了間際には波状攻撃からクリスタンテの高速クロスをゴール前のムヒタリアンがワンタッチで流し込み、3点目奪取かに思われたが、VARによるレビューの結果、数プレー前のオフサイドを取られてこのゴールは認められず。それでも、前半のうちに試合を引っくり返したローマが良い形で試合を折り返した。
しかし、ローマは後半も試合の入りに失敗。自陣ボックス内でトラップが大きくなったヴェレトゥが慌ててボールリカバリーを試みた際に、ヨニツァの足を踏んでしまい、痛恨のPK献上。キッカーのラパドゥーラのシュートはGKミランテが見事な反応で一度は止めるも、こぼれ球を流し込まれて55分の同点ゴールとなった。
ミスから追いつかれて嫌な空気が漂うローマは、61分にもロベルト・インシーニェのラストパスに抜け出したラパドゥーラに決定機を許すが、ここはGKミランテが勇敢な飛び出しで阻止。すると、66分にはスルーパスに抜け出したペドロがボックス内でGKに倒されてPKを獲得。これを先ほどPKを献上したヴェレトゥがきっちり決めて勝ち越しに成功した。
このまま逃げ切りたいローマは、直後にいずれもカードをもらっていたサントン、ヴェレトゥに代えてブルーノ・ペレス、ビジャールを同時投入。すると、この交代が4点目をもたらす。
77分、自陣ボックス手前でボールを持ったビジャールが複数の味方を引き連れて中央をドリブルで持ち上がる。そして、絶妙なタメから左サイドでオンサイドのムヒタリアンへスルーパスを通すと、ボックス内まで運んだアルメニア代表MFからのプレゼントパスをジェコが難なく流し込み、ドッピエッタを達成した。
この4点目で勝利を大きく手繰り寄せたローマは、ジェコに代えて新戦力のマジョラルをデビューさせるなど、試合を締めにかかる。89分には途中出場のカルレス・ペレスが見事な右サイドからのカットインで左足のシュートを突き刺し、トドメの5点目とした。
内容面では拮抗も最後は昇格組相手に地力の差を見せつけたローマが、カピターノのドッピエッタの活躍などで5-2の勝利。今季初の連勝を飾っている。
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