【プレミア注目プレビュー】ペップvsアルテタ! 師弟対決第3ラウンドを制して波に乗るのは?
2020.10.17 15:00 Sat
プレミアリーグ第5節、マンチェスター・シティvsアーセナルが日本時間17日25:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。グアルディオラ監督とアルテタ監督の師弟対決に注目集まる、インターナショナルマッチウィーク明け最初のビッグマッチだ。覇権奪還を目指す今シーズンに向けて守備陣を中心に数人の新戦力を迎え入れたシティ。しかし、第3節のレスター・シティ戦でグアルディオラの監督キャリアでワーストの5失点を喫して今季初黒星を喫すると、前節のリーズ・ユナイテッド戦も鬼才ビエルサ率いるチームを相手に、五分五分の展開に持ち込まれて1-1のドロー。直近2戦未勝利とスタートダッシュに失敗した。代表ウィークを挟んで仕切り直しとなる今季の対ビッグ6初戦では、攻守両面で本来のパフォーマンスを取り戻し、上位浮上のキッカケを掴みたいところだ。
一方、開幕連勝スタートを飾ったアーセナルは第3節でリバプール相手に今季初黒星を喫したものの、EFLカップでそのリバプールにリベンジを果たすと、前節のシェフィールド・ユナイテッド戦でも2-1のスコアで競り勝ち、きっちり立て直してきた。さらに、デッドラインデーにはアトレティコ・マドリーから意中のMFトーマスの獲得し、緊縮財政が見込まれた移籍市場においてアルテタ監督が望むスカッドの構築にも成功した。ただ、今回の一戦を皮切りにレスター、マンチェスター・ユナイテッドと難敵との連戦が続くため、優勝争いに絡んでいく上で重要な連戦の初戦となる。
なお、同胞指揮官同士の師弟対決は今回が3試合目。今年6月の初対決では師匠のグアルディオラ監督が貫録の3-0の圧勝を飾ったが、翌月のFAカップ準決勝で実現した2度目の対戦は弟子のアルテタ監督が2-0で勝利し、師匠のFAカップ連覇の夢を打ち砕いている。1勝1敗で迎える今回の第3ラウンドを制するのは、師匠、弟子のどちらになるのか。
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ジアス、ラポルテ、メンディ
MF:フォーデン、ロドリ、ギュンドアン
FW:フェラン・トーレス、マフレズ、スターリング
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはガブリエウ・ジェズス、アグエロの2人のストライカーに加え、代表戦で負傷したデ・ブライネの欠場をスペイン人指揮官が明言。一方で、コロナウイルスから回復したギュンドアンが今季初めてメンバー入りする。
スタメンに関しては代表戦明けのコンディションの問題に加え、前述の負傷者の影響もあり、幾つかのオプションが想定されるが、前述のメンバーを予想した。最前線はリーズ戦同様にマフレズを配する形としたが、スターリング、フォーデンを同ポジションに置く可能性もありそうだ。
▽アーセナル予想スタメン
GK:レノ
DF:ホールディング、ダビド・ルイス、ガブリエウ
MF:ベジェリン、トーマス、ジャカ、メイトランド=ナイルズ
FW:ウィリアン、ラカゼット、オーバメヤン
負傷者:DFチャンバース、パブロ・マリ、ムスタフィ、FWマルティネッリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても代表ウィーク前から大きな変化はない。ただ、スコットランド代表の活動中に新型コロナウイルス陽性反応が確認されたチームメイトの濃厚接触者に認定されたティアニーに関して土壇場で隔離措置の短縮が認められた模様で、メンバー入りが可能となったことは朗報だ。
システムに関してはトーマスの加入によって、今後3人のセントラルMFを並べる[4-3-3]への変更が見込まれるが、今回の一戦に関しては引き続き[3-4-3]の並びで臨む可能性が高い。
スタメンに関しては約10日間の隔離措置によって練習をこなせていないティアニーのコンディション次第で、先発起用の可能性もあるが、ホールディングが代役を担うとみる。注目のトーマスに関しては加入即デビューが見込まれており、ジャカあるいはセバージョスとコンビを組むことになる。そのほかではペペやサカ、エンケティアがスタメンに名を連ねる可能性もある。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン
シティの注目プレーヤーはデ・ブライネ不在の中でスターリングらと攻撃を牽引する役目を担う20歳のMFだ。智将ペップの下で順調に成長を続ける若武者は、背番号こそフェラン・トーレスに譲ったものの、昨季限りでチームを去ったダビド・シルバの後継者としての活躍が期待される。今季ここまでは公式戦4試合2ゴール1アシストと上々のスタートを飾った一方、先月の代表ウィークではFWグリーンウッドと共にUEFA、FAのコロナプロトコルに違反する宿泊先への女性連れ込み問題で、イングランド代表を追放される愚行も犯した。それだけに今後に向けては1人の人間、フットボーラーとしてより責任感を持った振る舞いが求められる。
前述のように2人のストライカー、絶対的司令塔不在の厳しい状況で臨む今回の一戦では、高い戦術眼とパスセンス、局面を変えるドリブルで前線と中盤のリンクマンとなるフォーデンの働きが非常に重要となる。スタートポジションがウイング、最前線、インサイドハーフのいずれになるかは不明で、デ・ブライネのようなミドルレンジのパスや高精度のクロス、推進力は持ち合わせていないが、チームの攻撃を牽引する気概を持って難敵撃破に導きたい。
◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
アーセナルの注目プレーヤーはキャプテンを務めるエースストライカー。2018年1月の加入以降、公式戦114試合72ゴールとゴールを量産し続けるガボン代表FWは、今年に入って去就問題に揺れていたが、先日に2023年までの新契約にサインし、ノースロンドンの地に骨を埋める覚悟を示した。これにより、更なる爆発が期待されているが、開幕前のコミュニティー・シールド、リーグ開幕戦のフルアム戦でゴールを記録したものの、直近3試合でゴールから遠ざかっている。とりわけ、第3節のリバプール戦では守勢の中、カウンターで一刺しすることを期待されて前線に攻め残りの形となったが、幾度かのチャンスをDFファビーニョらに潰されて期待を大きく裏切っている。
そのため、リバプール戦と同じような役割を託されることが想定されるシティ戦では、エースとしての活躍が求められるところだ。シティとのリーグ戦では5戦全敗無得点とチーム同様に相性は良くないが、直近の対戦となった昨季FAカップ準決勝では自らの見事な2ゴールが初勝利をもたらしており、良いイメージで臨めるはずだ。マッチアップするウォーカー以外にスピード系のDFがいないこともあり、その快足と決定力でゴールをこじ開けたい。
なお、同胞指揮官同士の師弟対決は今回が3試合目。今年6月の初対決では師匠のグアルディオラ監督が貫録の3-0の圧勝を飾ったが、翌月のFAカップ準決勝で実現した2度目の対戦は弟子のアルテタ監督が2-0で勝利し、師匠のFAカップ連覇の夢を打ち砕いている。1勝1敗で迎える今回の第3ラウンドを制するのは、師匠、弟子のどちらになるのか。
◆マンチェスター・シティ◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽マンチェスター・シティ予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、ルベン・ジアス、ラポルテ、メンディ
MF:フォーデン、ロドリ、ギュンドアン
FW:フェラン・トーレス、マフレズ、スターリング
負傷者:MFデ・ブライネ、FWガブリエウ・ジェズス、アグエロ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはガブリエウ・ジェズス、アグエロの2人のストライカーに加え、代表戦で負傷したデ・ブライネの欠場をスペイン人指揮官が明言。一方で、コロナウイルスから回復したギュンドアンが今季初めてメンバー入りする。
スタメンに関しては代表戦明けのコンディションの問題に加え、前述の負傷者の影響もあり、幾つかのオプションが想定されるが、前述のメンバーを予想した。最前線はリーズ戦同様にマフレズを配する形としたが、スターリング、フォーデンを同ポジションに置く可能性もありそうだ。
◆アーセナル◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノ
DF:ホールディング、ダビド・ルイス、ガブリエウ
MF:ベジェリン、トーマス、ジャカ、メイトランド=ナイルズ
FW:ウィリアン、ラカゼット、オーバメヤン
負傷者:DFチャンバース、パブロ・マリ、ムスタフィ、FWマルティネッリ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても代表ウィーク前から大きな変化はない。ただ、スコットランド代表の活動中に新型コロナウイルス陽性反応が確認されたチームメイトの濃厚接触者に認定されたティアニーに関して土壇場で隔離措置の短縮が認められた模様で、メンバー入りが可能となったことは朗報だ。
システムに関してはトーマスの加入によって、今後3人のセントラルMFを並べる[4-3-3]への変更が見込まれるが、今回の一戦に関しては引き続き[3-4-3]の並びで臨む可能性が高い。
スタメンに関しては約10日間の隔離措置によって練習をこなせていないティアニーのコンディション次第で、先発起用の可能性もあるが、ホールディングが代役を担うとみる。注目のトーマスに関しては加入即デビューが見込まれており、ジャカあるいはセバージョスとコンビを組むことになる。そのほかではペペやサカ、エンケティアがスタメンに名を連ねる可能性もある。
★注目選手
◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン
Getty Images
シティの注目プレーヤーはデ・ブライネ不在の中でスターリングらと攻撃を牽引する役目を担う20歳のMFだ。智将ペップの下で順調に成長を続ける若武者は、背番号こそフェラン・トーレスに譲ったものの、昨季限りでチームを去ったダビド・シルバの後継者としての活躍が期待される。今季ここまでは公式戦4試合2ゴール1アシストと上々のスタートを飾った一方、先月の代表ウィークではFWグリーンウッドと共にUEFA、FAのコロナプロトコルに違反する宿泊先への女性連れ込み問題で、イングランド代表を追放される愚行も犯した。それだけに今後に向けては1人の人間、フットボーラーとしてより責任感を持った振る舞いが求められる。
前述のように2人のストライカー、絶対的司令塔不在の厳しい状況で臨む今回の一戦では、高い戦術眼とパスセンス、局面を変えるドリブルで前線と中盤のリンクマンとなるフォーデンの働きが非常に重要となる。スタートポジションがウイング、最前線、インサイドハーフのいずれになるかは不明で、デ・ブライネのようなミドルレンジのパスや高精度のクロス、推進力は持ち合わせていないが、チームの攻撃を牽引する気概を持って難敵撃破に導きたい。
◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーはキャプテンを務めるエースストライカー。2018年1月の加入以降、公式戦114試合72ゴールとゴールを量産し続けるガボン代表FWは、今年に入って去就問題に揺れていたが、先日に2023年までの新契約にサインし、ノースロンドンの地に骨を埋める覚悟を示した。これにより、更なる爆発が期待されているが、開幕前のコミュニティー・シールド、リーグ開幕戦のフルアム戦でゴールを記録したものの、直近3試合でゴールから遠ざかっている。とりわけ、第3節のリバプール戦では守勢の中、カウンターで一刺しすることを期待されて前線に攻め残りの形となったが、幾度かのチャンスをDFファビーニョらに潰されて期待を大きく裏切っている。
そのため、リバプール戦と同じような役割を託されることが想定されるシティ戦では、エースとしての活躍が求められるところだ。シティとのリーグ戦では5戦全敗無得点とチーム同様に相性は良くないが、直近の対戦となった昨季FAカップ準決勝では自らの見事な2ゴールが初勝利をもたらしており、良いイメージで臨めるはずだ。マッチアップするウォーカー以外にスピード系のDFがいないこともあり、その快足と決定力でゴールをこじ開けたい。
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