【ラ・リーガ第6節プレビュー】コロナ&FIFAウイルス懸念の代表ウィーク明け! 欧州戦控える強豪は下位との対戦

2020.10.17 19:00 Sat
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インターナショナルマッチウィーク前に開催された第5節では、共に開幕連勝中だったバルセロナとセビージャの直接対決がドローに終わったことで、早くも全勝チームがなくなることに。その中で3連勝のレアル・マドリーが首位に立っている。

ヨーロッパの多くの地域で新型コロナウイルスの再流行が懸念されていることに加え、“FIFAウイルス”による代表戦明けの各プレーヤーのコンディションも気になる今節。さらに、来週ミッドウィークからチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)のグループステージがスタートすることで、ビッグクラブにとってはここから厳しい二足の草鞋を履くことになる。

次節にバルセロナとの“エル・クラシコ”を控える昨季王者のマドリーは、ミッドウィークにCLグループステージ突破のライバルになるシャフタールとの重要な初戦を控えていることもあり、昇格組カディスをホームで迎え撃つ今回の一戦ではジダン監督のメンバー選考にも注目が集まるところだ。ここまで3連勝も格下相手に内容面は芳しくなく、間近に迫るクラシコを含め今後の戦いに向けて攻守両面のギアを上げていきたい。とりわけ、前節ではエースFWベンゼマに待望の初ゴール、FWヴィニシウスが2戦連発で飛躍の兆しを見せており、攻撃陣の爆発が期待される。なお、控えGKルニンのコロナ陽性、守護神クルトワに筋肉系の問題が出ていたが、代表早期離脱のクルトワがこの試合に間に合う見込みだ。

そのマドリーを追うバルセロナは、同勝ち点で並ぶヘタフェとのアウェイゲームでリーグ戦の戦いを再開する。マドリーと異なり、CL初戦では格下のフェレンツヴァーロシュとのホームでの対戦となっており、ある程度のローテーションが可能だ。代表ウィーク明けのコンディションが考慮されるが、この試合のメンバーがクラシコを戦うベースとなる可能性が高い。前節のセビージャ戦では相手のパフォーマンスの良さを差し引いても、ドブレピボーテの金属疲労、ビルドアップの苦戦は顕著であり、前線の一部選手のプレーも低調だっただけに今後の戦いに向けてクーマン監督の修正力が試される。なお、ホームのヘタフェはコロナ禍において「信仰心」を失ってほしくないという考えから、この一戦限定でクラブ名を“フェ(Fe:信仰の意)”に変更するキャンペーンを行うことを発表している。

前述の2強と共に来週からCLの戦いがスタートするアトレティコ・マドリーと
セビージャは、前者がセルタ、後者がグラナダと対戦する。前節、ビジャレアル相手に2試合連続ゴールレスドローと攻撃面の改善が求められるアトレティコは、CL初戦がいきなり昨季王者バイエルンとの対戦となるが、まずはセルタ相手にきっちりゴールを奪う感覚を取り戻して勝ち点3を手にしたい。

一方、苦手カンプ・ノウで堂々とした戦いぶりをみせ、勝ち点1を持ち帰ったセビージャは、アトレティコ同様にCL初戦でグループ首位を争うチェルシーとのアウェイゲームが控えており、若干メンバーを入れ替えながら初の欧州戦を控えるグラナダとの一戦で2試合ぶりの白星を目指す。

4人の日本人選手ではバレンシアとの自治州ダービーに臨むビジャレアルMF久保建英に注目したい。前節のアトレティコ戦では5試合連続で途中出場となりエメリ監督の信頼を勝ち取れていない中、日本代表では直近のコートジボワール代表戦で久々のスタメンを飾ったが消化不良の内容に。個人としてフラストレーションが溜まる状況が続くが、ELグループステージ開幕に伴い今後はどちらのローテーションに組み込まれるかは不明だが、間違いなくスタメンのチャンスは増えてくるはずだ。今回のダービーでもベンチスタートが濃厚と思われるが、出場機会を得た中で決定的な仕事を果たしたい。

MF乾貴士とFW武藤嘉紀が2試合連続同時スタメンを飾り、待望の今季初勝利を挙げたエイバルは、オサスナを相手に連勝を目指す。両選手共に今回の代表戦ではチームに残り、コンディション調整に励んでおり、新加入の武藤にとっては周囲との連係をすり合わせていく中で良い準備期間となったはずだ。そのため、この一戦ではプリメーラ初ゴールにも期待がかかる。

なお、ウエスカのFW岡崎慎司は前節のエルチェ戦で左太腿の筋肉を傷め、招集されていた日本代表を辞退。現在は復帰に向けて急ピッチで調整を進めているが、今回のバジャドリー戦の出場は厳しい模様だ。

《ラ・リーガ第6節》
▽10/17(土)
《20:00》
グラナダ vs セビージャ
《23:00》
セルタ vs アトレティコ・マドリー
《25:30》
レアル・マドリー vs カディス
《28:00》
フェ(ヘタフェ) vs バルセロナ

▽10/18(日)
《19:00》
エイバル vs オサスナ
《21:00》
アスレティック・ビルバオ vs レバンテ
《23:00》
ビジャレアル vs バレンシア
《25:30》
アラベス vs エルチェ
ウエスカ vs バジャドリー
《28:00》
ベティス vs レアル・ソシエダ

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【CLグループ開幕節プレビュー②】王者バイエルンvsアトレティコのビッグマッチ開催!

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【CLグループA展望】バイエルンとアトレティコが圧倒的本命

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【CLグループD展望】一昨季王者リバプールにアヤックスとアタランタが挑む!初出場ミッティランには関門に

2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが10月20日に開幕する。21日に第1節を迎えるグループDは、一昨シーズンの王者リバプールや、そのシーズンにベスト4入りしたアヤックス、さらには昨季のベスト8アタランタなど、リバプールを本命に、以下2チームがどこまで勝ち点を積めるかという展開が予想される。本戦初出場のデンマーク王者ミッティランにとっては非常に厳しいグループとなってしまったが、どこまで食い下がれるか。 ◆編集部予想 ◎本命:リバプール ○対抗:アタランタ △連下:アヤックス ☆大穴:ミッティラン ◆GS突破は至上命令! 見据えるはビッグイヤーのみ~リバプール~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_14_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> グループDの大本命に位置付けられるリバプール。一昨シーズンに同大会を制覇し、昨シーズンには30年ぶりにイングランドの頂に立った。現フットボール界の最強チームとの呼び声も高い中、今季リーグ戦では、第4節のアストン・ビラ戦で2-7という歴史的大敗を喫する一幕も。 燃え尽き症候群も指摘する声もあるが、今夏はバイエルンからMFチアゴ、ウォルバーハンプトンからFWジョッタを獲得し、不動のメンバーに新たな風が吹き込むことになった。とりわけチアゴは、改めて二冠以上を目指すチームに百戦錬磨の経験値を与えるとともに、リバプールに欠けていた生粋のパサーとして、チーム内外から大きな期待が寄せられている。 しかし懸念材料はDFファン・ダイクの怪我。直近のプレミアリーグのエバートン戦で足を挟まれる形でヒザを負傷。手術を余儀なくされ、離脱期間は半年以上とも言われており、グループステージはおろか、たとえ勝ち進んでも決勝トーナメントもろくに戦えない困難な状況になってしまった。実際にエバートン戦ではファン・ダイクの交代以降、クロスへの対応ミスから失点を重ねており、オランダ代表DFの不在は大きな戦力ダウンになることが証明されている。 ◆2年目のCL挑戦、昨季のベスト8超えなるか~アタランタ~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_14_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アタランタは智将ガスペリーニ監督の下、初出場だった昨シーズンにベスト8進出という偉業を成し遂げた。ラウンド16ではバレンシアを合計スコア8-4で粉砕。準々決勝では決勝まで進んだパリ・サンジェルマン(PSG)に敗れてしまったものの、堂々の成績を残しイタリアに凱旋した。そして、今季のセリエAでも勢力は衰えず、開幕3試合までで13ゴールと自慢の攻撃陣が躍動し、快調なスタートを切っている。 今夏の移籍市場の動きとしては、主力MFパシャリッチを完全移籍に切り替えたほか、攻撃的MFのミランチュクや、FWサム・ラマースを補強。前者はハムストリングのケガで未デビューのままだが、後者はリーグ戦4試合で途中出場しており、2ゴール決めている。そのほか、ユベントスからDFロメロ、サンプドリアからDFデパオリをレンタルしている。 一方で、DFカルダーラが左ヒザの手術で10月から最大3カ月の離脱が決定。昨年の初出場から2大会連続の参加となるアタランタ。マンチェスター・シティやディナモ・ザグレブと同居した前回大会よりも厳しい戦いが予想されるが、果たして昨季の成績を超えることは出来るだろうか。直近のナポリ戦で1-4の大敗を喫したことは気がかりだが、初戦のミッティラン戦で良いスタートを切りたいところだ。 ◆新たな才能を見出し、2年前の再現を~アヤックス~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_14_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2シーズン連続でエールディビジを制覇し、11大会連続の出場となったアヤックス。上述したように一昨シーズンの同大会ではベスト4という見事な成績を残したが、当時のメンバーはごっそり引き抜かれ、今夏もMFツィエクやMFファン・デ・ベーク、DFデストを放出。明らかに2年前からは戦力ダウンしている。 それでも、今夏は新たな若手新戦力を補強。同組のミッティランとデンマークで鎬を削るノアシェランから獲得したガーナ代表MFモハメド・クドゥスは、昨季はティーンエイジャーながらリーグ戦21試合で9ゴールを記録。アヤックス加入後の今季も、3試合で1ゴール3アシストを記録している。また、ブラジルのサンパウロからは、U-23ブラジル代表FWアントニーを獲得。オランダではすでに5試合で3ゴールを挙げており、大器を予感させている。 なお、チームはここまでエールディビジ5試合を終えて4勝1敗と上々の滑り出し。大会初戦のリバプール戦が、現アヤックスの力量を計る試金石となりそうだ。 ◆初出場のデンマーク王者、強豪3チームを前に劣勢模様~ミッティラン~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_14_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 大会初出場のミッティラン。昨季は26勝4分け6敗という成績で、2位のコペンハーゲンに勝ち点差「14」つけ、2シーズンぶりのリーグ優勝を成し遂げた。率いたのは昨年8月に就任したブライアン・プリスケ監督。現役時代にはデンマーク代表でもプレーした人物で、前任者の解任に伴いアシスタントコーチから昇格すると、1年目でリーグ制覇に導いた。 注目選手は、今夏に4年ぶりに復帰したデンマーク代表MFピオネ・シスト。この4年間はセルタに在籍し、通算135試合で18ゴール14アシストをマークした。今季はここまで5試合で2ゴール1アシストを記録中だ。また、各年代の同代表に名を連ねてきた22歳のMFアンドレス・ドレイヤーも必見。右ウイングから切り込むドリブラーで、今季はここまで2ゴール2アシストの成績を残している。 だが、やはりこのグループでは実力が劣るのは事実。予選では見事に2回戦から3連勝で本戦出場を決めたが、まずは1勝することが目標か。 2020.10.21 18:00 Wed
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【CLグループ開幕節プレビュー①】PSGvsユナイテッド、チェルシーvsセビージャのビッグマッチ開催!

新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕がずれ込み、10月開幕となった今季のチャンピオンズリーグ(CL)。そのグループステージ開幕節が20日と21日に開催される。ここでは20日に行われるE~Hの開幕節のマッチプレビューを紹介していく。 ◆グループE:突破候補のチェルシーとセビージャが初戦で激突 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201019_28_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 《28:00》 チェルシー vs セビージャ レンヌ vs FCクラスノダール 一昨季前のヨーロッパリーグ(EL)王者であるチェルシーと、昨季のEL王者であるセビージャが突破の本命であるグループEでは、両者が初戦で激突する。ここを制したチームがグループの主導権を握り易い展開となるだけに両チーム負けられない戦いとなるはずだ。 チェルシーは直近のサウサンプトン戦では2-0とリードしながら3-3の引き分けに持ち込まれるまずい試合運びを見せてしまった。新守護神のメンディの負傷欠場、代表帰りのDFチアゴ・シウバの欠場などFIFAウイルスが響いた形だが、セビージャ戦ではチアゴ・シウバが先発に戻るはずで守備の立て直しに一役買いたいところだ。 対するセビージャは直近のグラナダ戦を0-1と敗れ、ラ・リーガ初黒星を喫している。こちらは前半にMFジョルダンが退場したことが響いた格好だ。後半は10人での戦いを強いられた上、代表帰りのFWデ・ヨングとFWオカンポスを起用せざるを得ない状況に追い込まれた上に敗戦と厳しい試合となったが、チェルシーとのビッグマッチでバウンスバックとなるか。 CL初出場対決となるレンヌとクラスノダールは2強への挑戦権を懸けた一戦となるだけに両者モノにしたいところ。レンヌは直近のディジョン戦で新戦力のDFルガーニとDFダウベルトがデビュー。昨季2位フィニッシュに貢献したFWニアンとMFカマヴィンガの両タレントのパフォーマンスにも注目だ。 対する昨季ロシアリーグ3位のクラスノダールは、プレーオフでPAOKに勝利し本戦初出場の座を掴んだ。スウェーデン代表FWベリを擁するチームは、初出場対決を制すことができるか。 ◆グループF:久々CL出場のラツィオがドルトムントに挑戦 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201019_28_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 《25:55》 ゼニト vs クラブ・ブルージュ 《28:00》 ラツィオ vs ドルトムント ドルトムントが首位通過の本命であるグループF。そのドルトムントに12季ぶりCL出場となるラツィオが開幕節で相対する。そしてラツィオと突破を争うと見られるロシア王者ゼニトはベルギー王者クラブ・ブルージュをホームに迎える。 ラツィオは直近のサンプドリア戦ではまさかの0-3完敗を喫した。エースFWインモービレを出場停止で欠いたとはいえ、頂けない結果となった。CL前に厳しい敗戦を突き付けられた中、気持ちを切り替えてドルトムント戦に臨めるか。 一方のドルトムントは代表帰りのFWハーランドを途中出場させた中、そのハーランドのお膳立てからMFロイスが決勝点を挙げ、ホッフェンハイムに辛勝した。主力をフル稼働させずに難敵を下した中、ラツィオ戦に向けて良い状態で臨めそうだ。 リバプールからDFロブレンを迎えたゼニトと、コロナ陽性で欠場が確定した元リバプールGKミニョレが守護神を務めるクラブ・ブルージュの一戦は、2位の座を巡る観点から注目だ。 ◆グループG: 2強は好スタートを切れるか <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201019_28_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 《25:55》 ディナモ・キエフ vs ユベントス 《28:00》 バルセロナ vs フェレンツヴァーロシュ グループGの突破本命であるバルセロナとユベントスは開幕節で格下と見られるフェレンツヴァーロシュ、ディナモ・キエフとそれぞれ対戦する。 クーマン新監督を迎えたバルセロナはFWスアレスやMFラキティッチら昨季の主力を一部構想外とし、新陳代謝を図った。ソリッドさが増したチームはラ・リーガ開幕2連勝スタートとしたものの、ここ2試合は1分け1敗と躓いている。とりわけ、直近のヘタフェ戦では相手の組織的な守備の前に沈黙し、0-1のシャットアウト負けで今季初黒星を喫した。ヘタフェ戦でベンチスタートだった好調のMFコウチーニョとFWアンス・ファティにフェレンツヴァーロシュ戦での爆発を期待したい。 対するピルロ監督を迎えたユベントスは直近のクロトーネ戦では開幕3連敗スタートの相手に対し、終始攻めあぐねて1-1の引き分けに終わった。デビューを飾ったMFキエーザの退場も痛かったが、FWロナウドをコロナで欠く中、単調な攻撃を繰り返した点は気がかり。ナポリ戦の不戦勝を含めて2勝2分けと決して良いスタートを切ったとは言えない中、アウェイでのディナモ・キエフ戦を制すことはできるか。 ◆グループH: カバーニがいきなり古巣対決 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201019_28_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 《28:00》 パリ・サンジェルマン vs マンチェスター・ユナイテッド ライプツィヒ vs イスタンブールBBSK グループH開幕節では昨季ファイナリストのパリ・サンジェルマン(PSG)と2季ぶり出場のユナイテッドによるビッグマッチが開催される。昨季までエースFWとして活躍したカバーニはコロナ隔離により合流が遅れ、トレーニング不足のため招集が見送られたが、いずれにせよ注目の一戦だ。 PSGはカバーニやDFチアゴ・シウバが契約満了で退団となった中、新戦力にFWケアンやMFラフィーニャを獲得。やや戦力ダウン感は否めないが、知将トゥヘル監督の下、FWネイマールとFWムバッペは躍動しており、欧州屈指のチーム力を擁していることは言うまでもない。そのPSGはリーグ・アンで2連敗スタートの後、現在4連勝とさすがの破壊力を見せている。ユナイテッドを初戦で叩き、ライプツィヒを含めた三つ巴の可能性が高いグループを優位に進めたい。 対するユナイテッドは直近のニューカッスル戦では終盤の3ゴールで4-1と勝利したものの、トッテナムに1-6の惨敗を喫した他、低調な試合が続いていることからスールシャール監督への風当たりが強くなっている。攻撃面でMFブルーノ・フェルナンデスに頼りきりの状況だが、PSG相手にどのような試合を見せるかに注目だ。 そして昨季初の決勝トーナメント進出を果たし、ベスト4まで躍進したライプツィヒは、初のトルコ王者に輝いたイスタンブールBBSKをホームに迎える。新興クラブながら着々と実績を積み上げているライプツィヒは、FWヴェルナーが流出した以外は主力を留めることに成功。FWファン・ヒチャン、FWクライファートと若手アタッカーを迎えた中、FWデンバ・バらを擁する初出場のイスタンブールBBSKとの格の違いを見せ付けたい。 2020.10.20 18:30 Tue
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【CLグループE展望】チェルシー、セビージャの2強に初参戦のレンヌとクラスノダールが挑む

【CLグループE展望】チェルシー、セビージャの2強に初参戦のレンヌとクラスノダールが挑む 2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが10月20日に開幕する。グループEは、昨季ベスト16のチェルシーとヨーロッパリーグ(EL)王者のセビージャ、そして、共に初出場のスタッド・レンヌとクラスノダールという組み合わせとなった。チェルシー、セビージャの2強に、ダークホースの一角と期待されるレンヌ、クラスノダールが大穴という予想だ。 ◆編集部予想 ◎本命:チェルシー ○対抗:セビージャ △連下:レンヌ ☆大穴:クラスノダール ◆超大型補強で7年ぶりのベスト8進出を目指す~チェルシー~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_12_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2大会ぶりの出場となった昨季は、混戦のGSを勝ち抜きながらも王者に輝いたバイエルンにベスト16で大敗を喫したチェルシー。選手登録禁止処分の中で若手主体で挑んだが、世界最高峰の大会はそう甘くはなく、ここ6年はベスト8以上の成績を収められていない現状だ。 しかし、今季のチェルシーは一味違う。処分が解け、1年間貯めに貯め込んだ資金を一斉投下し、欧州中から屈指の実力者たちを獲得。MFツィエクに始まり、FWヴェルナーとMFハヴァーツのマンシャフトコンビ、さらにはDFチルウェルとDFチアゴ・シウバの補強にも成功し、ウィークポイントをしっかり埋めた。そんな超大型補強のラストピースとなったGKエドゥアール・メンディは、同組のレンヌからの加入だ。 それでも、まだまだチグハグ感は否めず、リーグ戦のWBA戦とサウサンプトン戦ではいずれも3失点しており、豪華な攻撃陣とは裏腹に守備の完成にはしばらくかかりそう。新型コロナウイルスの影響で例年とは遥かに体力的に厳しいシーズンとなり、本来の調子が取り戻せていない選手もいる中で、比較的楽なグループを優位に進めることは出来るだろうか。就任2年目のランパード監督の手腕にも注目だ。 ◆補強は上々、EL王者が満を持して最高峰の舞台へ~セビージャ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_12_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のEL王者として3大会ぶりの参戦となるセビージャ。昨季はロペテギ監督が就任し、昨年3月に復任したモンチSD(スポーツ・ディレクター)主導の下で大型補強を決行。近年下降気味だった成績の回復に努めた。 その結果、DFジエゴ・カルロスやDFクンデといった隠れた実力者を見出し、同じく新戦力だったFWオカンポスの活躍などで、最多6度目のEL制覇を成し遂げるとともに、ラ・リーガでは3シーズンぶりのトップ4入りを果たした。今季はUEFAスーパーカップでCL王者バイエルンに善戦健闘。リーグ戦では苦手意識の強いバルセロナ相手に互角に戦い、敵地カンプ・ノウから勝ち点1を持ち帰っている。 今季は司令塔のMFバネガ退団に伴い、MFラキティッチが6年ぶりに復帰。ラ・リーガ開幕節のカディス戦では早速ゴールを決めて、サポーターに挨拶した。また、昨季の中心選手だったDFレギロンの後釜には、スポルティング・リスボンからDFアクーニャを獲得。そのほか、FWスソの完全移籍、センターバックのDFレキクやウインガーのFWイドリシなど、各ポジションの補強を抜かりなく行っている。 ◆積極補強で初のCLへ準備万端~レンヌ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_12_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今大会がCL初参戦のレンヌ。昨年4月にクープ・ドゥ・フランスを制し、クラブに48年ぶりのタイトルをもたらしたジュリアン・ステファン監督の下、コロナ感染拡大の影響で中止となったリーグ・アンでクラブ史上最高位となる3位フィニッシュ。見事、初のCL出場権を勝ち取った。 上記2チームと比べて実力差は否めないが、今年のゴールデンボーイ賞最終候補20名にも名を連ねたMFカマヴィンガをはじめ、パリ・サンジェルマンが関心を示したというDFアマリ・トラオレや、マルセイユ行きが噂されていたFWニアンなど粒揃い。また、今夏の移籍市場では、アンデルレヒトから右ウインガーのベルギー代表FWジェレミー・ドク、左ウイングにはリヨンからFWテリエを獲得。さらにはユベントスとインテルから、それぞれDFルガーニとDFダウベルトをレンタルし、今大会に向けて選手層を厚くしている。 そのほか、チェルシー行きのGKメンディの後釜にはディジョンで守護神だったGKゴミスを補強。2強に割って入る可能性は大いにある。 ◆ロシアのニューカーマーが青年監督の下で夢の舞台へ~クラスノダール~<div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/Get20201019_12_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 2008年創設のクラスノダールは、レンヌ同様こちらも初出場。昨季のロシア・プレミアリーグで3位に入り、プレーオフを勝ち上がってクラブ史上初の本戦出場を果たした。率いるはクラスノダールを地元に持つムラド・ムサエフ監督。同クラブのアカデミーとリザーブチームの監督を歴任し、成り上がった36歳の青年指揮官だ。 今季の国内リーグでは、11試合を終えたところで5勝3分け3敗とまずまずといったところ。得点数は首位のゼニトに次ぐ21得点で、スウェーデン代表FWマルクス・ベリがここまで5得点で攻撃を牽引している。 なお、今シーズンはロシアから史上初めて3クラブが参加。ロシア勢の一角として爪痕を残すことは出来るだろうか。 2020.10.20 18:00 Tue
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