スタメン11人入れ替えの神戸がリードするも、攻め続けた大分が終了間際に追いつきドロー《J1》

2020.10.14 21:39 Wed
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明治安田生命J1リーグ第22節、ヴィッセル神戸vs大分トリニータが14日にノエビアスタジアム神戸で行われ、1-1のドローに終わった。前節、柏レイソルに3-4で敗れ連勝が「4」でストップした神戸。三浦監督が就任してから初の黒星を喫した一戦からスタメン11人全員を入れ替える、思い切ったターンオーバーを敢行した。システムは三浦監督就任後一貫して敷いていた[4-3-3]から、[3-4-3]に変更している。

一方、前節横浜F・マリノスに0-4で完敗し、こちらも連勝が「2」でストップした大分は、星、町田、高澤に代えて小出、渡、知念を起用。システムは前節から変わらず、知念を1トップに据えた[3-4-2-1]となった。

立ち上がり、ボールを握ったのは神戸。大幅にメンバーが入れ替わったが、ビルドアップの意識を高く持つ姿勢は変わらなかった。すると、6分に早速試合が動く。右サイドでボールを受けた小川がふんわりとしたアーリー気味のクロスを上げると、藤本が巧みに頭で合わせ、先制点を記録。藤本は古巣からのゴールとなった。

先制を許した大分だが、積極的なプレスで神戸にプレッシャーをかけていく。8分にはGK吉丸のクリアボールが知念に当たり、あわやゴールというシーンを作る。

大分はその後も激しいプレッシャーからボールを奪い、チャンスを創出。16分には知念と野村が立て続けにシュートを放ったが、これはGK吉丸のセーブと菊池の気迫のこもったブロックによって防がれた。21分には、サイドを抜け出した田中達也がカットインからシュートを、23分には三竿のクロスを受けた渡が強烈なヘディングを放ったが、いずれも吉丸が立ちはだかりゴールを奪えない。

早々の先制以降、防戦一方の神戸だったが、飲水タイムをきっかけに反撃を開始。29分にこの日がデビュー戦となる山川からの右サイドへの見事な展開を起点に、佐々木が惜しいシュートを放つと、その後も攻勢が続いた。大分は1トップの知念にボールを入れるところまでは上手くいくが、神戸守備陣の集中した対応によってそこからが繋がらず、5本のシュートを放ったものの前半で追いつくことはできなかった。

後半開始早々から大分は激しいプレスを仕掛け、51分には藤谷からボールを奪った野村がシュートを放つ。神戸は間で受ける動きや藤本へのロングボールによるプレス回避を試みるが、結局は大分にボールを奪われる展開が続いた。63分にはCKから知念がヘディングを放ったが、これもGK吉丸がファインセーブで阻む。

65分、状況打開のため三浦監督はイニエスタと山口を投入。イニエスタがリズムを作ることで神戸はやや落ち着きを取り戻したが、それでも73分に知念が惜しいショートを放つなど、大分ペースは続く。すると三浦監督は74分に小川、藤本に代えて古橋、田中順也を入れ、追加点を狙う姿勢を明確にした。

一方で、やや足が止まり始めた大分は79分、知念、野村に代えて高澤と三平を投入し、再度攻勢を強めようと試みる。すると86分、片野坂監督の采配が功を奏する結果になった。右サイドで抜け出した岩田が低いクロスを放つと、高澤の前に入った神戸の酒井の足に当たり、オウンゴールに。当たりに当たっていたGK吉丸から、大分はついにゴールを奪った。

追いつかれた神戸は安井のパスに反応した田中順也がシュートを放つも、GKムン・キョンゴンがセーブ。その後もイニエスタと古橋のホットラインからゴールを狙うが、この日は序盤を除きなかなかリズムが掴めなかった。アディショナルタイムにはお互い敵陣までボールを運ぶオープンな展開となったが、ゴールネットは揺らせないまま結局1-1でタイムアップ。

前節連勝がストップした両者は、今節も勝ちを逃す結果に。ただ、神戸は今季初スタメンを飾った吉丸や山川が素晴らしいパフォーマンスを披露。大分は「ハイプレスからの速攻」という片野坂監督の狙い通りのサッカーが機能し、13本のシュートを記録するなど、お互いに収穫のある試合になったと言えるだろう。

ヴィッセル神戸 1-1 大分トリニータ
【神戸】
藤本憲明(前6)
【大分】
OG(後86)
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