遠藤保仁デビューの磐田は松本とドローで辛くも連敗ストップ…2位福岡が10連勝&首位徳島がダービーで愛媛に完勝リベンジ《J2》
2020.10.10 18:06 Sat
10日、明治安田生命J2リーグ第25節の9試合が行われた。
サンプロアルウィンで開催された松本山雅FCvsジュビロ磐田は、0-0の引き分けに終わった。
共に1年でのJ1復帰を目指す中、成績不振によりシーズン途中の監督交代に踏み切った20位の松本と、13位の磐田による一戦では、ガンバ大阪から期限付き移籍で磐田に電撃加入となった元日本代表MF遠藤保仁が、G大阪時代の元同僚である今野、大森と共に早速スタメンを飾った。
共に[3-5-2]の布陣を採用した中、立ち上がりから新加入の遠藤を起点にスムーズにボールを動かすアウェイチームは、遠藤から2トップへの正確なフィード、左サイドで流動的な動きを見せる大森を使った攻めでペースを握る。15分にはセットプレーの二次攻撃から山田が際どいミドルシュートを放つが、これは右ポストを叩く。
一方、なかなか良い形でボールを奪えない松本だが、時間の経過と共に相手を引っくり返す場面を作り出すと、21分には前のボックス内への抜け出しからゴール前に入った佐藤和に続けてシュートチャンスも、クロスバーとGK八田のビッグセーブに遭い、デビュー戦ゴールとはならず。
後半の立ち上がりはややこう着状態が続き、両ベンチは選手交代で流れを変えにいく。その流れの中で2トップを入れ替えた磐田は前線で起点となれるルキアンが徐々に存在感を放つ。
65分には右CKの場面で遠藤のクロスに合わせたルキアンがゴール前で続けて決定機も、クロスバーと阪野の身体を張ったクリアに遭う。さらに、67分にも右サイドからのクロスに合わせたルキアンのシュートが枠を捉えるが、序盤から再三の好守を見せていたGK村山のビッグセーブに遭う。
後半は磐田のペースが続く中、70分には注目の遠藤に最大の見せ場が訪れる。ボックス手前左の好位置で得たFKの場面で、Jリーグ屈指のプレースキッカーは直接右足で狙うが、ややボールが落ち切らず惜しくもクロスバーを叩いた。
試合終盤にかけては一進一退の攻防を見せた両者だが、村山、八田と両守護神の牙城を破ることはできず、ゴールレスのままタイムアップ。新天地でいきなりフル出場となった遠藤のデビュー戦を飾ることはできなかった磐田だったが、連敗を「3」でストップした。
山梨中銀スタジアムで開催された7位のヴァンフォーレ甲府と、2位のアビスパ福岡の上位対決は、アウェイの福岡が2-0で勝利して10連勝を達成した。
互いに安定した守備を特長とする両チームの一戦は、予想通りに守備の集中力が強調される拮抗した展開に。しかし、ゴールレスで折り返した後半に福岡の主砲が仕事を果たす。59分、左サイドで石津が上げた浮き球のクロスをゴール前のフアンマ・デルガドが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込む。
畳みかけるアウェイチームは71分には右サイドでの細かい崩しから、最後はボックス左で遠野の短い落としに反応した石津が強烈な左足のシュートを突き刺し、追加点を奪取。その後は連敗を避けたいホームチームの猛攻に晒されたものの、前半から安定したゴールキーピングを見せていたGK村上が再三の好守で凌ぎ切って3試合連続のクリーンシートで試合を締めくくった。
また、上位争いでは首位の徳島ヴォルティスが、21位の愛媛との今季2度目の“四国ダービー”に臨み、2-0で完勝。無敗記録を9試合に更新した。前回対戦で3点差を引っくり返されて逆転負けを喫した因縁の相手にリベンジを狙う徳島は、立ち上がりから試合の主導権を掌握。前半終了間際の39分にはジエゴのシュートに詰めた垣田のゴールで先制。さらに、後半も立ち上がりに岩尾の左CKが相手のオウンゴールを誘い追加点を挙げると、最後まで主導権を与えることなく快勝し、リベンジを達成した。
その他では前節9試合ぶりの白星を手にした4位のV・ファーレン長崎が、レノファ山口FCをホームで迎え撃った一戦を90分の澤田の劇的ゴールで勝ち切り、久々の2連勝。5位の京都サンガF.C.と、6位のアルビレックス新潟の上位対決は2-1で競り勝った新潟が3連勝で5位に浮上した。一方、3位のギラヴァンツ北九州は、最下位に沈むザスパクサツ群馬を相手に0-0のドローに終わり、5戦未勝利となった。
◆明治安田生命J2リーグ第25節
▽10/10(土)
モンテディオ山形 3-0 FC琉球
大宮アルディージャ 0-0 栃木SC
松本山雅FC 0-0 ジュビロ磐田
京都サンガF.C. 1-2 アルビレックス新潟
徳島ヴォルティス 2-0 愛媛FC
ギラヴァンツ北九州 0-0 ザスパクサツ群馬
V・ファーレン長崎 4-3 レノファ山口FC
ジェフユナイテッド千葉 1-5 水戸ホーリーホック
ヴァンフォーレ甲府 0-2 アビスパ福岡
▽10/11(日)
《14:00》
FC町田ゼルビア vs ツエーゲン金沢
《16:00》
東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山
サンプロアルウィンで開催された松本山雅FCvsジュビロ磐田は、0-0の引き分けに終わった。
共に1年でのJ1復帰を目指す中、成績不振によりシーズン途中の監督交代に踏み切った20位の松本と、13位の磐田による一戦では、ガンバ大阪から期限付き移籍で磐田に電撃加入となった元日本代表MF遠藤保仁が、G大阪時代の元同僚である今野、大森と共に早速スタメンを飾った。
一方、なかなか良い形でボールを奪えない松本だが、時間の経過と共に相手を引っくり返す場面を作り出すと、21分には前のボックス内への抜け出しからゴール前に入った佐藤和に続けてシュートチャンスも、クロスバーとGK八田のビッグセーブに遭い、デビュー戦ゴールとはならず。
その後は松本がビルドアップへの制限を強めたことで、より拮抗した展開となるが、前半終了間際の阪野のバックヘッドがクロスバーを叩くなど、互いに最後で決め切れず、0-0で試合を折り返した。
後半の立ち上がりはややこう着状態が続き、両ベンチは選手交代で流れを変えにいく。その流れの中で2トップを入れ替えた磐田は前線で起点となれるルキアンが徐々に存在感を放つ。
65分には右CKの場面で遠藤のクロスに合わせたルキアンがゴール前で続けて決定機も、クロスバーと阪野の身体を張ったクリアに遭う。さらに、67分にも右サイドからのクロスに合わせたルキアンのシュートが枠を捉えるが、序盤から再三の好守を見せていたGK村山のビッグセーブに遭う。
後半は磐田のペースが続く中、70分には注目の遠藤に最大の見せ場が訪れる。ボックス手前左の好位置で得たFKの場面で、Jリーグ屈指のプレースキッカーは直接右足で狙うが、ややボールが落ち切らず惜しくもクロスバーを叩いた。
試合終盤にかけては一進一退の攻防を見せた両者だが、村山、八田と両守護神の牙城を破ることはできず、ゴールレスのままタイムアップ。新天地でいきなりフル出場となった遠藤のデビュー戦を飾ることはできなかった磐田だったが、連敗を「3」でストップした。
山梨中銀スタジアムで開催された7位のヴァンフォーレ甲府と、2位のアビスパ福岡の上位対決は、アウェイの福岡が2-0で勝利して10連勝を達成した。
互いに安定した守備を特長とする両チームの一戦は、予想通りに守備の集中力が強調される拮抗した展開に。しかし、ゴールレスで折り返した後半に福岡の主砲が仕事を果たす。59分、左サイドで石津が上げた浮き球のクロスをゴール前のフアンマ・デルガドが頭で合わせ、ゴール右隅に流し込む。
畳みかけるアウェイチームは71分には右サイドでの細かい崩しから、最後はボックス左で遠野の短い落としに反応した石津が強烈な左足のシュートを突き刺し、追加点を奪取。その後は連敗を避けたいホームチームの猛攻に晒されたものの、前半から安定したゴールキーピングを見せていたGK村上が再三の好守で凌ぎ切って3試合連続のクリーンシートで試合を締めくくった。
また、上位争いでは首位の徳島ヴォルティスが、21位の愛媛との今季2度目の“四国ダービー”に臨み、2-0で完勝。無敗記録を9試合に更新した。前回対戦で3点差を引っくり返されて逆転負けを喫した因縁の相手にリベンジを狙う徳島は、立ち上がりから試合の主導権を掌握。前半終了間際の39分にはジエゴのシュートに詰めた垣田のゴールで先制。さらに、後半も立ち上がりに岩尾の左CKが相手のオウンゴールを誘い追加点を挙げると、最後まで主導権を与えることなく快勝し、リベンジを達成した。
その他では前節9試合ぶりの白星を手にした4位のV・ファーレン長崎が、レノファ山口FCをホームで迎え撃った一戦を90分の澤田の劇的ゴールで勝ち切り、久々の2連勝。5位の京都サンガF.C.と、6位のアルビレックス新潟の上位対決は2-1で競り勝った新潟が3連勝で5位に浮上した。一方、3位のギラヴァンツ北九州は、最下位に沈むザスパクサツ群馬を相手に0-0のドローに終わり、5戦未勝利となった。
◆明治安田生命J2リーグ第25節
▽10/10(土)
モンテディオ山形 3-0 FC琉球
大宮アルディージャ 0-0 栃木SC
松本山雅FC 0-0 ジュビロ磐田
京都サンガF.C. 1-2 アルビレックス新潟
徳島ヴォルティス 2-0 愛媛FC
ギラヴァンツ北九州 0-0 ザスパクサツ群馬
V・ファーレン長崎 4-3 レノファ山口FC
ジェフユナイテッド千葉 1-5 水戸ホーリーホック
ヴァンフォーレ甲府 0-2 アビスパ福岡
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《14:00》
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