イニエスタがスーペルゴラッソ! 名古屋撃破の神戸が2戦連続無失点で今季初の3連勝!《J1》
2020.09.30 21:07 Wed
明治安田生命J1リーグ第29節のヴィッセル神戸vs名古屋グランパスが30日にノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームの神戸が1-0で勝利した。
前節、三浦淳寛新監督の初陣となった北海道コンサドーレ札幌戦を4-0で快勝し、今季初の連勝を飾った10位の神戸。3連勝を目指す中3日での連戦では先発3人を変更。藤谷、トーマス・フェルマーレン、安井に代わって、セルジ・サンペール、ダンクレー、西と後方のメンバーを入れ替えた。
一方、4位の名古屋は直近の清水エスパルス戦を3-1の快勝。約1カ月ぶりの連勝を目指したこのアウェイゲームでは先発の入れ替えを2人に留め、成瀬、山崎に代えて金崎と今季初出場の宮原を起用した。
試合は戦前の予想通り、ホームの神戸がボールの主導権を握り、アウェイの名古屋が堅固な守備ブロックを構えて応戦する展開となる。
神戸はアンドレス・イニエスタを起点にボールを動かしながらスペース、ギャップを探していくが、なかなか相手守備の穴を見つけられず、ブロックの前でパスを回す状況が続く。それでも、13分にはイニエスタからの浮き球パスに反応したドウグラスがボックス左でダイレクトシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
前半半ばの飲水タイムを経ても試合展開に大きな変化はなし。パスのテンポを上げつつ、崩しの局面でアイデアを出したいホームチームは、35分にボックス付近での細かい繋ぎから中央のイニエスタがシュート。さらに、味方に当たったこぼれ球を郷家がシュートするが、これは力なくGKランゲラックにキャッチされた。
互いに決定機が少ないゴールレスの前半を経て試合は後半に突入。神戸はコンディションの問題か大崎がベンチに下がり、後半から菊池が投入される。対して名古屋は後半立ち上がりの54分に前田を下げて相馬を投入した。
すると、55分には名古屋の波状攻撃からボックス右で一瞬フリーとなった阿部が左足を振り抜くが、ここはDF酒井の身体を張ったブロックに遭う。直後の56分には神戸もボックス右まで持ち上がった山口の強烈なミドルシュートで応戦する。
徐々に動きが出始めた展開の中、神戸の千両役者がスーペルゴラッソを決める。60分、左サイドから切り込んだ古橋の斜めのパスをドウグラスがワンタッチで叩くと、これを受けたイニエスタが郷家とワンツー。やや足元にボールが入ったものの、うまく歩幅を合わせて放ったペナルティアーク付近からの右足のグラウンダーのミドルシュートがゴール左下隅の完璧なコースに決まった。
イニエスタのゴールで先手を奪った神戸はその後も主導権を握って優勢に試合を運んでいく。この苦境を受けて、名古屋ベンチは69分に金崎、米本に代えて山崎、ガブリエル・シャビエルを同時投入し、リスクを冒した攻撃的な布陣に変更する。
この交代で全体を押し上げる名古屋は相手陣内でのプレーが増えていく一方、神戸のカウンターに晒される場面も増えていく。だが、ドウグラスや古橋のシュートチャンスはGKランゲラックを中心に粘りの対応で凌ぐ。
その後、試合終盤にかけて名古屋の攻撃を集中した守備できっちり撥ね返し続けた神戸が、2試合連続のクリーンシートで1-0の勝利。三浦新体制での連勝を継続すると共に今季初の3連勝となった。一方、攻撃面で課題が出た名古屋はまたしても連勝を逃がし、勝ちと負けが交互に並ぶスパイラルを抜け出すことはできなかった。
ヴィッセル神戸 1-0 名古屋グランパス
【神戸】
アンドレス・イニエスタ(後15)
前節、三浦淳寛新監督の初陣となった北海道コンサドーレ札幌戦を4-0で快勝し、今季初の連勝を飾った10位の神戸。3連勝を目指す中3日での連戦では先発3人を変更。藤谷、トーマス・フェルマーレン、安井に代わって、セルジ・サンペール、ダンクレー、西と後方のメンバーを入れ替えた。
試合は戦前の予想通り、ホームの神戸がボールの主導権を握り、アウェイの名古屋が堅固な守備ブロックを構えて応戦する展開となる。
神戸はアンドレス・イニエスタを起点にボールを動かしながらスペース、ギャップを探していくが、なかなか相手守備の穴を見つけられず、ブロックの前でパスを回す状況が続く。それでも、13分にはイニエスタからの浮き球パスに反応したドウグラスがボックス左でダイレクトシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩く。
一方、名古屋は粘り強い守備で均衡を保つも、狙いとするマテウスや前田のスピードを生かした速い攻めに転じることはできず、前線の金崎らになかなか良い形でボールが入らない。
前半半ばの飲水タイムを経ても試合展開に大きな変化はなし。パスのテンポを上げつつ、崩しの局面でアイデアを出したいホームチームは、35分にボックス付近での細かい繋ぎから中央のイニエスタがシュート。さらに、味方に当たったこぼれ球を郷家がシュートするが、これは力なくGKランゲラックにキャッチされた。
互いに決定機が少ないゴールレスの前半を経て試合は後半に突入。神戸はコンディションの問題か大崎がベンチに下がり、後半から菊池が投入される。対して名古屋は後半立ち上がりの54分に前田を下げて相馬を投入した。
すると、55分には名古屋の波状攻撃からボックス右で一瞬フリーとなった阿部が左足を振り抜くが、ここはDF酒井の身体を張ったブロックに遭う。直後の56分には神戸もボックス右まで持ち上がった山口の強烈なミドルシュートで応戦する。
徐々に動きが出始めた展開の中、神戸の千両役者がスーペルゴラッソを決める。60分、左サイドから切り込んだ古橋の斜めのパスをドウグラスがワンタッチで叩くと、これを受けたイニエスタが郷家とワンツー。やや足元にボールが入ったものの、うまく歩幅を合わせて放ったペナルティアーク付近からの右足のグラウンダーのミドルシュートがゴール左下隅の完璧なコースに決まった。
イニエスタのゴールで先手を奪った神戸はその後も主導権を握って優勢に試合を運んでいく。この苦境を受けて、名古屋ベンチは69分に金崎、米本に代えて山崎、ガブリエル・シャビエルを同時投入し、リスクを冒した攻撃的な布陣に変更する。
この交代で全体を押し上げる名古屋は相手陣内でのプレーが増えていく一方、神戸のカウンターに晒される場面も増えていく。だが、ドウグラスや古橋のシュートチャンスはGKランゲラックを中心に粘りの対応で凌ぐ。
その後、試合終盤にかけて名古屋の攻撃を集中した守備できっちり撥ね返し続けた神戸が、2試合連続のクリーンシートで1-0の勝利。三浦新体制での連勝を継続すると共に今季初の3連勝となった。一方、攻撃面で課題が出た名古屋はまたしても連勝を逃がし、勝ちと負けが交互に並ぶスパイラルを抜け出すことはできなかった。
ヴィッセル神戸 1-0 名古屋グランパス
【神戸】
アンドレス・イニエスタ(後15)
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