チェルシー、格下に3点差追いつく劇的ドロー! 連敗回避も36歳オールドルーキーの痛恨ミスなど2戦連続の自滅…《プレミアリーグ》
2020.09.27 03:36 Sun
プレミアリーグ第3節、WBAvsチェルシーが26日にザ・ホーソンズで行われ、3-3のドローに終わった。
直近2試合で8失点のホームチーム相手にチェルシーの攻撃陣爆発が予想された中、試合は立ち上がりからよもやの展開となる。開始4分、WBAの左サイドから送られた対角線のロングフィードに対して、マルコス・アロンソが不用意に中央へ頭でクリアすると、これをマテウス・ペレイラに奪われ、ショートカウンターを浴びる。そして、ボックス左のカラム・ロビンソンにDFリース・ジェームズの股間を抜く右足のシュートをゴール右隅へ決められる。
それでも、失点直後にはトップ下に入ったハフェルツが右サイドに流れて強烈な左足のミドルシュートで相手GKにファインセーブを強いると、直後にはいずれもR・ジェームズの右クロスからゴール前のエイブラハム、ヴェルナーに決定機が訪れるなど、ゴールを色濃く匂わせる良い攻めを見せる。
百戦錬磨のブラジル代表DFのイージーミスに動揺したか、直後の28分には相手の左CKの場面でサインプレーにあっさりと出し抜かれると、ボックス内で立て続けにフリーにしたファーロング、バートリーの連係から右足インサイドのボレーシュートを決められ、まさかの3失点となった。
何とか前半のうちに1点でも返したいチェルシーだが、ボールは持たせてもらえるものの、相手の要所を締める守備を前になかなか決定機を作れなくなる。逆に、前がかりな上、ネガティブトランジションの鈍さから再三相手に引っくり返され、あわや4失点目というピンチを招くなど、悪夢のような45分を0-3のスコアで終えることになった。
同点、逆転に向け大幅な変更が求められたハーフタイムにランパード監督は、マルコス・アロンソ、コバチッチを下げてアスピリクエタ、ハドソン=オドイを同時投入。さらに、キャプテンマークがチアゴ・シウバからアスピリクエタに引き継がれた。
システムを[4-3-3]に変更して80%近くボールを握り、相手陣内でハーフコートゲームを展開する中、55分にはボックス手前左でアスピリクエタから横パスを受けたマウントが右足を一閃。強いスライダー回転のかかった強烈なシュートがゴール左隅を射抜き、チェルシーがようやく反撃の狼煙を上げる。
その後、やや攻撃が停滞も70分には相手CKのカウンターから左サイドでヴェルナー、ハフェルツとのダイレクトのパス交換からゴール左のスペースに抜け出したハドソン=オドイが1点差に迫る貴重なゴールを挙げる。
残り時間を考えれば、同点だけでなく逆転の可能性も出てきたチェルシーは73分にはチアゴ・シウバを下げてジルーを投入。この交代で超攻撃的な[3-3-2-2]の布陣にシフトする。
だが、前線のツインタワーをシンプルに使う形が少ないチェルシーは、完全に逃げ切り態勢に入るWBAを前に徐々に攻撃が停滞。それでも、最後の最後まで諦めずに攻め続けるチームは、土壇場で3点差を追いつく。
93分、左CKの二次攻撃からマウントが放ったシュートをGKが弾くと、ゴール前でこぼれ球に反応したエイブラハムが押し込んだ。その前のハフェルツのハンドの可能性からVARのレビューが入るも、無事ゴールが認められた。
しかし、チェルシーに逆転の4点目を奪う時間は残されておらず、試合は3-3のドローで決着。3点差を追いついてリーグ連敗を回避することに成功したチェルシーだが、連敗中の昇格組相手に自滅の感もある拙い戦いぶりもあり、批判は避けられない一戦となった。
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前節、王者リバプール相手に0-2で敗れ今季初黒星を喫したチェルシーだが、ミッドウィークのEFLカップ(カラバオカップ)では格下バーンズリーを相手に6-0の圧勝。ハフェルツのハットトリックに、チアゴ・シウバ、チルウェルがデビューを飾るなど、実りある内容で敗戦を払しょくした。開幕連敗中の昇格組WBAを相手にリーグ2戦ぶりの白星を目指す今節ではリバプール戦から先発3人を変更。GKにカバジェロが入ったほか、ズマとジョルジーニョに代えてチアゴ・シウバ、エイブラハムを起用。なお、キャプテンマークを巻いたチアゴ・シウバはイギリス人以外のプレーヤーで歴代4番目となる36歳4日でのプレミアリーグデビューとなった。それでも、失点直後にはトップ下に入ったハフェルツが右サイドに流れて強烈な左足のミドルシュートで相手GKにファインセーブを強いると、直後にはいずれもR・ジェームズの右クロスからゴール前のエイブラハム、ヴェルナーに決定機が訪れるなど、ゴールを色濃く匂わせる良い攻めを見せる。
その後も70%を超えるボール支配率で相手を押し込み続けるチェルシーだが、リバプール戦に続いて痛恨のミスを犯す。25分、最終ラインでのパス回しの際にチアゴ・シウバがトラップミスをすると、これをロビンソンにかっさらわれてGKとの一対一を難なく決められた。
百戦錬磨のブラジル代表DFのイージーミスに動揺したか、直後の28分には相手の左CKの場面でサインプレーにあっさりと出し抜かれると、ボックス内で立て続けにフリーにしたファーロング、バートリーの連係から右足インサイドのボレーシュートを決められ、まさかの3失点となった。
何とか前半のうちに1点でも返したいチェルシーだが、ボールは持たせてもらえるものの、相手の要所を締める守備を前になかなか決定機を作れなくなる。逆に、前がかりな上、ネガティブトランジションの鈍さから再三相手に引っくり返され、あわや4失点目というピンチを招くなど、悪夢のような45分を0-3のスコアで終えることになった。
同点、逆転に向け大幅な変更が求められたハーフタイムにランパード監督は、マルコス・アロンソ、コバチッチを下げてアスピリクエタ、ハドソン=オドイを同時投入。さらに、キャプテンマークがチアゴ・シウバからアスピリクエタに引き継がれた。
システムを[4-3-3]に変更して80%近くボールを握り、相手陣内でハーフコートゲームを展開する中、55分にはボックス手前左でアスピリクエタから横パスを受けたマウントが右足を一閃。強いスライダー回転のかかった強烈なシュートがゴール左隅を射抜き、チェルシーがようやく反撃の狼煙を上げる。
その後、やや攻撃が停滞も70分には相手CKのカウンターから左サイドでヴェルナー、ハフェルツとのダイレクトのパス交換からゴール左のスペースに抜け出したハドソン=オドイが1点差に迫る貴重なゴールを挙げる。
残り時間を考えれば、同点だけでなく逆転の可能性も出てきたチェルシーは73分にはチアゴ・シウバを下げてジルーを投入。この交代で超攻撃的な[3-3-2-2]の布陣にシフトする。
だが、前線のツインタワーをシンプルに使う形が少ないチェルシーは、完全に逃げ切り態勢に入るWBAを前に徐々に攻撃が停滞。それでも、最後の最後まで諦めずに攻め続けるチームは、土壇場で3点差を追いつく。
93分、左CKの二次攻撃からマウントが放ったシュートをGKが弾くと、ゴール前でこぼれ球に反応したエイブラハムが押し込んだ。その前のハフェルツのハンドの可能性からVARのレビューが入るも、無事ゴールが認められた。
しかし、チェルシーに逆転の4点目を奪う時間は残されておらず、試合は3-3のドローで決着。3点差を追いついてリーグ連敗を回避することに成功したチェルシーだが、連敗中の昇格組相手に自滅の感もある拙い戦いぶりもあり、批判は避けられない一戦となった。
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