ゴールはどこも不足している…/原ゆみこのマドリッド
2020.09.22 19:30 Tue
「開幕戦で悔やむよりはいいけど」そんな風に私が複雑な気持ちになっていたのは月曜日、お昼のニュースでルイス・スアレルのバルサとの契約解消が成立し、アトレティコへの移籍が秒読みになったと報じられているのを見た時のことでした。いやあ、昨季はもう、ゴール日照りで悔しい思いをすることの多かった彼らですから、実績のある一流FWが加入してくれるのは有難いんですけどね。ただ、これまではジエゴ・コスタの放出が決まらない限り、人件費の関係で補強はできないと言われていたんですが、どうやら当人のたっての願いもあって、モラタのユベントス行きが決まりかけているのだとか。
え、モラタって、アトレティコに来たのは2018-19シーズンの1月だったとはいえ、チェルシーに5500万ユーロ(約68億円)払って、レンタルから完全移籍になったのはこの夏じゃなかったかって?そうなんですが、一説によると、彼は昨季終盤、リーガやCLの大事な試合でスタメン起用されず、チーム内で一番多い16得点を挙げながら、シメオネ監督にコスタより信頼されていないと感じていたそうで、ついでに言うと、奥さんのアリス・カンペッロさんがイタリア人であることも2014年から16年の2シーズン、在籍したセリエAのクラブ復帰を後押ししているらしいんですけどね。でも、ちょっと前まで、お隣さんのカンテラ(ユース組織)に河岸を変える前にいたアトレティコは、「プレーするのを望んでいた場所だ」とか、「アトレティコで引退したい」とかいう台詞を耳にした覚えがあるのは私だけですかあ?
いやまあ、前回、ユーベで活躍した後、買い戻されたレアル・マドリーで1シーズン過ごしたものの、やはり主役にはなれないと、チェルシーに移籍した彼ですから、奇しくもまた、クリスチアーノ・ロナウドとご一緒することになって、どうなるかはわかりませんけどね。月曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習にはもう、現れなかったモラタのレンタル料は1000万ユーロ(約12億円)、今季末には4500ユーロ(約56億円)での強制買い取りオプションがついての移籍となるため、別にアトレィコの損にはならないようですが、いやまったく。
ルイス・スアレスに関しては先週、イタリアに日帰り旅行をして、国籍取得に必要なイタリア語会話の10分間テストを受け、見事合格したというニュースもあり、まさか、シメオネ監督の経営陣へのお願いが実現するとは、かなり意外な展開。もっとも移籍金なしで来るとしても、年棒8000万ユーロ(約100億円)のルイス・スアレスはここ数年、負傷勝ちで、33才という年齢を考えると、ちょっと高い買い物とあって、こちらもまだ正式には決まっていないんですけどね。
といっても他に残っているCF補強候補もPSGを退団してフリーのカバーニ(33歳)、ルイス・スアレスと並行してユーベが交渉していたジェコ(34才)とベテランばかり。それもこれも20才前後で獲得しながら、早々に見限られ、今ではリバプールに5000万ユーロ(約62億円)で入団するまでになったディオゴ・ジョタ(ウルバーハンプトンから移籍)や、その同僚として昨季、17得点を挙げたラウール・ヒメネスなど、アトレティコを出た後、大成したFWが少なからず、世間にはいるのを見ると、残念な気がしないでもないですが、ま、それも天の巡り合わせでしょうか。何はともあれ、ルイス・スアレスが本決まりになって、かつてバルサから31才で移籍し、在籍した1シーズンに見事、リーガ優勝を果たしたビジャの例に倣ってくれたら、嬉しい限りではあるんですが…。
行きつけだったバル(スペインの喫茶店兼バー)が店内のキャパ制限があるうちは元が取れないと、今季もリーガのTV中継を契約しないことにしたせいで、最近、違うお店に行くようになった私でしたが、そこもお客さんは少なく、3密を心配しないで観戦できたのはラッキーだったんですけどね。マジョルカから加入したFWクーチョ以外、昨季とまったく同じメンバーでスタートしたボルダラス監督のチームも、1節にはカディスに勝っていたオサスナも前半はほとんどチャンスがなく、0-0で終了。昨季のリーガ再開後は白星が1つだけというヘタフェだったため、まだ流れは変わってないのかと心配になったものでしたが…。
大丈夫、確実にツキが戻って来ました。というのも後半9分、ククレジャの折り返したボールをマクシモビッチがマタへ送ったところ、いえ、volea(ボレア/ボレーシュート)で決まったゴールは最初、オフサイドで認められなかったんですけどね。2年連続のEL出場権ゲットを目指していた昨季終盤はこれに何度も泣かされたものでしたが、この日はVAR(ビデオ審判)が彼らの味方に。ほんの数ミリの差でマタのオフサイドではなかったとして、貴重な先制点がスコアボードに上がってくれたから、助かったの何のって。
そのまま1-0でヘタフェは今季初勝利を挙げたんですが、ボルダラス監督も「Después de no jugar la primera jornada era vital conseguir una victoria/デスプエス・デ・ノー・フガール・ラ・プリメラ・ホルナーダ・エラ・ビタル・コンセギール・ウナ・ビクトリア(1節をプレーしなかった後、勝ち星を得るのはとても重要だった)。そうじゃなかったら、順位表のかなり下の方に留まることになるからね」と言っていましたしね。最初から勝ち点6がハンデとなるアトレティコやバルサはそう簡単にはいかないでしょうが、ヘタッフェのように初っ端から7位となって、次戦のアラベス戦を迎えられるというのは選手たちも気分がいいんと思いますよ。
そんなヘタフェはまだ、ワトフォードから右サイドにキケ・フェメミア、ジェノアからCBエル・ヤンク(昨季はサラゴサにレンタル)を獲る予定になっているようですが、いやあ、翌日には、これは絶対、補強した方がいいんじゃないかと疑われる兄貴分チームが出現したから、さあ大変。ええ、それは土曜にはワンダ・メトロポリターノでアルメリア(2部)と完全非公開の30分x4パートの変型練習試合を実施。モラタ、コスタ、サポンジッチ、モジェホがゴールを挙げ、4-0で完勝したのはともかく、チームの足りない部分を目撃した外部の人もいないため、もちろんアトレティコではなく、レアル・アレーナでレアル・ソシエダとの開幕戦を迎えたマドリーの方でした。
だってえ、いつまで経ってもゴールが入らないんですよ。まだアザールとアセンシオが調整中だったため、ベンゼマをトップにロドリゴとビニシウスのブラジル人若輩コンビを左右に、やはり21才と若い出戻りのウーデゴールをトップ下に配置して、カセミロ抜きで珍しく、4-2-3-1というシステムを採用したジダン監督だったんですが、前半など、速いリズムで敵を圧倒しながら、なかなかフィニッシュまでに至らないのは如何なものかと。
それどころか、前半終了間際など、GKクルトワがイサクのシュートを長い足でparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれていなかったら、逆にリードされていたはずですが、昨季、アトレティコの後輩、オブラクの5年連続ゲットを阻み、6年ぶりにサモラ(リーガで一番失点率の少ないGKに与えられる賞)を取り戻したクルトワは今季も健在のよう。おかげでスコアレスのまま、後半が始まったんですが、ゴールが遠いのはまったく変わらないんですよ。早めにイナモル監督が新加入のダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)を投入し、相手が活気づいたせいもありますが、それに対して、ジダン監督は一気に3人を交代。ウーデゴール、モドリッチ、ロドリゴをバルベルデ、カセミロ…え、マルビンって一体、誰?
いやあ、彼は先日、UEFAユースリーグで優勝したフベニル(2番目のユースカテゴリー)チームのメンバーで、今季からはラウール監督率いるRMカスティージャ(2部B)でプレーすることが決まっている20才なんですが、コパ・デル・レイの初戦じゃあるまいし、ましてや、コロナクラスターが発生して、猫の手も借りないといけないチームでもないのに、この、どうしても1点が欲しい場面でカンテラーノをデビューさせるのは果たしてセオリーと言っていいのかどうか。かてて加えて、ロスタイムにビニシウスの代わりに入ったアリバスも18歳のフベニル仲間となれば、アップの指示もなく、スタンドで見守っていた2人のFW、ヨビッチとマジョラル(昨季はレバンテにレンタル)が何を感じたかは想像に難くありませんって。
いえ、0-0のまま、試合は終わった後、ジダン監督は「No quería cambiar el dibujo, había que meter a jugadores en las bandas/ノー・ケリア・カンビアール・エル・ディブーホ、アビア・ケ・メテール・ア・フガドーレス・エン・ラス・バンダス(システムを変えたくなかったから、サイドに選手を入れる必要があった)」と言っていましたけどね。確かにこの日、マドリッドでお留守番となったアタッカーはサイドの選手ばかりでしたが、ううん。チーム2位の得点者がセルヒオ・ラモスだった昨季もそうでしたが、先週、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)でやったヘタフェとの練習試合で4ゴール挙げたベンゼマがいても、そこは人間、当たらない日もありますからね。そんな時、ゴールを補ってくれるFWが他にいないというのはやっぱり、シーズンは長いだけに大きな懸念になるかと。
まあ、その辺は、今は緊縮財政に励み、来夏、改装が大幅に進んだサンティアゴ・ベルナベウでエムバペ(PSG)のメガプレゼンを行うことが目標のペレス会長の意向もありますし、昨季だって、先日、トッテナムへのレンタル移籍が決まったベイルはほとんど戦力外で、ベンゼマ1人だったにも関わらず、リーガ優勝はできてしまったマドリーですからね。マスコミが言うように、この選手起用がジダン監督のFW不足を訴えるアピールだったとも思えませんが、ただ、早いところ、アザールやアセンシオが戻って来てくれないと、とりわけ次節、開幕から2連勝と、ペジェグリーニ監督の招聘でイメチェンに成功したベティスとの対戦など、かなり心配になりますよね。
そして今週は木曜にブタペストでCL王者のバイエルンとEL王者のセビージャが戦うUEFAスーパーカップなどもあって、平日にもサッカーが楽しめるのは嬉しいんですが、よくわからないのが週末の3節の時間割。一応、マドリッド勢は土曜午後1時からアラベスvsヘタフェを皮切りに午後9時にベティスvsマドリー、日曜午後4時からグラナダvsアトレティコとなっているんですが、ここ2節、サッカー協会の反対により、週中に水曜に土日へと変更された金曜、月曜試合が性懲りもなくあるのは何故?今回、被害を受けるとしたら、金曜のエイバルvsアスレティック戦、月曜のカディスvsセビージャ戦ですが、どちらも近い距離でのバス移動になるため、融通が利きやすいのは救いでしょうか。
え、モラタって、アトレティコに来たのは2018-19シーズンの1月だったとはいえ、チェルシーに5500万ユーロ(約68億円)払って、レンタルから完全移籍になったのはこの夏じゃなかったかって?そうなんですが、一説によると、彼は昨季終盤、リーガやCLの大事な試合でスタメン起用されず、チーム内で一番多い16得点を挙げながら、シメオネ監督にコスタより信頼されていないと感じていたそうで、ついでに言うと、奥さんのアリス・カンペッロさんがイタリア人であることも2014年から16年の2シーズン、在籍したセリエAのクラブ復帰を後押ししているらしいんですけどね。でも、ちょっと前まで、お隣さんのカンテラ(ユース組織)に河岸を変える前にいたアトレティコは、「プレーするのを望んでいた場所だ」とか、「アトレティコで引退したい」とかいう台詞を耳にした覚えがあるのは私だけですかあ?
いやまあ、前回、ユーベで活躍した後、買い戻されたレアル・マドリーで1シーズン過ごしたものの、やはり主役にはなれないと、チェルシーに移籍した彼ですから、奇しくもまた、クリスチアーノ・ロナウドとご一緒することになって、どうなるかはわかりませんけどね。月曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習にはもう、現れなかったモラタのレンタル料は1000万ユーロ(約12億円)、今季末には4500ユーロ(約56億円)での強制買い取りオプションがついての移籍となるため、別にアトレィコの損にはならないようですが、いやまったく。
といっても他に残っているCF補強候補もPSGを退団してフリーのカバーニ(33歳)、ルイス・スアレスと並行してユーベが交渉していたジェコ(34才)とベテランばかり。それもこれも20才前後で獲得しながら、早々に見限られ、今ではリバプールに5000万ユーロ(約62億円)で入団するまでになったディオゴ・ジョタ(ウルバーハンプトンから移籍)や、その同僚として昨季、17得点を挙げたラウール・ヒメネスなど、アトレティコを出た後、大成したFWが少なからず、世間にはいるのを見ると、残念な気がしないでもないですが、ま、それも天の巡り合わせでしょうか。何はともあれ、ルイス・スアレスが本決まりになって、かつてバルサから31才で移籍し、在籍した1シーズンに見事、リーガ優勝を果たしたビジャの例に倣ってくれたら、嬉しい限りではあるんですが…。
まあ、移籍云々は実際、選手がユニを着てプレゼンされるまで、報道を信用することはできないため、今はとりあえず、先週末のリーガの様子をお伝えしていくことにすると。2節ではいよいよ、8月にヨーロッパの大会があったため、スタートが遅れていたマドリッドの1部勢も2チームが参戦したんですが、土曜に一足先にプレーしたのは弟分のヘタフェ。エイバルの乾貴士選手が先発しながら、後半39分にピッチに入ったビジャレアルの久保建英選手とはニアミスに留まり、勝負も後者が2-1で逆転してすでに決着していたという、日本人選手対決第2弾の試合が終わった後、ホームのコリセウム・アルフォンソ・ペレスにオサスナを迎えたんですが、やはりマドリッドがコロナ再流行期に入ったのが影響しているんでしょうか。
行きつけだったバル(スペインの喫茶店兼バー)が店内のキャパ制限があるうちは元が取れないと、今季もリーガのTV中継を契約しないことにしたせいで、最近、違うお店に行くようになった私でしたが、そこもお客さんは少なく、3密を心配しないで観戦できたのはラッキーだったんですけどね。マジョルカから加入したFWクーチョ以外、昨季とまったく同じメンバーでスタートしたボルダラス監督のチームも、1節にはカディスに勝っていたオサスナも前半はほとんどチャンスがなく、0-0で終了。昨季のリーガ再開後は白星が1つだけというヘタフェだったため、まだ流れは変わってないのかと心配になったものでしたが…。
大丈夫、確実にツキが戻って来ました。というのも後半9分、ククレジャの折り返したボールをマクシモビッチがマタへ送ったところ、いえ、volea(ボレア/ボレーシュート)で決まったゴールは最初、オフサイドで認められなかったんですけどね。2年連続のEL出場権ゲットを目指していた昨季終盤はこれに何度も泣かされたものでしたが、この日はVAR(ビデオ審判)が彼らの味方に。ほんの数ミリの差でマタのオフサイドではなかったとして、貴重な先制点がスコアボードに上がってくれたから、助かったの何のって。
そのまま1-0でヘタフェは今季初勝利を挙げたんですが、ボルダラス監督も「Después de no jugar la primera jornada era vital conseguir una victoria/デスプエス・デ・ノー・フガール・ラ・プリメラ・ホルナーダ・エラ・ビタル・コンセギール・ウナ・ビクトリア(1節をプレーしなかった後、勝ち星を得るのはとても重要だった)。そうじゃなかったら、順位表のかなり下の方に留まることになるからね」と言っていましたしね。最初から勝ち点6がハンデとなるアトレティコやバルサはそう簡単にはいかないでしょうが、ヘタッフェのように初っ端から7位となって、次戦のアラベス戦を迎えられるというのは選手たちも気分がいいんと思いますよ。
そんなヘタフェはまだ、ワトフォードから右サイドにキケ・フェメミア、ジェノアからCBエル・ヤンク(昨季はサラゴサにレンタル)を獲る予定になっているようですが、いやあ、翌日には、これは絶対、補強した方がいいんじゃないかと疑われる兄貴分チームが出現したから、さあ大変。ええ、それは土曜にはワンダ・メトロポリターノでアルメリア(2部)と完全非公開の30分x4パートの変型練習試合を実施。モラタ、コスタ、サポンジッチ、モジェホがゴールを挙げ、4-0で完勝したのはともかく、チームの足りない部分を目撃した外部の人もいないため、もちろんアトレティコではなく、レアル・アレーナでレアル・ソシエダとの開幕戦を迎えたマドリーの方でした。
だってえ、いつまで経ってもゴールが入らないんですよ。まだアザールとアセンシオが調整中だったため、ベンゼマをトップにロドリゴとビニシウスのブラジル人若輩コンビを左右に、やはり21才と若い出戻りのウーデゴールをトップ下に配置して、カセミロ抜きで珍しく、4-2-3-1というシステムを採用したジダン監督だったんですが、前半など、速いリズムで敵を圧倒しながら、なかなかフィニッシュまでに至らないのは如何なものかと。
それどころか、前半終了間際など、GKクルトワがイサクのシュートを長い足でparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれていなかったら、逆にリードされていたはずですが、昨季、アトレティコの後輩、オブラクの5年連続ゲットを阻み、6年ぶりにサモラ(リーガで一番失点率の少ないGKに与えられる賞)を取り戻したクルトワは今季も健在のよう。おかげでスコアレスのまま、後半が始まったんですが、ゴールが遠いのはまったく変わらないんですよ。早めにイナモル監督が新加入のダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)を投入し、相手が活気づいたせいもありますが、それに対して、ジダン監督は一気に3人を交代。ウーデゴール、モドリッチ、ロドリゴをバルベルデ、カセミロ…え、マルビンって一体、誰?
いやあ、彼は先日、UEFAユースリーグで優勝したフベニル(2番目のユースカテゴリー)チームのメンバーで、今季からはラウール監督率いるRMカスティージャ(2部B)でプレーすることが決まっている20才なんですが、コパ・デル・レイの初戦じゃあるまいし、ましてや、コロナクラスターが発生して、猫の手も借りないといけないチームでもないのに、この、どうしても1点が欲しい場面でカンテラーノをデビューさせるのは果たしてセオリーと言っていいのかどうか。かてて加えて、ロスタイムにビニシウスの代わりに入ったアリバスも18歳のフベニル仲間となれば、アップの指示もなく、スタンドで見守っていた2人のFW、ヨビッチとマジョラル(昨季はレバンテにレンタル)が何を感じたかは想像に難くありませんって。
いえ、0-0のまま、試合は終わった後、ジダン監督は「No quería cambiar el dibujo, había que meter a jugadores en las bandas/ノー・ケリア・カンビアール・エル・ディブーホ、アビア・ケ・メテール・ア・フガドーレス・エン・ラス・バンダス(システムを変えたくなかったから、サイドに選手を入れる必要があった)」と言っていましたけどね。確かにこの日、マドリッドでお留守番となったアタッカーはサイドの選手ばかりでしたが、ううん。チーム2位の得点者がセルヒオ・ラモスだった昨季もそうでしたが、先週、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)でやったヘタフェとの練習試合で4ゴール挙げたベンゼマがいても、そこは人間、当たらない日もありますからね。そんな時、ゴールを補ってくれるFWが他にいないというのはやっぱり、シーズンは長いだけに大きな懸念になるかと。
まあ、その辺は、今は緊縮財政に励み、来夏、改装が大幅に進んだサンティアゴ・ベルナベウでエムバペ(PSG)のメガプレゼンを行うことが目標のペレス会長の意向もありますし、昨季だって、先日、トッテナムへのレンタル移籍が決まったベイルはほとんど戦力外で、ベンゼマ1人だったにも関わらず、リーガ優勝はできてしまったマドリーですからね。マスコミが言うように、この選手起用がジダン監督のFW不足を訴えるアピールだったとも思えませんが、ただ、早いところ、アザールやアセンシオが戻って来てくれないと、とりわけ次節、開幕から2連勝と、ペジェグリーニ監督の招聘でイメチェンに成功したベティスとの対戦など、かなり心配になりますよね。
そして今週は木曜にブタペストでCL王者のバイエルンとEL王者のセビージャが戦うUEFAスーパーカップなどもあって、平日にもサッカーが楽しめるのは嬉しいんですが、よくわからないのが週末の3節の時間割。一応、マドリッド勢は土曜午後1時からアラベスvsヘタフェを皮切りに午後9時にベティスvsマドリー、日曜午後4時からグラナダvsアトレティコとなっているんですが、ここ2節、サッカー協会の反対により、週中に水曜に土日へと変更された金曜、月曜試合が性懲りもなくあるのは何故?今回、被害を受けるとしたら、金曜のエイバルvsアスレティック戦、月曜のカディスvsセビージャ戦ですが、どちらも近い距離でのバス移動になるため、融通が利きやすいのは救いでしょうか。
アトレティコ・マドリーの関連記事
|
アトレティコ・マドリーの人気記事ランキング
1
【2024-25 ラ・リーガ前半戦ベストイレブン】3つ巴の争いも3位のバルサから最多4選手を選出
2024-25シーズンのラ・リーガは第19節を消化。そこで本稿では前半戦のベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定した。 ◆ラ・リーガ前半戦ベストイレブン GK:レミロ DF:ミンゲサ、ビビアン、リュディガー、ミゲル・グティエレス MF:ヤマル、バルベルデ、ペドリ、ハフィーニャ FW:レヴァンドフスキ、グリーズマン GK アレックス・レミロ(29歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:19(先発:19)/失点数:13 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 安定感際立つラ・レアル最後の砦。サモラ賞レースでは12失点のオブラクが首位に立っているが、アトレティコとソシエダの守備力を考慮してレミロを選出。比較的メンバーが入れ替わるディフェンスラインで新加入アゲルドとともに攻守に安定したパフォーマンスを披露。ここまでチーム総得点が17点と常にロースコアの戦いを強いられるなか、高い集中力を維持し、12度のクリーンシートを達成。試合の流れを変えるパラドンの数々も印象的だ。 DF オスカル・ミンゲサ(25歳/セルタ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルサ育ちがガリシアの地で完全覚醒。バルセロナDFクンデやソシエダDFアランブル、ラージョDFラティウ、エスパニョールDFエル・ヒラリと今季前半戦は右ラテラルの活躍が光ったが、セルタで攻守に躍動したミンゲサを選出。バルセロナ時代にはディフェンスラインの便利屋という印象にとどまったが、今季のセルタでは左右のサイドバックとウイングバックを主戦場に2ゴール5アシストを記録。ビルドアップへの貢献度を含め、攻撃面において完全に殻を破った。すでに国内外の強豪クラブが関心を示しており、その去就にも注目が集まる。 DF ダニ・ビビアン(25歳/アスレティック・ビルバオ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季も抜群の安定感誇るディフェンスリーダー。昨季に完全に一本立ちした25歳は、屈強なフィジカルを武器に対人守備で無類の強さ。加えて、昨季の経験によって攻守両面で判断の質、ポジショニング、プレーの安定感が増しており、味方へのコーチングを含めてますますリーダーらしい存在感を放った。マドリー戦ではムバッペを完璧に封じ込んだのも印象的だった。 DF アントニオ・リュディガー(31歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エル・ブランコの屋台骨支える。ディフェンスラインのマルチロールだったナチョの退団に加え、今季もミリトン、カルバハルが長期離脱となったマドリーのディフェンスラインでフル稼働。チュアメニやルーカス・バスケスとビッグマッチにおいて脆さを見せる相棒たちを見事にカバー。ムバッペの加入でより攻撃偏重なチームにおいて1試合平均1失点でとどまっている最大の要因は地対空で無類の強さをみせ、要所での気の利いたカバーリングを見せるドイツ代表の存在が非常に大きい。 DF ミゲル・グティエレス(23歳/ジローナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チーム苦戦の中で個人としては充実の前半戦。今季もミチェル監督仕込みの攻撃的なポジショナルプレーにおいて偽SB以上にフレキシブルな役割を担い、ピボーテやインテリオールとしてもプレー。昨季に比べて前線の質がやや低下し、1ゴール4アシストの数字にとどまったが、高精度のクロスやキーパスでその数字以上のチャンスを演出し続けている。 MF ラミン・ヤマル(17歳/バルセロナ) 出場試合数:16(先発:14)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の怪物がトップ・オブ・トップの領域に。今季の前半戦では過密日程の疲労や細かいケガがありながらも、5ゴール10アシストを記録。レヴァンドフスキ、ハフィーニャとの最強ユニットでリーグダントツの51ゴールを挙げた攻撃陣を牽引。クンデの絶妙な後方からの支援を受けつつ、攻撃面では異次元の輝きを放っており、複数人にマークされながらも局面を打開。ときおり若さゆえのセルフィッシュな姿を見せる場面もあるが、視野や判断、オフ・ザ・ボールの向上によってコンプリートアタッカーに成長している。 MF フェデリコ・バルベルデ(26歳/レアル・マドリー) 出場試合数:19(先発:19)/得点数:5 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動続けるエル・ブランコの新8番。クロースの背番号を継承し、気持ち新たに臨んだシーズンでより責任感を増したウルグアイ代表はピボーテにインテリオール、ときに右のラテラルでも起用され、チームのために献身。ベリンガムとともに前がかりなチームを守備で支えつつ、5ゴール2アシストを記録。“バルベルデ砲”と称される強烈なミドルシュートは、チームの窮地や勝負所で決まる場面が多く、勝負強さを含めてマドリーの前半戦ベストプレーヤーと言える活躍だった。 MF ペドリ(22歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:4 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのケガを乗り越えて天才が完全復活。近年はピッチに出れば活躍を見せるものの、度重なるケガで稼働率の問題を抱えてきたが、今季は前半戦全試合に出場。試行錯誤のコンディション調整がようやく実を結び、離脱期間に集中して取り組んだウエイトトレーニングは主に守備面で力強さをもたらし、チーム事情で主戦場はインテリオールやトップ下からピボーテに変化。そのぶんボールに絡む機会が増えてゲームメイカー、リンクマンとして質の高い仕事を見せつつ、前半戦だけで4ゴールを記録。キャリアハイの6ゴール更新は確実か。 MF ハフィーニャ(28歳/バルセロナ) 出場試合数:19(先発:18)/得点数:11 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新生バルサの象徴の一人に。昨季終了時点では換金対象の一人と目されたが、フリック監督の信頼を得て開幕から絶対的な主力に加え、テア・シュテーゲンら不在のなかで多くの試合でゲームキャプテンも務めた。左ウイングを主戦場に11ゴール8アシストとゴール関与数では前半戦リーグトップに輝くなど、圧巻の輝きを放った。さらに、元々定評がある運動量を武器に、守備面でもハイプレスに献身的なプレスバックとチームのために身を粉にして働く姿は、多くのクレから称賛を浴びている。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(36歳/バルセロナ) 出場試合数:18(先発:18)/得点数:16 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 恩師との再タッグで完全復活。加入2年目となった昨季は19ゴールを挙げるも、シーズンを通して安定感を欠いたが、今季はバイエルン時代に指導を受けたドイツ人指揮官の下で完全復活。ヤマル、ハフィーニャの両翼に加えて、配球力に優れるセンターバックコンビなどチーム全体でビルドアップ、チャンスメークの質が上がったなかで、よりボックス付近での仕事に集中できる環境が整えられて本領を発揮。ここまで16ゴールと2位以下に5点以上の差を付けてピチーチレースを独走。ケガさえなければ、1年目の23ゴールを更新し、自身初のピチーチ獲得は濃厚だ。 FW アントワーヌ・グリーズマン(33歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:19(先発:17)/得点数:7 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 前半戦のMVP。11ゴール3アシストを記録した昨季に比べて7ゴール4アシストと数字は劣るものの、前線と中盤で多くの役割をこなすなど、その数字以上のインパクトを残した。フランス代表引退によってコンディションも維持できており、セルロートやアルバレスとの連携も深まりつつある後半戦ではさらなる躍動で、アトレティコを優勝へ導けるか。 2025.01.18 18:31 Sat2
【2022-23 ラ・リーガベストイレブン】4季ぶり優勝のバルセロナから最多5名を選出
2022-23シーズンのラ・リーガが全日程を消化しました。そこで本稿では今シーズンのベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 ◆ラ・リーガベストイレブン GK:テア・シュテーゲン DF:アルナウ・マルティネス、アラウホ、クリステンセン、フラン・ガルシア MF:スビメンディ、F・デ・ヨング MF:久保建英、グリーズマン、ヴィニシウス FW:レヴァンドフスキ GK マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン(31歳/バルセロナ) 出場試合数:38(先発:38)/失点数:18 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今シーズンのMVP。シーズンを通して抜群の安定感と、驚異的なセービングで幾度もピンチを救い、自身初のサモラ賞を受賞。消化試合となった残り4試合でのチームの緩んだパフォーマンスがなければ、シーズン最多クリーンシート記録、最少失点記録樹立も可能だった。 DF アルナウ・マルティネス(20歳/ジローナ) 出場試合数:33(先発:32)/得点数:3 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 総合力高いバルセロナ育ちの俊英。マシア育ちでジローナでトップチームデビューを飾った20歳は、センターバックと右サイドバックを主戦場にレギュラーに定着。昨季のプリメーラ昇格に貢献。今季は右サイドバックで高い身体能力を生かした対人守備、縦への推進力を発揮。さらに、ヤン・コウトが右サイドハーフに定着後は攻撃時にドブレピボーテの右に入るファルソ・ラテラルの役割を担い、バルセロナ育ちらしい戦術理解度の高さやパスセンスを発揮した。 DF ロナルド・アラウホ(24歳/バルセロナ) 出場試合数:22(先発:21)/得点数:0 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ワールドクラスの域に到達。シーズンを通してフル稼働が求められるセンターバックで22試合という出場数は物足りないが、出場試合で披露した圧倒的なパフォーマンス、優勝への貢献度を考えると、やはり外すことはできない。以前から卓越した身体能力と守備センスはすでに世界屈指と言えたが、チャビ監督の薫陶によってパスやポジショニング、判断に磨きをかけた攻撃面でも著しい成長をみせ、より弱点が少ない総合力の高いDFに成長。クラシコではすでにお馴染みとなったヴィニシウス対策の右サイドバック起用では世界最高峰のマッチアップも見せてくれた。 DF アンドレアス・クリステンセン(27歳/バルセロナ) 出場試合数:23(先発:22)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナの今季ベスト補強に。アラウホ同様に出場数は物足りず、ミリトンやダビド・ガルシア、ル・ノルマンを選出する選択肢もあったが、フリー加入のデンマーク代表DFの期待以上のパフォーマンスをより評価した。チェルシーでの立ち位置を考えると、センターバックのバックアッパー的な起用が予想されていたが、負傷者や右サイドバック不在の歪なチーム事情もあってセンターバックの主軸に定着。アラウホとはかつてのプジョールとピケのような補完性をみせ、安定した守備に持ち味の配球能力を遺憾なく発揮。最少失点の堅守構築に大きな貢献を見せた。 DF フラン・ガルシア(23歳/ラージョ) 出場試合数:38(先発:38)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 充実のシーズンを過ごして古巣帰還。レアル・マドリーのカンテラ出身でレンタル移籍の翌シーズンにラージョに完全移籍した左サイドバックは、インテンシティの高さに定評があるラージョで今季の全38試合に出場。爆発的なスピードを生かした攻撃参加で、阿吽の呼吸を見せるアルバロ・ガルシアと左サイドの攻撃を活性化。さらに、169cmとサイズには恵まれていないものの、球際の競り合いを苦にしておらず、安定したテクニックと共に総合力の高いサイドバックという評価を確立。来季は買い戻しオプションを行使した古巣への復帰が決定したほか、追加招集ながらスペイン代表初招集と更なる躍進が期待される。 MF 久保建英(22歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:35(先発:29)/得点数:9 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進ラ・レアルのベストプレーヤー。マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェとレアル・マドリーからの武者修行先ではチームスタイルや指揮官との相性に加え、フィジカル面の未熟さもあって完全な主力にはなり切れず。それでも、昨夏完全移籍したソシエダでは個人としてのパフォーマンス向上はさることながら、ようやく自身の特長を生かせる指揮官、チームメイトと巡り合えた。2トップの一角や右ウイングを主戦場に35試合出場でキャリアハイの9ゴールを記録し、巧い選手から怖い選手に変貌。アシスト数は「4」にとどまったものの、味方が着実に決定機を決めていれば、その数字は少なくとも倍にはなっていたはずだ。卓越したテクニックに加え、スピードとパワーの向上で個での局面打開の場面が増え、シルバを中心に周囲とのコンビプレーも強力で対峙する守備者にとっては抑え込むのが難しい一線級のアタッカーに成長。また、右ウイングが主戦場となったシーズン終盤戦では守備面の貢献度の高さも際立っていた。 MF マルティン・スビメンディ(24歳/レアル・ソシエダ) 出場試合数:36(先発:35)/得点数:1 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進ラ・レアルの要。一昨季の主力定着以降、安定したパフォーマンスを継続し、国内屈指のピボーテに成長した。バルセロナがブスケッツの後継者、クラブOBでもあるアルテタ率いるアーセナルも関心を示す逸材は、シーズンを通して躍動。守備では強度の高い対人守備、カバー範囲の広さを生かしてフィルター役を完遂。攻撃では巧みなポジショニングと視野の広さを武器にボールの循環の基準点として機能した。メリーノやブライス・メンデスが一時パフォーマンスを落としていた中、久保と共に安定したパフォーマンスで4位チームを支え続けた。来季も愛するクラブに残り、イジャラメンディの背番号4を継承する見込みだ。 MF アントワーヌ・グリーズマン(32歳/アトレティコ・マドリー) 出場試合数:38(先発:31)/得点数:15 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季の最優秀フィールドプレーヤー。得点ランキング4位タイの15ゴールに、最多アシストとなる16アシストを記録し、今季のラ・リーガで最も多くのゴールに関与した。シーズン序盤戦では保有元のバルセロナの契約条項の影響で30分以内限定の起用を強いられたが、クラブ間の交渉がまとまってフル稼働が可能となって以降は不振のチームを攻守に牽引。とりわけ、後半戦ではフランス代表での役割に近いトップ下でフリーロールを与えられると、卓越した戦術眼とテクニック、献身性を遺憾なく発揮し、驚異的なパフォーマンスを披露し続けた。 MF フレンキー・デ・ヨング(26歳/バルセロナ) 出場試合数:33(先発:29)/得点数:2 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 開幕前の不当な扱いを乗り越えて優勝の立役者に。自身に何ら非はなかったものの、深刻な財政問題を抱えるクラブ事情でマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を迫られる難しい状況でシーズンをスタート。しかし、開幕からガビやペドリと共にチャビ監督が求めるアグレッシブなスタイルをピッチ上で体現する担い手となり、攻守に八面六臂の活躍を披露。出場試合での存在感ではペドリをより評価する声もあるが、前述のクラブでの扱いや守備時のブスケッツのサポートなど多くのタスクをこなした点を評価した。 FW ヴィニシウス・ジュニオール(22歳/レアル・マドリー) 出場試合数:33(先発:32)/得点数:10 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 更なる進化を遂げたエル・ブランコの若きエース。今季記録した10ゴール9アシストは、昨季の17ゴール13アシストをいずれも下回るものになったが、ドリブル成功率や被ファウル、チャンスクリエイトといったスタッツはやはり驚異的だった。今季はベンゼマの不調に加え、常にダブルチームに近い形での徹底マークに遭っており、その中で残した前述の数字は価値があるものだ。背番号7への変更が発表された来季は頼れる相棒ベンゼマの退団によって、正真正銘のマドリーのエースとしての更なる活躍が求められる。 FW ロベルト・レヴァンドフスキ(34歳/バルセロナ) 出場試合数:34(先発:33)/得点数:23 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20230613_101_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでいきなりのピチーチ獲得。昨夏、新生バルセロナの目玉補強としてバイエルンから鳴り物入りでの加入となったポーランド代表FW。これまで多くの超一流ストライカーが適応に苦しんだバルセロナだけに一抹の不安もあったが、第2節のソシエダ戦でドブレーテを達成すると、そこからは6試合連続を含めゴールを量産。さすがの存在感でブラウグラナの攻撃をけん引した。中断前後はW杯の疲労や3試合のサスペンションの影響でパフォーマンスを落としたが、終盤戦で再びギアを上げ直した。守備の貢献度や運動量に関してはチームメイトから冗談交じりで注文も付けられたが、さすがの決定力に加えて7アシストと確度の高いポストワークでも存在感を示した。 2023.06.14 18:01 Wed3
ラ・リーガ最速ハット記録樹立のセルロート「ボールが全て僕の足元に落ちてくるように思えた」
アトレティコ・マドリーのノルウェー代表FWアレクサンダー・セルロートが10日に行われ、自身が4ゴールを決めたラ・リーガ第35節レアル・ソシエダ戦を振り返った。 FWフリアン・アルバレスの出場停止を受けて先発で起用されたセルロートは古巣ソシエダ相手に爆発。 7分にMFパブロ・バリオスの右クロスに合わせて先制点を挙げると、3分後にはボックス手前左から正確なシュートをゴールに流し込み追加点をマーク。 止まらないセルロートは1分後、右クロスのルーズボールをボレーで蹴り込み、キックオフから11分でのラ・リーガ最速ハットトリックを達成した。 1929年のカルレス・ベスティット氏と1941年のエドムンド・スアレス氏が保持していた15分の記録を塗り替えたセルロートは歴史的なハットトリックを次のように振り返った。 「良い気分だよ。ボールが全て僕の足元に落ちてくるように思えた。今日はそんな日だった。ボックス内で準備ができていて、全てがゴールに入った。チームメートからの良いパスもあった。本当に凄い」 昨季はビジャレアルでレアル・マドリー相手に17分間で4ゴールを挙げており、自身2度目の1試合4ゴールをマークした。過去に2度、1試合で4ゴールを決めた選手はFWクリスティアーノ・ロナウド、FWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレスの3選手だけだった。 「彼らの仲間入りを果たしたのは嬉しいことだ。もちろん、僕は今後もラ・リーガに残ってまたこういう試合をしたいと思っているよ」 今季のラ・リーガでのゴール数を17に伸ばしたセルロートはチームメートとの連係が深まっていることがゴールに繋がっていると明かした。 「チームメートが僕のランニングを常に把握してくれている。ボックス内に僕が居ることを見なくてもわかってくれている。ただクロスを上げれば、そこに僕が居るんだ」 <span class="paragraph-title">【動画】ラ・リーガ最速ハットトリックをチェック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DxTwSYIbVBU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.05.11 13:00 Sun4
シメオネ妻、ビキニ姿の写真投稿で炎上騒動に…
アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督の妻でモデルのカルラ・ペレイラさんがSNS上で炎上騒動に巻き込まれていたことがわかった。スペイン『マルカ』が伝えている。 アルゼンチン出身のモデルであるカルラさんは、2014年頃から17歳年上のシメオネ監督と交際。これまでフランセスカちゃん、バレンティーナちゃんと2人の娘を授かっている。 そのカルラさんは現在、地中海にあるメノルカ島でバカンスを満喫しており、先週には自身の公式『インスタグラム(carla.pereyra15)』にバルコニーでポージングする自身のビキニ姿の写真を投稿。 そのキャプションには『takingcareofme(身体のお手入れ)』というハッシュタグと共に、「週末の雰囲気…今日はビーチに出かけていたから、たくさんのココナッツオイルを使って肌と髪のケアをしているわ」というコメントが付いていた。 カルラさんとしては、次女バレンティーナちゃんを出産してからわずか半年とは思えない自身のプロポーションをアピールすると共に、モデルとして身体のケアをしっかりと行っていることを伝えたかったのかもしれない。 しかし、カルラさんのスリム過ぎるスタイルに関して、「全く健康的ではない」ではないなど、一部ユーザーから不快感を露わにする以下のようなコメントが殺到した。 「確かにあなたは美しいが、そのような痩せすぎたスタイルは間違っている」 「あなたのスタイルは全く健康的ではない」 「あなたはそのような間違ったスタイルを維持するために節制を行うという考えを改めた方が良い」 この炎上騒動を受けてカルラさんは現在、コメントを非表示に設定する措置を行っている。 近年、ヨーロッパではファッションモデルを中心に摂食障害などが問題視されており、カルラさんのスリム過ぎるスタイルが今回の思わぬ批判を招いたようだ。 ◆確かに痩せすぎている感も… https://www.instagram.com/p/B0Y8XfgC-qS/ 2019.07.29 14:30 Mon5