ゴールはどこも不足している…/原ゆみこのマドリッド

2020.09.22 19:30 Tue
©Atlético de Madrid
「開幕戦で悔やむよりはいいけど」そんな風に私が複雑な気持ちになっていたのは月曜日、お昼のニュースでルイス・スアレルのバルサとの契約解消が成立し、アトレティコへの移籍が秒読みになったと報じられているのを見た時のことでした。いやあ、昨季はもう、ゴール日照りで悔しい思いをすることの多かった彼らですから、実績のある一流FWが加入してくれるのは有難いんですけどね。ただ、これまではジエゴ・コスタの放出が決まらない限り、人件費の関係で補強はできないと言われていたんですが、どうやら当人のたっての願いもあって、モラタのユベントス行きが決まりかけているのだとか。

え、モラタって、アトレティコに来たのは2018-19シーズンの1月だったとはいえ、チェルシーに5500万ユーロ(約68億円)払って、レンタルから完全移籍になったのはこの夏じゃなかったかって?そうなんですが、一説によると、彼は昨季終盤、リーガやCLの大事な試合でスタメン起用されず、チーム内で一番多い16得点を挙げながら、シメオネ監督にコスタより信頼されていないと感じていたそうで、ついでに言うと、奥さんのアリス・カンペッロさんがイタリア人であることも2014年から16年の2シーズン、在籍したセリエAのクラブ復帰を後押ししているらしいんですけどね。でも、ちょっと前まで、お隣さんのカンテラ(ユース組織)に河岸を変える前にいたアトレティコは、「プレーするのを望んでいた場所だ」とか、「アトレティコで引退したい」とかいう台詞を耳にした覚えがあるのは私だけですかあ?

いやまあ、前回、ユーベで活躍した後、買い戻されたレアル・マドリーで1シーズン過ごしたものの、やはり主役にはなれないと、チェルシーに移籍した彼ですから、奇しくもまた、クリスチアーノ・ロナウドとご一緒することになって、どうなるかはわかりませんけどね。月曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)での練習にはもう、現れなかったモラタのレンタル料は1000万ユーロ(約12億円)、今季末には4500ユーロ(約56億円)での強制買い取りオプションがついての移籍となるため、別にアトレィコの損にはならないようですが、いやまったく。
ルイス・スアレスに関しては先週、イタリアに日帰り旅行をして、国籍取得に必要なイタリア語会話の10分間テストを受け、見事合格したというニュースもあり、まさか、シメオネ監督の経営陣へのお願いが実現するとは、かなり意外な展開。もっとも移籍金なしで来るとしても、年棒8000万ユーロ(約100億円)のルイス・スアレスはここ数年、負傷勝ちで、33才という年齢を考えると、ちょっと高い買い物とあって、こちらもまだ正式には決まっていないんですけどね。

といっても他に残っているCF補強候補もPSGを退団してフリーのカバーニ(33歳)、ルイス・スアレスと並行してユーベが交渉していたジェコ(34才)とベテランばかり。それもこれも20才前後で獲得しながら、早々に見限られ、今ではリバプールに5000万ユーロ(約62億円)で入団するまでになったディオゴ・ジョタ(ウルバーハンプトンから移籍)や、その同僚として昨季、17得点を挙げたラウール・ヒメネスなど、アトレティコを出た後、大成したFWが少なからず、世間にはいるのを見ると、残念な気がしないでもないですが、ま、それも天の巡り合わせでしょうか。何はともあれ、ルイス・スアレスが本決まりになって、かつてバルサから31才で移籍し、在籍した1シーズンに見事、リーガ優勝を果たしたビジャの例に倣ってくれたら、嬉しい限りではあるんですが…。
まあ、移籍云々は実際、選手がユニを着てプレゼンされるまで、報道を信用することはできないため、今はとりあえず、先週末のリーガの様子をお伝えしていくことにすると。2節ではいよいよ、8月にヨーロッパの大会があったため、スタートが遅れていたマドリッドの1部勢も2チームが参戦したんですが、土曜に一足先にプレーしたのは弟分のヘタフェ。エイバルの乾貴士選手が先発しながら、後半39分にピッチに入ったビジャレアルの久保建英選手とはニアミスに留まり、勝負も後者が2-1で逆転してすでに決着していたという、日本人選手対決第2弾の試合が終わった後、ホームのコリセウム・アルフォンソ・ペレスにオサスナを迎えたんですが、やはりマドリッドがコロナ再流行期に入ったのが影響しているんでしょうか。

行きつけだったバル(スペインの喫茶店兼バー)が店内のキャパ制限があるうちは元が取れないと、今季もリーガのTV中継を契約しないことにしたせいで、最近、違うお店に行くようになった私でしたが、そこもお客さんは少なく、3密を心配しないで観戦できたのはラッキーだったんですけどね。マジョルカから加入したFWクーチョ以外、昨季とまったく同じメンバーでスタートしたボルダラス監督のチームも、1節にはカディスに勝っていたオサスナも前半はほとんどチャンスがなく、0-0で終了。昨季のリーガ再開後は白星が1つだけというヘタフェだったため、まだ流れは変わってないのかと心配になったものでしたが…。

大丈夫、確実にツキが戻って来ました。というのも後半9分、ククレジャの折り返したボールをマクシモビッチがマタへ送ったところ、いえ、volea(ボレア/ボレーシュート)で決まったゴールは最初、オフサイドで認められなかったんですけどね。2年連続のEL出場権ゲットを目指していた昨季終盤はこれに何度も泣かされたものでしたが、この日はVAR(ビデオ審判)が彼らの味方に。ほんの数ミリの差でマタのオフサイドではなかったとして、貴重な先制点がスコアボードに上がってくれたから、助かったの何のって。

そのまま1-0でヘタフェは今季初勝利を挙げたんですが、ボルダラス監督も「Después de no jugar la primera jornada era vital conseguir una victoria/デスプエス・デ・ノー・フガール・ラ・プリメラ・ホルナーダ・エラ・ビタル・コンセギール・ウナ・ビクトリア(1節をプレーしなかった後、勝ち星を得るのはとても重要だった)。そうじゃなかったら、順位表のかなり下の方に留まることになるからね」と言っていましたしね。最初から勝ち点6がハンデとなるアトレティコやバルサはそう簡単にはいかないでしょうが、ヘタッフェのように初っ端から7位となって、次戦のアラベス戦を迎えられるというのは選手たちも気分がいいんと思いますよ。

そんなヘタフェはまだ、ワトフォードから右サイドにキケ・フェメミア、ジェノアからCBエル・ヤンク(昨季はサラゴサにレンタル)を獲る予定になっているようですが、いやあ、翌日には、これは絶対、補強した方がいいんじゃないかと疑われる兄貴分チームが出現したから、さあ大変。ええ、それは土曜にはワンダ・メトロポリターノでアルメリア(2部)と完全非公開の30分x4パートの変型練習試合を実施。モラタ、コスタ、サポンジッチ、モジェホがゴールを挙げ、4-0で完勝したのはともかく、チームの足りない部分を目撃した外部の人もいないため、もちろんアトレティコではなく、レアル・アレーナでレアル・ソシエダとの開幕戦を迎えたマドリーの方でした。

だってえ、いつまで経ってもゴールが入らないんですよ。まだアザールとアセンシオが調整中だったため、ベンゼマをトップにロドリゴとビニシウスのブラジル人若輩コンビを左右に、やはり21才と若い出戻りのウーデゴールをトップ下に配置して、カセミロ抜きで珍しく、4-2-3-1というシステムを採用したジダン監督だったんですが、前半など、速いリズムで敵を圧倒しながら、なかなかフィニッシュまでに至らないのは如何なものかと。

それどころか、前半終了間際など、GKクルトワがイサクのシュートを長い足でparadon(パラドン/スーパーセーブ)してくれていなかったら、逆にリードされていたはずですが、昨季、アトレティコの後輩、オブラクの5年連続ゲットを阻み、6年ぶりにサモラ(リーガで一番失点率の少ないGKに与えられる賞)を取り戻したクルトワは今季も健在のよう。おかげでスコアレスのまま、後半が始まったんですが、ゴールが遠いのはまったく変わらないんですよ。早めにイナモル監督が新加入のダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)を投入し、相手が活気づいたせいもありますが、それに対して、ジダン監督は一気に3人を交代。ウーデゴール、モドリッチ、ロドリゴをバルベルデ、カセミロ…え、マルビンって一体、誰?

いやあ、彼は先日、UEFAユースリーグで優勝したフベニル(2番目のユースカテゴリー)チームのメンバーで、今季からはラウール監督率いるRMカスティージャ(2部B)でプレーすることが決まっている20才なんですが、コパ・デル・レイの初戦じゃあるまいし、ましてや、コロナクラスターが発生して、猫の手も借りないといけないチームでもないのに、この、どうしても1点が欲しい場面でカンテラーノをデビューさせるのは果たしてセオリーと言っていいのかどうか。かてて加えて、ロスタイムにビニシウスの代わりに入ったアリバスも18歳のフベニル仲間となれば、アップの指示もなく、スタンドで見守っていた2人のFW、ヨビッチとマジョラル(昨季はレバンテにレンタル)が何を感じたかは想像に難くありませんって。

いえ、0-0のまま、試合は終わった後、ジダン監督は「No quería cambiar el dibujo, había que meter a jugadores en las bandas/ノー・ケリア・カンビアール・エル・ディブーホ、アビア・ケ・メテール・ア・フガドーレス・エン・ラス・バンダス(システムを変えたくなかったから、サイドに選手を入れる必要があった)」と言っていましたけどね。確かにこの日、マドリッドでお留守番となったアタッカーはサイドの選手ばかりでしたが、ううん。チーム2位の得点者がセルヒオ・ラモスだった昨季もそうでしたが、先週、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)でやったヘタフェとの練習試合で4ゴール挙げたベンゼマがいても、そこは人間、当たらない日もありますからね。そんな時、ゴールを補ってくれるFWが他にいないというのはやっぱり、シーズンは長いだけに大きな懸念になるかと。

まあ、その辺は、今は緊縮財政に励み、来夏、改装が大幅に進んだサンティアゴ・ベルナベウでエムバペ(PSG)のメガプレゼンを行うことが目標のペレス会長の意向もありますし、昨季だって、先日、トッテナムへのレンタル移籍が決まったベイルはほとんど戦力外で、ベンゼマ1人だったにも関わらず、リーガ優勝はできてしまったマドリーですからね。マスコミが言うように、この選手起用がジダン監督のFW不足を訴えるアピールだったとも思えませんが、ただ、早いところ、アザールやアセンシオが戻って来てくれないと、とりわけ次節、開幕から2連勝と、ペジェグリーニ監督の招聘でイメチェンに成功したベティスとの対戦など、かなり心配になりますよね。

そして今週は木曜にブタペストでCL王者のバイエルンとEL王者のセビージャが戦うUEFAスーパーカップなどもあって、平日にもサッカーが楽しめるのは嬉しいんですが、よくわからないのが週末の3節の時間割。一応、マドリッド勢は土曜午後1時からアラベスvsヘタフェを皮切りに午後9時にベティスvsマドリー、日曜午後4時からグラナダvsアトレティコとなっているんですが、ここ2節、サッカー協会の反対により、週中に水曜に土日へと変更された金曜、月曜試合が性懲りもなくあるのは何故?今回、被害を受けるとしたら、金曜のエイバルvsアスレティック戦、月曜のカディスvsセビージャ戦ですが、どちらも近い距離でのバス移動になるため、融通が利きやすいのは救いでしょうか。

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ヴィニシウスがコケに「お前には何もない。俺はCLで2回勝った」 スペインメディアが報じる一部始終

スペイン『マルカ』がレアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとアトレティコ・マドリーのスペイン代表MFコケによるやり取りを報じた。 9月29日にアトレティコ・マドリーのホームで行われたラ・リーガ第8節で激突した両チーム。一部サポーターのベルギー代表GKティボー・クルトワに対する物の投げ込みで一時中断のハプニングもあったなか、1-1のドローに終わった。 この試合ではヴィニシウスがスペイン代表DFロビン・ル・ノルマンとの接触で倒れ込み、ファウルを要求すると、主将のコケが「立てよ」と言い、一触即発のひと幕も。スペイン『Movistar+』のカメラにその一部始終が残るという。 ヴィニシウスは「お前には何もない。俺はチャンピオンズ(リーグ)で2回勝った」と罵ると、駆けつけたウルグアイ代表DFホセ・ヒメネスが仲裁に。コケはヴィニシウスに皮肉を込めて拍手し、「俺を退場させるんだろ」と返した。 それでも収まらないヴィニシウスはさらに「お前は2敗で、俺は2勝だ。もちろん、お前が下手だからだ。だから、俺はここ(レアル・マドリー)でプレーしている。マドリーでね」と言い放つと、コケは再び皮肉の拍手を送った。 その後、イングランド代表MFジュード・ベリンガムとクロアチア代表MFルカ・モドリッチがそれぞれ間に入り、2人を引き離し、乱闘には発展せず。ヴィニシウスは言葉だけでなく、二本指でCLタイトル数をアピールするなどの行為もあったようだ。 2024.10.01 16:45 Tue
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フェリックス、アトレティコで背番号7着用の経緯明かす 「本当は●番が良かったけど…」

アトレティコ・マドリーのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスが同クラブで着用する背番号7の経緯を明かした。スペイン『マルカ』が伝えた。 昨夏、バルセロナへ旅立ったフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの後釜として、ベンフィカからアトレティコ史上最高額の移籍金で加入したフェリックス。その移籍の経緯もあって前エースが背負っていた背番号7をそのまま受け継ぐことになった。 グリーズマンと同様にセカンドストライカーを主戦場とし、その端正な顔立ちも相まってクラブ関係者やサポーターも、異論は聞こえてこなかったが、最もしっくりきていないのはフェリックス自身のようだ。 フェリックスは『Eleven Sports』のインタビューで、自身が加入時に希望した背番号がベンフィカ時代に背負っていた「79」だったことを明かした。 「本当は79番を付けたかったけど、クラブは僕をそこ(Bチーム)に所属させたくなかったんだ(笑)」 「その次は(FWアンヘル・コレア着用の)10番が良かったけど、すでに使われていたから7番に落ち着いたんだ」 フェリックスが在籍したポルトガルリーグやセリエAなどのリーグは1番から99番の間であれば、クラブが定める永久欠番などを除き自由に番号が選択できる。 しかし、ラ・リーガの規定ではトップチーム登録の選手は1番から25番の背番号を着用することが義務付けられており、リザーブチームやユースチーム登録にならない限り、それ以上大きな番号を背負うことができない。 79番と10番を着用するフェリックスも見たい気もするが、今ではすっかりと7番のイメージが定着している。フェリックス本人は本意ではないかもしれないが、グリーズマンの真の後継者としてワンダ・メトロポリターノのピッチで躍動する背番号7を多くのアトレティコファンが今後も見ていたいと思っているはずだ。 2020.02.09 20:40 Sun

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