【プレミア注目プレビュー】超大型補強敢行のチェルシーが王者リバプールに挑戦!

2020.09.20 12:00 Sun
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
プレミアリーグ第2節、チェルシーvsリバプールが日本時間20日24:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。今夏、超大型補強を敢行した昨季4位のチェルシーが、連覇を狙う王者リバプールに挑む新シーズンのプレミア最初のビッグマッチだ。新型コロナウイルスの影響により、多くのクラブが緊縮財政を強いられている中、3つのウインドー分の資金を一気に投下したチェルシーは、多くのビッグクラブが羨む超大型補強を敢行。ドイツの次代を担うヴェルナー、ハフェルツに始まり、手薄な最終ラインにチアゴ・シウバ、チルウェル、サール、中盤に創造性をもたらすツィエクと、ベテラン・中堅・若手を折り交ぜた6選手の補強に約2億ポンドの巨額を投じた。

これにより、ランパード体制2年目のブルーズはリバプール、マンチェスター・シティと並び今シーズンの優勝候補の一角に浮上。ブライトンとの開幕戦ではやや苦しんだものの、3-1のスコアで勝ち切って白星スタート。ケガやコンディションの問題でヴェルナー、ハフェルツの2選手を除く新戦力のデビューはお預けとなり、新生ブルーズの全容は未だハッキリと見えてきていないが、ディフェンディングチャンピオンをホームで迎え撃つ今回の一戦ではその片鱗を見せたいところだ。

一方、昨季は2連覇中のシティに27ポイント差を付ける独走劇で悲願のプレミアリーグ初制覇を成し遂げたリバプール。だが、連覇を狙う今シーズンに向けてはアーセナルとのコミュニティー・シールドをPK戦の末に落し、昇格組リーズ・ユナイテッドとの開幕節でも、要塞アンフィールドで3度追いつかれた末の4-3の辛勝と、出だしは今一つだ。ただ、今週に入ってチャンピオンズリーグ(CL)王者バイエルンの司令塔を務めてきたチアゴ、ウォルバーハンプトンの躍進を支えてきたジョタと2人の好タレントを獲得し、連覇に向けて「攻めに行く」と語るクロップ監督の言葉通り、王者は既存のスカッドに満足することなく更なる進化を目指している。

なお、リバプールは次節にアーセナル、10月半ばの第5節に好調エバートンとのダービーと、序盤戦に難敵との直接対決が多く組まれており、今回のチェルシー戦をきっちりモノにして勢いを付けたいところだ。

ちなみに、前回対戦時に「失せろ!クソッタレ」、「リバプールは傲慢」と、ランパード監督の物議を醸す発言によって両クラブ間には新たな因縁が生まれている。先日にはクロップ監督がチェルシーの超大型補強を揶揄し、これにブルーズ指揮官が不快感を示す一幕も。それだけに、今回の一戦では両指揮官の試合中、試合後のやり取りにも注目が集まるところだ。昨季はリバプールがシーズンダブルを決めているが、今季初戦の結末はいかに…。

◆チェルシー◆
【4-2-3-1】

▽チェルシー予想スタメン
>
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ケパ
DF:R・ジェームズ、クリステンセン、ズマ、アスピリクエタ
MF:カンテ、コバチッチ
MF:マウント、ハフェルツ、ヴェルナー
FW:ジルー

負傷者:DFチルウェル、チアゴ・シウバ、MFツィエク、ギルモア、プリシッチ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはチルウェル、チアゴ・シウバが練習復帰しているものの、マッチフィットネスの問題によってツィエクやプリシッチと共に引き続き欠場となる。

システムに関しては3バックもオプションとして十分に考えられるが、4バックを継続する見込みだ。スタメンは現地メディアの間でも大きく意見が分かれるところで、カバジェロ、バークリー、ハドソン=オドイの抜擢など様々な可能性がある。だが、ビッグマッチで渋い仕事を果たすジルー、コバチッチを起用する前述の布陣を予想した。

◆リバプール◆
【4-3-3】

▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、J・ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ

負傷者:MFオックスレイド=チェンバレン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してもツィミカス、シャキリの練習復帰により、オックスレイド=チェンバレンを除く全選手の起用が可能だ。

予想が困難なチェルシーと異なり、不動の昨季王者は前述の11人がスタメンを飾る可能性が極めて高い。変更点があるとすれば、ワイナルドゥムに代わってナビ・ケイタが起用されるぐらいか。なお、今週中に加入が決定した注目のチアゴ、ジョタはベンチ入りが期待されている。

★注目選手
◆チェルシー:FWティモ・ヴェルナー
Getty Images

チェルシーの注目プレーヤーは新エースストライカーとしての活躍が期待されるヴェルナー。直近4シーズンに渡ってRBライプツィヒの絶対的エースとしてゴールを量産してきたドイツ代表FWに関しては、長らくリバプール移籍の可能性が取り沙汰された。しかし、最終的には同じプレミアリーグの強豪チェルシーを新天地に選択した。

その決断にはリバプールの財政的な事情、チェルシーの掲示した高額なサラリー、先日に同選手自身が語ったランパード監督からの熱心なラブコールなど、様々な背景があると思われるが、一部ではリバプールが誇る“ビッグ3”とのポジション争いを避けたとの意地悪な見方もある。したがって、今回の直接対決ではそういった懐疑的な目を払しょくする上で決定的な働きが求められるところだ。

プレミアデビュー戦となったブライトン戦では先制点に繋がるPK奪取など、その高いポテンシャルの一端を披露した一方、フィニッシュの局面では緊張もあってか、やや精彩を欠いた。加入後初のビッグマッチに向けてはセンターフォワード、あるいはアレクサンダー=アーノルドの攻め上がりをけん制するため左ウイングのいずれかで起用されることになるが、メンタル面で冷静さを保ちつつ堅守攻略といきたい。

◆リバプール:FWモハメド・サラー
Getty Images

リバプールの注目プレーヤーは開幕戦でいきなりハットトリックを達成したエースストライカー。昨シーズンは加入後、最少となるリーグ戦19ゴールで3年連続得点王を逃したサラー。年々対戦相手からの分析、徹底した対策が進んでおり、今シーズンはその真価が試される1年となる。そういった状況の中、リーズとの開幕戦では2ゴールがPKによるものだったものの、いきなりハットトリックを挙げる活躍をみせ、幸先の良い滑り出しとなった。

ビッグマッチでも勝負強さが光るエジプト代表だが、古巣チェルシー相手のリーグ戦では6試合2ゴール2アシストと相性はいまひとつだ。とりわけ、スタンフォード・ブリッジでの古巣対戦では一度もゴールを挙げられていないため、今回の一戦では初の恩返し弾を決めたいところだ。
コメント
関連ニュース
thumb

【プレミア注目プレビュー】浮上のキッカケ探るユナイテッドとチェルシーの強豪対決!

プレミアリーグ第6節、マンチェスター・ユナイテッドvsチェルシーが日本時間24日25:30にオールド・トラフォードでキックオフされる。スタートダッシュに失敗した名門2クラブが浮上のキッカケを探る、激戦必至のビッグマッチだ。 開幕4戦ですでに2敗を喫する厳しい船出となっているユナイテッドだが、インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったニューカッスルとのアウェイゲームでは試合終盤に3ゴールを重ねて4-1の逆転勝利。さらに、直近のチャンピオンズリーグ(CL)では昨季ファイナリストであるパリ・サンジェルマン(PSG)を相手に、同じく試合終盤のFWラッシュフォードのゴールによって2-1の勝利を収め、公式戦連勝を飾った。そのPSG戦ではDFトゥアンゼベ、GKデ・ヘア、MFフレッジらを中心にソリッドな守備を披露し、課題の守備の改善を見せている。 今節ではクリスタル・パレス、トッテナムに敗れて開幕連敗中のオールド・トラフォードで、強力なチェルシーの攻撃陣を前に、今季リーグ戦初のクリーンシートとホーム初白星を挙げて、浮上のキッカケを掴みたい。 一方、今夏に超大型補強を敢行も、ここまで2勝1敗2分けと波に乗れないチェルシー。インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったサウサンプトン戦ではFWヴェルナー、MFハヴァーツに待望のプレミア初ゴールが生まれたものの、2つのミスと試合終了間際のセットプレーからの失点により、痛恨の3-3のドロー。ユナイテッド同様に守備の脆さが目立っている。 直近のCLではセビージャ相手にクリーンシートを記録したが、公式戦2試合連続ドローとなっており、今回の試合では代表戦明け最初の白星を手にし、比較的ラクな相手との対戦が続く中、来月末のトッテナム戦まで連勝街道を突き進みたい。 なお、昨シーズンの公式戦4度の対戦ではユナイテッドはリーグ戦でのシーズンダブルと共に3連勝。だが、直近のFAカップ準決勝ではチェルシーが攻守に相手を圧倒して3-1の勝利を飾っている。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【3-4-1-2】 ▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:デ・ヘア DF:トゥアンゼベ、リンデロフ、ショー MF:ワン=ビサカ、フレッジ、ポグバ、テレス MF:ブルーノ・フェルナンデス FW:グリーンウッド、ラッシュフォード 負傷者:DFバイリー、マグワイア、MFリンガード、FWグリーンウッド 出場停止者:FWマルシャル(2/3) トッテナム戦で一発退場のマルシャルが3試合出場停止の2試合目で欠場となる。負傷者に関してはバイリー、マグワイアの2人に引き続き欠場の可能性がある。前線ではマッチフィットネスの問題を抱えるカバーニ、コンディションか規律の問題を抱えるグリーンウッドの状況も不透明だ。 システムに関しては直近のPSG戦で機能した[3-4-1-2]の継続を予想するが、マルシャルの不在によって、ラッシュフォードと2トップを組む人選が不透明なこともあり、ラッシュフォードを1トップに置きマタらを2列目に置く[4-2-3-1]の布陣の可能性も十分にある。3バック継続にこだわる場合、ブルーノ・フェルナンデス、ファン・デ・ベークを2シャドーに置く新オプションの採用もあるか…。 スタメンに関しては各選手のコンディションに配慮する必要があるが、PSG戦でハイパフォーマンスを見せたトゥアンゼベ、フレッジ、テレスの継続起用を予想。センターバックに関してはマグワイアが復帰する場合、ショーあるいはテレスに代わって左センターバックに入る可能性が高い。また、中盤はポグバの先発復帰が濃厚な中、その相棒に関してはマティッチ、マクトミネイも考えられる。 ◆チェルシー◆ 【4-2-3-1】 ▽チェルシー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:メンディ DF:アスピリクエタ、チアゴ・シウバ、ズマ、チルウェル MF:カンテ、ジョルジーニョ MF:プリシッチ、ハヴァーツ、マウント FW:ヴェルナー 負傷者:GKケパ、MFギルモア 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはギルモアと共に肩を痛めたケパが欠場となる。 スタメンに関しては直近のセビージャ戦のメンバーがベースとなるが、ビッグマッチということもあり、右サイドバックにキャプテンのアスピリクエタが復帰するとみる。それ以外では主力のコンディション次第でエイブラハム、ツィエク、コバチッチらにチャンスが与えられそうだ。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユナイテッドの注目プレーヤーは絶対的司令塔のB・フェルナンデス。今年1月の加入以降、その卓越した攻撃センス、戦術眼、創造性を遺憾なく発揮し、瞬く間に替えの利かないプレーヤーとなった26歳のポルトガル代表MF。今季もここまで公式戦6試合4ゴール3アシストと決定的な仕事を果たしつつ、守備面の緩さが目立つ若手アタッカーを尻目に果敢なプレス、献身的なプレスバックと泥臭い仕事までこなしている。 さらに、昨季終盤あたりからチームリーダーとして味方を鼓舞、叱咤する場面も増えており、そういった姿勢を認められて直近のPSG戦では初のゲームキャプテンを任されている。チーム内における依存度が高まり、今回の一戦でもカンテら相手守備の徹底マークに遭う可能性が高いが、ユナイテッドが勝利する上ではB・フェルナンデスのパフォーマンスが重要となる。 ◆チェルシー:MFカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チェルシーの注目プレーヤーは新司令塔のハヴァーツ。レバークーゼンでの印象的な数年を経て、満を持して今夏ステップアップを図った21歳は、ロンドン屈指の名門へ加入。レバークーゼン時代から前線の複数ポジションをこなす万能型として知られていた中、チェルシーでも右ウイング、トップ下、センターフォワードと幾つかのポジションで起用されている。ただ、ここまではプレーの随所で才能の片りんを見せているものの、リーグ戦5試合1ゴール2アシストと8000万ユーロと言われる高額な移籍金に見合うだけの価値を示すところまでには至っていない。 ここ最近ではトップ下での起用が定着し、前節のサウサンプトン戦では待望のプレミア初ゴールを挙げたが、同試合では1失点目に繋がる不用意なボールロストもあった。現時点でランパード監督からの信頼は厚いものの、ツィエク、プリシッチの復帰により、前線のポジション争いは激しくなっており、相手司令塔B・フェルナンデスとも比較される今回の一戦で、快勝に導いたパレス戦のようなチームを勝たせる仕事を期待したい。 2020.10.24 15:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【クラシコプレビュー】両者不振の中で臨む今季最初の“エル・クラシコ”! カンプ・ノウでのラストダンス見込まれるメッシにも注目!

ラ・リーガ第7節、バルセロナとレアル・マドリーによる“エル・クラシコ”が日本時間24日23:00にカンプ・ノウでキックオフされる。共に初黒星を喫した中で臨む今季最初の伝統の一戦だ。 今夏、クーマン新監督を迎えたバルセロナは、FWスアレスやMFビダル、MFラキティッチなど重鎮を放出し、大幅な世代交代を図る刷新の1年を迎えている。開幕前にはここ数年、クラブに不信感を抱いてきたメッシが退団希望を公とするなど、大きな混乱に見舞われた。 クラブOBであるオランダ人指揮官の下、開幕2連勝を飾る最高のスタートを切ったが、直近の2試合ではセビージャ相手に劣勢のドロー(1-1)、前節はヘタフェ相手に0-1で今季初黒星を喫するなど、ここに来て最初の壁にぶち当たっている。それでも、チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ初戦では格下フェレンツヴァローシュを相手に5-1の圧勝を飾っており、ひとまず危機を脱した印象だ。それでも、ホームで戦う今回のクラシコに敗れてリーグ連敗を喫するようなことになれば、指揮官の求心力の低下、現体制に懐疑的なバルセロニスタからの風当たりがさらに強まることになる。 一方、昨季に3シーズンぶりの覇権奪還を果たしたマドリーは、コロナ禍において積極的な補強に動くことができず、純粋な新戦力はいずれもレンタルバックのDFオドリオソラ、MFウーデゴールの2選手のみと異例の夏を過ごした。そういった中、圧巻の強さを見せた昨季終盤戦のツケか、はたまたマンネリか、今季は開幕からパフォーマンスが一向に上がってこない。 それでも、クラブ伝統の勝負強さを武器に第2節のベティス戦から3連勝。だが、前節昇格組のカディスに0-1で敗れて今季初黒星を喫すると、直近のCLではシャフタールに2-3で敗戦。ホームでの格下相手の連敗を受けて、ジダン監督の去就が騒がしくなっている。仮に、今節敵地で敗れれば、敵将同様に求心力の低下は否めない。 なお、指揮官としてクラシコ初采配となるクーマン監督は選手時代を含め、ジダン監督と初めての対決となる。一方、バルセロナの選手として戦ったクラシコの戦績は6勝5敗3分けで、個人としては5ゴールを挙げている。 今回のクラシコにおいては両指揮官の初対決に注目が集まる一方、来夏の退団が有力視されるメッシにとっては、これがカンプ・ノウで戦う最後のマドリー戦になる可能性もある。そのため、クラシコ最多26ゴールを誇るバルセロナのエースのパフォーマンスにも注目が集まるところだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-2-3-1】 ▽バルセロナ予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ネト DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ MF:ブスケッツ、F・デ・ヨング MF:グリーズマン、コウチーニョ、アンス・ファティ FW:メッシ 負傷者:GKテア・シュテーゲン、DFユムティティ、ジョルディ・アルバ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては守護神のテア・シュテーゲンとユムティティが引き続き招集外に。ジョルディ・アルバは招集メンバーに復帰しているが、先発起用が難しい場合、引き続きデストが代役を務めることになる。 スタメンに関しては左サイドバックにジョルディ・アルバ、デストのいずれが起用されるかは流動的だが、それ以外のポジションではここまでの主力が起用される見込みだ。ただ、最前線、右ウイングでパフォーマンスが上がってこないグリーズマンに関しては先発落ちの可能性がある。その場合、より経験と守備の強度が高いデンベレがペドリ、トリンコンを抑えて代役に入るはずだ。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-3-1-2】 ▽レアル・マドリー予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:クルトワ DF:ナチョ、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、メンディ MF:バルベルデ、カゼミロ、クロース MF:モドリッチ FW:ベンゼマ、ヴィニシウス 負傷者:DFカルバハル、オドリオソラ、MFアザール、ウーデゴール、FWマリアーノ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはカルバハル、オドリオソラの両右サイドバックに加え、アザール、ウーデゴールのアタッカー2人が欠場となる。一方、左ヒザのケガでシャフタール戦を回避したカピタンのセルヒオ・ラモスが招集メンバーに復帰している。 スタメンに関してはアセンシオ、ロドリゴのいずれかを右ウイングに置く[4-3-3]の形も考えられるが、敵地での対戦ということもあり、より中盤の構成力を高めた[4-3-1-2]の布陣を予想する。スタメンに関しては右サイドバックの人選に注目。直近のシャフタール戦では左利きのメンディをスクランブル起用したが、前節のカディス戦で起用されたナチョの起用が濃厚だ。もちろん、ミリトン、ルーカス・バスケスを起用するオプションもある。。 ★注目選手 ◆バルセロナ:FWアンス・ファティ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナの注目プレーヤーは17歳の怪物だ。昨年8月に16歳でトップチームデビューを飾った逸材は、第3節のオサスナ戦でクラブ史上最年少ゴール(16歳304日)を記録。以降も様々な最年少記録を樹立した“レコードブレイカー”は、デビューシーズンに公式戦33試合8ゴール1アシストという見事なスタッツを叩きだした。 さらに、トップチーム2年目となった今シーズンはクーマン新監督の下で左ウイングのレギュラーに抜擢されると、チーム開幕戦となった第3節のビジャレアル戦でドブレーテ、直後のセルタ戦でも1ゴールを挙げる圧巻の活躍を披露。直近のフェレンツヴァローシュ戦でも1ゴール1アシストと、その勢いは留まることを知らない。 今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドから1億ユーロを超えるビッグオファーが届いたとされる将来のバロンドール候補に関しては、絶対的エースであるメッシに来夏の退団が迫っていることもあり、ブラウグラナの新たな象徴となることが期待されている。そういった中、先発デビューが見込まれる今回のクラシコではチームを勝利に導く働きをみせ、“ポスト・メッシ”時代に大きな不安を抱くバルセロニスタに希望を与えたい。カルバハルの不在により、マドリーの右サイドはウィークポイントとなっており、そういった部分でも17歳の活躍が勝敗を左右する重要なポイントになるはずだ。 ◆レアル・マドリー:FWヴィニシウス・ジュニオール <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2020/get20201023_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> マドリーの注目プレーヤーは前回対戦の勝利の立役者だ。マドリー加入2年目となった昨季、公式戦38試合5ゴール4アシストを記録した20歳のブラジル代表FWは、まだまだ粗削りなものの、アタッカーとして一段階上のレベルに到達した。高い身体能力とテクニックに溺れ、自己完結型のプレーが目立った1年目に比べ、相手との駆け引きや周囲との連係を向上させ、その圧倒的な個の能力をようやくチームに還元させ始めている。 とはいえ、その爆発的なスピードを操り切れておらず、フィニッシュの局面でもトップスピードでプレーするあまり、肝心な場面で精度や視野を欠く場面が目立ち、それが世界屈指のメガクラブの主力アタッカーとしてもの足りない数字に表れている。それでも、今季ここまでの公式戦5試合ではチームトップの3ゴールを挙げるなど、決定力の部分で著しい成長を見せており、更なる飛躍が期待されるところだ。 今年3月に行われた直近のクラシコでは21世紀のクラシコ最年少ゴール(19歳233日)を挙げる鮮烈な活躍をみせ、勝利の立役者となっており、今回の一戦でもその再現が期待される。スタートポジションが2トップの一角となるか、左ウイングになるかは不明だが、その爆発的なスピードがピケやセルジ・ロベルトら相手守備陣の脅威となるはずだ。 2020.10.24 13:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】ペップvsアルテタ! 師弟対決第3ラウンドを制して波に乗るのは?

プレミアリーグ第5節、マンチェスター・シティvsアーセナルが日本時間17日25:30にエティハド・スタジアムでキックオフされる。グアルディオラ監督とアルテタ監督の師弟対決に注目集まる、インターナショナルマッチウィーク明け最初のビッグマッチだ。 覇権奪還を目指す今シーズンに向けて守備陣を中心に数人の新戦力を迎え入れたシティ。しかし、第3節のレスター・シティ戦でグアルディオラの監督キャリアでワーストの5失点を喫して今季初黒星を喫すると、前節のリーズ・ユナイテッド戦も鬼才ビエルサ率いるチームを相手に、五分五分の展開に持ち込まれて1-1のドロー。直近2戦未勝利とスタートダッシュに失敗した。代表ウィークを挟んで仕切り直しとなる今季の対ビッグ6初戦では、攻守両面で本来のパフォーマンスを取り戻し、上位浮上のキッカケを掴みたいところだ。 一方、開幕連勝スタートを飾ったアーセナルは第3節でリバプール相手に今季初黒星を喫したものの、EFLカップでそのリバプールにリベンジを果たすと、前節のシェフィールド・ユナイテッド戦でも2-1のスコアで競り勝ち、きっちり立て直してきた。さらに、デッドラインデーにはアトレティコ・マドリーから意中のMFトーマスの獲得し、緊縮財政が見込まれた移籍市場においてアルテタ監督が望むスカッドの構築にも成功した。ただ、今回の一戦を皮切りにレスター、マンチェスター・ユナイテッドと難敵との連戦が続くため、優勝争いに絡んでいく上で重要な連戦の初戦となる。 なお、同胞指揮官同士の師弟対決は今回が3試合目。今年6月の初対決では師匠のグアルディオラ監督が貫録の3-0の圧勝を飾ったが、翌月のFAカップ準決勝で実現した2度目の対戦は弟子のアルテタ監督が2-0で勝利し、師匠のFAカップ連覇の夢を打ち砕いている。1勝1敗で迎える今回の第3ラウンドを制するのは、師匠、弟子のどちらになるのか。 <div style="text-align:center;">◆マンチェスター・シティ◆ 【4-3-3】</div> ▽マンチェスター・シティ予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:エデルソン DF:ウォーカー、ルベン・ジアス、ラポルテ、メンディ MF:フォーデン、ロドリ、ギュンドアン FW:フェラン・トーレス、マフレズ、スターリング 負傷者:MFデ・ブライネ、FWガブリエウ・ジェズス、アグエロ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはガブリエウ・ジェズス、アグエロの2人のストライカーに加え、代表戦で負傷したデ・ブライネの欠場をスペイン人指揮官が明言。一方で、コロナウイルスから回復したギュンドアンが今季初めてメンバー入りする。 スタメンに関しては代表戦明けのコンディションの問題に加え、前述の負傷者の影響もあり、幾つかのオプションが想定されるが、前述のメンバーを予想した。最前線はリーズ戦同様にマフレズを配する形としたが、スターリング、フォーデンを同ポジションに置く可能性もありそうだ。 <div style="text-align:center;">◆アーセナル◆ 【3-4-3】</div> ▽アーセナル予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:レノ DF:ホールディング、ダビド・ルイス、ガブリエウ MF:ベジェリン、トーマス、ジャカ、メイトランド=ナイルズ FW:ウィリアン、ラカゼット、オーバメヤン 負傷者:DFチャンバース、パブロ・マリ、ムスタフィ、FWマルティネッリ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても代表ウィーク前から大きな変化はない。ただ、スコットランド代表の活動中に新型コロナウイルス陽性反応が確認されたチームメイトの濃厚接触者に認定されたティアニーに関して土壇場で隔離措置の短縮が認められた模様で、メンバー入りが可能となったことは朗報だ。 システムに関してはトーマスの加入によって、今後3人のセントラルMFを並べる[4-3-3]への変更が見込まれるが、今回の一戦に関しては引き続き[3-4-3]の並びで臨む可能性が高い。 スタメンに関しては約10日間の隔離措置によって練習をこなせていないティアニーのコンディション次第で、先発起用の可能性もあるが、ホールディングが代役を担うとみる。注目のトーマスに関しては加入即デビューが見込まれており、ジャカあるいはセバージョスとコンビを組むことになる。そのほかではペペやサカ、エンケティアがスタメンに名を連ねる可能性もある。 ★注目選手 ◆マンチェスター・シティ:MFフィル・フォーデン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> シティの注目プレーヤーはデ・ブライネ不在の中でスターリングらと攻撃を牽引する役目を担う20歳のMFだ。智将ペップの下で順調に成長を続ける若武者は、背番号こそフェラン・トーレスに譲ったものの、昨季限りでチームを去ったダビド・シルバの後継者としての活躍が期待される。今季ここまでは公式戦4試合2ゴール1アシストと上々のスタートを飾った一方、先月の代表ウィークではFWグリーンウッドと共にUEFA、FAのコロナプロトコルに違反する宿泊先への女性連れ込み問題で、イングランド代表を追放される愚行も犯した。それだけに今後に向けては1人の人間、フットボーラーとしてより責任感を持った振る舞いが求められる。 前述のように2人のストライカー、絶対的司令塔不在の厳しい状況で臨む今回の一戦では、高い戦術眼とパスセンス、局面を変えるドリブルで前線と中盤のリンクマンとなるフォーデンの働きが非常に重要となる。スタートポジションがウイング、最前線、インサイドハーフのいずれになるかは不明で、デ・ブライネのようなミドルレンジのパスや高精度のクロス、推進力は持ち合わせていないが、チームの攻撃を牽引する気概を持って難敵撃破に導きたい。 ◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> アーセナルの注目プレーヤーはキャプテンを務めるエースストライカー。2018年1月の加入以降、公式戦114試合72ゴールとゴールを量産し続けるガボン代表FWは、今年に入って去就問題に揺れていたが、先日に2023年までの新契約にサインし、ノースロンドンの地に骨を埋める覚悟を示した。これにより、更なる爆発が期待されているが、開幕前のコミュニティー・シールド、リーグ開幕戦のフルアム戦でゴールを記録したものの、直近3試合でゴールから遠ざかっている。とりわけ、第3節のリバプール戦では守勢の中、カウンターで一刺しすることを期待されて前線に攻め残りの形となったが、幾度かのチャンスをDFファビーニョらに潰されて期待を大きく裏切っている。 そのため、リバプール戦と同じような役割を託されることが想定されるシティ戦では、エースとしての活躍が求められるところだ。シティとのリーグ戦では5戦全敗無得点とチーム同様に相性は良くないが、直近の対戦となった昨季FAカップ準決勝では自らの見事な2ゴールが初勝利をもたらしており、良いイメージで臨めるはずだ。マッチアップするウォーカー以外にスピード系のDFがいないこともあり、その快足と決定力でゴールをこじ開けたい。 2020.10.17 15:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】開幕4連勝の新生エバートンが王者リバプールに10年ぶりのダービー勝利目指す!

プレミアリーグ第5節、エバートンとリバプールによる“マージーサイド・ダービー”が日本時間17日20:30にグディソン・パークでキックオフされる。51年ぶりの開幕4連勝で首位に立つ絶好調のトフィーズが、前節の衝撃的な惨敗からのバウンスバックを狙う王者レッズと対峙する注目のダービーマッチだ。 昨年12月末に途中就任したアンチェロッティ監督の下、昨季を12位でフィニッシュしたエバートン。捲土重来を期して臨んだ今季はクラブの全面的なバックアップの下、MFハメス・ロドリゲス、MFアランというイタリア人指揮官の愛弟子、プレミアで実績十分のMFドゥクレ、移籍市場終盤には国内屈指の若手DFゴッドフリーをスカッドに加える積極補強を敢行した。その新戦力の早期アジャストに加え、開幕4戦連発を含むリーグ6ゴールを挙げる若きエースFWキャルバート=ルーウィン、FWリシャルリソンら既存戦力が躍動をみせ、内容も伴った形での開幕4連勝と近年稀に見る最高の滑り出しを見せている。 ここからヨーロッパの戦いが本格的にスタートするライバルクラブに対して、国内カップを除きリーグ一本に集中できるエバートンとしては開幕戦のトッテナムに続き、昨季王者をここで破ることになれば、一気にタイトルコンテンダーの筆頭に躍り出るはずだ。 一方、リバプールは開幕戦でリーズに打ち勝ち、以降もチェルシー、アーセナルのロンドン勢を一蹴し、連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。しかし、EFLカップでそのアーセナルにPK戦の末に敗れて今季初黒星を喫すると、前節のアストン・ビラ戦では守護神アリソンの不在があったとはいえ、格下相手に屈辱的な2-7のスコアで今季リーグ初黒星。最悪な形でインターナショナルマッチウィークに突入することになった。来週ミッドウィークには今季チャンピオンズリーグ(CL)初戦となるアヤックス戦も控えており、クロップ監督の言葉通り、前述の惨敗を「より有益なもの」にできるか、王者としての資質が試される。 なお、近年のマージーサイド・ダービーは引き分けの数が多いものの、リバプールが直近22戦無敗(11勝11分け)と圧倒的な強さを見せている。ただ、エバートンが最後に勝利した試合は、2010年10月17日ランチタイムキックオフのグディソン・パークでの一戦。同試合はFWティム・ケイヒルとMFミケル・アルテタのゴールによって2-0のスコアでの勝利だった。そして、今回の一戦は奇しくもその勝利からちょうど10年後の同じ会場、ほぼ同じ時刻の開催に。現在の勢いを考えれば、10年ぶりのダービー勝利の可能性は十分にあるはずだ。 <div style="text-align:center;">◆エバートン◆ 【4-3-3】</div> ▽エバートン予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ピックフォード DF:コールマン、ミナ、M・キーン、ディーニュ MF:ドゥクレ、アラン、アンドレ・ゴメス FW:ハメス・ロドリゲス、キャルバート=ルーウィン、リシャルリソン 負傷者:DFホルゲイト、ケニー、ブランスウェイト、MFグバミン、FWトスン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはホルゲイト、ケニーといった既存の選手に加え、代表戦で負傷したミナとディーニュがコンディションに不安を抱えている。 スタメンに関しては代表戦明けのコンディションが配慮される形となるが、前述のメンバーを予想。ミナが起用できない場合、ゴッドフリーがダービーでデビューを飾り、ディーニュが難しい場合、新戦力のエンクンクらが代役候補となる。中盤では負傷明けのアラン、アンドレ・ゴメスの復帰が濃厚だが、直近のブライトン戦で好パフォーマンスを見せたトム・デイビスがいずれかに代わって抜擢される可能性もある。 <div style="text-align:center;">◆リバプール◆ 【4-3-3】</div> ▽リバプール予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:アドリアン DF:アレクサンダー=アーノルド、ファビーニョ、ファン・ダイク、ロバートソン MF:チアゴ、ヘンダーソン、ワイナルドゥム FW:サラー、フィルミノ、マネ 負傷者:GKアリソン、MFオックスレイド=チェンバレン、ナビ・ケイタ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては引き続き守護神のアリソンが起用できず、コンディションの問題を抱えるナビ・ケイタも欠場となる。一方、新型コロナウイルスの陽性反応によって自主隔離を強いられていたマネとチアゴの陰性が確認されて起用可能となっている。 エバートン同様に代表戦帰りのコンディションが考慮され、長距離移動のフィルミノに代わって南野にチャンスが与えられる可能性もある。また、ビラ戦での大敗を受けて、ファン・ダイクの相棒の人選に注目が集まるところ。同試合で戦犯の一人に挙がったジョー・ゴメスを引き続き起用するのか、ファビーニョを一列下げるのか、練習復帰したばかりのマティプをぶっつけ本番で起用するのか、ドイツ人指揮官の選択はいかに。なお、アドリアンに関しては3番手のケレハーを抜擢することなく起用を継続する見込みだ。 ★注目選手 ◆エバートン:MFハメス・ロドリゲス <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> エバートンの注目プレーヤーはトフィーズに創造性をもたらす新司令塔だ。レアル・マドリー、バイエルンでの難しい数年を経て20台最後の1年を迎えたコロンビア代表MFは今夏、昨季プレミアリーグ中位のエバートンを再生の地に選んだ。後にフリートランスファーでの加入が明らかとなり、新天地の選択肢に事欠かなかったことは明白だが、ビッグクラブ行きを選択せずにエバートンを選択した事実こそその強い覚悟の表れだ。そして、3度目の再会となった恩師アンチェロッティ監督から全幅の信頼を寄せられているハメス・ロドリゲスは、初挑戦のプレミアで開幕からハイパフォーマンスを見せている。 基本ポジションは右ウイングも、サイドに張ることなく中央寄りのポジションでボールを引き出しながら、正確なワンタッチパス、高精度のサイドチェンジで局面を打開。その的確な立ち位置、抜群のキープ力、ミスの少なさによって、周囲の信頼を完全に勝ち得ており、攻撃のスイッチを入れる役割を担う。また、4試合3ゴール2アシストと決定的な仕事にも絡んでいる。10年ぶりのダービー勝利に向けては、昨季に比べて安定感を欠く相手守備陣をその卓越した攻撃センス、左足の精度で攻略したい。 ◆リバプール:DFヴィルヒル・ファン・ダイク <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201016_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> リバプールの注目プレーヤーは百戦錬磨のディフェンスリーダーだ。昨季、38試合33失点と圧倒的な堅守を誇ったリバプールだが、今季はわずか4試合でその3分の1にあたる11失点を喫するなど守備の崩壊が顕著。対戦相手の分析に加え、前線、中盤の切り替えの精度がやや鈍っており、極端なハイラインを敷くこれまでの戦いが機能不全に。最終ラインはより難しい対応を迫られた中で細かいミスが散見される。ファン・ダイク自身も開幕戦でイージーミスから失点に絡むなど、ややソリッドさを欠いている印象だ。 そういった状況下で迎える今回のダービーでは対戦相手の好調さを考えると、いつものダービー以上に難しい試合となるはずだ。ファン・ダイクとしては絶好調のキャルバート=ルーウィンとのマッチアップに加え、アレクサンダー=アーノルドと右センターバックの連係面の問題を抱えている中、右で作って左で仕留める形をとる相手の攻撃に対して、より繊細なラインコントロール、味方を動かすコーチングが求められる。守護神アリソン不在という逆境において、4戦12ゴールと破壊力抜群の相手攻撃陣を抑え込めるか。 2020.10.17 13:00 Sat
twitterfacebook
thumb

【プレミア注目プレビュー】日程面はユナイテッド圧倒的優位も、超過密日程スパーズが連戦最後に底力見せるか

プレミアリーグ第4節、マンチェスター・ユナイテッドvsトッテナムが日本時間4日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。開幕黒星スタートと難しい船出となった両雄が、浮上のキッカケを探る序盤戦のビッグマッチだ。 昨季、逆転で3位フィニッシュを成し遂げたユナイテッドは、リバプールとマンチェスター・シティの2強との大きな溝を埋めるため積極補強が期待された。しかし、蓋を開けてみれば、ここまで獲得した新戦力はMFファン・デ・ベークのみ。今月5日に移籍市場閉幕が差し迫る中、ここに来てフリーの大物カバーニの獲得が決定的な状況だが、目玉のMFサンチョはおろか、センターバックや左サイドバックといった優先度の高いポジションの補強も進んでいない。 それでも、ピッチ上でのパフォーマンスが良好であれば、大きな不満は出なかったが、ホームでの開幕戦ではクリスタル・パレスにまさかの完敗。さらに、前節のブライトン戦では“試合終了後”の劇的PK弾で競り勝ったものの、パフォーマンス自体は低調で、識者・ファンからは早くも今季の行く末を危ぶむ声も出始めている。そのため、前指揮官をホームで迎え撃つこのビッグマッチでは勝ち点3奪取が必須だ。 一方、途中就任のモウリーニョ監督の下、昨季を6位フィニッシュしたトッテナムは、宿敵アーセナルのFAカップ制覇に伴い、今季はヨーロッパリーグ(EL)予備予選からの参戦となり、いきなり超過密日程を強いられることになった。EFLカップ3回戦のレイトン・オリエント戦は相手に複数の新型コロナウイルス陽性者が出たことで不戦勝となったが、9月13日から今回の一戦まで約3週間で公式戦8試合をこなす日程となっており、EL予選の2試合ではブルガリア、北マケドニアへの長距離遠征も経験していた。 そういった日程面のディスアドバンテージもあり、開幕戦ではエバートンに敗れ、前節のニューカッスル戦では物議を醸す試合終了間際のPKにより1-1のドローに終わり、リーグ戦では1勝1敗1分けの難しいスタートに。それでも、3日間で2試合をこなした直近のEFLカップ、ELプレーオフではチェルシーをPK戦で破り、マッカビ・ハイファに今季最多の7ゴールを奪って完勝。百戦錬磨のモウリーニョのチームらしい勝負強さを見せ始めている。また、ユナイテッドと異なり、緊縮財政が囁かされた市場においてはベイルの電撃復帰など、ここまで6選手を新たに加えており、今回のユナイテッド戦を乗り切れば、今後の4つのコンペティションを十分に戦い抜けるスカッドへ仕上がっていくはずだ。 <div style="text-align:center;">◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【4-2-3-1】</div> ▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201003_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:デ・ヘア DF:ワン=ビサカ、バイリー、マグワイア、ショー MF:マティッチ、ポグバ MF:グリーンウッド、ブルーノ・フェルナンデス、ラッシュフォード FW:マルシャル 負傷者:DFトゥアンゼベ、DFフィル・ジョーンズ、DFマグワイア、MFブルーノ・フェルナンデス 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してトゥアンゼベ、フィル・ジョーンズの控えDF2選手が引き続き欠場となる。一方、軽度の打撲を抱えるマグワイア、ブルーノ・フェルナンデスの起用は問題ないようだ。 マタの1ゴール1アシストの活躍により3-0で完勝したEFLカップのブライトン戦では大幅にメンバーを入れ替えており、中7日という休養十分の主力が揃ってスタメンに復帰するはずだ。ただ、低調なパフォーマンスを指摘されるリンデロフに代わってバイリーが起用される可能性が高い。また、2セントラルMFに関してはEFLカップで上々のパフォーマンスを見せたファン・デ・ベーク、フレッジあたりにチャンスがあるかもしれない。 <div style="text-align:center;">◆トッテナム◆ 【4-2-3-1】</div> ▽トッテナム予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201003_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ロリス DF:ドハーティ、D・サンチェス、ダイアー、レギロン MF:ホイビュルク、エンドンベレ MF:ラメラ、ロ・チェルソ、ルーカス・モウラ FW:ケイン 負傷者:FWベイル、ソン・フンミン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはベイルの欠場が確定。一方、ニューカッスル戦でハムストリングを痛めたソン・フンミンに関しては新加入のカルロス・ヴィニシウスと共に遠征メンバー入りが報じられており、起用できる可能性がある。 直近の公式戦2試合で[3-5-2]、[4-2-3-1(4-3-3)]の2つの布陣を併用しており、起用可能なメンバー次第では前者の採用も考えられるが、より成熟度が高い後者の布陣が濃厚だ。スタメンに関しては超過密日程により、各選手のコンディションが不透明だが、前述のメンバーを予想する。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:FWマーカス・ラッシュフォード <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201003_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ユナイテッドの注目プレーヤーはエースのラッシュフォードだ。昨シーズン、ケガに悩まされながらもキャリアハイのリーグ戦17ゴールを挙げるなど、充実の1年を過ごした22歳は、今季更なる飛躍が期待される。開幕戦では不発に終わるも、格下相手のEFLカップ初戦で今季初ゴールを挙げると、前節のブライトン戦では複数の相手DF、GKを翻弄する圧巻のソロゴールを決めて調子を上げてきている。 今季ここまでは最前線に入るマルシャルのパフォーマンスが上がり切らず、頼れる後輩のグリーンウッドもピッチ外での愚行によって少なからずメンタル面にダメージを抱えており、本調子ではない。そういった状況において、絶対的司令塔のブルーノ・フェルナンデスと共に攻撃を牽引する働きが求められる。対戦相手のトッテナムは前回対戦こそ不発に終わったものの、それ以前の2試合でいずれも決勝点を挙げるなど、個人として相性が良い相手だ。トッテナムは今季に入って得点が多い一方、守備面では過密日程の影響もあって切り替えの鈍さや集中力を欠く場面も散見されており、付け入る隙は十分にあるはずだ。また、攻撃面の貢献と共に課題の守備面でも献身性を発揮したい。 ◆トッテナム:MFタンギ・エンドンベレ <div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/TOP/get20201003_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トッテナムの注目プレーヤーは覚醒の気配を漂わすエンドンベレだ。昨季、クラブ史上最高額でリヨンから加入し、デビュー戦ではいきなりゴールを挙げる鮮烈なデビューを飾った。しかし、以降は細かなケガに悩まされて徐々に序列を下げると、規律を重視するポルトガル人指揮官の下では不用意なボールロスト、守備の緩さ、戦術理解度の低さを理由に公の場で批判を浴びることも少なくなかった。そのため、今夏の移籍市場ではバルセロナやインテルなどへの放出の可能性が盛んに取り沙汰されたが、ここに来てモウリーニョ監督から信頼を得始めている。 今季ここまでは公式戦6試合1ゴールと数字面で目立った活躍は見せていないが、卓越したボールキープ、強さとしなやかさを兼ね備えたドリブル、局面を変える鋭い縦パスなど、プレーの連続性に磨きがかかっており、ロ・チェルソと共に前線と中盤を繋ぐリンクマンとして質の高いパフォーマンスを続けている。課題の守備でも指揮官が求める水準に達しており、タイプは異なるものの、ムサ・デンベレの後継者候補として台頭している。ユナイテッド戦では先発か、途中出場かは微妙なところだが、代表でポジションを争うポグバらを相手に一歩も引かない堂々たるパフォーマンスを期待したい。 2020.10.04 12:00 Sun
twitterfacebook