低調ユナイテッド、V・デ・ベークデビュー弾もホームでパレスに3失点完敗スタート…《プレミアリーグ》
2020.09.20 04:19 Sun
プレミアリーグ第2節、マンチェスター・ユナイテッドvsクリスタル・パレスが19日にオールド・トラフォードで行われ、アウェイのパレスが3-1で勝利した。
昨シーズン、救世主ブルーノ・フェルナンデスを迎え入れた後半戦で破竹の快進撃をみせ、最終的に逆転での3位フィニッシュを果たしたユナイテッド。宿敵マンチェスター・シティ、リバプールの2強に割って入ることが期待される新シーズンに向けては大型補強が見込まれたが、ここまでの新戦力はアヤックスMFファン・デ・ベークただ1人と、移籍市場での苦戦が目立つ。
そういった雑音を振り払う上で必勝が求められる今季のプレミア初陣では、開幕戦でサウサンプトンを破って白星スタートのパレスを夢の劇場で迎え撃った。注目のスタメンではGKにヘンダーソンではなくデ・ヘアが起用されたほか、コンディションの問題などの問題でワン=ビサカ、グリーンウッド、マティッチら昨季主力がスタメンを外れ、フォス=メンサー、マクトミネイ、ダニエル・ジェームズが開幕スタメンに抜擢された。
相性の良い開幕戦、相手に対して圧倒する入りが期待されたユナイテッドだが、いきなり出ばなを挫かれる。7分、左サイドのスペースに抜け出したシュラップに簡単に折り返しを許すと、ファーサイドでフリーのタウンゼントに難なくワンタッチシュートを決められ、いきなり先制点を奪われた。
すぐさま反撃に転じたユナイテッドはトップ下のB・フェルナンデスを起点に相手を押し込んでいくが、引いた相手に対して、ややキレを欠くマルシャルやラッシュフォードが個で局面を打開できない。20分にはポグバのミドルシュートで相手ゴールに迫るが、その後はセットプレー以外になかなか攻め手を見いだせない。
迎えた後半、スールシャール監督はイングランド代表での愚行で評判を落とした渦中のグリーンウッドをD・ジェームズに代えてハーフタイム明けに投入。立ち上がりからギアを上げて攻勢に打って出る。60分にはフォス=メンサーの右サイドからのクロスに反応したゴール前のグリーンウッドに決定機も、ヘディングシュートを枠に飛ばせない。
その後も堅い相手の守備ブロックに手を焼くユナイテッドは、前がかりなところを引っ掛けられてロングカウンターを浴びる悪循環に陥る。流れを変えたいベンチは67分にポグバを下げて、プレミアデビューのファン・デ・ベークを投入。だが、69分にVARの介入でリンデロフのボックス内でのハンドを取られてしまい、痛恨のPK献上。アイェウのPKをGKデ・ヘアが一度はストップするも、PKの際にゴールラインに足がかかっていなかったとの判定で蹴り直しに。これをザハに決められて追加点を奪われた。
その後、80分にはゴール前で相手のクリアミスに抜け目なく反応したファン・デ・ベークのデビューゴールで点差を縮めるも、85分にはボックス付近での緩い対応からザハに3点目を決められ、すぐさまビハインドを2点に戻されてしまう。
試合終盤にかけては後ろの枚数を減らして投入したイガロをターゲットとしたパワープレーでゴールをこじ開けにかかるが、猛攻も虚しく試合はこのままタイムアップ。パレスにプレミアリーグ初の開幕連勝をプレゼントしたユナイテッドは、遅々として進まぬ新戦力補強と共にピッチ内でのパフォーマンスでも不興を買う厳しい船出となった。
昨シーズン、救世主ブルーノ・フェルナンデスを迎え入れた後半戦で破竹の快進撃をみせ、最終的に逆転での3位フィニッシュを果たしたユナイテッド。宿敵マンチェスター・シティ、リバプールの2強に割って入ることが期待される新シーズンに向けては大型補強が見込まれたが、ここまでの新戦力はアヤックスMFファン・デ・ベークただ1人と、移籍市場での苦戦が目立つ。
そういった雑音を振り払う上で必勝が求められる今季のプレミア初陣では、開幕戦でサウサンプトンを破って白星スタートのパレスを夢の劇場で迎え撃った。注目のスタメンではGKにヘンダーソンではなくデ・ヘアが起用されたほか、コンディションの問題などの問題でワン=ビサカ、グリーンウッド、マティッチら昨季主力がスタメンを外れ、フォス=メンサー、マクトミネイ、ダニエル・ジェームズが開幕スタメンに抜擢された。
すぐさま反撃に転じたユナイテッドはトップ下のB・フェルナンデスを起点に相手を押し込んでいくが、引いた相手に対して、ややキレを欠くマルシャルやラッシュフォードが個で局面を打開できない。20分にはポグバのミドルシュートで相手ゴールに迫るが、その後はセットプレー以外になかなか攻め手を見いだせない。
40分にはボックス内での接触でポグバが倒されてPK獲得の可能性があったものの、VARのレビューの結果、最終的にノーファウルの判定に。逆に、フォス=メンサー、リンデロフのサイドをシュラップ、2トップに狙われた中、前半終了間際にはボックス内でザハのパスを受けたアイェウに決定的なシュートを打たれるが、ここはGKデ・ヘアのワンハンドセーブで辛くも難を逃れた。
迎えた後半、スールシャール監督はイングランド代表での愚行で評判を落とした渦中のグリーンウッドをD・ジェームズに代えてハーフタイム明けに投入。立ち上がりからギアを上げて攻勢に打って出る。60分にはフォス=メンサーの右サイドからのクロスに反応したゴール前のグリーンウッドに決定機も、ヘディングシュートを枠に飛ばせない。
その後も堅い相手の守備ブロックに手を焼くユナイテッドは、前がかりなところを引っ掛けられてロングカウンターを浴びる悪循環に陥る。流れを変えたいベンチは67分にポグバを下げて、プレミアデビューのファン・デ・ベークを投入。だが、69分にVARの介入でリンデロフのボックス内でのハンドを取られてしまい、痛恨のPK献上。アイェウのPKをGKデ・ヘアが一度はストップするも、PKの際にゴールラインに足がかかっていなかったとの判定で蹴り直しに。これをザハに決められて追加点を奪われた。
その後、80分にはゴール前で相手のクリアミスに抜け目なく反応したファン・デ・ベークのデビューゴールで点差を縮めるも、85分にはボックス付近での緩い対応からザハに3点目を決められ、すぐさまビハインドを2点に戻されてしまう。
試合終盤にかけては後ろの枚数を減らして投入したイガロをターゲットとしたパワープレーでゴールをこじ開けにかかるが、猛攻も虚しく試合はこのままタイムアップ。パレスにプレミアリーグ初の開幕連勝をプレゼントしたユナイテッドは、遅々として進まぬ新戦力補強と共にピッチ内でのパフォーマンスでも不興を買う厳しい船出となった。
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