どんどん夏休みに入っていく…/原ゆみこのマドリッド
2020.08.08 21:30 Sat
「あっという間に消えてしまった」そんな風に私が嘆いていたのは土曜日、先月下旬に今季のリーガが終わった後も活動を続けていたマドリッドのチームがとうとう、アトレティコだけになってしまったのに気づいた時のことでした。いやあ、この猛暑にもめげず、毎日、マハダオンダ(マドリッド近郊)で練習というのはかなり、選手たちも大変なんじゃないかと思うんですけどね。何せ、リーガのチームのほとんどはもうバケーション中、あまつさえ、来週水曜にはグラナダが、木曜にはバジャドリーがもう来季のプレシーズン練習を始めるというこの時期、1年経ってもまだ今季が終わってないのも気の毒なんですが、彼らには来週木曜にCL準々決勝ライプツイヒ戦という大きな目標が。
ちなみにそれは来週の話なんですが、今はマドリッド勢の悲しい今季最終戦をお伝えしていくことにすると。まずは弟分のヘタフェが水曜にEL16強対決インテル戦に挑んだんですが、これはオープン放送のGolTVで生中継と、リーガのインターネット配信契約が終わり、CL・ELのため、35ユーロ(約4500円)を出して再加入するべきか、悩んでいた私にとっては朗報だったんですが、まさか開始1時間前から、自宅近辺がエリア停電に襲われるとは!
キックオフ時刻が近づいてきても家の前の道路では信号機が消えたまま、警官が交通整理をしている有様だったため、慌てて道路を数本隔てたバル(スペインの喫茶店兼バー)に駆け込んだところ、お店の人はヘタフェの試合があることすら知らないって…まあ、所詮はマドリッドの衛星都市のチームですから、市内ではそんな程度の扱いをされるのはよくあることです。
ちなみに試合の方は、ボルダラス監督が定番の2トップを諦め、ティモルで中盤を厚くしたヘタフェの猛攻で始まり、前半2分が過ぎる前に早くもマタとマクシモビッチに絶好シュートチャンスが。でもねえ、前者は枠を外してしまい、後者はGKハンダノビッチに弾かれているのを見るにつけ、リーガ再開後に1勝しかできなかったツキのなさがこの日も続いていることを再確認。すると、18分、ククレジャからフリーでパスを受けたマタがエリア内シュートを敵DFに当ててしまった後、インテルがセリエA2位の実力を発揮したんですよ。ええ、ダンブロージオのロングパスを受けたルカクにエチェイタがまったく歯が立たず、先制ゴールを決められてしまったから、さあ大変!
といってもまだ1点差ですから、後半24分にはマタとニヨンをホルヘ・モリーナとジェイソンに代え、ヘタフェは決して勝負を諦めてなかったんですが、まさか30分に手にした最大のチャンスが悪夢に転じることになろうとは。ええ、モリーナとハイボールを争ったゴディンのハンドがVAR(ビデオ審判)により、ペナルティと認められた時には私も手を叩いて喜んだんですが、そのモリーナのPKが外れてしまっては万事休す。実は同じような光景はリーガの最終節、レバンテ戦でもあって、この時は2度程、VARによるオフサイドやファールでヘタフェのゴールが認められなかった後、ようやく先制できるかと思われたPKでそれまで25回、連続して成功させてきたマタがポストに当ててしまうという不運に見舞われることに。
この日はもうマタはピッチにいなかったため、モリーナが蹴ったんですが、彼もかれこれ3年近く失敗していなかったにも関わらず、逆転勝利に繋がったかもしれない同点ゴールを決められないとなると、もう呪われているとしか言えないかと。おかげでチーム全員が気落ちしてしまったか、38分にはジェネがゴール前でクリアしたボールが途中出場のエリクセンの前に転がり、2点目を入れたインテルに止めを刺されてしまったんですが、スコアレスドローのレバンテ戦では来季のEL出場権を逃し、今季のELでもインテルに2-0で負けて敗退。どちらもチームの柱であるベテランFWのPK失敗が元凶になったのではちょっと、やりきれないものがありますよね。
いえまあ、「両チームの差は大きい。Solo lo que vale Lukaku es casi más que todo el Getafe/ソロ・ロ・ケ・バレ・ルカク・エス・カシー・マス・ケ・トードー・エル・ヘタフェ(ルカクの値段だけで、ヘタフェ全員をほぼ上回る)」とボルダラス監督が嘆くのもわかるんですけどね。加えて、冬の市場でカブレラがエスパニョールに移籍、6月末にも4人の選手が契約終了でいなくなるという戦力減に襲われていた彼らでしたが、兄貴分チームの選手たちのように皆が庭付き豪邸に住んでいないせいか、コロナによる中断期間を上手く乗り越えられなかったのは本当に残念だったかと。
それこそ「En 20 días se nos ha ido la temporada/エン・ベインテ・ディアス・セ・ノス・ア・イドー・ラ・テンポラーダ(20日間でシーズンを取り逃がしてしまった)」とアンヘル・トーレス会長が言っていた通りなんですが、大丈夫。9月半ばにもう来季が始まりますから、今は選手たちもゆっくり休養を取りつつ、翌日、ローマにレギロンとエン・ネシリのゴールで2-0と快勝した、前人未踏のEL3連覇、通算5勝の最多記録を持つセビージャにこの大会の戦い方を学んだらいいかと。ただ、あちらも来週火曜の準々決勝ウォルバーハンプトンン戦の後には、おそらくコンペハーゲンには負けないだろうマンチェスター・ユナイテッドと当たりますからね。決勝の相手もインテルとかになると、結構厳しいものがあるかもしれませんが、この短期決戦、とにかく勢いに乗った者勝ちになりそうです。
え、それでとうとう、金曜には延期されていた2部最終節のフエンラブラダvsデポルティーボ戦も実施されたんだろうって?その通りで、これでマドリッド勢が1部昇格プレーオフに参加できるようになるのかと、私も喜んでいたんですが、まさかすでに2部B降格が決まっているデポルが、勝っても残留には足りないにも関わらず、名門の意地を見せてくるとは!それもフエンラが前半11分にパチェ・シスのゴールで先制しながら、いやあ、やはり最盛期には28人ものコロナ感染者を出したサンドバル監督のチームが態勢を立て直すのは2週間、ビーチでバケーションをしていたデポルの選手たちより、難しかったんでしょうね。
結局、フエンラはトップチームの選手を規定ギリギリの7人しか招集することができず、マドリッドの地域リーグでプレーするカンテラーノを入れても、控えのフィールドプレーヤーが2人しかいない状態で遠征。前回の感染者長期隔離のせいか、当日移動の後、試合までラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)のホテルで休養することも許されなかったのも影響したんでしょうかね。39分にGKが弾いたボールがボービュに当たって同点ゴールになったのはともかく、ロスタイム終盤には怪しいハンドによるペナルティを取られてしまう始末。最後は故郷のグアドループ(カリブ海にあるフランス領)から、遥々6000キロを戻って来た、トップチーム所属17人のうちの1人、ボービュがPKでdoblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成し、まさかの逆転負けを喰らったため、彼らはプレーオフ出場に必要な勝ち点1を獲れなかったんですよ。
いやもう、スペイン最多のコロナ感染者量産チームと化してもフエンラはプレーオフで戦う気持ちを失くしてなかったとはいえ、やっぱり選手たちの体調は心配ですからね。実際、来週からのサラゴサとの準決勝、そして決勝と、2試合制の2ラウンドを戦い抜く力はもう残っていなかったでしょうし、とにかく彼らは2部で戦うのも今季が初めてとなれば、ここはもう2週間以上、バケーションを先延ばしにして練習を続けていたエルチェに快く、出場権を譲ってあげたと考えればいいのでは?
あとはデポルやヌマンシアが関係各所に訴えている、フエンラの衛生規則違反による強制降格が認められないことを祈るばかりですが、実はこの試合が終わる頃、マドリッドの兄貴分もエティハド・スタジアムで苦戦中。うーん、私もバル観戦はやっぱり不安だったため、レアル・マドリーの逆転勝ち抜けで元が取れることを信じて、ネット中継を申し込んだんですけどね。まさか、開始早々から、GKクルトワがミリトン、バランとエリア内でパス交換を続け、後者がガブリエウ・ジェズスにボールを奪われた挙句にスターリングに先制点を奪われているって、何ですかあ、その変なサッカーは?
いや、まさかマドリーがあそこまで、まるでセティエン監督のチームのようにボールを後ろから繋ぐことに固執するとは驚きですが、よりによって、セルヒオ・ラモスが出場停止の日を選んでやらなくても良かったかと。ただ、28分には予想外の先発抜擢されたロドリゴのクロスをベンゼマがヘッドで叩き込み、1stレグで1-2と負けていた彼らが逆転勝ち抜けするのに必要なゴールはあと2本に戻ったんですが、後半、ロドリゴがアセンシオに代わった後、再びバランがやらかしてしまうとはこの世も末。今度は自陣エリア近くのボールを頭でバックパスしたところ、クルトワに届く前にガブリエウ・ジェズスが追いついて、2点目を取られてしまったとなれば、もうどうしたらいいんでしょう。
おまけにその日はジダン監督の反応も遅く、満を持して先発復帰しながら、精彩のなかったアザールも含め、モドリッチ、カルバハルを下げ、フレッシュな選手を投入したのも38分になってからでしたし、その人選もヨビッチ、ルーカス・バスケス、バルベルデと少々、首を傾げるもの。ビニシウスなど、アップもせずにスタンドに座っていた上、イスコにも出番がなく、いえ、ベイルは「個人的に話をして、sólo te puedo decir que ha preferido no jugar/ソロ・テ・プエド・デシール・ケ・ア・プレフェリードー・ノー・フガール(言えるのは、彼はプレーしないことを好んだ)」とジダン監督が前日会見で言っていたように、マドリッドでお留守番だったんですけどね。
マンチェスター・シティ戦当日午前中には市内のゴルフ場で目撃されたりもしていたんですが、やはりチーム2番目の得点源かつ、マドリーの伝統である根性のremontada(レモンターダ/逆転勝利)を体現するラモスがピッチにいないのでは、残り時間で奇跡が起きなかったのも仕方ないかと。いやあ、そのまま2-1で負け、初のCL決勝トーナメント敗退を経験することになったジダン監督も「El 95% de lo hecho en la temporada ha sido excelente/エル・ノベンタイシンコ・ポル・シエントー・デ・ロ・エッチョー・エン・ラ・テンポラーダ・ア・シードー・エクセレテンテ(今季の95%は素晴らしかった)」と言っていたように、リーガ優勝までは文句のない試合が出来ていた彼らなんですけどね。
これで2年連続、CL16強対決敗退となったマドリーのシーズンも終わり、リスボンでのファイナルエイトの楽しみが減ってしまったのは私もショックなんですが…てことはアトレティコのCL優勝を阻む者はもう誰もいない?ええ、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督も「マドリーを破るのは記憶に残るが、ahí está el Atlético que eliminó al mejor equipo del mundo, el Liverpool/アイー・エスタ・エル・アトレティコ・ケ・エリミノ・アル・メホール・エキポ・デル・ムンド、エル・リバプール(世界一のチーム、リバプールを倒したアトレティコがそこにいる)」と言っていましたしね。
とりあえず、土曜にはバルサがナポリを3-1で下し、総合スコア4-2で準々決勝に進んだため、ユベントスを破ったオリンピック・リヨンと次に対戦するマンチェスター・シティが、バルサがバイエルンを破れば、準決勝で当たり、グアルディオラ監督の古巣対決が実現するのも見物ですし、意外と今季のCL残りにも捨てたもんじゃない?唯一の懸念は、どうにも遅くまで大会に残ったチームのバケーション期間が短くなりそうなことと、アトレティコが優勝しても市内パレードはできそうにないことぐらいですかね。
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ええ、いよいよ月曜夜にはCLのファイナルエイトが行われるリスボンに向けて出発、火曜からはベンフィカの練習施設でトレーニング、水曜にはエスタディオ・ダ・ルスで前日練習、そして木曜のライプツイヒ戦という段取りができているようですけどね。いくら新型コロナウィルス流行による大会中断のせいで、3勝すれば悲願のCL初優勝が叶うとて、「Tenemos un equipo muy difícil/テネモス・ウン・エキポ・ムイ・デフィシル(手ごわいチームが相手だ)。突破してもまた強いチームと当たるし、決勝でも別のもっと厄介なチームと対戦する」という、2014年にはまさに同じダ・ルスでお隣さんとのCL決勝に先発しながら、8分もプレーしないうちにケガを再発。交代を余儀なくされた上、チームもセルヒオ・ラモスの93分弾で追いつかれ、延長戦で負けるという苦い思い出のあるジエゴ・コスタの弁にも納得できますからね。あまり先走って期待しない方がいいんですが、今季、アトレティコのファンからベスト選手に選ばれたGKオブラクも「Vamos con mucha ilusión a Lisboa y ojalá cumplamos el objetivo que temenos/バモス・コン・ムーチャ・イルシオン・ア・リスボア・イ・オハラ・クンプラモス・エル・オブヘティボ・ケ・テネモス(ボクらは沢山の夢を抱いてリスボンに行く。目標が達成できますように)」と言っていましたしね。まだ、リーガ最終戦で負傷したトマスとparon(パロン/リーガの中断期間)中にヒザの靭帯から補助具を抜く手術をしたベルサイコはチーム練習に戻っていませんが、23日の決勝まで、アトレティコがマドリッドのサッカーファンを楽しませてくれると嬉しいですよね。キックオフ時刻が近づいてきても家の前の道路では信号機が消えたまま、警官が交通整理をしている有様だったため、慌てて道路を数本隔てたバル(スペインの喫茶店兼バー)に駆け込んだところ、お店の人はヘタフェの試合があることすら知らないって…まあ、所詮はマドリッドの衛星都市のチームですから、市内ではそんな程度の扱いをされるのはよくあることです。
それでも何とか、TVのチャンネルを合わせてもらったんですが、さすが4カ月半以上もバルで試合を見ていなかったため、私もちょっと最初は緊張。今はどこも感染予防のため、各テーブルの間隔を広げているんですけど、お客さんたちは飲食するため、マスクを外していますからね。隣の席の人が延々と携帯で喋っていたりすると、何だか怖いんですが、双子の赤ちゃん連れ夫婦などもいて、最近はスペインでも再び感染者数がうなぎ昇りというのに、気にしない人はもう全然、気にしてない?
ちなみに試合の方は、ボルダラス監督が定番の2トップを諦め、ティモルで中盤を厚くしたヘタフェの猛攻で始まり、前半2分が過ぎる前に早くもマタとマクシモビッチに絶好シュートチャンスが。でもねえ、前者は枠を外してしまい、後者はGKハンダノビッチに弾かれているのを見るにつけ、リーガ再開後に1勝しかできなかったツキのなさがこの日も続いていることを再確認。すると、18分、ククレジャからフリーでパスを受けたマタがエリア内シュートを敵DFに当ててしまった後、インテルがセリエA2位の実力を発揮したんですよ。ええ、ダンブロージオのロングパスを受けたルカクにエチェイタがまったく歯が立たず、先制ゴールを決められてしまったから、さあ大変!
といってもまだ1点差ですから、後半24分にはマタとニヨンをホルヘ・モリーナとジェイソンに代え、ヘタフェは決して勝負を諦めてなかったんですが、まさか30分に手にした最大のチャンスが悪夢に転じることになろうとは。ええ、モリーナとハイボールを争ったゴディンのハンドがVAR(ビデオ審判)により、ペナルティと認められた時には私も手を叩いて喜んだんですが、そのモリーナのPKが外れてしまっては万事休す。実は同じような光景はリーガの最終節、レバンテ戦でもあって、この時は2度程、VARによるオフサイドやファールでヘタフェのゴールが認められなかった後、ようやく先制できるかと思われたPKでそれまで25回、連続して成功させてきたマタがポストに当ててしまうという不運に見舞われることに。
この日はもうマタはピッチにいなかったため、モリーナが蹴ったんですが、彼もかれこれ3年近く失敗していなかったにも関わらず、逆転勝利に繋がったかもしれない同点ゴールを決められないとなると、もう呪われているとしか言えないかと。おかげでチーム全員が気落ちしてしまったか、38分にはジェネがゴール前でクリアしたボールが途中出場のエリクセンの前に転がり、2点目を入れたインテルに止めを刺されてしまったんですが、スコアレスドローのレバンテ戦では来季のEL出場権を逃し、今季のELでもインテルに2-0で負けて敗退。どちらもチームの柱であるベテランFWのPK失敗が元凶になったのではちょっと、やりきれないものがありますよね。
いえまあ、「両チームの差は大きい。Solo lo que vale Lukaku es casi más que todo el Getafe/ソロ・ロ・ケ・バレ・ルカク・エス・カシー・マス・ケ・トードー・エル・ヘタフェ(ルカクの値段だけで、ヘタフェ全員をほぼ上回る)」とボルダラス監督が嘆くのもわかるんですけどね。加えて、冬の市場でカブレラがエスパニョールに移籍、6月末にも4人の選手が契約終了でいなくなるという戦力減に襲われていた彼らでしたが、兄貴分チームの選手たちのように皆が庭付き豪邸に住んでいないせいか、コロナによる中断期間を上手く乗り越えられなかったのは本当に残念だったかと。
それこそ「En 20 días se nos ha ido la temporada/エン・ベインテ・ディアス・セ・ノス・ア・イドー・ラ・テンポラーダ(20日間でシーズンを取り逃がしてしまった)」とアンヘル・トーレス会長が言っていた通りなんですが、大丈夫。9月半ばにもう来季が始まりますから、今は選手たちもゆっくり休養を取りつつ、翌日、ローマにレギロンとエン・ネシリのゴールで2-0と快勝した、前人未踏のEL3連覇、通算5勝の最多記録を持つセビージャにこの大会の戦い方を学んだらいいかと。ただ、あちらも来週火曜の準々決勝ウォルバーハンプトンン戦の後には、おそらくコンペハーゲンには負けないだろうマンチェスター・ユナイテッドと当たりますからね。決勝の相手もインテルとかになると、結構厳しいものがあるかもしれませんが、この短期決戦、とにかく勢いに乗った者勝ちになりそうです。
え、それでとうとう、金曜には延期されていた2部最終節のフエンラブラダvsデポルティーボ戦も実施されたんだろうって?その通りで、これでマドリッド勢が1部昇格プレーオフに参加できるようになるのかと、私も喜んでいたんですが、まさかすでに2部B降格が決まっているデポルが、勝っても残留には足りないにも関わらず、名門の意地を見せてくるとは!それもフエンラが前半11分にパチェ・シスのゴールで先制しながら、いやあ、やはり最盛期には28人ものコロナ感染者を出したサンドバル監督のチームが態勢を立て直すのは2週間、ビーチでバケーションをしていたデポルの選手たちより、難しかったんでしょうね。
結局、フエンラはトップチームの選手を規定ギリギリの7人しか招集することができず、マドリッドの地域リーグでプレーするカンテラーノを入れても、控えのフィールドプレーヤーが2人しかいない状態で遠征。前回の感染者長期隔離のせいか、当日移動の後、試合までラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)のホテルで休養することも許されなかったのも影響したんでしょうかね。39分にGKが弾いたボールがボービュに当たって同点ゴールになったのはともかく、ロスタイム終盤には怪しいハンドによるペナルティを取られてしまう始末。最後は故郷のグアドループ(カリブ海にあるフランス領)から、遥々6000キロを戻って来た、トップチーム所属17人のうちの1人、ボービュがPKでdoblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成し、まさかの逆転負けを喰らったため、彼らはプレーオフ出場に必要な勝ち点1を獲れなかったんですよ。
いやもう、スペイン最多のコロナ感染者量産チームと化してもフエンラはプレーオフで戦う気持ちを失くしてなかったとはいえ、やっぱり選手たちの体調は心配ですからね。実際、来週からのサラゴサとの準決勝、そして決勝と、2試合制の2ラウンドを戦い抜く力はもう残っていなかったでしょうし、とにかく彼らは2部で戦うのも今季が初めてとなれば、ここはもう2週間以上、バケーションを先延ばしにして練習を続けていたエルチェに快く、出場権を譲ってあげたと考えればいいのでは?
あとはデポルやヌマンシアが関係各所に訴えている、フエンラの衛生規則違反による強制降格が認められないことを祈るばかりですが、実はこの試合が終わる頃、マドリッドの兄貴分もエティハド・スタジアムで苦戦中。うーん、私もバル観戦はやっぱり不安だったため、レアル・マドリーの逆転勝ち抜けで元が取れることを信じて、ネット中継を申し込んだんですけどね。まさか、開始早々から、GKクルトワがミリトン、バランとエリア内でパス交換を続け、後者がガブリエウ・ジェズスにボールを奪われた挙句にスターリングに先制点を奪われているって、何ですかあ、その変なサッカーは?
いや、まさかマドリーがあそこまで、まるでセティエン監督のチームのようにボールを後ろから繋ぐことに固執するとは驚きですが、よりによって、セルヒオ・ラモスが出場停止の日を選んでやらなくても良かったかと。ただ、28分には予想外の先発抜擢されたロドリゴのクロスをベンゼマがヘッドで叩き込み、1stレグで1-2と負けていた彼らが逆転勝ち抜けするのに必要なゴールはあと2本に戻ったんですが、後半、ロドリゴがアセンシオに代わった後、再びバランがやらかしてしまうとはこの世も末。今度は自陣エリア近くのボールを頭でバックパスしたところ、クルトワに届く前にガブリエウ・ジェズスが追いついて、2点目を取られてしまったとなれば、もうどうしたらいいんでしょう。
おまけにその日はジダン監督の反応も遅く、満を持して先発復帰しながら、精彩のなかったアザールも含め、モドリッチ、カルバハルを下げ、フレッシュな選手を投入したのも38分になってからでしたし、その人選もヨビッチ、ルーカス・バスケス、バルベルデと少々、首を傾げるもの。ビニシウスなど、アップもせずにスタンドに座っていた上、イスコにも出番がなく、いえ、ベイルは「個人的に話をして、sólo te puedo decir que ha preferido no jugar/ソロ・テ・プエド・デシール・ケ・ア・プレフェリードー・ノー・フガール(言えるのは、彼はプレーしないことを好んだ)」とジダン監督が前日会見で言っていたように、マドリッドでお留守番だったんですけどね。
マンチェスター・シティ戦当日午前中には市内のゴルフ場で目撃されたりもしていたんですが、やはりチーム2番目の得点源かつ、マドリーの伝統である根性のremontada(レモンターダ/逆転勝利)を体現するラモスがピッチにいないのでは、残り時間で奇跡が起きなかったのも仕方ないかと。いやあ、そのまま2-1で負け、初のCL決勝トーナメント敗退を経験することになったジダン監督も「El 95% de lo hecho en la temporada ha sido excelente/エル・ノベンタイシンコ・ポル・シエントー・デ・ロ・エッチョー・エン・ラ・テンポラーダ・ア・シードー・エクセレテンテ(今季の95%は素晴らしかった)」と言っていたように、リーガ優勝までは文句のない試合が出来ていた彼らなんですけどね。
これで2年連続、CL16強対決敗退となったマドリーのシーズンも終わり、リスボンでのファイナルエイトの楽しみが減ってしまったのは私もショックなんですが…てことはアトレティコのCL優勝を阻む者はもう誰もいない?ええ、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督も「マドリーを破るのは記憶に残るが、ahí está el Atlético que eliminó al mejor equipo del mundo, el Liverpool/アイー・エスタ・エル・アトレティコ・ケ・エリミノ・アル・メホール・エキポ・デル・ムンド、エル・リバプール(世界一のチーム、リバプールを倒したアトレティコがそこにいる)」と言っていましたしね。
とりあえず、土曜にはバルサがナポリを3-1で下し、総合スコア4-2で準々決勝に進んだため、ユベントスを破ったオリンピック・リヨンと次に対戦するマンチェスター・シティが、バルサがバイエルンを破れば、準決勝で当たり、グアルディオラ監督の古巣対決が実現するのも見物ですし、意外と今季のCL残りにも捨てたもんじゃない?唯一の懸念は、どうにも遅くまで大会に残ったチームのバケーション期間が短くなりそうなことと、アトレティコが優勝しても市内パレードはできそうにないことぐらいですかね。
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ローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ氏が、古巣の新指揮官候補と目されるレアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督を推している。 今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチと2人の指揮官をすでに解任するなど厳しいシーズンとなったローマ。それでも、現在はクラウディオ・ラニエリ監督の下ではチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位と4ポイント差の7位まで盛り返している。 ただ、ラニエリ監督は来シーズンの続投を否定しており、クラブアドバイザーとして新指揮官の選考にも深く関与している。 理想的な候補として当初から報じられているのは、現役時代にジャッロロッシでカピターノを務め、スクデット獲得に貢献した現マドリー指揮官。 マドリーとの現行契約は2026年までとなっており、招へいは現実的ではないとの見方が強いが、ここにきてラ・リーガ、CLでの苦戦によって今季限りでの解任の可能性も取り沙汰されており、わずかながらチャンスも出てきた状況だ。 そんななか、クラブレジェンドのトッティ氏はイタリア『La Repubblica』でラニエリ監督の後任人事について意見を述べ、アンチェロッティ監督を歓迎している。 「アンチェロッティとモウリーニョは世界最高の指揮官だ。どちらが好みか? モウリーニョはすでに試した。もしアンチェロッティが検討しているなら、歓迎するだろうね」 なお、アンチェロッティ監督以外ではアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督などイタリア人指揮官を中心の複数の候補の名前が挙がるなか、渦中のラニエリ監督はイタリア『Il Messaggero』で「新監督の決定は間近だ」と具体的な名前は挙げていないものの、交渉が進んでいることを明かしている。 2025.04.10 07:30 Thu3
ベルナベウ攻略で連勝のアーセナルが王者マドリー撃破! PSG待つベスト4進出【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ、レアル・マドリーvsアーセナルが16日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、アウェイのアーセナルが1-2で勝利。2戦合計1-5としたアーセナルの準決勝進出が決まった。なお、アーセナルのDF冨安健洋は負傷欠場となった。 8日にアーセナル・スタジアムで行われた1stレグはホームのアーセナルが3-0の完勝。王者優位という下馬評を覆す会心の勝利で大きなアドバンテージを手にした。 敵地で想定外の大敗を喫し、崖っぷちの状況となったマドリー。先週末のリーグ戦ではムバッペの前半退場で苦しい戦いとなったが、カマヴィンガのゴールによって1-0の勝利。公式戦4試合ぶりの白星を飾って今回の大一番を迎えた。アンチェロッティ監督は奇跡のレモンターダを狙った一戦で先発3人を変更。フラン・ガルシア、カマヴィンガ、ギュレルに代えてアラバ、ベリンガム、ヴィニシウスを起用した。 対してベスト4進出へ王手をかけたという状況のアーセナル。ただ、一部主力を温存して臨んだリーグ戦ではブレントフォード相手にリードを守り切れずに1-1のドロー。敵地での大一番に弾みを付けるまでには至らなかった。アルテタ監督は逃げ切りを図った一戦で先発5人を変更。ティンバーとルイス=スケリーの両サイドバック、ウーデゴール、サカ、メリーノと主力を復帰させた。 マドリディスタの強烈な後押しを背にしたホームチームが開始直後にムバッペ、ヴィニシウスの連携でいきなり際どい場面を創出する。 しかし、アーセナルも冷静に押し返すと、8分にはサカのコントロールシュートで最初の決定機を創出。さらに、このプレーで得た左CKの場面ではボールに関係ないポジション取りでメリーノのユニフォームを完全に引っ張って倒したDFアセンシオのプレーに関して数分後にオンフィールド・レビュー(OFR)が行われると、アーセナルにPKが与えられる。 だが、キッカーのサカがタイミングを外してチップキック気味に放った左へのシュートをGKクルトワが見事な粘りと長いリーチを活かしたワンハンドセーブではじき出し、絶体絶命のピンチを救った。 守護神のビッグプレーで逆転への可能性を残したマドリー。ここから攻勢を強めると、24分にはセットプレーの流れからボックス内でライスとムバッペが交錯。主審は当初ホールディングでのPKを宣告したが、OFRの末にノーファウルと判定を覆した。 絶好のゴールチャンスが取り消しとなったマドリーは気持ちを切り替えて前に出ていく。ボールを保持して相手のコンパクトな守備の攻略を図るも、流れの中では自慢のアタッキングユニットの個人技もうまく封じられて決定機まで持ち込めない。また、再三のセットプレーも撥ね返される。 大量7分が加えられたアディショナルタイムを含め前半終盤にかけてはボールを握って攻め手を窺うマドリー、堅守速攻で応戦するアーセナルという構図の下で拮抗した展開が続いていく。手数ではホームチームが勝ったが、前半アディショナルタイムにはカウンターでボックス左に抜け出したマルティネッリがニア下へ際どいシュートを放ったが、ここはGKクルトワの好守に阻まれた。 2ndレグは0-0、2戦合計では0-3で折り返した後半も前半と同様の展開で試合が進んでいく。 ハーフタイムでの修正も実らず、ゴールが遠いマドリーは61分、アラバとルーカス・バスケス、ロドリゴを下げてフラン・ガルシア、セバージョス、エンドリッキの3枚替えを敢行。バルベルデを右サイドバックに移した。 一方、後半も冷静にゲームを運んでいくアーセナルはワンチャンスを活かして先制点まで奪う。65分、長いボールを使って右サイドのサカが背後を取ってタメを作ると、中央での細かいパス交換からメリーノの絶妙なスルーパスでゴール前に抜け出したサカがGKクルトワとの一対一を制し、PK失敗を払しょくするファインゴールとした。 これで4点差を追う形となったマドリーだったが、失点直後に反発力を示す。67分、GKラヤからボックス付近でスローイングを受けたサリバの死角からボールにアプローチしたヴィニシウスがまんまと奪い切って無人のゴールへシュートを流し込んだ。 これで再び3点差に戻ったなかでマドリーが勢いを見せるが、アーセナルも気持ちを切り替えてうまく相手陣内で時計を進めていく。 75分には足首を痛めたムバッペの負傷を受け、アンチェロッティ監督はアセンシオも下げてモドリッチ、ブラヒム・ディアスを同時投入。チュアメニをセンターバックに下げて前がかる。対するアーセナルはスコアラーのサカを下げてトロサールを投入し、マルティネッリを右に回した。 その後、完全に逃げ切り態勢に入ったアーセナルに対して、マドリディスタの熱狂的な後押しを受けながら最後まで懸命にゴールを目指したマドリー。ブラヒム・ディアスやエンドリッキらがボックス内で際どいシーンに絡んだが、再びゴールをこじ開けることはかなわず。 逆に、アーセナルは後半アディショナルタイムの93分にロングカウンターから快足を飛ばしてDFフラン・ガルシアを振り切ったマルティネッリが土壇場で勝ち越しゴールを奪い、ベルナベウ攻略。 この結果、見事な連勝で王者マドリーを撃破したアーセナルがパリ・サンジェルマンの待つ準決勝進出を決めた。 レアル・マドリー 1-2(AGG:1-5) アーセナル 【レアル・マドリー】 ヴィニシウス・ジュニオール(後22) 【アーセナル】 ブカヨ・サカ(後20) ガブリエウ・マルティネッリ(後48) 2025.04.17 06:07 Thu4
「最後の力だった」土壇場で勝利に導いたマルティネッリ、王者撃破し目指すは悲願のCL制覇も「地に足をつけて努力を続けていく」
アーセナルのブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが、レアル・マドリー戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグでマドリーとアウェイで対戦。ホームで3-0と勝利していた中でのアウェイゲーム。すると試合早々にPKを獲得したが、ブカヨ・サカのPKは失敗。嫌なムードが流れると、今度はマドリーにPKが与えられるが、VARチェックで取り消された。 ゴールレスで迎えた後半にスコアが動くことに。65分にミケル・メリーノのスルーパスに反応したサカが決めて先制。4点リードとなると、ヴィニシウス・ジュニオールに1点を返されるもその後は粘りの戦いに。このまま引き分けに終わると思われたが、後半アディショナルタイムのロングカウンターでマルティネッリがゴール。1-2で勝利をもぎ取り、準決勝進出を果たした。 試合後、勝利に導いたマルティネッリが試合を振り返り、最後の力を振り絞ってのゴールだったと語り、勝利を喜んだ。 「あれは最後の力だったんだ。メリーノが僕に気がついてボールを蹴ってくれるように、ただ、ひたすら背後に回り込んで祈った。彼が素晴らしいパスを出してくれて、僕は抜け出すことができた。だから落ち着いて、ゴールにボールを入れることだけに集中した。本当に嬉しい」 「凄く興奮しているよ。ベルナベウでレアル・マドリー相手にこういう強い相手に勝てるのは本当嬉しい。本当に嬉しいんだ。エミレーツ・スタジアムでもここでも、僕たちはこの結果に値したと思う」 「自分たちの実力もチームもわかっている。だからこのチーム、このファミリーは、この勝利に値する。この勝利は永遠に僕たちの心の中に残るだろう」 また、後押ししてくれたファンにも感謝。残りの戦いもしっかりと戦い、悲願のCL制覇へ突き進むと意気込みを語った。 「ここでのパフォーマンス、そしてエミレーツ・スタジアムでみんながパフォーマンスによど込んでくれているのを見るのは本当に嬉しい。今シーズン、みんなは本当に素晴らしいプレーをしてくれているので、試合後にみんなに感謝の気持ちを伝えに行けることは本当に嬉しい。みんなを喜ばせるために、僕たちは全力を尽くすだけだ」 「全力を尽くし、これからも努力を続ける。チャンピオンズリーグ準決勝進出は全ての選手にとっての夢だ。だから、本当に嬉しい。ただ、まだ何も達成できていないことを自覚しているので、地に足をつけて努力を続けていく」 「僕たちは自信を持っている。自分たちの実力も、チームのことも理解している。そして目標に向かって邁進していく」 <span class="paragraph-title">【動画】マルティネッリが決勝ゴール!アーセナルがアウェイでもレアルを撃破!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LRaUTx3jaw8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.17 10:55 Thu5