街は静かだ…/原ゆみこのマドリッド
2020.07.19 18:30 Sun
「まさかホントに言いつけを守るとは!」そんな風に私が感心していたのは土曜日、前夜、ホームのアルコラスで岡崎慎司選手の技ありtaconazo(タコナソ/ヒールキック)なども含め、ヌマンシアに3-0と完勝。ウエスカが直接昇格の2位以上を確定し、最短1部Uターンを決めながら、街中で大勢のファンが集まってお祝いする風景はなかったとお昼のニュースで知った時のことでした。いやあ、確かにウエスカ(スペイン西部)は最近、新型コロナウィルス感染者が再び増えてきている地域ですし、スペイン全土の感染数も5月以来の1日600人台を記録しているとなれば、誰もが用心するのは当然なんですけどね。
実際、何より驚かされたのは木曜の夜、3年ぶりにレアル・マドリーのリーガ優勝が決まりながら、シベレス広場にはお祝いに訪れるファンより、マスコミ各社から送られたレポーターの方が多かったというオチで、いえ、通行止めをしていない車道をクラクションを鳴らしたり、マフラーを振ったりして走り抜ける自家用車やバイクは多々あったというんですけどね。普通の年なら、私の自宅近辺でもクラクションなどは聞こえるんですが、それもなく、念のため、バル(スペインの喫茶店兼バー)の多い通りを一回りしてみても優勝祝いをしているグループなど1組も見当たらず。
選手たちがトロフィーを受け取り、ピッチで記念撮影をしまくっていたエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノのあるバルデベバス(バラハス空港の近く)の施設出入り口に集まったファンもせいぜい2、30人といったところで、至って静かだったとテレマドリッド(ローカルTV局)のレポートで知ったんですが、いや凄い。だってえ、日本よりコロナ被害が遥かに大きかったヨーロッパでは6月中、ナポリのコッパ・イタリア優勝、リバプールのプレミアリーグ優勝、この水曜にはポルトのポルトガルリーガ優勝、スペインでも月曜夜に1部昇格1番乗りを果たしたカディスなど、マスクなし、ソーシャルディスタンス無視でサポーターが街に繰り出し、大騒ぎをしている映像には事欠かなかったんですよ。マドリッド市民って、そんなに素直に当局の警告を聞く性質だった?
まあ、私にしてみれば、チームがシベレス広場にも行かず、サンティアゴ・ベルナベウでのメガフィエスタもなかったため、試合が終わった後、TVにひっついている必要もなし。翌日も恒例の州、市庁舎への表敬訪問ですら、逆に州知事、市長がバルデベバスに出向いてミニセレモニーと、立ち会えるイベントもなかったため、あまり優勝の実感が湧いてこないんですが、とりあえず、順位争いに関係ないエイバルvsバジャドリー戦以外、木曜午後9時に一斉開催となった37節を振り返ってみることにすると。
いやあ、コロナ禍の余波でバルに入り浸るのも気が引け、リーガの配信契約をしたところ、以前はハオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の多元中継をイヤホンで聴きながら、時間割が統一されるシーズン終盤など特に、複数の試合を同時に見られたらいいのにと願っていたものですが、とうとうその長年の夢が実現。この日は無料地上波のGolTVでアスレティックvsレガネス戦を流しながら、パソコンの画面でマドリーvsビジャレアル戦、ヘタフェvsアトレティコ戦をつけていたんですが、コリセウム・アルフォンソ・ペレスで序盤から、シメオネ監督のチームが攻めまくられていたとなれば、そちらに目が釘付けになってしまったのも仕方ない?
その一方で前半16分にはカンプ・ノウから、アルナイスのゴールでオサスナがバルサに0-1とリードしたという朗報を受け、勢いづいていたマドリーは25分、モドリッチのラストパスをベンゼマが決めて先制。相手のビジャレアルがこの試合より、EL出場確定に必要な勝ち点1を獲るのは最終節のエイバル戦の方が容易いと考えたか、カソルラを温存してきたのも有難かったようですが、そのままマドリー勝利、バルサ敗戦となれば、余裕で優勝決定ですからねえ。その日はアザールが3試合ぶりに復帰という嬉しいニュースもあったものの、特に他には見せ場がないまま、そちらの前半は終わってしまいましたっけ。
そして後半に入って8分、カラスコがエリア前でヘタフェDF陣に囲まれながら出したボールをマルコス・ジョレンテがクルリと体を回してシュート。それまでの劣勢が嘘のような先制点をアトレティコが挙げているのには呆気に取られるしかなかったんですが、いよいよ30分過ぎには3試合同時にイベントが発生したから、さあ大変!ええ、バルデベバスでセルヒオ・ラモスがチャクラにエリア内で倒されたプレーがペナルティとされ、当人がPKマークに立ったんですが、ボールを横に短く出して、後ろから来たベンゼマが撃つという、いやあ、多分、キャプテンはピチチ(リーガの得点王)レーストップのメッシがオサスナ戦後半にFKで同点ゴールを入れたことを知り、また差が3本に戻っていた後輩の力になりたかったんだと思いますけどね。
でもねえ、ベンゼマのシュートはゴールとなったものの、ラモスが蹴る前に当人がエリア内に入っていたことが発覚してやり直しに。今度はキッカーとしてベンゼマが蹴って、ちゃんと2点目を挙げたとなれば、初めからそうしていれば良かったのでは?そんな意味不明なことが起こっている横で交代出場したビトロがエリア内左奥に切り込んだ後、ゴール前に送ったボールをトマスが決めて、アトレティコも2点目をゲット。いえ、そのちょっと前にはparon(パロン/リーガの中断期間)直前のCL16強対決リバプール戦2ndレグから、チームの切り込み隊長と化していたジョレンテが交代を頼んでいて、ケガが心配されるなんてこともあったんですけどね。
どうやら当人曰く、「En las últimas jugadas se me han subido los gemelos/エン・ラス・ウルティマス・フガダス・セ・メ・アン・スビードー・ロス・ヘメロス(最後のプレーでふくらはぎがつったんだ)。FWがダッシュできないんじゃ、ピッチにいる意味がないからね」という理由だったため、全然、大丈夫だったんですが、え、そのアトレティコがリードを広げている間中、サン・マメスではレガネスがVAR(ビデオ審判)判定を待っていなかったかって?
その通りで、アスレティックは前半23分にエリアを飛び出してブライアン・ヒルの突撃を止めたGKウナイ・シモンが退場に。そこからずっと人数的優位で戦いながら、例の如く、ゴールが遠かった弟分なんですが、とうとう冬の市場でセビージャに移籍したエン・ネシリを補うべく、加入していたアサレとゲレロがやってくれたんですよ!前者のスルーパスを後者がvaselina(バセリーナ/ループシュート)でGKエレリンの頭を越えてネットに入れたんですが、オフサイドチェックが延々と続いているとなれば、待たされる方はたまったもんじゃありませんって。それがレガネスのVAR運の悪さ故か、認められないだろうという大方の予想を裏切って、スコアボードに上がってくれたのにはもう、サッカーの神様に感謝するばかりかと。
これで一番の課題をクリアしたレガネスはロスタイムにもアビラスのパスから、アサレが2点目を挙げ、0-2で勝利。その日は10人も負傷や出場停止者がいて、ピッチにいるトップチーム選手の人数が減りすぎないように気をつけないと、alineracion indebida/アリネラシオン・インデビダ(不適切なラインアップ)で訴えられる危険もあった彼らだったんですけどね。おまけに「ルベン・ペレスとブスティンサはケガ人なのにプレーしてくれた」(アギーレ監督)という極限状況だったんですが、ここ4試合、エスパニョール、エイバル、バレンシア、アスレティックとの対戦で勝ち点10を稼いだのはまさに僥倖。
おかげで同日、グラナダに負けたマジョルカが最短2部Uターンとなったのを横目に、17位のセルタがレバンテに負けたおかげもあって、勝ち点差1で最終節まで首の皮が繋がりましたからね。ただ、だからといって手放しで喜べないのは、セルタがすでに降格しているエスパニョールと対戦することもそうですが、レガネスがブタルケに日曜午後9時(日本時間翌午前4時)に迎えるのは今を時めく、今季のリーガチャンピオン。もちろん「Solo nos vale ganar y vamos a intentarlo/ソロ・ノス・バレ・ガナール・イ・バモス・ア・インテンタールロ(有効なのは勝利だけだから、やってみるつもりだ)」(アギーレ監督)という姿勢で行くしかないとはいえ…。
いや、先走ってはいけません。木曜の試合に話を戻すと、ベンゼマのPKゴールで2-0としたマドリーは後半38分、イボラのヘッドで1点を返されたものの、ロスタイムにはGKクルトワの連続paradon(パラドン/スーパーセーブ)などもあって、2-1の勝利で優勝が決まることに。その頃にはロベルト・トーレスの決勝点でオサスナがバルサに勝ったという報も届いていたんですけどね。ジダン監督も「Hemos sido los mejores porque somos los que más puntos hemos sumado. y ya está/エモス・シードー・ロス・メホーレス・ポルケ・ソモス・ロス・ケ・マス・プントス・エモス・スマードー、イ・ジャー・エスタ(どこより勝ち点を積んだのだから、ウチが最高のチームだった。それだけだ)」と話していた通り、「Cuando uno gana 10 partidos no hay nada que decir/クアンドー・ウノ・ガナ・ディエス・パルティードス・ノー・アイ・ナーダ・ケ・デシール(誰かが10試合全てに勝ったのなら、言うことは何もない)」(シメオネ監督)というのが、まさに今季の総括といったところでしょうか。
そんなアトレティコも直近17試合でヘタフェに31-0で圧勝しているという流れのまま、その日も0-2で勝ったんですが、実は彼らには最終節にやってもらいたいことが。いえ、罪滅ぼしという訳ではありませんが、2季連続EL出場を目指す弟分のため、日曜にワンダ・メトロポリターノに迎えるレアル・ソシエダには勝ってあげてほしいんですよ。ええ、その日はセビージャがバレンシアと0-0で分けたため、彼らの3位は揺らがなかったものの、まだ確定という訳ではないですしね。サウールは累積警告で一足先にリーガ終了となりますが、8月13日にはライプツィッヒとのCL準々決勝も控えているとなれば、とりわけケガの治ったジョアン・フェリックスなど、まだまだ気を抜いてはいけないかと。
まあ、実際、ヘタフェが「Somos de los peores tras el confinamiento/ソモス・デ・ロス・ペオーレス・トラス・エル・コンフィナミエントー(ウチは外出禁止令後、最悪だったチームの1つ)」(ボルダラス監督)というのは本当ですし、アトレティコ戦の後半ロスタイムにはニヨムがアリアスに後ろから強烈タックスをお見舞いして一発退場。せっかくビジャレアル戦でのtangana(タンガナ/小競り合い)で受けた出場停止処分が1試合で済みながら、再び出られなくなってしまうなど、自業自得の面もあるとはいえ、3月まではクラブ史上初のCL出場も夢ではないと言われていた彼らですからね。
最終節のレバンテ戦には処分3試合とされたエチェイタも引き続き出場停止と逆境ばかりのヘタフェですが、幸いまだEL出場圏内の7位をキープ。ただ、この位置は予選3ラウンドの突破が必要と、ELグループリーグに辿り着くまでの道のりが大変なため、マドリーに負けながらも他試合の結果で7位以上が決定したビジャレアルはともかく、勝ち点差1に迫ってきた8位バレンシア、9位グラナダの追撃を避けつつ、レアル・ソシエダを乗り越えて、6位に這い上がれるといいのですが、さて。
そして奇跡を期待したいのがレガネスで、いえ、ジダン監督など、「モチベーションを持たないといけない。クラブのDNAには全ての試合に勝つことが刷り込まれているし、además es de Liga. No es un amistoso/アデマス・エス・デ・リーガ。ノー・エス・ウン・アミストーソ(リーガ戦だからね。親善試合じゃない)」と言っていたんですけどね。どうやらビジャレアル戦でキンティージャに顔面膝打ちされながら、頑張って最後までプレーしたGKクルトワはサモラ(リーガで一番失点率が低いGKに与えられる賞)がほぼ確定したのもあり、アレオラに先発を譲るようですし、土曜に発表された招集リストからはハメス・ロドリゲスに加え、まだ本調子でないアザール、そしてとうとうベイルも落ちましたからね。
レガネスがマドリー勝った記憶など、2017-18シーズンのコパ・デル・レイ準々決勝2ndレグで逆転突破した時ぐらいしか、私にもないんですが、こればっかりはやってみないことには何とも。ちなみに金曜に一斉開催された2部の41節、マドリッド勢でプレーオフ圏内に入ったのはエルチェとの直接対決を制して6位に上がったフエンラブラダだけ。アルコルコンはマラガに負けて望みがなくなり、ラージョもラス・パルマスと引分け、勝ち点差3で8位とかなり厳しい状況になったため、月曜の最終節ではデポルティーボに勝って、フエンラブラダに2年連続昇格の夢を繋いでほしいところですが…いやあ、その試合、柴崎岳選手のいるデポルには2部残留が懸かっているのは辛いところです。
実際、何より驚かされたのは木曜の夜、3年ぶりにレアル・マドリーのリーガ優勝が決まりながら、シベレス広場にはお祝いに訪れるファンより、マスコミ各社から送られたレポーターの方が多かったというオチで、いえ、通行止めをしていない車道をクラクションを鳴らしたり、マフラーを振ったりして走り抜ける自家用車やバイクは多々あったというんですけどね。普通の年なら、私の自宅近辺でもクラクションなどは聞こえるんですが、それもなく、念のため、バル(スペインの喫茶店兼バー)の多い通りを一回りしてみても優勝祝いをしているグループなど1組も見当たらず。
◆マドリー、無観客でのトロフィーリフト
選手たちがトロフィーを受け取り、ピッチで記念撮影をしまくっていたエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノのあるバルデベバス(バラハス空港の近く)の施設出入り口に集まったファンもせいぜい2、30人といったところで、至って静かだったとテレマドリッド(ローカルTV局)のレポートで知ったんですが、いや凄い。だってえ、日本よりコロナ被害が遥かに大きかったヨーロッパでは6月中、ナポリのコッパ・イタリア優勝、リバプールのプレミアリーグ優勝、この水曜にはポルトのポルトガルリーガ優勝、スペインでも月曜夜に1部昇格1番乗りを果たしたカディスなど、マスクなし、ソーシャルディスタンス無視でサポーターが街に繰り出し、大騒ぎをしている映像には事欠かなかったんですよ。マドリッド市民って、そんなに素直に当局の警告を聞く性質だった?
いやあ、コロナ禍の余波でバルに入り浸るのも気が引け、リーガの配信契約をしたところ、以前はハオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の多元中継をイヤホンで聴きながら、時間割が統一されるシーズン終盤など特に、複数の試合を同時に見られたらいいのにと願っていたものですが、とうとうその長年の夢が実現。この日は無料地上波のGolTVでアスレティックvsレガネス戦を流しながら、パソコンの画面でマドリーvsビジャレアル戦、ヘタフェvsアトレティコ戦をつけていたんですが、コリセウム・アルフォンソ・ペレスで序盤から、シメオネ監督のチームが攻めまくられていたとなれば、そちらに目が釘付けになってしまったのも仕方ない?
何せ、前節にはマストであるCL出場圏順位を確定させたアトレティコですからね。「Tuvimos pocas presión e intensidad en los primeros 20 minutos/トゥビモス・ポカス・プレシオン・エ・インテンシダッド・エン・ロス・プリメーロス・ベインテ・ミヌートス(最初の20分間、ウチはあまりプレスをかけず、プレーの激しさもなかった)」(シメオネ監督)という状態だった彼らが、EL出場権が懸かっているボルダラス監督のチームに気迫で押されてしまうのも当然だったんですが、まったく。相性が悪いとはよく言ったもので、マタが3度程、絶好のシュートを撃ちながら、フェリペのゴールライン上クリアがあったり、GKオブラクが中に入ってから掻き出しても直前のオフサイドで得点を認められないなど、アトレティコが無失点でハーフタイムを迎えているんですから、ビックリしたの何のって。
その一方で前半16分にはカンプ・ノウから、アルナイスのゴールでオサスナがバルサに0-1とリードしたという朗報を受け、勢いづいていたマドリーは25分、モドリッチのラストパスをベンゼマが決めて先制。相手のビジャレアルがこの試合より、EL出場確定に必要な勝ち点1を獲るのは最終節のエイバル戦の方が容易いと考えたか、カソルラを温存してきたのも有難かったようですが、そのままマドリー勝利、バルサ敗戦となれば、余裕で優勝決定ですからねえ。その日はアザールが3試合ぶりに復帰という嬉しいニュースもあったものの、特に他には見せ場がないまま、そちらの前半は終わってしまいましたっけ。
そして後半に入って8分、カラスコがエリア前でヘタフェDF陣に囲まれながら出したボールをマルコス・ジョレンテがクルリと体を回してシュート。それまでの劣勢が嘘のような先制点をアトレティコが挙げているのには呆気に取られるしかなかったんですが、いよいよ30分過ぎには3試合同時にイベントが発生したから、さあ大変!ええ、バルデベバスでセルヒオ・ラモスがチャクラにエリア内で倒されたプレーがペナルティとされ、当人がPKマークに立ったんですが、ボールを横に短く出して、後ろから来たベンゼマが撃つという、いやあ、多分、キャプテンはピチチ(リーガの得点王)レーストップのメッシがオサスナ戦後半にFKで同点ゴールを入れたことを知り、また差が3本に戻っていた後輩の力になりたかったんだと思いますけどね。
でもねえ、ベンゼマのシュートはゴールとなったものの、ラモスが蹴る前に当人がエリア内に入っていたことが発覚してやり直しに。今度はキッカーとしてベンゼマが蹴って、ちゃんと2点目を挙げたとなれば、初めからそうしていれば良かったのでは?そんな意味不明なことが起こっている横で交代出場したビトロがエリア内左奥に切り込んだ後、ゴール前に送ったボールをトマスが決めて、アトレティコも2点目をゲット。いえ、そのちょっと前にはparon(パロン/リーガの中断期間)直前のCL16強対決リバプール戦2ndレグから、チームの切り込み隊長と化していたジョレンテが交代を頼んでいて、ケガが心配されるなんてこともあったんですけどね。
どうやら当人曰く、「En las últimas jugadas se me han subido los gemelos/エン・ラス・ウルティマス・フガダス・セ・メ・アン・スビードー・ロス・ヘメロス(最後のプレーでふくらはぎがつったんだ)。FWがダッシュできないんじゃ、ピッチにいる意味がないからね」という理由だったため、全然、大丈夫だったんですが、え、そのアトレティコがリードを広げている間中、サン・マメスではレガネスがVAR(ビデオ審判)判定を待っていなかったかって?
その通りで、アスレティックは前半23分にエリアを飛び出してブライアン・ヒルの突撃を止めたGKウナイ・シモンが退場に。そこからずっと人数的優位で戦いながら、例の如く、ゴールが遠かった弟分なんですが、とうとう冬の市場でセビージャに移籍したエン・ネシリを補うべく、加入していたアサレとゲレロがやってくれたんですよ!前者のスルーパスを後者がvaselina(バセリーナ/ループシュート)でGKエレリンの頭を越えてネットに入れたんですが、オフサイドチェックが延々と続いているとなれば、待たされる方はたまったもんじゃありませんって。それがレガネスのVAR運の悪さ故か、認められないだろうという大方の予想を裏切って、スコアボードに上がってくれたのにはもう、サッカーの神様に感謝するばかりかと。
これで一番の課題をクリアしたレガネスはロスタイムにもアビラスのパスから、アサレが2点目を挙げ、0-2で勝利。その日は10人も負傷や出場停止者がいて、ピッチにいるトップチーム選手の人数が減りすぎないように気をつけないと、alineracion indebida/アリネラシオン・インデビダ(不適切なラインアップ)で訴えられる危険もあった彼らだったんですけどね。おまけに「ルベン・ペレスとブスティンサはケガ人なのにプレーしてくれた」(アギーレ監督)という極限状況だったんですが、ここ4試合、エスパニョール、エイバル、バレンシア、アスレティックとの対戦で勝ち点10を稼いだのはまさに僥倖。
おかげで同日、グラナダに負けたマジョルカが最短2部Uターンとなったのを横目に、17位のセルタがレバンテに負けたおかげもあって、勝ち点差1で最終節まで首の皮が繋がりましたからね。ただ、だからといって手放しで喜べないのは、セルタがすでに降格しているエスパニョールと対戦することもそうですが、レガネスがブタルケに日曜午後9時(日本時間翌午前4時)に迎えるのは今を時めく、今季のリーガチャンピオン。もちろん「Solo nos vale ganar y vamos a intentarlo/ソロ・ノス・バレ・ガナール・イ・バモス・ア・インテンタールロ(有効なのは勝利だけだから、やってみるつもりだ)」(アギーレ監督)という姿勢で行くしかないとはいえ…。
いや、先走ってはいけません。木曜の試合に話を戻すと、ベンゼマのPKゴールで2-0としたマドリーは後半38分、イボラのヘッドで1点を返されたものの、ロスタイムにはGKクルトワの連続paradon(パラドン/スーパーセーブ)などもあって、2-1の勝利で優勝が決まることに。その頃にはロベルト・トーレスの決勝点でオサスナがバルサに勝ったという報も届いていたんですけどね。ジダン監督も「Hemos sido los mejores porque somos los que más puntos hemos sumado. y ya está/エモス・シードー・ロス・メホーレス・ポルケ・ソモス・ロス・ケ・マス・プントス・エモス・スマードー、イ・ジャー・エスタ(どこより勝ち点を積んだのだから、ウチが最高のチームだった。それだけだ)」と話していた通り、「Cuando uno gana 10 partidos no hay nada que decir/クアンドー・ウノ・ガナ・ディエス・パルティードス・ノー・アイ・ナーダ・ケ・デシール(誰かが10試合全てに勝ったのなら、言うことは何もない)」(シメオネ監督)というのが、まさに今季の総括といったところでしょうか。
そんなアトレティコも直近17試合でヘタフェに31-0で圧勝しているという流れのまま、その日も0-2で勝ったんですが、実は彼らには最終節にやってもらいたいことが。いえ、罪滅ぼしという訳ではありませんが、2季連続EL出場を目指す弟分のため、日曜にワンダ・メトロポリターノに迎えるレアル・ソシエダには勝ってあげてほしいんですよ。ええ、その日はセビージャがバレンシアと0-0で分けたため、彼らの3位は揺らがなかったものの、まだ確定という訳ではないですしね。サウールは累積警告で一足先にリーガ終了となりますが、8月13日にはライプツィッヒとのCL準々決勝も控えているとなれば、とりわけケガの治ったジョアン・フェリックスなど、まだまだ気を抜いてはいけないかと。
まあ、実際、ヘタフェが「Somos de los peores tras el confinamiento/ソモス・デ・ロス・ペオーレス・トラス・エル・コンフィナミエントー(ウチは外出禁止令後、最悪だったチームの1つ)」(ボルダラス監督)というのは本当ですし、アトレティコ戦の後半ロスタイムにはニヨムがアリアスに後ろから強烈タックスをお見舞いして一発退場。せっかくビジャレアル戦でのtangana(タンガナ/小競り合い)で受けた出場停止処分が1試合で済みながら、再び出られなくなってしまうなど、自業自得の面もあるとはいえ、3月まではクラブ史上初のCL出場も夢ではないと言われていた彼らですからね。
最終節のレバンテ戦には処分3試合とされたエチェイタも引き続き出場停止と逆境ばかりのヘタフェですが、幸いまだEL出場圏内の7位をキープ。ただ、この位置は予選3ラウンドの突破が必要と、ELグループリーグに辿り着くまでの道のりが大変なため、マドリーに負けながらも他試合の結果で7位以上が決定したビジャレアルはともかく、勝ち点差1に迫ってきた8位バレンシア、9位グラナダの追撃を避けつつ、レアル・ソシエダを乗り越えて、6位に這い上がれるといいのですが、さて。
そして奇跡を期待したいのがレガネスで、いえ、ジダン監督など、「モチベーションを持たないといけない。クラブのDNAには全ての試合に勝つことが刷り込まれているし、además es de Liga. No es un amistoso/アデマス・エス・デ・リーガ。ノー・エス・ウン・アミストーソ(リーガ戦だからね。親善試合じゃない)」と言っていたんですけどね。どうやらビジャレアル戦でキンティージャに顔面膝打ちされながら、頑張って最後までプレーしたGKクルトワはサモラ(リーガで一番失点率が低いGKに与えられる賞)がほぼ確定したのもあり、アレオラに先発を譲るようですし、土曜に発表された招集リストからはハメス・ロドリゲスに加え、まだ本調子でないアザール、そしてとうとうベイルも落ちましたからね。
レガネスがマドリー勝った記憶など、2017-18シーズンのコパ・デル・レイ準々決勝2ndレグで逆転突破した時ぐらいしか、私にもないんですが、こればっかりはやってみないことには何とも。ちなみに金曜に一斉開催された2部の41節、マドリッド勢でプレーオフ圏内に入ったのはエルチェとの直接対決を制して6位に上がったフエンラブラダだけ。アルコルコンはマラガに負けて望みがなくなり、ラージョもラス・パルマスと引分け、勝ち点差3で8位とかなり厳しい状況になったため、月曜の最終節ではデポルティーボに勝って、フエンラブラダに2年連続昇格の夢を繋いでほしいところですが…いやあ、その試合、柴崎岳選手のいるデポルには2部残留が懸かっているのは辛いところです。
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元ガーナ代表MFマイケル・エッシェンが、レアル・マドリー移籍の経緯を明かした。スペイン『アス』が伝えている。 2005年から2014年の間、チェルシーで活躍したエッシェン。2012-2013シーズンには、当時チェルシー加入時の恩師であったジョゼ・モウリーニョ監督が率いていたレアル・マドリーへ1年間のレンタル移籍で加入していた。 <div style="margin:0 auto; min-width:300px; " id="cws_ad"><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUm1zTmlFUyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div> エッシェンは、南アフリカ人スポーツジャーナリスト、キャロル・シャバララ氏と、インスタグラムのライブ配信を通してのインタビューに応えると、この移籍が決定するまでの経緯を回顧。移籍市場最終日のわずか数時間で移籍が決まったと明かし、映画のようなドタバタ移籍劇について語った。 <span class="paragraph-title">◆知らない番号から突然の電話…</span> 「(2012年8月31日)私はUEFAスーパーカップを戦うためにチェルシーのチームとモナコにいた。その時見覚えのない番号から電話があったんだ」 「私は出たくなかったが、その日私と同じ部屋にいた従兄弟が電話に出るよう言ってきたんだ」 「電話が鳴り続けたので、電話に出た。『もしもし?』と言った瞬間に相手からも、『もしもし?』と聞こえた。すぐに誰が電話をしてきたか分かって、従兄弟に『ジョゼ・モウリーニョからだ』と教えたよ」 「彼は『アーセナルに移籍するそうじゃないか』と言ってきたので、そんなことないと伝えたよ。アーセナルからは何の連絡もなかったからね」 「そしたら彼が『アーセナルには行かずに俺のところへ来い』と言ったんだ。彼にどこのことか聞いたら、『レアル・マドリー』と言った。私は彼に準備はできてると言ったよ」 <span class="paragraph-title">◆試合前のドタバタ劇</span> 「あれは移籍市場最終日のことで、ジョゼは私の代理人の電話番号を聞いてきた。私はスーパーカップの試合中に抜け出すことになっても行く準備はできてると伝えた」 「ラサナ・ディアラがロシアに移籍する予定で、彼の移籍が成立したら私の移籍の手順を進めると教えてくれた。私は『分かった、部屋でリラックスして待ってるよ』と答えた」 「彼は、数時間待ってくれ、そしたらかけ直すと言っていた」 「数時間して私の代理人に何が起きたか話した。マドリーへの移籍についてジョゼと話したこと、彼の番号を教えたことを伝えた。彼はマドリーは戻ってくるから落ち着けと言っていた」 「ラス(ラサナ・ディアラ)のロシアへの移籍が決まったから、私たちは計画を変更しなきゃならなかった。チームは(スーパーカップの)アトレティコ戦に向けてホテルを出る寸前だったからね。マドリーの代理人は私の代理人と一緒にいて、私はスタジアムに行くためにもうバスに乗っていたんだ。私もスタジアムに行く予定だったが、代理人がホテルに戻ってこいと言ってきた。FAXを送らなきゃいけなかったらしい。だから私は運転手にバスを止めてくれと狂ったように叫ばなければならなかった」 <span class="paragraph-title">◆「バスを止めてくれ!」</span> 「チームメイトはみんな私を見て『ミケルどうした?』って感じだった。彼らに私はバスから降りなきゃいけないと伝えて『またね』と言った」 「そんなこんなでパスが止まって、私はホテルに戻って代理人を待っていた。それから彼が来てFAXを何枚か送ったんだ。ありがたいことに全ての処理が時間内に間に合ったよ。それから私は少なくともスパイクを取りに行かなきゃいけないからスタジアムに行ってくると代理人に伝えた」 「スタジアムに着いたころにはもう試合は終わっていた。私がピッチにいたチームメイトに加わったが、何人かは既に私の移籍について知っていた。他のチームメイトは何があったのか聞いてきたので、彼らに移籍することを伝えなきゃならなかった。レアルへの移籍の話が来てホテルに戻って書類を書く必要があったと説明したよ。だからスパイクを取りにいくついでにみんなにさよならを言わなきゃならなかった」 「表彰式の後、みんなでロッカールームに戻った時、みんなにちゃんとしたお別れを言った。スパイクとすね当てだけ持って、ロマン・アブラモビッチを含めみんなに挨拶した。アブラモビッチは幸運を祈ってくれた。その後私はホテルに戻り、次の日にはマドリー行きの飛行機に乗っていた」 「私はスパイクとすね当てと、ジーンズとシャツ一枚、それからチェルシーのジャージだけ持ってマドリーへ行ったんだ。空港に着くとジョゼが待っていてくれた。挨拶を済ますと、病院でメディカルを受けて、次の日にはトレーニングに参加したよ」 激動の移籍最終日の出来事を明かしたエッシェン。移籍したマドリーでは主力として公式戦35試合に出場し2ゴール1アシストを記録した。 2020.05.19 11:15 Tue2
バルベルデのシュートが隣のマンション直撃!家主は悲鳴もファンは物件に嫉妬?「試合見放題じゃん」「この部屋住みたい」
レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが驚愕のシュートを放った。 7日にバジェカスで行われたラ・リーガ第13節のラージョ・バジェカーノ戦を2-3で落とし、今シーズンリーグ戦初の黒星を喫したマドリー。バルベルデはフル出場を果たしていた。 ラージョ戦の後半アディショナルタイムにはこんな珍事が。1点を追いかけるマドリーが左CKを獲得すると、マルコ・アセンシオのキックのこぼれ球がバルベルデのもとへと転がる。 バルベルデは難しい体勢からダイレクトでシュートを放ったが、上手く捉えられなかったボールは枠の大きく上を飛んでいくと、そのままゴール裏のないスタジアムを越え、隣接しているマンションの一室へと吸い込まれていった。 バルコニーで観戦していた家主は試合の動画を撮影していたようで、シュートが向かってくる瞬間もリアルタイムで撮影。その動画には、「そこゴールちゃう、家や」、「どこまで飛ばすんだ」といったコメントのほか、「この部屋住みたい」、「試合見放題じゃん」とサッカーファンにとっては好立地の物件を羨む声が上がっている。 なお、このボールはさすがにボールボーイも回収できず、住民がゲットしたようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】シュートが一直線に向かってくる!マンションの住民が実際に撮影していた映像</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">¿Te imaginas que un balón chutado por Fede Valverde entre por tu terraza y acaba en tu salón? <br><br>Ayer ocurrió. Hamza estaba viendo el Rayo - Real Madrid desde su balcón y...<br><br>Entramos en su casa para que nos lo cuente él mismo. <br><br> <a href="https://t.co/awKGahVOco">https://t.co/awKGahVOco</a> <a href="https://t.co/sT8JNuVyPo">pic.twitter.com/sT8JNuVyPo</a></p>— Relevo (@relevo) <a href="https://twitter.com/relevo/status/1589947999899504640?ref_src=twsrc%5Etfw">November 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.09 12:05 Wed3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri5
