後半の3ゴールで逆転勝利を飾ったミランがEL圏内のナポリに勝ち点で並ぶ!《セリエA》

2020.07.16 04:51 Thu
Getty Images
ミランは15日、セリエA第33節でパルマとホームで対戦し、3-1で勝利した。

7位ミラン(勝ち点50)は直近のナポリ戦を2-2のドローで終え、ヨーロッパリーグ圏内の7位を死守。後続を引き離すためにも勝ち点3の欲しいミランは、前節からスタメンを3人変更。パケタやレビッチ、ベナセルに代えてレオン、ビリア、ボナヴェントゥーラをスタメンで起用。この試合がミラン通算100試合目となるイブラヒモビッチを最前線に、2列目に右からレオン、ボナヴェントゥーラ、チャルハノールと並べた。

12位パルマ(勝ち点40)に対し、立ち上がりから攻勢に出るミランは14分、ペナルティアーク内でチャルハノールがブルグマンに倒されFKを獲得。このFKをイブラヒモビッチが直接狙ったが、これは壁に入ったガリオーロの顔面を直撃した。
攻勢を続けるミランは、21分に決定機。左サイドを持ち上がったテオ・エルナンデスのクロスをニアのイブラヒモビッチがヒールで流すと、最後はボナヴェントゥーラが押し込んだが、これはオフサイドの判定でノーゴールとなった。

その後も主導権を握るミランだったが、パルマは44分にワンチャンスをモノにする。ジェルビーニョの縦パスでボックス右深くまで抜け出したグラッシの折り返しを走り込んだクルティッチがダイレクトでゴール右隅に流し込んだ。
先制を許したミランは、直後の45分にボックス左から侵入したテオ・エルナンデスが決定機を迎えたが、シュートはGKセペのビッグセーブに阻まれた。

迎えた後半は早い時間にスコアが動く。ミランは55分、左サイドでパスを受けたケシエがダイアゴナルなカットインから右足一閃。強烈なロングシュートは相手GKが一歩も動けず、ゴール右に突き刺さった。

幸先良く同点に追いついたミランは、59分にも左サイドで獲得したFKからチャルハノールがクロスを供給すると、ロマニョーリがヘディングシュートを叩き込み、逆転に成功した。

勢いの止まらないミランは77分、ボナヴェントゥーラのパスをペナルティアーク右で受けたチャルハノールがワントラップから強烈なミドルシュートを放つと、これがゴール左隅に突き刺さり、試合を決定づける3点目を奪った。

結局、試合はそのまま3-1で終了。逆転勝利を飾ったミランは、同日に行われた試合でボローニャと引き分けた6位ナポリと勝ち点で並んでいる。

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