渡邉の2試合連続ゴールが決勝点! G大阪が清水破り開幕戦以来の勝利《J1》
2020.07.12 19:57 Sun
明治安田生命J1リーグ第4節の清水エスパルスvsガンバ大阪が12日にIAIスタジアム日本平で行われ、アウェイのG大阪が2-1で勝利した。前節のセレッソ大阪戦も敗れ、開幕3連敗の清水は6名のスタメンを変更。西澤健太やジュニオール・ドゥトラ、ティーラシン・デーンダーらが途中からの出番を伺い、エウシーニョとヘナト・アウグストもベンチ入りした。一方、名古屋グランパスとの前節を引き分けに持ち込み、開幕から1勝1分け1敗のG大阪は2枚を入れ替え、福田と小野の代わりに藤春と倉田を起用。布陣を3バックから4バックに変更した。
清水の今季初白星か、G大阪の開幕戦以来となる勝利か。勝ち点3を欲する両者の一戦は立ち上がりの主導権争いを経て、ホームの清水がボールを大事にしながらG大阪よりも敵陣深くに攻め入るシーンを多く作り出す展開となる。清水にサイドから攻撃の形を築かれ、入りからやや受けに回る場面が多いG大阪だが、深く攻め入った21分にボックス左の藤春からバイタルエリア左でバックパスを受けたアデミウソンが右足コントロールショット。これがゴール右隅を突くが、GK梅田のファインセーブに弾かれてしまう。
そのピンチを守護神の好守で凌ぎ、前に圧力をかけた清水は32分にボックス左外の位置で獲得したFKのチャンスからカルリーニョス・ジュニオが直接ゴールを狙うなど、攻撃のイニシアチブを握るが、40分に華麗なカウンターに転じたG大阪がスコアを動かす。左サイドの宇佐美が相手ハイラインの背後を抜け出そうとする藤春にスルーパス。バイタルエリア右のアデミウソンが駆け上がった藤春からの横パスをワンタッチで折り返すと、中に絞った小野瀬が右足ダイレクトでゴール左に流し込み、G大阪が先制する。
前半終盤に守りが崩れ、リードを許した清水。後半の立ち上がりこそ宇佐美を中心にしたG大阪の攻撃にフィニッシュワークまで持ち込まれる展開が続いたが、徐々に敵陣深くまで押し込む形に持っていく。そのなかで、清水が右CKのチャンスを獲得した52分にボックス内で浮いたファン・ソッコが決定的なヘディングシュートを放つが、ゴール前の後藤が壁になってしまい、同点機を不意に。さらに、キム・ヨングォンから高い位置でボールを奪取した59分、カルリーニョス・ジュニオ、金子が立て続けにゴールに迫ったが、身体を張った守備を披露した東口の牙城を打ち崩せない。
後ろに重たい時間が続くG大阪は80分に矢島を下げ、遠藤をピッチに送り出すが、清水がついに同点に追いつく。敵陣左サイドの位置でFKのチャンスを獲得した84分、クイックリスタートでキッカーの後藤からボールを受けた中村が縦に仕掛けてクロスボールを供給。ファーサイドの立田が高い打点のヘディングが決まり、試合を振り出しに戻した。ところが、89分にボックス左深くにスプリントしてボールを引き出した藤春のマイナス方向に折り返しに渡邉が反応。相手DF複数人をドリブルでいなしながらボックス右から放った右足シュートをゴール左に沈め、G大阪が土壇場で清水を突き放した。
結局、渡邉の2試合連続ゴールが決勝点となり、G大阪が開幕戦以来今季2勝目をゲット。競り負けた清水は開幕4連敗という結果に終わっている。
清水の今季初白星か、G大阪の開幕戦以来となる勝利か。勝ち点3を欲する両者の一戦は立ち上がりの主導権争いを経て、ホームの清水がボールを大事にしながらG大阪よりも敵陣深くに攻め入るシーンを多く作り出す展開となる。清水にサイドから攻撃の形を築かれ、入りからやや受けに回る場面が多いG大阪だが、深く攻め入った21分にボックス左の藤春からバイタルエリア左でバックパスを受けたアデミウソンが右足コントロールショット。これがゴール右隅を突くが、GK梅田のファインセーブに弾かれてしまう。
前半終盤に守りが崩れ、リードを許した清水。後半の立ち上がりこそ宇佐美を中心にしたG大阪の攻撃にフィニッシュワークまで持ち込まれる展開が続いたが、徐々に敵陣深くまで押し込む形に持っていく。そのなかで、清水が右CKのチャンスを獲得した52分にボックス内で浮いたファン・ソッコが決定的なヘディングシュートを放つが、ゴール前の後藤が壁になってしまい、同点機を不意に。さらに、キム・ヨングォンから高い位置でボールを奪取した59分、カルリーニョス・ジュニオ、金子が立て続けにゴールに迫ったが、身体を張った守備を披露した東口の牙城を打ち崩せない。
すると、清水は62分に岡崎と鈴木を下げて、今季初出場のエウシーニョとティーラシン・デーンダーを投入。64分に倉田と小野の交代を施したG大阪をさらに攻め立てる。73分にはボックス右のスペースを突いたランで後方からのスルーパスを引き出した金子がマッチアップした藤春との接触で倒れるが、ノーファウルの判定。何とか追いつきたい清水は74分にG大阪がアデミウソンと宇佐美を下げて渡邉とパトリックを投入してくると、すぐさま金子に代えてジュニオール・ドゥトラをピッチに送り込み、攻撃のイニシアチブを渡さない。
後ろに重たい時間が続くG大阪は80分に矢島を下げ、遠藤をピッチに送り出すが、清水がついに同点に追いつく。敵陣左サイドの位置でFKのチャンスを獲得した84分、クイックリスタートでキッカーの後藤からボールを受けた中村が縦に仕掛けてクロスボールを供給。ファーサイドの立田が高い打点のヘディングが決まり、試合を振り出しに戻した。ところが、89分にボックス左深くにスプリントしてボールを引き出した藤春のマイナス方向に折り返しに渡邉が反応。相手DF複数人をドリブルでいなしながらボックス右から放った右足シュートをゴール左に沈め、G大阪が土壇場で清水を突き放した。
結局、渡邉の2試合連続ゴールが決勝点となり、G大阪が開幕戦以来今季2勝目をゲット。競り負けた清水は開幕4連敗という結果に終わっている。
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