【ラ・リーガ注目プレビュー】内紛報じられる崖っぷちのバルサ、難敵アトレティコ撃破で3連覇への望み繋げるか

2020.06.30 18:30 Tue
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ラ・リーガ第33節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが日本時間6月30日29:00にカンプ・ノウでキックオフされる。3連覇に向けて崖っぷちの2位・バルセロナ(勝ち点69)が、3位・アトレティコ(勝ち点58)をホームで迎え撃つ、タイトル争いの行方を左右する重要なビッグマッチだ。前節、残留を争うセルタ相手に2度のリードを守れずに痛恨のドローを喫したバルセロナ。この取りこぼしによって首位のレアル・マドリー(勝ち点71)との勝ち点差は「2」に広がり、逆転優勝に向けては残り6試合で全勝し、且つ首位チームの取りこぼしが必要となる。
そういった崖っぷちの状況の中、セルタ戦後には戦術や采配を巡ってセティエン監督と選手サイドが衝突したとの内紛報道も…。また、財政面で問題を抱えるクラブはアトレティコ戦前日にMFアルトゥールとユベントスMFピャニッチのいわくつきのトレード移籍を発表するなど、ピッチ内外で問題を抱えている。仮に、今節で取りこぼすようなことがあれば、一気にチーム崩壊を招く可能性もある。

一方、アトレティコはシーズンを通じた取りこぼしにより、2強に大きく水をあけられているものの、チャンピオンズリーグ(CL)でのリバプール撃破をキッカケにポジティブな状況が続く。ラ・リーガ再開後はアスレティック・ビルバオとの初戦こそドローで終えたが、以降は持ち味の堅守を武器に今季最長となる4連勝中だ。前節のアラベス戦では試合終盤のPKによって3戦連続クリーンシートを逃したが、危なげない形で勝ち点3を手にしていた。

4位のセビージャ(勝ち点54)との勝ち点差を考えれば、敵地から勝ち点1を持ち帰ることが最低限のノルマとなるが、今のバルセロナであれば、シメオネ体制通算17戦目にして待望のラ・リーガ初勝利を狙っていきたい。
なお、昨年12月にワンダ・メトロポリターノで行われた前回対戦はFWメッシの圧巻の個人技によってバルセロナが1-0で勝利している。ただ、今年1月にサウジアラビアで行われたスーペル・コパ準決勝はアトレティコが3-2で勝利している。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】

▽バルセロナ予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:セメド、ピケ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:ビダル、ブスケッツ、ラキティッチ
FW:メッシ、スアレス、グリーズマン
負傷者:MFデ・ヨング、デンベレ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはデ・ヨング、デンベレが引き続き欠場となるが、セルジ・ロベルトが練習復帰を果たしている。

スタメンに関しては出場停止明けのブスケッツがリキ・プッチに代わって復帰するほか、ユムティティとアンス・ファティに代わってラングレ、グリーズマンの復帰が見込まれる。インテリオールに関してはビダル、ラキティッチのベテラン2人の起用が濃厚だが、前日に来季からのユベントス行きが発表されたアルトゥールの起用も考えられる。

◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】

▽アトレティコ・マドリー予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.

GK:オブラク
DF:アリアス、ヒメネス、フェリペ、ロージ
MF:マルコス・ジョレンテ、エレーラ、トーマス、サウール
FW:ジエゴ・コスタ、フェリックス
負傷者:DFヴルサリコ、エルモソ
出場停止者:DFサビッチ、MFコケ

累積警告によりサビッチ、コケの主力2選手が欠場となる。ただ、主力に目立った負傷者はいない。

スタメンに関しては出場停止の2選手に代わってフェリペ、エレーラの起用が見込まれる。また、アラベス戦で先発したトリッピアーとモラタ、コレアに代わってアリアス、ジエゴ・コスタ、マルコス・ジョレンテの復帰が濃厚だ。

注目は中盤のメンバー構成で、カラスコやレマル、コレアとアタッカーをサイドに置く形も考えられるが、メッシへの守備対応、アルバとの高さのミスマッチを考慮し、左にサウール、右にジョレンテを置く形を予想。ただ、フェリックスをベンチに置き、2トップの一角に据えたジョレンテをブスケッツに当てる形も十分に考えられる。

★注目選手
◆バルセロナ:FWルイス・スアレス
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バルセロナの注目プレーヤーは通算700ゴールが懸かるメッシと言いたいところだが、完全復活に向け、コンディションを上げているスアレスだ。今シーズン、序盤からコンスタントにゴールを重ねていたが、今年1月初旬に右ヒザの手術を受け、長期の離脱を強いられた。当初はシーズン中の復帰は絶望的と思われたが、コロナ禍による約3カ月の中断によってリーグ再開初戦のマジョルカ戦で戦列復帰を果たした。

ただ、約5カ月のブランクは大きく復帰後、4試合でゴールを決めることができていなかったが、直近のセルタ戦では相棒メッシのお膳立てから復帰後初ゴールを含むドブレーテの活躍をみせ、完全復活に向けコンディションを上げている。チーム事情もあり、負荷がかかる起用法が続くが、逆転での3連覇に向けて重要な今回の一戦での活躍が求められるところだ。

◆アトレティコ・マドリー:MFマルコス・ジョレンテ
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アトレティコの注目プレーヤーはシーズン終盤を迎えて絶好調のジョレンテだ。昨夏、レアル・マドリーからの“禁断の移籍”でロヒブランコのユニフォームに袖を通すことになった25歳は加入当初、本職のピボーテのバックアッパー的な役割を担ってきたが、CLリバプール戦での圧巻の2ゴールの活躍をキッカケに役割が変化してきている。

過去にもMFラウール・ガルシア(現アスレティック)をセカンドトップにコンバートさせたシメオネ監督は、高いアスリート能力と豊富な運動量を武器に前線と中盤を繫ぐリンクマンをこなせるジョレンテを前線で起用。その期待に応えるようにリーグ再開後は1ゴール2アシストの活躍を披露している。直近のレバンテ戦でも積極的な仕掛けで決勝点に繋がるPKを奪取している。今回の一戦ではセカンドトップか右サイドハーフでの起用が見込まれている中、ブスケッツあるいはアルバを相手に自身の得意とするフィジカル勝負に持ち込んで決定的な仕事を果たしたい。
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ラ・リーガ第29節、アトレティコ・マドリーvsバルセロナが、日本時間17日29:00にシビタス・メトロポリターノでキックオフされる。トップ4死守を目指すコルチョネロスと、2位浮上と共にわずかに残される逆転での連覇へ勝ち続けるしかないブラウグラナによる、重要な上位対決だ。 第28節終了時点で4位のアトレティコ(勝ち点55)は前節、敵地で格下カディス相手に0-2の惨敗。攻守両面で精彩を欠く脆弱なパフォーマンスによって降格圏の相手に24試合ぶりとなる今季3勝目を献上する体たらくとなった。だが、より重要度が高かったチャンピオンズリーグ(CL)では0-1で1stレグを終えていた中、ホームで戦った2ndレグで公式戦13連勝中と圧巻のフォームを継続していたセリエA首位快走のインテルをPK戦の末に撃破。逆転でのベスト8進出を成し遂げた。 先制を許す厳しい展開ながらも負傷明けのグリーズマンの同点ゴール、途中投入のデパイの後半終盤のゴールで逆転して延長戦、PK戦に持ち込むと、守護神オブラクの2つの決定的なPKストップによってネッラズーリを撃破。指揮官シメオネも試合直後に思わず涙を浮かべるエモーショナルな勝ち上がりとなった。今回の大一番へ現状のリーグ戦での調子、コンディションでのディスアドバンテージを考えれば、インテル戦同様の厳しい戦いが予想されるが、今季の公式戦21試合で19勝1分け1敗の要塞メトロポリターノで再びの歓喜を味わいたい。 一方、3位のバルセロナ(勝ち点61)は前節、マジョルカとのホームゲームをラミン・ヤマルのスーペルゴラッソによってウノセロ勝利。ギュンドアンのPK失敗など最後の仕上げで苦戦したが、見事に勝ち切った。さらに、敵地での1stレグを1-1のドローで終えていたCLのナポリ戦ではフェルミン・ロペスの先制点を皮切りに、カンセロ、レヴァンドフスキが決めたゴールによって3-1の勝利。難敵撃破で4季ぶりの8強進出を決めた。 アトレティコはメトロポリターノでの今季リーグ戦で13勝1分けの無敗を継続しており、難攻不落の要塞攻略は至難の業と言えるが、直近でそのコルチョネロスに土を付けたのは、他でもないチャビのチーム。2023年1月に行われた前回対戦でウノセロ勝利を収めている。さらに、同監督の下ではフェリックスのゴールで同じくウノセロ勝利を収めた昨年12月のホームでの前回対戦を含め4戦全勝中だ。そのため、日程面のアドバンテージ含め精神的な余裕を持って戦うことができるはずだ。 ◆アトレティコ◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240316_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オブラク DF:ヴィツェル、ガブリエウ、ヘイニウド MF:ジョレンテ、デ・パウル、コケ、バリオス、リーノ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:DFエルモソ、ヒメネス、MFレマル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはヒメネス、レマルに加え、直近で負傷したエルモソが欠場となる。 スタメンはインテル戦をベースにサビッチとエルモソに代わってガブリエウ、ヘイニウド、モリーナに代わってバリオスを起用し、ジョレンテを右ウイングバックに配置するとみる。その他では主力のコンディション次第でデパイ、サウール、アスピリクエタ辺りにスタメンの可能性がありそうだ。 ◆バルセロナ◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240316_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:フェルミン・ロペス、クリステンセン、ギュンドアン FW:ラミン・ヤマル、レヴァンドフスキ、ハフィーニャ 負傷者:DFバルデ、MFペドリ、フレンキー・デ・ヨング、ガビ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては中盤の主力3選手が不在となるが、負傷明けのマルコス・アロンソ、フェラン・トーレスの2選手が久々にメンバー入りする見込みだ。 スタメンはナポリ戦のメンバー継続が濃厚だが、イニゴ・マルティネスや前回対戦で決勝戦を挙げ、メトロポリターノ初帰還となるフェリックス起用の可能性も考えられる。 ★注目選手 ◆アトレティコ:FWメンフィス・デパイ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240316_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣相手にインテル戦同様の輝き放てるか。CLの激闘から中3日でのビッグマッチはアトレティコにとって総力戦となるが、その中で攻撃面のキーマンは30歳のオランダ代表FWだ。今季はモラタとグリーズマンの鉄板コンビの好調もあって前線の3番手を担うが、ここまで公式戦26試合9ゴール2アシストと短い出場時間の中できっちり結果を残している。 とりわけ、直近のインテル戦では前述の重要な後半終盤のゴールだけでなくアンヘル・コレアと共に切れ味抜群の仕掛けやアタッキングサードでの質の高いプレーで堅守インテルに脅威を与え続け、PK戦では1番手として流れを引き寄せる強烈な一撃を決めていた。 自身2度目の古巣対戦では先発、途中出場のいずれの起用法も想定されるが、再びインテル戦のようなパフォーマンスを披露できれば、バルセロナの守備陣に脅威を与える存在となれるはずだ。リヨン時代を含め3度の対戦では未勝利且つ目に見える結果を残せていないが、今回の一戦で強烈な恩返しをかましたい。 ◆バルセロナ:DFパウ・クバルシ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240316_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 17歳の超新星がラ・リーガ初のビッグマッチに挑む。今年1月に行われたコパ・デル・レイでのファーストチームデビュー以降、瞬く間に世界屈指の名門のディフェンスラインで定位置を確保した184cmの新進気鋭のセンターバック。指揮官チャビが「ラミン(・ヤマル)と同じように、一時代を築くことになるだろう」と称賛するクレバーなDFは、傑出した足元の技術、戦術眼、パスセンスを武器に、ジェラール・ピケを彷彿とさせる司令塔型のセンターバックとして早くも破格の才能を示す。 CLデビューとなったナポリ戦でいきなりのMOTMに輝くと、今回のインターナショナルマッチウィークではラ・ロハに初招集。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。 とはいえ、ファーストチームでの経験はまだ12試合で、ビジャレアル戦、グラナダ戦ではまだまだ改善の余地が多くある守備面でほろ苦い経験もしており、過度な期待は禁物だ。 それでも、ビルドアップの精度や攻撃時の判断はすでにラ・リーガでもトップレベルにあることは間違いなく、守備面を含めて重要な試金石となる今回のビッグマッチでのパフォーマンスに大きな注目が集まる。数日後にはラ・ロハで共にプレーするモラタ、世界屈指の万能アタッカーであるグリーズマンら強力な相手アタッカー陣に対して、どこまで戦えるか…。 2024.03.17 15:00 Sun

【CLラウンド16プレビュー】公式戦13連勝のインテルに死角なし、不調アトレティコはホームアドバンテージに賭ける

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アトレティコ・マドリーvsインテルが、日本時間13日29:00にエスタディオ・メトロポリターノでキックオフされる。ホームアドバンテージに賭けるロヒブランコスと盤石のネッラズーリが対峙する、元同僚指揮官対決の第2ラウンドだ。 先月20日にジュゼッペ・メアッツァで行われた1stレグは、途中出場アルナウトビッチのゴールによってホームのインテルが先勝した。スコア上では最少得点差の決着となったが、昨シーズンのファイナリストが攻守両面で圧倒する初戦となった。 今シーズン苦戦するアウェイゲームで枠内シュート0本と厳しい戦いを強いられたアトレティコだが、それでもアウェイ仕様の後ろ重心の戦いによってホームでの逆転突破に望みを繋ぐ0-1での敗戦にとどめた。ただ、初戦後の公式戦ではベティス戦こそ2-1の勝利を収めたものの、それ以外の3試合ではコパ・デル・レイ準決勝敗退となるアスレティック・ビルバオ戦での0-3の惨敗に、ラ・リーガでは降格圏の格下相手に1分け1敗という体たらく。とりわけ、直近のカディス戦では攻守両面で低調なパフォーマンスに終始した末の0-2の敗戦だった。 今回の大一番に向けてチームとしてのポジティブな要素は少ないが、エースのグリーズマンの復帰と、今季公式戦20試合で18勝1分け1敗と圧倒的な戦績を残すメトロポリターノでのホームアドバンテージを活かして逆転突破を狙う。 一方、追加点こそ奪えなかったものの、1-0のスコア以上の力の差を見せつけて先勝に成功したインテル。以降のリーグ戦では幾つかの試合でメンバーを入れ替えながらアタランタ、ボローニャとの上位対決を含めて危なげなく4連勝を達成。公式戦13連勝と圧巻のフォームを維持して敵地へ乗り込むことになった。 不振のアトレティコに対してチームとしてのパフォーマンスレベルは非常に高く死角なしと言える状況だが、今季CLのアウェイゲームでの戦績は1勝2分けとやや苦戦している点が唯一の懸念材料か。 ◆インテル◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240219_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ゾマー DF:パヴァール、アチェルビ、バストーニ MF:ダルミアン、バレッラ、チャルハノール、ムヒタリアン、ディマルコ FW:テュラム、ラウタロ・マルティネス 負傷者:DFカルロス・アウグスト、MFセンシ、クアドラード、FWアルナウトビッチ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては直近のボローニャ戦で負傷したカルロス・アウグスト、アルナウトビッチの2選手が新たに欠場となる。 スタメンは前回対戦からデ・フライに代わってアチェルビが復帰し、ベストメンバーでの戦いとなる見込みだ。 ◆アトレティコ◆ 【3-5-2】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240219_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:オブラク DF:ヴィツェル、ガブリエウ、エルモソ MF:モリーナ、ジョレンテ、コケ、デ・パウル、リーノ FW:モラタ、グリーズマン 負傷者:DFアスピリクエタ、ヒメネス、MFレマル 出場停止者:なし 出場停止者はいない。太ももを痛めているヒメネスが新たに欠場となる一方、1stレグで足首を痛めていたグリーズマンが復帰できる模様だ。 スタメンは前回対戦からヒメネス、サウールに代えてガブリエウ、モラタが起用される見込み。グリーズマンがスタートから難しい場合はデパイが代役を担う。 ★注目選手 ◆インテル:MFニコラ・バレッラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240219_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初戦で躍動のハードワーカーが逃げ切りのキーマンに。守護神ゾマーや強力な2トップの活躍も必須となる敵地での一戦だが、中盤の激しい局地戦で初戦以上のハードワークが求められるイタリア代表MFを注目選手に推す。 前回対戦では中盤、守備陣のパフォーマンスレベルが非常に高かったが、その中でも攻守両面で質と量を兼ね備えた傑出したパフォーマンスを披露したダイナモの活躍は非常に大きかった。球際の強さ、切り替えの精度、相手のプレスをいなすボール捌きに味方に選択肢を与えるオフ・ザ・ボールの動き出しと、まさに八面六臂の躍動ぶりだった。 今回の一戦ではジョレンテ、デ・パウルとタフなインテリオール2枚に頻繁に中盤に下りて攻撃の起点役を担うグリーズマンを封じる守備面の仕事に、豊富な運動量とプレーの連続性を生かした攻撃参加で決定機に絡んでいきたい。 ◆アトレティコ:FWアルバロ・モラタ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240219_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 負傷明けのエースと共に堅守攻略を狙う。逆転突破へ最低2点が必要な中、攻撃のけん引役となるベテランストライカーの活躍に期待が集まる。負傷明けギリギリで臨んだ前回対戦はチーム全体の劣勢も影響し、ほぼ見せ場なく試合を終えたが、そこからコンディションを上げてきており、先日のベティス戦では決勝点も奪っている。 今回の一戦では相手のソリッドなディフェンスラインを相手に常に駆け引きを繰り広げながら、モリーナらの正確なクロス、デ・パウルとグリーズマンのラストパスを確実にゴールネットへ流し込みたい。ちなみにインテルとは通算14度の対戦で4ゴールを挙げている。 2024.03.13 18:30 Wed

【CLラウンド16プレビュー】絶好調マレンが古巣に引導を渡すか、PSVの17季ぶり8強か

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ドルトムントvsPSVが日本時間13日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグではFWマレンの恩返し弾で守勢のドルトムントが1-1の引き分けに持ち込んだ一戦だ。 3季ぶりのベスト8進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開ながらFWマレンの恩返し弾で前半半ばに先制。後半序盤のPKによる被弾で引き分けていた。内容を考えれば十分な結果を手にしてホームに戻った中、直後のホッフェンハイム戦では打ち負けたものの、その後のウニオン・ベルリン戦、直近のブレーメン戦を制し、連勝として大一番を迎えた。まだまだ不安定な戦いが続いている状態だが、ブレーメン戦では復帰したFWサンチョに初ゴールが生まれ、絶好調を維持するマレンもゴールと、PSV戦に向けては勢いが付く結果に。テルジッチ監督の去就が不透明な中、雑音を一掃する勝利を手にできるか。 一方、2006-07シーズン以来、実に17季ぶりのベスト8進出を目指すPSVはドルトムント戦後、エールディビジで2勝1分け。2位フェイエノールトとの頂上決戦では2-2の引き分けに持ち込み、10ポイント差を付けている。元ドルトムント指揮官ボス監督の下で好調なシーズンを送り続けている中、FWファルファンらを擁したPSV黄金時代の成績に並ぶことはできるか。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、ジューレ、フンメルス、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:マレン、ブラント、サンチョ FW:フュルクルク 負傷者:MFフェリックス・エンメチャ、FWアラー 出場停止者:DFシュロッターベック 主力センターバックのシュロッターベックが出場停止で欠場となる。代役は1stレグでPKを献上してしまったフンメルスが起用されるものと思われる。 <div style="text-align:center;">◆PSV◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ベニテス DF:ティーゼ、スハウテン、ボスカリ、デスト MF:サイバリ、フェールマン、ティルマン FW:バカヨコ、L・デ・ヨング、ロサーノ 負傷者:FWラング 出場停止者:なし 内容で上回っていた1stレグのスタメンがベースになるものと思われる。 ★注目選手 ◆FWジェイドン・サンチョ(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 自身が出場した公式戦4試合連発中の絶好調マレンももちろん注目だが、ブレーメン戦で復帰後初弾を決めたサンチョに注目したい。ブレーメン戦ではロングカウンターの流れから長い距離を持ち上がってドリブルシュートを決めたサンチョ。ユナイテッドでは泣かず飛ばずだった中、復帰したドルトムントでは持ち味をしっかりと発揮している。自身をトッププレーヤーに引き上げたドルトムントに恩を返すためにもベスト8に導きたい。 ◆FWイルビング・ロサーノ(PSV) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するPSVの注目選手にはロサーノを挙げたい。ナポリから復帰したメキシコ代表ウインガーは、1stレグにおいてドルトムントを最も翻弄していた存在だった。打ち合いとなる可能性がある中、ロサーノのドリブル突破で左サイドを打開し、主砲デ・ヨングに良質なクロスを供給したい。 2024.03.13 18:00 Wed

【CLラウンド16プレビュー】アーセナルが攻撃改善で逆転か、ポルトがしたたかに逃げ切るか…

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アーセナルvsポルトが、日本時間12日29:00にアーセナル・スタジアムでキックオフされる。ホームで逆転狙うアーセナルと敵地でしたたかに逃げ切りを図るポルトによる、8強入りを懸けた重要な第2ラウンドだ。 先月21日にエスタディオ・ド・ドラゴンで行われた1stレグは、ホームのポルトが1-0で先勝した。戦前はリーグ戦で大量ゴールを挙げているアーセナルが圧倒する展開が予想されたが、蓋を開けてみれば中盤での攻防がメインの堅い展開に。そういった中、組織的な守備で相手の攻撃を封じ切ったポルトが、試合終了間際にガレーノが決めた見事なミドルシュートによって土壇場で先制点を奪取。劇的な形でアドバンテージを手にした。 0-1という結果に加えて、枠内シュート0本という厳しい内容での完敗となったアーセナル。それでも、以降のリーグ戦ではきっちり3連勝を飾って三つ巴の争いにおいてプレミアリーグ首位に浮上した。中2日で臨んだニューカッスル戦の4-1での圧倒、敵地で前半に5ゴールを叩き込み6-0で圧勝したシェフィールド・ユナイテッド戦、後半終盤のハヴァーツのゴールで勝ち切ったブレントフォード戦と、いずれも価値のある勝ち方を収めており、今回の大一番に弾みを付けている。 一方、コンセイソン監督の授けた戦術プランをピッチ上の選手たちが見事に遂行して先勝に成功したポルト。以降の国内リーグではCL直後のジル・ヴィセンテ戦こそ1-1のドローで終えたが、以降はきっちり2連勝を飾った。とりわけ、ベンフィカ戦ではガレーノの2ゴールを皮切りに5点を挙げた上、相手のシュートを3本に抑える完勝を収めており、敵地でベスト8進出を目指す大一番へ良い仕上がりを見せている。これまで対アーセナルのアウェイ戦では3連敗且つ1点も取ることができていないが、前回対戦同様に相手を0点に抑え込めれば突破が可能なだけに後ろに重くなり過ぎずに、したたかに逃げ切りを図りたい。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:DFティンバー、FWマルティネッリ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては冨安健洋やトーマス、ジンチェンコらが復帰の可能性が高い一方、マルティネッリは依然として微妙な状況だ。 スタメンはジンチェンコが戦列に復帰した左サイドバックの人選、ガブリエウ・ジェズスの起用法に注目したい。ジンチェンコがスタートからプレーするか、キヴィオルをスタートから起用して勝負所で起用することになるのか。一方、ジェズスの起用法に関してはスタートから左ウイング、センターフォワードで起用するか、ジョーカーとして途中投入するか。 ◆ポルト◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ジオゴ・コスタ DF:ジョアン・マリオ、ペペ、オタヴィオ、ヴェンデウ MF:バレラ、ニコ・ゴンサレス MF:コンセイソン、ペペー、ガレーノ FW:エヴァニウソン 負傷者:DFマルカノ、サヌシ、FWタレミ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦と変わらず、前述の3選手が欠場となる。 スタメンは各選手のコンディションに問題がなければ、前回対戦と同じメンバーで臨む可能性が高い。 ★注目選手 ◆アーセナル:MFカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 直近リーグ4戦連発の勢いで今季CL2点目を狙う。昨夏、ライスと共に高額な移籍金での加入となった24歳のドイツ代表アタッカー。新天地ではインサイドハーフ、センターフォワードを主戦場にプレー。シーズン序盤は予てより課題の決定力に加え、新天地の戦術への順応に苦戦。開幕から存在感を示したライスと明暗分かれる形となった。 それでも、アルテタ監督の献身的なサポート、自身のたゆまぬ努力によって後半戦に入って存在感を示し始めると、直近のリーグ戦では4試合連続ゴールに2アシストと見事なパフォーマンスでチームの攻撃を牽引。ニューカッスル戦、ブレントフォード戦では決勝点も記録している。 CLでは経験不足を露呈する場面も少なくないチームにおいて、ジョルジーニョと共に優勝を経験するハヴァーツの存在は貴重であり、再び痺れる展開が予想される今回の一戦ではブレントフォード戦同様に勝敗に直結する決定的な仕事を期待したい。 ◆ポルト:MFアラン・バレラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動の前回対戦同様の活躍を。逃げ切りを図るアウェイゲームにおいて、中盤のフィルター役としてフル稼働の活躍が求められる22歳のアルゼンチン人MFがポルトのキーマンだ。 アルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズの下部組織育ちの守備的MFは、2021シーズンから3シーズンに渡って主力として活躍。昨夏、総額1100万ユーロと言われる移籍金でポルトガル屈指の名門に加入した。その新天地ではここまで公式戦31試合に出場するなど、早くも主力として活躍。リバプールやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティといったメガクラブのスカウトも注目する逸材だ。 ボカ時代から定評がある卓越した戦術眼と安定した技術、機動力を武器に中盤の繋ぎ役として存在感を示す一方、コンセイソン監督の下で磨きをかける守備面の攻撃も著しく、アーセナルとの前回対戦では安定した対人対応、カバーリング、狙いを持ったインターセプトと後者の貢献が印象的だった。 守勢が見込まれる敵地での一戦では前回対戦同様に気の利く守備で全体のバランスを整えつつ、アーセナルの組織的なプレスをいなしてカウンターの起点としての役割が期待されるところだ。 2024.03.12 18:30 Tue

【CLラウンド16プレビュー】好調維持のバルセロナと復調気配のナポリ、勝ち上がるのは?

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、バルセロナvsナポリが日本時間12日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグでは両主砲のゴールにより1-1のドローに終わっていた一戦だ。 敵地での1stレグを優勢に運んだ中、FWレヴァンドフスキのゴールで後半序盤に先手を取ったバルセロナ。一瞬の隙を突かれて追いつかれる形の、悔やまれる引き分けに終わったが、その後のラ・リーガでは2勝1分けで公式戦8試合負けなしと良好なチーム状態を保っている。調子を取り戻していたMFペドリが今季三度目の離脱となったのは痛いが、直近のマジョルカ戦ではFWヤマルがゴラッソで決勝弾、DFクバルシが無失点に貢献と若手がチームを引っ張っている点は頼もしい限りだ。チャビ監督が登用した若手たちが着実に結果を残している中、4季ぶりベスト8進出で更なる自信を手にしたい。 一方、スパレッティ監督の元副官であるカルツォーナ監督の初陣となった1stレグを主砲FWオシムヘンの個人技による同点弾で引き分けに持ち込んだナポリ。その後のセリエAでは2勝2分けと負けなしで、とりわけサッスオーロ戦では今季最多の6ゴールをマーク。そしてユベントスにも競り勝ち、昨季を彷彿とさせるような攻撃力を取り戻しつつある。タイミング的には申し分ない中でのバルセロナ戦、昨季の初ベスト8進出に続く8強入りを果たせるか。 <div style="text-align:center;">◆バルセロナ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:ハフィーニャ、クリステンセン、ギュンドアン FW:ヤマル、レヴァンドフスキ、フェリックス 負傷者:DFバルデ、、MFペドリ、デ・ヨング、ガビ、FWフェラン・トーレス 出場停止者:なし フェラン・トーレスに復帰の可能性があったが、見送られた。ウノセロ勝利とした直近のマジョルカ戦のスタメンがベースになるものと思われる。ベンチスタートで温存されたレヴァンドフスキ、出場停止だったアラウホは先発に戻ることが確実だ。 <div style="text-align:center;">◆ナポリ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:メレト DF:ディ・ロフェンツォ、ラフマニ、ファン・ジェズス、マリオ・ルイ MF:アンギサ、ロボツカ、ジエリンスキ FW:ポリターノ、オシムヘン、クワラツヘリア 負傷者:なし 出場停止者:なし 序列が落ちているジエリンスキではなくトラオレが先発の可能性も。左サイドバックはオリベラが入る可能性がある。 ★注目選手 ◆FWラミン・ヤマル(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナの注目選手にはヤマルを挙げたい。直近のマジョルカ戦では守備に徹してきた相手に対し、終盤に個人技でゴールをこじ開け勝利に導いた。タイトなスペースでも打開でき、正確なフィニッシュワークでゴールも陥れることが可能と、16歳にして完成度の高いアタッカーだ。対面するナポリの左サイドバックはマリオ・ルイにしてもオリベラにしても攻撃に特長のあるサイドバックで、やや守備に難を抱える。ヤマルがこのエリアを制すことができればバルセロナ突破の可能性が高まっていくはずだ。 ◆FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 一方、ナポリの注目選手にはクワラツヘリアを挙げたい。今季は鮮烈に名を揚げた昨季ほどのインパクトこそないものの、カルツォーナ監督就任後はパフォーマンスが明らかに向上している。セリエAではここ3試合で4ゴールを挙げ、昨季に続く二桁ゴールを達成した。昨季の良いイメージを取り戻しつつある中、バルセロナ相手にも躍動できるかがナポリの突破に大きく影響しそうだ。 2024.03.12 18:00 Tue
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