【2022年カタールへ期待の選手㊼】古巣・バルサ戦からのリスタート。気になる来季以降の所属先、東京五輪・A代表の行方/久保建英(マジョルカ/MF)

2020.06.14 16:00 Sun
Getty Images
新型コロナウイルス感染症による3カ月超もの長い中断期間を経て、ようやく再開されたスペイン・ラ・リーガ。久保建英が所属するマジョルカは6月13日(日本時間14日未明)、本拠地・エスタディ・デ・ソン・モイシュで古巣・FCバルセロナを迎え、新たなスタートを切った。
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[4-4-2]の右MFに陣取った久保は、開始早々のビダルの先制点直前にボールを奪いに行くもかわされ、悔しい入りを余儀なくされた。それでも勇敢さは持ち続け、右サイドから積極果敢な突破を試み、メッシ擁するスター軍団に真っ向からぶつかっていった。22分にはダニ・ロドリゲスとのワンツーから右のインサイドに切れ込んで左足で強烈シュートを放ち、32分にはペナルティエリア外側中央からの直接FKを名手・テアシュテーゲンの正面に蹴る決定機を作った。

結局、ゴールという結果にはつながらなかったが、バルサ相手に前半だけで枠内シュート3本を放ち、物怖じせずドリブルとシュートという武器を押し出そうとするあたりは、普通の19歳の日本人選手とはかけ離れている。だからこそ、森保一監督も18歳になったばかりの彼を昨年6月9日に行われたエルバサルバドル戦(宮城)で国際Aマッチデビューさせ、2019年コパアメリカ(ブラジル)にも連れて行ったのだ。今回のコロナ禍で3月7日のエイバル戦以降、公式戦から遠ざかり、コンディションやパフォーマンスが懸念されていたが、こうした心配が無用であることを実証。関係者を安堵させた。ここからリーガは超過密日程。6月だけで5試合、7月は19日までに6試合を消化するという超人的スケジュールだ。19歳になったばかりの久保と言えども、ケガが不安視されるところだが、つねに向上心を持ってサッカーに取り組む彼のこと。休止期間にも体幹強化や体のメンテナンスに気を配っていたに違いない。その努力の成果を発揮して、今季3ゴールという数字を大きく伸ばすことができれば、今後の身の振り方もポジティブな方向に持っていけるはずだ。
マジョルカのレンタル契約は1年。今季終了後には保有権を持つレアル・マドリーに戻るか、別のクラブに行くか、マジョルカに残留するかという3つの選択肢のいずれかの道に進むことになる。レアルで試合に出られればそれが一番いいのは当たり前だが、ベイルやアザールなど世界屈指のタレントを数多く揃える強豪で出番を劇的に増やすのはそう簡単ではない。一部報道ではイタリアからオファーが届いているとも報じられたが、スペイン語というアドバンテージを有効活用できるスペインに残った方がベターだろう。

とはいえ、今回のコロナショックで各クラブは想像以上に大きな経営的なダメージを受けている。マジョルカを含むリーガのクラブが新戦力を補強するハードルは想像以上に高い。久保がこの逆風を跳ね除けて、理想的なプレー環境を手にするには、今季の残り11試合で圧倒的な存在感を示すしかない。その重要性を賢い若武者はよく理解しているはずだ。そんな久保が今、考えるべきなのは、今季のマジョルカのようにほぼコンスタントに公式戦出場できるクラブに行くこと。それが成長への一番の早道だ。
1年延期された東京五輪やA代表での活躍はその延長線上にある。東京五輪が予定通り、開催されたとしても、次のシーズンで久保がピッチから遠ざかるような状況になれば、森保監督も攻撃陣を託すことはできなくなる。クラブで活躍しすぎると、逆に五輪代表招集が難しくなる可能性もあるが、先々を考えたらクラブ側が派遣拒否するくらいの強烈なインパクトを残してくれた方がいい。今の東京五輪世代にしてみれば、1年延期されたからこそ、五輪の重要性がより高まった部分はあるだろうし、久保本人も「出るからには優勝しかない」と断言しているが、やはり彼らが見据えるべきなのはその先。2022年カタール・ワールドカップ出場権を確実に得て、本大会で悲願のベスト8入りを果たすこと。その牽引者になることが久保建英に課された最重要命題と言っていい。

「ワールドカップは4年に1回しかないですし、まだまだ先のことと言えば先のことですけど、今回の予選はその切符を勝ち取るためのもの。誰が出るかとか誰が選ばれるかとか毎回変わってくると思いますけど、その時に選ばれて試合に出ている選手が全力を尽くしていくことが大事。前の大会もそうやって切符を勝ち取っていると思いますし、次の試合につなげるっていうのが一番だと思います」

2019年9月の2次予選初陣・ミャンマー戦(ヤンゴン)に挑むに当たって、久保は一戦一戦の重要性を強調していたが、その言葉通り、A代表で実績を1つ1つ積み重ねていくことがスターへの階段を駆け上がることにつながる。過去の代表エースである中田英寿、中村俊輔(横浜FC)、本田圭佑(ボタフォゴ)らをはるかに超える若年層からの国際経験値を持つ彼には、成し得ることも多いはず。そういう期待に応えるべく、リスタートされたリーガでアタッカーとしての確固たる基盤を構築すること。それを第一に考え、日々の成長につなげてほしい。


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FIFAから補強禁止処分のラージョ、問題解決で24時間後に処分取り消しに! マジョルカも同様の流れになる模様

国際サッカー連盟(FIFA)から3つの移籍ウインドーでの選手登録禁止処分を科されたラージョ・バジェカーノだが、処分発表からわずか24時間後に処分取り消しとなった。スペイン『レレボ』が報じている。 FIFAは11日、選手への給与未払いや契約違反を犯したとされる世界各国のクラブを発表し、選手登録禁止処分を科した。 そのクラブのリストにはラ・リーガのラージョ、マジョルカの2クラブの名前があった。その処分に関して事前にクラブに通知は行われておらず、両クラブは地元メディアからの取材に対して、「青天の霹靂」と驚きの反応を示していた。 ラージョに関してはセネガル代表MFパテ・シス獲得時の連帯貢献金の未払いが原因となっていたようで、クラブは今回の処分発表を受け、すぐさまFIFAに連絡を取って処分内容の確認とともに問題解決を約束。これが認められて、処分発表からわずか24時間後に処分取り消しの運びとなった。 なお、同じくマジョルカに関しても違反はあくまで誤解に基づく軽微なものであるようで、ラージョ同様に今後の話し合いの中で処分取り消しとなる見込みだ。 2025.01.15 09:47 Wed
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【ラ・リーガ第20節プレビュー】後半戦初戦、CL再開控える上位陣は格下と対戦!

スーペル・コパ・デ・エスパーニャ参戦組を除くチームにとって前半戦最終戦となった第19節は、アトレティコ・マドリーが勝利を収めて首位浮上。前半戦の王者に輝いた。 ミッドウィークにコパ・デル・レイのラウンド16が開催され、週明けにはUEFAコンペティションのリーグフェーズが再開される超過密日程のなかでの開催となる後半戦初戦。上位陣はいずれもボトムハーフに沈む下位との取りこぼし厳禁の一戦に臨む。 公式戦15連勝で首位のアトレティコは、チャンピオンズリーグ(CL)で公式戦10連勝中のレバークーゼンとの注目の対決を控えるなか、今節は16位に沈むレガネスとのアウェイゲームに臨む。リーグ前節は前半の良い時間帯に先制点を奪えずも、後半序盤にFWフリアン・アルバレスが決めたゴールを守り切ってウノセロ勝利。続くコパではセグンダのエルチェ相手にFWセルロートのドブレーテの活躍などで4-0の圧勝。年が明けてからもその勢いは止まらず。 週明けの絶好調同士の重要な一戦に向け、ある程度のターンオーバーは見込まれるが、前線を中心に良い形でハイレベルのポジション争いが繰り広げられており、仮に難しい流れになっても勝負所の交代策で局面を打開し、勝ち点3を持ち帰れる可能性は高い。 その首位チームを1ポイント差で追うレアル・マドリーは、週明けに勝ち点3必須のレッドブル・ザルツブルク戦を控えるなかで14位のラス・パルマスとのホームゲームに臨む。スーペル・コパ決勝でのクラシコ惨敗で今季7冠の夢が潰えたエル・ブランコは、直近のコパでもセルタに後半終盤の連続失点で2点差を追いつかれ、延長戦まで持ち込まれる失態を演じた。それでも、延長戦でFWエンドリッキの圧巻のドブレーテに、MFバルベルデの鮮烈なミドルシュートによって一気に3点を重ねて5-2の勝利。完璧なバウンスバックとはならずも、ひとまず悪い流れを払しょくした。 現状のザルツブルクの状態を考えれば、普通に戦えばホームで問題なく勝ち点3を獲得できそうだが、最善を尽くす上で今回のラス・パルマス戦ではターンオーバーも視野に入れたい。そのなかで出場機会に飢えるエンドリッキやMFギュレルらの抜擢を期待したい。 マドリード勢を6ポイント差で追う3位のバルセロナは、15位のヘタフェとのアウェイゲームでリーグ連敗ストップを狙う。劣勢必至と見られたスーペル・コパでは先制点を奪われたものの、自慢の攻撃陣を中心に宿敵を完全に凌駕しマニータの大勝。続くコパではFWレヴァンドフスキら一部主力を温存も、FWラミン・ヤマルとDFクンデの右サイドに、MFダニ・オルモの“ファルソ・ヌエベ”が完璧に機能。5-1の2戦連続マニータでベスト8進出を決めた。 週明けのCLは中2日で難敵ベンフィカとのアウェイゲームとなるため、引き続きターンオーバーを敢行する可能性は高いが、リーグ戦でタイトル争いに踏みとどまるうえでは勝ち点3奪取が必至。ファウルを辞さないヘタフェ相手に消耗戦を避ける上では前半でゴールを重ね、後半にFWパウ・ビクトルやFWフェラン・トーレス、MFフェルミン・ロペスらを投入し、逃げ切りに持ち込む展開としたい。 MF久保建英を擁する7位のレアル・ソシエダは、最下位に低迷するバレンシアとのアウェイゲームに臨む。2024年の終盤は厳しい戦いを強いられたが、2025年は公式戦3連勝と最高の滑り出しを見せるラ・レアル。とりわけ、年末年始の休養で状態を上げた久保の存在感は凄まじく、前節は難敵ビジャレアルにスーペルゴラッソでチームをウノセロ勝利に導くと、直近のコパではラージョ相手に先制点のアシストを含む異次元のパフォーマンスを披露。3-1の完勝に貢献した。 週明けのヨーロッパリーグ(EL)ではリーグフェーズ無敗で首位のラツィオとのアウェイゲームを控えており、超過密日程の状況で久保ら一部主力を温存したいところだが、スタメン向きの日本人エースをスタートから起用し、前半で試合を決める展開に持ち込む形がベター。指揮官イマノルの用兵に注目したいところだ。 FW浅野拓磨を擁する6位のマジョルカは同勝ち点で5位に位置するビジャレアルとの上位対決に挑む。スーペル・コパではマドリーに完敗したものの、コパ敗退に伴い比較的日程面に余裕があるなかで臨む今節。先月中旬に戦列復帰の浅野も状態を上げてきており、後半戦での爆発を期待したいところだ。 ここまで4位と上位争いに踏みとどまるアスレティック・ビルバオは、12位のセルタとのアウェイゲームに臨む。リーグ戦では相変わらず粘り強く勝ち点を積み重ねているが、直近のコパではオサスナに2-3で敗戦。ベスト16敗退で大会連覇を逃した。今回の一戦では持ち味の堅守を再構築するとともに、コパ敗退からのリバウンドメンタリティを示したい。 その他ではミランとのCLを控える8位のジローナと13位のセビージャの一戦、ともに降格圏に沈むエスパニョールvsバジャドリーの下位対決にも要注目だ。 《ラ・リーガ第20節》 ▽1/17(金) 《29:00》 エスパニョール vs バジャドリー ▽1/18(土) 《22:00》 ジローナ vs セビージャ 《24:15》 レガネス vs アトレティコ・マドリー 《26:30》 ベティス vs アラベス 《29:00》 ヘタフェ vs バルセロナ ▽1/19(日) 《22:00》 セルタ vs アスレティック・ビルバオ 《24:15》 レアル・マドリー vs ラス・パルマス 《26:30》 オサスナ vs ラージョ 《29:00》 バレンシア vs レアル・ソシエダ ▽1/20(月) 《29:00》 ビジャレアル vs マジョルカ 2025.01.17 19:00 Fri
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マドリーが浅野拓磨途中出場のマジョルカに3発勝利、決勝はクラシコに【スーペル・コパ】

スーペル・コパ準決勝、レアル・マドリーvsマジョルカが9日に行われ、3-0でマドリーが勝利した。マジョルカのFW浅野拓磨は71分から出場している。 昨季ラ・リーガ王者のマドリーと、昨季コパ・デル・レイ準優勝のマジョルカによる一戦。 3日前のコパ・デル・レイ初戦ミネラ戦を5-0で圧勝としたマドリーは、その試合のスタメンからバルベルデとカマヴィンガ以外の9選手を変更。主力を起用した。 浅野がベンチスタートとなったマジョルカに対し、開始2分にL・バスケスがGK強襲のシュートを放ったマドリーが圧力をかける入りとすると、2分後にもロドリゴがGK強襲のシュートで牽制。 その後も攻勢のマドリーは16分にベリンガムのミドルでゴールに迫るも、GKグライフのセーブに阻まれる。 前半半ば以降もハーフコートゲームを続けたマドリーだったが、自陣に引くマジョルカを崩しきれずゴールレスで前半を終えた。 迎えた後半、52分にチュアメニが相手選手との接触で脳震とうを起こしてアセンシオとの交代を強いられたマドリーだったが、63分に波状攻撃で先制する。 右サイドからのヴィニシウスのクロスに合わせたロドリゴのヘディングシュートはポストに阻まれるも、ルーズボールをムバッペがシュート。GKにセーブされたこぼれ球をベリンガムが押し込んだ。 失点したマジョルカが浅野ら3選手を投入した中、後半半ば以降もマドリーが押し込むと、ヴィニシウス、ムバッペが追加点に迫っていく。 そして終盤にかけてもマジョルカに付け入る隙を見せなかったマドリーは、追加タイムにオウンゴールとロドリゴのゴールで加点。バルセロナの待つ決勝に進出した。 レアル・マドリー 3-0 マジョルカ 【レアル・マドリー】 ジュード・ベリンガム(後18) OG(後48) ロドリゴ・ゴエス(後50) 2025.01.10 05:56 Fri

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