意外と平常化は近い…/原ゆみこのマドリッド
2020.06.03 18:30 Wed
「実現したら喜ばしいことではあるけれど」そんな風に私が判断に迷っていたのは火曜日、週明けにいよいよリーガ直近2節の時間割が発表されるやいなや、2部のラス・パルマスの会長が「13日のジローナ戦はグラン・カナリアのスタンドの3割にファンを入れて開催したい」と言いだしたと知った時のことでした。いやあ、確かに大西洋のリゾートアイランドであるカナリア諸島では、新型コロナウィルス収束がイベリア半島の一足先を行っていて、来週には警戒状態緩和フェーズ3に突入する見込みなんですけどね。その段階だと、イベントや集会などの人数制限も自治体の判断次第となるため、稼ぎ時の夏に向け、安心して訪れられる観光地としてのアピールも兼ねてのことかと思いますが、いやちょっと待って。
だってえ、ほんの少し前までCSD(スポーツ上級委員会)も今年いっぱい、リーガは無観客試合になるだろうと言っていたんですよ。それに応じて各クラブも動き、今季のabonado(アボナードー/年間指定席購入者)への救済策を準備。アトレティコは来季分20%オフやオフィシャルショップで使える商品券を配布するだの、マドリッドの弟分のヘタフェとレガネスは来季のリーガ戦を無料に、レアル・マドリーも月曜にペレス会長がソシオ(協賛会員)に宛てた手紙で近日中に返金や割引など、幾つかのオプションを提示すると言っていたんですけどね。もしマドリッドが遅ればせながらも6月後半にフェーズ3に移行、残り2、3試合には観客を入れることができることになった場合、再び案を練ることになり、観戦できたファン、できなかったファンへと、事務スタッフも対応が大変になるのでは?
それより何より問題なのは、「Es diferente jugar a puerta cerrada porque siempre necesitamos a la afición/エス・ディフェレンテ・ア・プエルタ・セラーダ・ポルケ・シエンプレ・ネセシタモス・ア・アラ・アフィシオン(無観客でプレーするのは違っていて、ボクらはいつもファンを必要としているからね)。でもTVの前で応援してくれるのを期待しているよ」(ベンゼマ)と、ほとんどの選手たちがすでに再開しているブンデスリーガでお馴染みになった人っ子1人いないスタンドを覚悟しているにも関わらず、緩和フェーズの進んだ地域にあるチームだけがホームファンの声援を受けられるというのは不公平だということ。いえ、ラ・リーガも中継局と協力して、ファンがスマホから拍手や歓声を送れるアプリを作るつもりのようなんですけどね。
それがスタジアムでも聞こえるのかどうかわかりませんし、大体、6度目の延長が決まりそうな警戒事態が終わらない限り、州外への移動はできないとなれば、アウェイ戦に応援に行くことなど不可能。となると、ビジターチームが完全に四面楚歌になりかねませんし、今季残りのホームゲームを収容人数6000人しかない、普段はRMカスティージャ(2部B)が使っているエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノで開催することにしたマドリーなんて、サンティアゴ・ベルナベウの30%なら、2万5000人入れるところが、たったの1800人って、絶対、文句が出ますって。
え、彼らのケースはちょっと特殊で、先日はテバス会長がCL、ELの決勝が8月末に行われる見込みなのをスルーして、来季のリーガ開幕を9月12日にしたいと言ったため、更にややこしいことになっているんだろうって?いやあ、このparon(パロン/リーガの中断期間)を利用して、同様にシュタット・デ・バレンシアの改装工事を始めたレバンテなども6月中旬の再開までに終わらず、100km離れたアリカンテにあるラ・ヌシアにほとんどスタンドのないスタジアムを借りたりしているんですけどね。どうやらマドリーは来年まで無観客試合というのを真に受けたのか、サンティアゴ・ベルナベウでは2022年完成予定の開閉型ドーム設置の基盤工事だけでなく、スタンドの下にピッチを折り畳んで収納する設備の工事も開始。
そしていよいよ、目標とする初戦の時間割も決まったことですし、マドリッドのチームの様子を報告していくことにすると、いえ、皮切りは11日木曜のアンダルシアダービー、セビージャvsベティス戦で、首都ではまず、同日午後10時30分から、昨年12月に前半終了時の0-0で中断となっていたアルバセテ戦を2部の弟分ラージョがプレーするんですけどね。1部で先陣を切るのはヘタフェで12日金曜午後7時30分から、グラナダとのアウェイに挑みます。いやあ、丁度、先週末はバルサのセティエン監督が「Los cinco cambios creo que nos va a perjudicar/ロス・シンコ・カンビオス・クレオ・ケ・ノス・バ・ア・ペルフディカル(選手交代5人はウチに悪影響する)。試合の終盤に相手が疲れたのを利用して勝負をつけてきたのが、フレッシュな選手を投入されてしまうんだから」とコメント。
これに反論していたのがボルダラス監督で、まあ元々、2人はあまり仲が良くないんですけどね。「5人交代できるのは間違いなく、ビッグクラブに有利。Tienen plantillas de nivel muy grande y nivel similar/ティエネン・プランティージャス・デ・ニベル・ムイ・グランデ・イ・ニベル・シミラル(高くて似たレベルの選手層を持っているんだから)」と言っていましたが、バルサは意外とトップチームの人数が少ないですからね。ルイス・スアレスは回復したものの、デンベレが今季絶望で、練習再開初日にはウムティティも負傷という事情を考えると、この3週間、1部の14チームで計28人のケガ人が出ている中、誰1人欠けていないヘタフェはかなり幸運かと。
そんな彼らも火曜にはいよいよ初のCL出場権ゲットに向けて、コリセウム・アルフォンソ・ペレスで今週から解禁になった全員練習。13日土曜午後7時30分のバジャドリー戦から、降格圏脱出の戦いが再び始まるお隣さんのレガネスも今週は木曜日曜と、2日間をブタルケでのセッションに当てるなど、どこもトレーニングに熱が入ってきたようです。そうそう、アギーレ監督はベンチ入り23人、交代枠5人という、今季の残りのルール変更について、「una decisión fantástica/ウナ・デシシオン・ファンタスティカ(素晴らしい決定)」と喜んでいるようでしたよ。
一方、兄貴分のアトレティコはアウェイが2試合続くせいか、まだワンダ・メトロポリターノには足を踏み入れていないんですが、早いところ、4位以内のシメオネ監督定位置に返り咲かないといけない彼らにはいいニュースもありました。ええ、先週、ヒザを捻ったジョアン・フェリックスがグラウンドでのリハビリトレをスタートしたことで、再開初戦となる14日午後1時(日本時間午後8時)からのアスレティック戦にはどちらにしろ、累積警告で出場できないんですが、17日水曜のオサスナ戦には間に合いそうな感じです。
ヒザの靭帯断裂回復後、補強材を抜く間接鏡手術を受けたベルサイコ、左足を痛めたコレアはまだジムで調整していますが、先日、現役即時引退を発表。土曜にはバルセロナで腰の手術を受けたアドゥリスがリハビリと並行して、チームメートのアドバイザーを務めるサン・マメスでの試合までには戻って来られるんじゃないでしょうか。
そして先週木曜には同じバルデベバス(バラハス空港の近く)の敷地内とあって、選手たちにとって、あまり変化はないんですが、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでトレーニングしていたマドリーはというと、こちらも月曜から、82日ぶりとなる全員揃っての練習となりましたが、数日間、筋肉痛で休んでいたナチョ、イスコ、バルベルデも合流できたようです。14日日曜午後7時30分(日本時間翌午前2時30分)からのエイバル戦に向けて、勝ち点差2の首位バルサを追い越すべく、着々と準備を進めていますが、何せ今は中断期間前にはいなかったアザールとアセンシオという、頼りになるアタッカーが復帰していますからね。
おかげでずっと1人でゴールの責任を担ってきたベンゼマもかなり、気持ち的に楽になるんじゃないかと思いますが、果たしてチームとエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノとの相性は如何に。いえ、ジダン監督はRMカスティージャを率いていた時代に、選手もカセミロ、ルーカス・バスケス、ナチョ、カルバハル、バルベルデ、ビニシウス、ロドリゴと下部チームでプレーしたことがあるメンバーには勝手知ったるピッチなんですけどね。平面的には同じとはいえ、ベルナベウのような威圧感はないため、ホームがイプルアのようなあまり大きくないチームが相手の場合、リラックスされてしまう危険が。
何はともあれ、シーズン再開を前にして、「El mensaje de Zidane es disfrutar y jugar al fútbol/エル・メンサヘ・デ・ジダン・エス・ディスフルタル・イ・フガール・アル・フトボル(ジダン監督のメッセージは楽しんでサッカーをプレーすること)」とベンゼマも言っていたように、2カ月以上、外出禁止でフラストレーションを貯めていたファンが試合を見て、ワクワクできるようになるのは最高の朗報。あとは私もそれまでにマドリッドが緩和フェーズ2に入り、近状のバル(スペインの喫茶店兼バー)で入店制限40%までの席争いを制して、TV観戦できることを祈るばかりです。
だってえ、ほんの少し前までCSD(スポーツ上級委員会)も今年いっぱい、リーガは無観客試合になるだろうと言っていたんですよ。それに応じて各クラブも動き、今季のabonado(アボナードー/年間指定席購入者)への救済策を準備。アトレティコは来季分20%オフやオフィシャルショップで使える商品券を配布するだの、マドリッドの弟分のヘタフェとレガネスは来季のリーガ戦を無料に、レアル・マドリーも月曜にペレス会長がソシオ(協賛会員)に宛てた手紙で近日中に返金や割引など、幾つかのオプションを提示すると言っていたんですけどね。もしマドリッドが遅ればせながらも6月後半にフェーズ3に移行、残り2、3試合には観客を入れることができることになった場合、再び案を練ることになり、観戦できたファン、できなかったファンへと、事務スタッフも対応が大変になるのでは?
それより何より問題なのは、「Es diferente jugar a puerta cerrada porque siempre necesitamos a la afición/エス・ディフェレンテ・ア・プエルタ・セラーダ・ポルケ・シエンプレ・ネセシタモス・ア・アラ・アフィシオン(無観客でプレーするのは違っていて、ボクらはいつもファンを必要としているからね)。でもTVの前で応援してくれるのを期待しているよ」(ベンゼマ)と、ほとんどの選手たちがすでに再開しているブンデスリーガでお馴染みになった人っ子1人いないスタンドを覚悟しているにも関わらず、緩和フェーズの進んだ地域にあるチームだけがホームファンの声援を受けられるというのは不公平だということ。いえ、ラ・リーガも中継局と協力して、ファンがスマホから拍手や歓声を送れるアプリを作るつもりのようなんですけどね。
え、彼らのケースはちょっと特殊で、先日はテバス会長がCL、ELの決勝が8月末に行われる見込みなのをスルーして、来季のリーガ開幕を9月12日にしたいと言ったため、更にややこしいことになっているんだろうって?いやあ、このparon(パロン/リーガの中断期間)を利用して、同様にシュタット・デ・バレンシアの改装工事を始めたレバンテなども6月中旬の再開までに終わらず、100km離れたアリカンテにあるラ・ヌシアにほとんどスタンドのないスタジアムを借りたりしているんですけどね。どうやらマドリーは来年まで無観客試合というのを真に受けたのか、サンティアゴ・ベルナベウでは2022年完成予定の開閉型ドーム設置の基盤工事だけでなく、スタンドの下にピッチを折り畳んで収納する設備の工事も開始。
そこへテバス会長が、「9月は入場者をキャパの30%、11月から50%、来年1月から100%に戻したい」という希望を表明したため、最悪でも10月には現在、撤去されているベルナベウのスタンドに人を迎えられる状態にしないといけないことに。まあ、あくまで予定は予定で、実際、リーガの再開は決まったとはいえ、社会全体のコロナ状況が改善していかないと、全ては捕らぬ狸の皮算用にすぎませんからね。緩和フェーズが進むにつれ、早くも先週末には3000人も若者が集まったメガbotellon(ボテジョン/野外での酒盛り)や、制限人数を大幅に上回るフィエスタなど、各地で通報されているため、クラスターによる感染再拡大の危険もまだまだ、無視できないかと。
そしていよいよ、目標とする初戦の時間割も決まったことですし、マドリッドのチームの様子を報告していくことにすると、いえ、皮切りは11日木曜のアンダルシアダービー、セビージャvsベティス戦で、首都ではまず、同日午後10時30分から、昨年12月に前半終了時の0-0で中断となっていたアルバセテ戦を2部の弟分ラージョがプレーするんですけどね。1部で先陣を切るのはヘタフェで12日金曜午後7時30分から、グラナダとのアウェイに挑みます。いやあ、丁度、先週末はバルサのセティエン監督が「Los cinco cambios creo que nos va a perjudicar/ロス・シンコ・カンビオス・クレオ・ケ・ノス・バ・ア・ペルフディカル(選手交代5人はウチに悪影響する)。試合の終盤に相手が疲れたのを利用して勝負をつけてきたのが、フレッシュな選手を投入されてしまうんだから」とコメント。
これに反論していたのがボルダラス監督で、まあ元々、2人はあまり仲が良くないんですけどね。「5人交代できるのは間違いなく、ビッグクラブに有利。Tienen plantillas de nivel muy grande y nivel similar/ティエネン・プランティージャス・デ・ニベル・ムイ・グランデ・イ・ニベル・シミラル(高くて似たレベルの選手層を持っているんだから)」と言っていましたが、バルサは意外とトップチームの人数が少ないですからね。ルイス・スアレスは回復したものの、デンベレが今季絶望で、練習再開初日にはウムティティも負傷という事情を考えると、この3週間、1部の14チームで計28人のケガ人が出ている中、誰1人欠けていないヘタフェはかなり幸運かと。
そんな彼らも火曜にはいよいよ初のCL出場権ゲットに向けて、コリセウム・アルフォンソ・ペレスで今週から解禁になった全員練習。13日土曜午後7時30分のバジャドリー戦から、降格圏脱出の戦いが再び始まるお隣さんのレガネスも今週は木曜日曜と、2日間をブタルケでのセッションに当てるなど、どこもトレーニングに熱が入ってきたようです。そうそう、アギーレ監督はベンチ入り23人、交代枠5人という、今季の残りのルール変更について、「una decisión fantástica/ウナ・デシシオン・ファンタスティカ(素晴らしい決定)」と喜んでいるようでしたよ。
一方、兄貴分のアトレティコはアウェイが2試合続くせいか、まだワンダ・メトロポリターノには足を踏み入れていないんですが、早いところ、4位以内のシメオネ監督定位置に返り咲かないといけない彼らにはいいニュースもありました。ええ、先週、ヒザを捻ったジョアン・フェリックスがグラウンドでのリハビリトレをスタートしたことで、再開初戦となる14日午後1時(日本時間午後8時)からのアスレティック戦にはどちらにしろ、累積警告で出場できないんですが、17日水曜のオサスナ戦には間に合いそうな感じです。
ヒザの靭帯断裂回復後、補強材を抜く間接鏡手術を受けたベルサイコ、左足を痛めたコレアはまだジムで調整していますが、先日、現役即時引退を発表。土曜にはバルセロナで腰の手術を受けたアドゥリスがリハビリと並行して、チームメートのアドバイザーを務めるサン・マメスでの試合までには戻って来られるんじゃないでしょうか。
そして先週木曜には同じバルデベバス(バラハス空港の近く)の敷地内とあって、選手たちにとって、あまり変化はないんですが、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノでトレーニングしていたマドリーはというと、こちらも月曜から、82日ぶりとなる全員揃っての練習となりましたが、数日間、筋肉痛で休んでいたナチョ、イスコ、バルベルデも合流できたようです。14日日曜午後7時30分(日本時間翌午前2時30分)からのエイバル戦に向けて、勝ち点差2の首位バルサを追い越すべく、着々と準備を進めていますが、何せ今は中断期間前にはいなかったアザールとアセンシオという、頼りになるアタッカーが復帰していますからね。
おかげでずっと1人でゴールの責任を担ってきたベンゼマもかなり、気持ち的に楽になるんじゃないかと思いますが、果たしてチームとエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノとの相性は如何に。いえ、ジダン監督はRMカスティージャを率いていた時代に、選手もカセミロ、ルーカス・バスケス、ナチョ、カルバハル、バルベルデ、ビニシウス、ロドリゴと下部チームでプレーしたことがあるメンバーには勝手知ったるピッチなんですけどね。平面的には同じとはいえ、ベルナベウのような威圧感はないため、ホームがイプルアのようなあまり大きくないチームが相手の場合、リラックスされてしまう危険が。
何はともあれ、シーズン再開を前にして、「El mensaje de Zidane es disfrutar y jugar al fútbol/エル・メンサヘ・デ・ジダン・エス・ディスフルタル・イ・フガール・アル・フトボル(ジダン監督のメッセージは楽しんでサッカーをプレーすること)」とベンゼマも言っていたように、2カ月以上、外出禁止でフラストレーションを貯めていたファンが試合を見て、ワクワクできるようになるのは最高の朗報。あとは私もそれまでにマドリッドが緩和フェーズ2に入り、近状のバル(スペインの喫茶店兼バー)で入店制限40%までの席争いを制して、TV観戦できることを祈るばかりです。
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style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初挑戦のラ・リーガでいきなりのピチーチ獲得。昨夏、新生バルセロナの目玉補強としてバイエルンから鳴り物入りでの加入となったポーランド代表FW。これまで多くの超一流ストライカーが適応に苦しんだバルセロナだけに一抹の不安もあったが、第2節のソシエダ戦でドブレーテを達成すると、そこからは6試合連続を含めゴールを量産。さすがの存在感でブラウグラナの攻撃をけん引した。中断前後はW杯の疲労や3試合のサスペンションの影響でパフォーマンスを落としたが、終盤戦で再びギアを上げ直した。守備の貢献度や運動量に関してはチームメイトから冗談交じりで注文も付けられたが、さすがの決定力に加えて7アシストと確度の高いポストワークでも存在感を示した。 2023.06.14 18:01 Wed2
「王子様みたい」「めちゃくちゃかっこよくなってる」髭を剃ったグリーズマンにファン絶賛!チームメイトも続々反応「ヒゲ剃ったの!?」
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンのイメチェンが話題だ。 2019年に一度バルセロナへと移籍したものの、期限付き移籍を経てアトレティコへと戻ってきたグリーズマン。今シーズンは好調を維持しており、ラ・リーガでは24試合で11ゴール、公式戦全体では35試合で18ゴールを記録している。 そのグリーズマンは、20日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでインテルとのアウェイゲームに先発。チームはセリエA首位のチームに苦戦を強いられ、1-0で1stレグを落とすこととなったが、グリーズマンの見た目にも注目が集まった。 グリーズマンは、伸ばしていた髭を綺麗に剃って登場。一気に爽やかになった姿を見せていた。 アトレティコの公式SNSによると、グリーズマンは19日に髭を剃った模様だ。チームメイトたちはその変化に気が付くと、「ヒゲ剃ったの?」と反応。アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルはスベスベの肌を触って「赤ちゃんみたい」だといじっていた。 グリーズマンの変化には、ファンも「王子様みたいなビジュアル復活してるな」、「めちゃくちゃかっこよくなってる」、「ヒゲ剃ってる!」と反応。久々の髭なしの姿に注目が集まっていた。 <span class="paragraph-title">【動画】まるで王子様!?髭を剃って一気に爽やかになったグリーズマン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr"> Grizi <a href="https://t.co/cv24JHLWFf">pic.twitter.com/cv24JHLWFf</a></p>— Atlético de Madrid (@Atleti) <a href="https://twitter.com/Atleti/status/1759672955326370016?ref_src=twsrc%5Etfw">February 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.02.21 12:25 Wed3
「若き日のディエゴを思い出す」ジュリアーノ・シメオネ22歳をマドリード紙ら称賛「彼の血にも“チョリズモ”」「息子3人の中で最も父親似」
アトレティコ・マドリーのアルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(22)に対する評価が高まってきた。「若き日の父親ディエゴを彷彿とさせる」などとマドリード紙が称える。 父ディエゴ・シメオネが指揮するアトレティコに16歳で入団したジュリアーノ。 トップチームで父親から初めて起用されたのは19歳。しかし、そこからしばらくセカンドチームを主戦場とし、23-24シーズンはアラベスへ武者修行…現役時代からアトレティコ魂を持つ父ディエゴに肩を並べるのは難しいだろうと誰もが思うなか、昨夏アラベスより復帰した。 それでも迎えた今季、ジュリアーノはラ・リーガ第10節あたりからスターターに定着し、ワイドアタッカーとして奮闘。4日のコパ・デル・レイ準々決勝ヘタフェ戦では2得点を記録した。 『マルカ』などに寄稿するマドリードのジャーナリスト、アドリアン・ブランコ氏は、自身のXでジュリアーノを称賛。 「ジュリアーノ・シメオネは今季アトレティコのビッグネームである。彼がアトレティコの復活、成長、競争力を象徴する存在となっているのだ。そのプレーにはエネルギー、犠牲、決意、熱意が溢れ、とにかく情熱的。彼の血にも“チョリズモ”が流れている」 『Relevo』も社説でジュリアーノを称賛した。 「ジュリアーノは“魂”そのものか。ピッチ脇でチョロ(父ディエゴ)が望むこと全てをフィールド全域に伝えるのが、このシメオネ家の三男だ。彼がアトレティコに来たのは父親のおかげだと誰もが言ったが、今ここに残っているのは父親が持っていたもの全てを彼も持つからだ」 「ジュリアーノが自らのゴールを祝っている様子を見ると、いつだったか…ビセンテ・カルデロンでエンブレムを指差して歌っていた若き日のディエゴを思い出す。今や、ジュリアーノがアトレティコのスターターであることに異論を唱える者はいない。間違いなく、息子3人の中でジュリアーノが最も父親に似ている」 2025.02.05 20:41 Wed4
現役時代のシメオネ監督はどんな人物だった? かつての同僚が明かす
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督について、現役時代のチームメイトたちが振り返った。スペイン『マルカ』が伝えている。 現役時代セビージャやアトレティコ、そしてインテルなどで活躍したシメオネ氏。特に現在監督を務めるアトレティコには1994年から1997年までの3年間と2003年から2005年1月までの1年半の2度在籍し、公式戦155試合出場29ゴールを記録した。 <div id="cws_ad"><div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJKcDZqR25nZCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 監督としてピッチサイドで感情を全面に出したスタイルでチームを鼓舞するシメオネ氏だが、現役時代からこの情熱的なスタイルは一貫したもので、共にプレーした多くの選手たちに大きな印象を与えていたようだ。 アトレティコでのチームメイトだった元スペイン代表DFトニ・ムニョス氏は、選手時代のシメオネ氏の情熱を振り返っている。 「彼は全てにおいて情熱的で、ピッチ上でも自分が感じたことを表現していた。苦しむことを楽しんでいたし、全員に対して高い要求を持っていて、強いパーソナリティのある選手だった」 またムニョス氏は、シメオネ氏の優れた戦術眼が得点に繋がっていたと話す。 「戦術的にもとても優れていた。常に1シーズンで8から14ゴールくらいを決めていたが、それは彼がフリーキックや攻撃参加が上手かっただけでなく、試合を読む力に非常に長けていたからだ」 「彼のフットボールに対する思いはとても大きかった。私にシエスタすらさせてくれなかったよ。常にフットボールについて話していて、寝ていても起こされたものだ」 「彼のウォーミングアップは試合前のホテルから始まっていた。チームメイトに指示をして人を集めて、ランチやディナーの時、気付いたら相手がどういう風にプレーするのかという話をしていた」 またセビージャ時代のチームメイトである元スペイン代表DFマノーロ・ヒメネス氏も、シメオネ氏がピッチ上で見せる姿に感嘆していたと明かし、選手時代から名監督としての片鱗を見せていたと語った。 「彼は熱量に溢れていた。失敗した時には怒り、野心と高い要求を求める選手だった。彼はチームのみんなのリスペクトを勝ち取った。なぜなら、失敗しても自分の足でもう一度立ち上がることのできる、勇気ある選手だったからだ」 「彼はハードワーカーで、自分の持つ全てをピッチで出し尽くし、全てのボールを200%の力で追う、今で言うBox to Box タイプのMFだった」 「アグレッシブさとクオリティを兼ね備え、前線への攻撃参加もできた、完全な選手だった。彼が監督になる姿は容易に想像できた」 「選手の時も監督の時も、エル・チョロ(シメオネ愛称)は誇張して大袈裟に行動したりしない。あれが彼のそのままの生き方なんだ」 「彼はベンチで静かに座っているようなタイプではない。自分のメンタルの強さやウイニング・スピリットを常に示してきた人物で、それは彼のDNAの中にあるものなんだ」 また、同じくセビージャ時代の同僚でチームのCBであったホセ・ミゲル・プリエト氏も、シメオネ氏は選手時代からリーダシップを発揮していたと明かした。 「彼はよく試合の前、失敗はピッチに持ち込まずロッカールームに置いていけと私たちに言ったよ」 「常にフットボールのことを考えていて、その執着にも似た思いは今でも増していると思う」 「試合中は全てのプレーに関わっていたし、サッカーというものを理解していた。優れたMFがいれば、CBの力を引き出すことができる。私たちが活躍できたのは彼のおかげだ」 しかし、そんな情熱的なシメオネ氏だが、抜けている部分もあったとプリエト氏は語る。 「私たちはトレーニングに彼の車に乗って行ったことがあったが、車のタイヤがパンクしていたのにずっと変えていなかったんだ。だから私がタイヤの買い方を教えてやったんだ」 2020.06.10 12:45 Wed5
