「無観客でのプレーは妹(姉)とダンスするよりも悲しい」 L・エンリケ監督が無観客への抵抗感口に

2020.05.21 21:18 Thu
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Getty Images
スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督が、無観客開催への抵抗感を口にしている。『ESPN』が伝えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大によって、フットボール界では多くの制限を与えられている。

とりわけ、多くのプロフットボーラーが抵抗を感じているのが、無観客開催だ。

欧州主要リーグの先陣を切って5月16日に再開されたブンデスリーガでは、ドルトムントとシャルケの“レヴィア・ダービー”というビッグマッチが行われた。

本来であれば、“黄色の壁”と評されるドルトムントの熱狂的なサポーターが荘厳なコレオグラフィーと共に、大歓声でシャルケの選手たちに圧力をかけるところだったが、最大8万3000人収容のジグナル・イドゥナ・パルクには両チームの関係者、メディアなどを含め300人ちょっとしか入場を許されず、異様な雰囲気でのダービーマッチとなった。

多くのフットボールファンと同様にブンデスリーガの再開初戦をテレビ観戦したルイス・エンリケ監督は、スペインのYoutubeチャンネル『Colgados del Aro』で無観客開催について言及。

「ファンなしでプレーすることは妹(姉)とダンスを踊るよりも悲しい」と、独特な言い回しで抵抗感を口にしている。

「先週末にドイツの幾つかの試合を観たが酷いものだった」

「侮辱的な言葉や悪態などピッチ内のすべてが聞こえてきた。それに(ゴールや勝利時の)素晴らしい瞬間の親密さが失われている」

「ただ、我々はフットボールが多くの金を生み出すビジネスであることも覚えておく必要がある」

「ファンと共にプレーできるようになるには長い道のりを要するだろう。それがロックダウンに対処する人たちを助ける方法のひとつとして役立つことも理解している。それでも、このような状況でのフットボールは奇妙に感じるよ」

また、自身や家族の健康上のリスクを理由に、プレミアリーグを中心にリーグ再開に懸念を示す選手が目立っている。

だが、かつてバルセロナやレアル・マドリーで活躍した元スペイン代表は自身が現役であれば、すぐにでもプレーに復帰したいと考えたはずだと主張している。

「私がまだプレーヤーであれば、できるだけ早くプレーに復帰したいと考えたと思う。そして、復帰に何の恐れも抱かなかったと思う」

「個人的にはそこまでウイルスを恐れてはいない。ただ、高齢者や感染、重症化のリスクが高い人たちに大きな影響を与える可能性があることも理解している」

なお、ルイス・エンリケ監督が住むスペインではコロナウイルス感染による死者数が2万8000人に近づいており、ラ・リーガは2021年まで無観客開催を強いられる可能性があるという。
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