ようやく動き出した…/原ゆみこのマドリッド
2020.05.09 17:00 Sat
「ツイてない選手もいるのね」そんな風に私が同情していたのは金曜日、スポーツ紙のサイトでレアル・マドリーのヨビッチが自宅でのオンライン練習中に右足の踵骨を骨折。全治2、3カ月で、週明けからバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で始まる個人トレーニングに参加できなくなったと知った時のことでした。いやあ、彼は3月の第2週にバスケットチーム選手の新型コロナウィルス感染が判明した後、2週間の自宅隔期間中に故郷のセルビアに戻り、あちらも同様に国家非常事態態勢発動の折り、不要不急の外出で警察に捕まるという不運な目にも遭っていたんですけどね。
今週の月曜にはマドリッドに帰還したんですが、練習再開前のメディカルチェックのため、バルデベバスを訪れた際にはスマホ運転(スペインでも違法)を施設出入り口に張っていたカメラに捉えられてしまう始末。幸いチームメート、コーチングスタッフ、関係者らと共にPCR検査では陰性だったんですが、これでは去年の夏に6000万ユーロ(約70億円)という高額移籍金でフランクフルトから加入しながら、24試合でたったの2得点。来季のマドリーはノルウェイ人の大型CF、19才のホランド(ドルトムント)を獲得予定という声が高まる中、この期待外れの成績を残り11節で挽回する希望はなくなった?
まあ、ヨビッチのケガはともかく、保健省の許可を得たリーガ1部と2部の計42チームは今週水曜から、順次、感染テストを開始。ただ、それが驚いたことにというか、ラ・リーガのテバス会長が「se corre más riesgo saliendo a la farmacia que al ir a entrenar/セ・コレ・マス・リエスゴー・サリエンドー・ア・ラ・ファルマシア・ケ・アル・イル・ア・エントレナール(薬局へ行く方が練習に行くより危険が大きい)」と言っていた程、安全な活動再開のためには当たり前というか、当初、CSD(スポーツ上級委員会)の話では熱や咳などの症状があったり、感染者との濃厚接触者だけがチームドクターの判断でPCR検査をするはずだったんですけどね。
蓋を開けてみれば、1チーム平均24選手、コーチ陣3人、その他関係者10人という、大量2000人が抗体検査共々、PCRも受けていたとなれば、いくらペースは落ち着いてきたとはいえ、いまだに1日何百人単位で感染者が増加している世間には検査を必要とする人がいくらでもいるというご時世、CSDがいい顔をしなかったのはムリないかと。そうは言っても久々に練習場に現れた首都の両雄、マドリーとアトレティコの選手たちの検査日の様子をクラブのオフィシャルページで見るだけで、気分が上がったファンはきっと沢山いますって。
え、それでどちらもチームから1人も陽性反応は出なかったのにリーガ首位のバルサが金曜には早速、個人練習を開始したのに比べ、勝ち点2で追うマドリーは月曜からって、意外と呑気じゃないかって?うーん、先日など、GKクルトワが母国ベルギーのTVインタビューで「リーグ打ち切りで、バルサが優勝するのは公平とは思えない。だってボクらは直接対決に1勝1分けと勝ち越しているし、ウチの方がいいチームだってことを示しているからね」とお調子なことを言って、スポルト(カタルーニャ系のスポーツ紙)の表紙などで、「Por que no te callas?/ポルケ・ノー・テ・カジャス(何で黙らないんだ)」(2007年のイベロアメリカ首相会議で当時のスペイン国王ファン・カルロス1世がベネスエラのチャベス大統領をこう諭して流行語になった)と揶揄されていたんですけどね。
そうそう、そのリーガの再開時期なんですが、先日はアギーレ監督がラジオ・マルカ(スポーツ専門局)で「Ya tenemos fecha de inicio de liga/ジャー・テネモス・フェチャ・デ・イニシオ・デ・リーガ(リーガ再開の日付はもうわかっている)」と口を滑らせ、6月20日からの5週間、7月26日に終わる予定なのだとか。いえ、レガネス会長のパボン女史など、TVE(スペイン国営放送)の記者に問い詰められ、「どこから聞いてきたのかわからない」ととぼけていましたし、とにかく全ては感染状況次第ですからね。
実際、金曜にバルサ、レガネス、オサスナ、セビージャ、レアル・ソシエダ、グラナダ、レバンテ、ビジャレアル、マジョルカが練習再開の口火を切った後、土曜にはアトレティコ、バレンシア、エイバル、日曜はアスレティック、ベティス、ヘタフェ、そして月曜にマドリー、バジャドリー、セルタ、アラベス、エスパニョールと、どこも最初の一歩を踏み出したばかりとなれば、5月16日から試合が始まることになったブンデスリーガとは違い、この日程はまだラ・リーガからの公式発表ではないことはお忘れなく。
ちなみに金曜には再開後の今季は各チームの1試合における交代選手枠が3人から、特例で5人まで増やせることが、FIFAの要請を受けたIFAB(国際サッカー評議会)により決定。ただ、交代のタイミングは3回だけなんですが、やはりこういう措置が嬉しいのはベテラン選手の多いチームでしょう。ええ、とりわけホルヘ・モリーナ、アンヘル、マタの30代FWトリオが得点源となっているヘタフェなど、何せ現在、4位のレアル・ソシエダと同じ勝ち点で5位の彼らにはクラブ史上初のCL出場権獲得という目標に加え、8月にも1stレグからのEL16強対決インテル戦というビッグマッチが待っていますからね。加えて、アンヘル・トーレス会長がリーガの大部分のクラブのようにERTE(不況時の雇用調整法)申請や選手の給料カットをしなかったのも、チームの士気を保つのに大いに役立っているかと。
いやあ、彼は「Espero que en España el que se ha ido al ERTE no pueda fichar/エスペロ・ケ・エン・エスパーニャ・エル・ケ・セ・ア・イドー・アル・エルテ・ノー・プエダ・フィチャール(スペインでERTEを適用したところは戦力補強できないことを望むよ)。そういうクラブがポンと2000万ユーロ(約23億円)とか払って、ヘタフェの選手を獲っていくんじゃ意味ないからね」と釘も刺していましたけどね。実はサポーターにも太っ腹な会長で、同じマルカ(スポーツ紙)のインタビューでは今季のabonado(アボナードー/年間指定席保有者)は来季のリーガ戦を無料にすることを表明。一方で兄貴分のアトレティコはワンダ・メトロポリターノの残り5試合分は返却せず、来季用を20%割引販売にすることになったんですが、まあCSDはコロナワクチンが行き渡るまで(来年1月頃?)、観客を入れての試合開催はありえないと言っているため、どちらにしろ来季のシーズンパスはどこも値下げになりそうですね。
え、それで金曜の夕方にはショッキングなニュースも入ってきたんだろうって?いやあ、その通りでマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場にある5つのグラウンドにそれぞれ6人の選手を配置して、土曜から始まる個人練習を敷地の外からでも見に行く方法がないかと、私も考え始めていた時だったんですけどね。23人のトップチームメンバーをヘルプするカンテラーノ(アトレティコBの選手)7人も検査を受け、これなら、まだ7月中らしいということしかわからないんですが、2部Bのリーグ戦は19位のヘタフェBが降格なしで首の皮をつないで打ち切りとなったものの、グループ1の3位につけていた後輩たちが、7位のRMカスティージャ(マドリーのBチーム)を尻目に2部昇格プレーオフに挑む助けにもなるだろうとほくそ笑んでいたところ、いやいや、それどころじゃありません。
何とアトレティコに出てしまったんですよ、感染者が!それも水曜に先行した1部と2部チームの検査で5人見つかったというのは午前中から聞いていたんですが、ラ・リーガがコロナ風評被害を恐れ、この練習再開プロセス中は選手の出欠状況を各クラブが公表しないよう命じた矢先のことだったから、更にビックリ。まさかブラジルのメディアから、ロディがPCR検査で陽性となったと伝わってくるなんて!とはいえ、21才の若い選手ですし、きっと先週末から緩んだ外出規制にフラフラと、私のように散歩に出た挙句、午後8時の医療従事者への拍手にかこつけて、ベランダからDJ活動を行っているご近所さんを人込みの中で彼も眺めていたりしたんだろうと思うのはまったくの見当違い。
ええ、どうやらロディはCL16強対決リバプール戦2ndレグ遠征の後、3月中旬頃から、風邪のような症状に見舞われ、数日後には呼吸困難を覚えて、チームドクターの往診も受けていたそうなんですが、今はすっかり回復。ところがPCR検査を初めて受けたところ、まだウィルスが体内にあったため、自宅隔離措置に。何だか、ユベントスのディバラのような長期感染ですが、抗体検査でかなり古いウィルスというのもわかったため、PCRで来週、2回陰性が出れば、練習場に来ていいことになるのだとか。
うーん、今週はZoomを使った記者会見でキャプテンのコケが「ウチは高いレベルで競っていた。最後の試合があのリバプール戦だったんだからね。プレシーズン練習って、考えることはないよ。Es un parón para volver a arrancar fuerte/エス・ウン・パロン・パラ・ボルベル・ア・アランカール・フエルテ(これは力強く戻るための停止期間だったんだ)」と言っていましたけどね。実際のところ、各国代表戦やクリスマス休暇明けのアトレティコは白星に恵まれていないため、それもあまりいい捉え方にも思えないんですが、さて。
おまけに先ほど、来週月曜から、多くの州が警戒事態緩和フェーズ1に進む中、まだ感染者の多いマドリッドはフェーズ0に留め置きという政府の決定を聞き、あまり私の気分も晴れないんですが、だってえ、これってまだバル(スペインの喫茶店兼バー)やレストランのテラス部分オープンもなし。ショッピングモール以外の小型店舗は開いたものの、ZARAやMango(スペインのファストファッションブランド)ですら、電話予約しないと入れないんですよ。同様に予約による入店者制限で営業している美容院など、施術者がマスク1つで対応しているのが硝子越しに見えて、逆に怖かったりするんですが、だんだん各チームが決まった時間に練習するようになると、休校や休業で暇を持て余しているファンがまた選手の出待ちをするようになるのかは、ちょっと興味が湧くところ。ただし、今は選手たちもクラブからきつく言われているため、車の窓を開けてサインをしてくれるといったサービスは期待できません。
今週の月曜にはマドリッドに帰還したんですが、練習再開前のメディカルチェックのため、バルデベバスを訪れた際にはスマホ運転(スペインでも違法)を施設出入り口に張っていたカメラに捉えられてしまう始末。幸いチームメート、コーチングスタッフ、関係者らと共にPCR検査では陰性だったんですが、これでは去年の夏に6000万ユーロ(約70億円)という高額移籍金でフランクフルトから加入しながら、24試合でたったの2得点。来季のマドリーはノルウェイ人の大型CF、19才のホランド(ドルトムント)を獲得予定という声が高まる中、この期待外れの成績を残り11節で挽回する希望はなくなった?
まあ、ヨビッチのケガはともかく、保健省の許可を得たリーガ1部と2部の計42チームは今週水曜から、順次、感染テストを開始。ただ、それが驚いたことにというか、ラ・リーガのテバス会長が「se corre más riesgo saliendo a la farmacia que al ir a entrenar/セ・コレ・マス・リエスゴー・サリエンドー・ア・ラ・ファルマシア・ケ・アル・イル・ア・エントレナール(薬局へ行く方が練習に行くより危険が大きい)」と言っていた程、安全な活動再開のためには当たり前というか、当初、CSD(スポーツ上級委員会)の話では熱や咳などの症状があったり、感染者との濃厚接触者だけがチームドクターの判断でPCR検査をするはずだったんですけどね。
え、それでどちらもチームから1人も陽性反応は出なかったのにリーガ首位のバルサが金曜には早速、個人練習を開始したのに比べ、勝ち点2で追うマドリーは月曜からって、意外と呑気じゃないかって?うーん、先日など、GKクルトワが母国ベルギーのTVインタビューで「リーグ打ち切りで、バルサが優勝するのは公平とは思えない。だってボクらは直接対決に1勝1分けと勝ち越しているし、ウチの方がいいチームだってことを示しているからね」とお調子なことを言って、スポルト(カタルーニャ系のスポーツ紙)の表紙などで、「Por que no te callas?/ポルケ・ノー・テ・カジャス(何で黙らないんだ)」(2007年のイベロアメリカ首相会議で当時のスペイン国王ファン・カルロス1世がベネスエラのチャベス大統領をこう諭して流行語になった)と揶揄されていたんですけどね。
だから余裕があるという訳ではありませんが、同じマドリッド勢でも降格圏の19位に沈む弟分のレガネスなどは切羽詰まっていますから、金曜午後にはシュダッド・デポルティバ・ブタルケで個人練習をスタート。いやあ、実は彼ら、ラ・リーガの点検で敷地内にあるクラブハウスでの合宿を許可されたというんですが、昔使っていたレガネス市営総合スポーツ施設の恐ろしい程、老朽化したロッカールームに比べれば全然、綺麗で快適とはいえ、選手たちが休憩できる部屋はダブル仕様で17室だけ。私はプレスルームにしか入ったことがないんですが、いかにもプレハブ感溢れる建物とあって、バルデベバスに高級ホテル並の個室を備える兄貴分はともかく、ここでリーガ残り11節開催中の1カ月半(CSDによるとグループ練習開始からの2カ月間)を引きこもって過ごすのはきついかも。

実際、金曜にバルサ、レガネス、オサスナ、セビージャ、レアル・ソシエダ、グラナダ、レバンテ、ビジャレアル、マジョルカが練習再開の口火を切った後、土曜にはアトレティコ、バレンシア、エイバル、日曜はアスレティック、ベティス、ヘタフェ、そして月曜にマドリー、バジャドリー、セルタ、アラベス、エスパニョールと、どこも最初の一歩を踏み出したばかりとなれば、5月16日から試合が始まることになったブンデスリーガとは違い、この日程はまだラ・リーガからの公式発表ではないことはお忘れなく。
ちなみに金曜には再開後の今季は各チームの1試合における交代選手枠が3人から、特例で5人まで増やせることが、FIFAの要請を受けたIFAB(国際サッカー評議会)により決定。ただ、交代のタイミングは3回だけなんですが、やはりこういう措置が嬉しいのはベテラン選手の多いチームでしょう。ええ、とりわけホルヘ・モリーナ、アンヘル、マタの30代FWトリオが得点源となっているヘタフェなど、何せ現在、4位のレアル・ソシエダと同じ勝ち点で5位の彼らにはクラブ史上初のCL出場権獲得という目標に加え、8月にも1stレグからのEL16強対決インテル戦というビッグマッチが待っていますからね。加えて、アンヘル・トーレス会長がリーガの大部分のクラブのようにERTE(不況時の雇用調整法)申請や選手の給料カットをしなかったのも、チームの士気を保つのに大いに役立っているかと。
いやあ、彼は「Espero que en España el que se ha ido al ERTE no pueda fichar/エスペロ・ケ・エン・エスパーニャ・エル・ケ・セ・ア・イドー・アル・エルテ・ノー・プエダ・フィチャール(スペインでERTEを適用したところは戦力補強できないことを望むよ)。そういうクラブがポンと2000万ユーロ(約23億円)とか払って、ヘタフェの選手を獲っていくんじゃ意味ないからね」と釘も刺していましたけどね。実はサポーターにも太っ腹な会長で、同じマルカ(スポーツ紙)のインタビューでは今季のabonado(アボナードー/年間指定席保有者)は来季のリーガ戦を無料にすることを表明。一方で兄貴分のアトレティコはワンダ・メトロポリターノの残り5試合分は返却せず、来季用を20%割引販売にすることになったんですが、まあCSDはコロナワクチンが行き渡るまで(来年1月頃?)、観客を入れての試合開催はありえないと言っているため、どちらにしろ来季のシーズンパスはどこも値下げになりそうですね。
え、それで金曜の夕方にはショッキングなニュースも入ってきたんだろうって?いやあ、その通りでマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場にある5つのグラウンドにそれぞれ6人の選手を配置して、土曜から始まる個人練習を敷地の外からでも見に行く方法がないかと、私も考え始めていた時だったんですけどね。23人のトップチームメンバーをヘルプするカンテラーノ(アトレティコBの選手)7人も検査を受け、これなら、まだ7月中らしいということしかわからないんですが、2部Bのリーグ戦は19位のヘタフェBが降格なしで首の皮をつないで打ち切りとなったものの、グループ1の3位につけていた後輩たちが、7位のRMカスティージャ(マドリーのBチーム)を尻目に2部昇格プレーオフに挑む助けにもなるだろうとほくそ笑んでいたところ、いやいや、それどころじゃありません。
何とアトレティコに出てしまったんですよ、感染者が!それも水曜に先行した1部と2部チームの検査で5人見つかったというのは午前中から聞いていたんですが、ラ・リーガがコロナ風評被害を恐れ、この練習再開プロセス中は選手の出欠状況を各クラブが公表しないよう命じた矢先のことだったから、更にビックリ。まさかブラジルのメディアから、ロディがPCR検査で陽性となったと伝わってくるなんて!とはいえ、21才の若い選手ですし、きっと先週末から緩んだ外出規制にフラフラと、私のように散歩に出た挙句、午後8時の医療従事者への拍手にかこつけて、ベランダからDJ活動を行っているご近所さんを人込みの中で彼も眺めていたりしたんだろうと思うのはまったくの見当違い。
ええ、どうやらロディはCL16強対決リバプール戦2ndレグ遠征の後、3月中旬頃から、風邪のような症状に見舞われ、数日後には呼吸困難を覚えて、チームドクターの往診も受けていたそうなんですが、今はすっかり回復。ところがPCR検査を初めて受けたところ、まだウィルスが体内にあったため、自宅隔離措置に。何だか、ユベントスのディバラのような長期感染ですが、抗体検査でかなり古いウィルスというのもわかったため、PCRで来週、2回陰性が出れば、練習場に来ていいことになるのだとか。
うーん、今週はZoomを使った記者会見でキャプテンのコケが「ウチは高いレベルで競っていた。最後の試合があのリバプール戦だったんだからね。プレシーズン練習って、考えることはないよ。Es un parón para volver a arrancar fuerte/エス・ウン・パロン・パラ・ボルベル・ア・アランカール・フエルテ(これは力強く戻るための停止期間だったんだ)」と言っていましたけどね。実際のところ、各国代表戦やクリスマス休暇明けのアトレティコは白星に恵まれていないため、それもあまりいい捉え方にも思えないんですが、さて。
おまけに先ほど、来週月曜から、多くの州が警戒事態緩和フェーズ1に進む中、まだ感染者の多いマドリッドはフェーズ0に留め置きという政府の決定を聞き、あまり私の気分も晴れないんですが、だってえ、これってまだバル(スペインの喫茶店兼バー)やレストランのテラス部分オープンもなし。ショッピングモール以外の小型店舗は開いたものの、ZARAやMango(スペインのファストファッションブランド)ですら、電話予約しないと入れないんですよ。同様に予約による入店者制限で営業している美容院など、施術者がマスク1つで対応しているのが硝子越しに見えて、逆に怖かったりするんですが、だんだん各チームが決まった時間に練習するようになると、休校や休業で暇を持て余しているファンがまた選手の出待ちをするようになるのかは、ちょっと興味が湧くところ。ただし、今は選手たちもクラブからきつく言われているため、車の窓を開けてサインをしてくれるといったサービスは期待できません。
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レアル・マドリーのレジェンドでもあり、現在はサウジアラビアのアル・イテハドでプレーする元フランス代表FWカリム・ベンゼマが、サウジアラビアの日々などを語った。 リヨンで育ったベンゼマは2005年7月にファーストチームに昇格。2009年7月に21歳でマドリーに完全移籍した。 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)ら、数多くの世界的なスター選手たちとプレーしたベンゼマは、公式戦648試合で354ゴール165アシストを記録。ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、コパ・デル・レイなど全てのタイトルを獲得したほか、バロンドールも受賞。2023年夏にサウジアラビアへと移籍した。 アル・イテハドではここまで公式戦51試合で31ゴール15アシストを記録。キャプテンとしてチームを牽引している中、『Los Amigos de Edu』という番組でエドゥ・アギーレ氏との対談に出演した。 現在サウジ・プロ・リーグでプレーするベンゼマ。サウジアラビアでの生活については「ここは気持ちが良いし、落ち着いている。マドリードとは同じではないが、ここでも常に勝たなければならない。毎年レベルが上がり、その資格が必要になる」とコメント。「僕がマドリードに来た時も、人々が僕を愛してくれていることにいつだって気がついていた。僕たちにはとても優秀なチームと監督がいる」と、アル・イテハドでの充実ぶりを語った。 サウジ・プロ・リーグは近年ヨーロッパから数多くの選手が加入しており、ワールドクラスの選手が集まるリーグとなっている。 また、サウジアラビア国民もサッカーに熱心であり、アジアの大会などが多く開催。そのため、マドリー時代と自身の生活は大きく変わっていないとした。 「僕の日常生活はマドリードと似ている。朝起きて、自宅のジムでトレーニングし、午後はチームと一緒にトレーニングしている」 「夜はディナーに出掛けたり、ビーチに行ったりすることもある。ただ、ここでも通りを歩くことはできない。人々はサッカーに夢中だ。僕は今でもマドリードにいた時と同じように、自分自身を大切にしている」 改めてマドリーを去った理由についても聞かれたベンゼマは、全てを成し遂げたからだと説明。また、ヨーロッパの他のクラブでマドリーと争いたくなかったと理由を語った。 「僕は全てを成し遂げた。少年としてスタートし、男として終えた。全てのタイトルとバロンドールを獲得したので、良い形で去りたかった」 「次の年にどのような成績を収めたかは誰にも分からない。僕にとって、レアル・マドリーは世界最高のクラブであり、PSGやシティなど、マドリーと張り合える他のチームで競争はしたくなかった」 多くの成功を手にしたベンゼマも37歳。キャリアの終わりに向かっている中、引退後についても語り、自身をマドリーにつ的たフロレンティーノ・ペレス会長の近くに居たいと語った。 「監督になることについてはよく分からない。選手になることよりも難しいと思う。サッカーの近くにいたい。引退したらフロレンティーノの近くに居たいね」 2025.03.03 18:30 Mon4
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri5
