リヨン会長が今季の打ち切り決定に不満露わ…25年ぶり欧州大会逸濃厚で損害賠償検討
2020.05.01 19:00 Fri
リヨンのジャン=ミシェル・オラス会長が、2019-20シーズンのリーグ・アン打ち切りという決定を受け、法的措置を検討しているようだ。フランス『AFP通信』が伝えている。
フランスでは、28日にエドゥアール・フィリップ首相がスポーツを含む大規模イベントに関しては9月1日まで開催を中止すべきとの見解を発表。リーグ・アンの再開が実質不可能となっていた。
これを受け、LFPは30日の午後に理事会を開催。2019-20シーズンの打ち切りやパリ・サンジェルマン(PSG)のリーグ・アン優勝、ロリアンのリーグ・ドゥ(フランス2部)優勝、来季昇格クラブ(ロリアン、ラシン)、降格2クラブ(アミアン、トゥールーズ)を承認した。
基本的に全会一致で決議された前述の決定に関して、PSGやマルセイユと並んでリーグ屈指の名門とされるリヨンの名物会長は理事会後に不満を露わにしている。
そのため、オラス会長はLFPやフランスサッカー連盟(FFF)などを相手取り、数千万ユーロ規模の損害賠償を請求する意向であることを明らかにした。
「今回の決定に関して3点ほど納得がいかない部分がある。まず初めにリーグの打ち切り決定に関して、LFPは幾つかの情報に基づいて決定を下したと主張しているが、スポーツ大臣が無観客か、5000人未満の観客の前では試合開催が可能との声明が考慮されていなかった」
「LFPはリーグ打ち切りの決断を非常に迅速に行い、テレビ局が関心を示しそうなプレーオフなどの幾つかのシナリオを排除した」
「次に、アマチュアリーグに関してFFFが採用した順位決定方式をリーグが取り入れた点も問題だ。この順位決定方式は論理的ではない」
「他のクラブを攻撃する意図はないが、ニース(5位)は我々よりも多くのホームゲームをこなしていた。また、彼らがPSGと1度しか対戦していないのに対して、我々は彼らと2度対戦している」
「アマチュアのように結果が財政面などに大きな影響を及ぼさない場合、前述の決定方式でも問題にはならないと思うが、我々にとっては失うものがあまりに多い」
「過去10年間において、リヨンは少なくとも3度は2位でシーズンを終わっていた。それも以下の順位のクラブに10ポイント以上差を付ける状況さえあった」
「そして、今回の決定は我々に対して非常に大きな財政的なダメージを与えることになる。したがって、数千万ユーロ規模の損害賠償を請求するつもりだ」
「また、ノエル・ル・グラエはFFFの会長として今回の決定に対して責任を負う必要がある。彼のマネジメントはあまりにもお粗末だった」
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フランス・プロリーグ機構(LFP)は4月30日、2019-20シーズンのリーグ・アンとリーグ・ドゥ(フランス2部)を終了することを発表した。これを受け、LFPは30日の午後に理事会を開催。2019-20シーズンの打ち切りやパリ・サンジェルマン(PSG)のリーグ・アン優勝、ロリアンのリーグ・ドゥ(フランス2部)優勝、来季昇格クラブ(ロリアン、ラシン)、降格2クラブ(アミアン、トゥールーズ)を承認した。
基本的に全会一致で決議された前述の決定に関して、PSGやマルセイユと並んでリーグ屈指の名門とされるリヨンの名物会長は理事会後に不満を露わにしている。
リヨンは1試合あたりの平均勝ち点で算出された最終順位において7位に位置しており、PSGとのクープ・ドゥ・ラ・リーグ決勝、あるいはチャンピオンズリーグ(CL)を優勝しない限り、25年ぶりにヨーロッパのコンペティションへの出場を逃すことになる。
そのため、オラス会長はLFPやフランスサッカー連盟(FFF)などを相手取り、数千万ユーロ規模の損害賠償を請求する意向であることを明らかにした。
「今回の決定に関して3点ほど納得がいかない部分がある。まず初めにリーグの打ち切り決定に関して、LFPは幾つかの情報に基づいて決定を下したと主張しているが、スポーツ大臣が無観客か、5000人未満の観客の前では試合開催が可能との声明が考慮されていなかった」
「LFPはリーグ打ち切りの決断を非常に迅速に行い、テレビ局が関心を示しそうなプレーオフなどの幾つかのシナリオを排除した」
「次に、アマチュアリーグに関してFFFが採用した順位決定方式をリーグが取り入れた点も問題だ。この順位決定方式は論理的ではない」
「他のクラブを攻撃する意図はないが、ニース(5位)は我々よりも多くのホームゲームをこなしていた。また、彼らがPSGと1度しか対戦していないのに対して、我々は彼らと2度対戦している」
「アマチュアのように結果が財政面などに大きな影響を及ぼさない場合、前述の決定方式でも問題にはならないと思うが、我々にとっては失うものがあまりに多い」
「過去10年間において、リヨンは少なくとも3度は2位でシーズンを終わっていた。それも以下の順位のクラブに10ポイント以上差を付ける状況さえあった」
「そして、今回の決定は我々に対して非常に大きな財政的なダメージを与えることになる。したがって、数千万ユーロ規模の損害賠償を請求するつもりだ」
「また、ノエル・ル・グラエはFFFの会長として今回の決定に対して責任を負う必要がある。彼のマネジメントはあまりにもお粗末だった」
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