中止決定のエールディビジ、ユトレヒトがUEFA大会出場権の配当を巡って協会へ異議!

2020.04.25 17:55 Sat
Getty Images
エールディビジの中止決定により、来季のヨーロッパリーグ出場権を逃したユトレヒトが公式声明で異議を唱えている。
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オランダサッカー協会(KNVB)は24日、政府が大規模イベントの開催を9月1日まで延期したことを受けて、エールディビジの中止を決定。優勝チームや昇格・降格チームは決めず、来季のUEFA大会に関しては第25節終了時点の順位表に則り、出場権が与えられることになった。1位のアヤックスと2位のAZにはそれぞれに、チャンピオンズリーグ(CL)の本選出場の権利と予選参加の権利が与えられた。同様に、3位のフェイエノールトはヨーロッパリーグ(EL)の本選出場権、4位のPSVと5位のヴィレムIIは予選参加の資格を得ることになった。
本来であれば、5位のヴィレムIIには参加資格は与えられないレギュレーションであるが、KNVBカップも決勝を残して中止となったことで、その優勝チームに与えられる権利が回ってきた格好となった。

しかし、この決定に異議を唱えているのが6位のユトレヒトだ。
5位のヴィレムIIとの直接対決を残していたユトレヒトは、勝てば順位が入れ替わること、加えてチームがKNVBカップ決勝に進んでいたことを引き合いにし、クラブにEL出場権が与えられないことを不服としている。

同クラブはまた、KNVBカップ優勝チームに与えられるEL出場権がリーグ戦に移行する場合、その原因がスポーツに基づくものでなければならないという規則から、今回のケースがそのルールに該当しないことを主張している。

そして今回のように、スポーツ以外の外的要因で出場権が移行された場合、UEFAから許可が降りない可能性があることも強調している。

したがって、ユトレヒトは「このプロセスは受け入れられるものではない。クラブが今シーズンの成績に基づいたヨーロッパリーグの出場権に値することは間違いない」と声明を発表している。

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