無観客は効果なしと欧州から教訓…南アフリカでも政府の要請を受けサッカー活動禁止

2020.03.17 08:50 Tue
Getty Images
南アフリカサッカー協会(SAFA)は16日、国内でのサッカー活動の禁止を発表した。

南アフリカのシリル・ラマフォサ大統領は15日、新型コロナウイルス(COVID-19)を国家災害と宣言していた。


この発表を受け、SAFAが声明を発表。「大統領はグループ間の接触を制限することにより、ウイルスを拡散する危険を最小にするための措置を取ると説明した。その結果、100人以上が集まることが禁止されています」と集団で集まることができないとし、対応を発表した。

「この措置は、すべてのサッカー活動に直接影響を及ぼします。特に、全てではないにしても、ほとんどの試合には100人以上が集まります。世界中の他のサッカー協会の一部は“無観客”のスタジアムで試合をするなどの措置を講じています」
「この対応は、ウイルスの拡散を最小限に抑えるのに効果的であるとは証明されていません。ヨーロッパでは“無観客”での試合に参加していた一部の選手が、最近陽性であることが判明しています。したがって、我々は無観客でプレーするというテストが効果的であると思っていません」

「先週の声明では、その段階で国内のフットボールプログラムを延期したり中断したりする必要はないと示しましたが、状況はさらに悪化しました。政府は、すべての利害関係者に対し、ウイルスの拡散を防ぐために必要な全ての措置を講じるように求めています」

「SAFAの全国執行委員会を代表し、SAFAの全てのメンバーは、通知があるまで国内で100人以上が参加する全てのサッカーの試合とイベントを中断、および延期することを勧めます」

「我々は保健当局と連絡を取り、継続的に状況を検討します。会員はそれに応じて、継続的にアドバイスを受けます。これは、選手、役員、スポンサー、スタッフを含む全てのメンバーの健康と安全を促進するための取り組みです」

南アフリカのプレミアサッカーリーグ(PSL)は、24節まで消化。カイザー・チーフスが勝ち点48で首位に立っており、勝ち点差4でマメロディ・サウンダースが追いかけている。なお、全30節でシーズンは行われる。

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