4月3日再開を目指すJリーグ、再開のカギは「ファン・サポーターとの協力」
2020.03.09 22:05 Mon
Jリーグの村井満チェアマンが9日、JFAハウスで緊急のブリーフィングを開催。3月18日に再開を目指していた明治安田生命Jリーグに関して、3月一杯の公式戦を延期することを発表。4月3日の再開を目指すと語った。
9日は、日本野球機構(NPB)と共同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回が行われていたが、その会議後に全クラブの実行委員とウェブ会議を開催。「Jリーグとしては全実行委員が集まるビデオ会議を行いましたが、3月一杯の公式戦の延期を決定しました」とし、「4月3日の再開を目指して我々が取り得る手段、努力をして行こうという話をしました」と、目標を立てて準備を進めるとした。
以前から村井チェアマンが語っているファン・サポーターと周辺の関係者についてもコメントがされ、「今回、本当に大きな意思決定となったわけですが、その波及範囲は非常に広範囲に渡ると思います。楽しみしているファン・サポーターの皆さまも数多くいるはずです」とファン・サポーターを気遣う一方で、「飲食関係の方だったり、宿泊関係だったり、イベントをサポートいただく警備の方だったり、様々な方々に支えられている中で、こうした延長が持っている意味合いは本当に大きいと思います」と、試合運営に関わる人々への配慮も口にした。
今回の意思決定にはレベル1から6までを設定し、ファン・サポーターとともに開催に向けて努力していきたいという意向を発表した。
レベル1に関しては「国民の健康、これを第一に考えよう」とし、「Jリーグの理念に国民の心身の健全な発達に寄与するという、とても大事な27年前から、創立のタイミングから変わらないJリーグの理念があります」と、Jリーグ当初からの理念に準ずるものを設定した。
また、レベル3は。Jリーグは全てファン・サポーターとともにある競技という点から、「なるべくお客様とともに歩んでいこう」というもの。「今までは我々が何ができるかでしたが、これからはファン・サポーターの皆さまにご協力をお願いするフェーズになってきています」と、Jリーグだけでなく、ファン・サポーターとの協力で開催に向けた努力をするというものを挙げた。
村井チェアマンは「飛沫感染がスタジアム内で起こらないように、マスクを着用していただく、マスクがなければバンダナ、タオルマフラーを巻いていただく。入場ゲートで我々が全てサーモセンサーを準備できれば良いのですが、できなければ本当に熱を測っていただいて、感染の疑いのある方には遠慮していただく」とサポーターに感染拡大防止の協力を要請。また、「クラブも席割りを工夫してなるべく密集を作らないように努力をする。サポーターの皆さんにも、そうした応援スタイルを模索していただく」とし、「今回、こういったサポーターとクラブが向き合える時間を作るために、3月一杯中断したという解釈もできますので、レベル3、サポーターとともにというところを掲げさせていただきました」と、リーグ、クラブ、ファン・サポーターが一体となることで困難を乗り切りたい意向を示した。
レベル4は、13日に成立し、14日には施行される見通しがある特措法改正での「緊急事態宣言」が発令された場合のことだ。「ファン・サポーターと一緒に応援することが行政の判断でできなくなることがあるかもしれません。そうした場合、無観客試合等々も想定しなければいけないと考えています」と、村井チェアマンとしては避けたい無観客試合の可能性も語った。
また、レベル5は「選手に感染者が出た場合」の措置。「濃厚接触がチーム内に拡散している状況で、濃厚接触者を待機させて隔離した場合に、ベンチ入り18名が編成できないという場合が無観客でも試合ができない可能性がある」とし、その場合は、「試合を抜本的に日程調整しなければいけない」とした。
4月3日再開であれば、「なんとか試合をやり繰りする中で組み込める」と村井チェアマンは語ったが、「レベル5までの状況にいきますと、色々なところで気をつけなければいけない可能性があります。場合によっては、インターナショナル・マッチデイに試合を行わなければいけない、今まで控えてきたことまで組み込んでいくかもしれません」と、異例の措置を取る可能性を示唆した。
最高のレベル6に至っては、「日本全体が非常事態宣言の対象となる場合」であり、リーグそのものが、34節リーグ戦こなせない、ルヴァンカップそのものが難しいとなった場合が想定される。この場合は「その時点での試合で判定するのか、昇降格はどのような扱いにするのか等々を抜本的に考えることが必要になってくることになります」と、大会方式の変更もあり得るとコメントした。
最後に村井チェアマンは「今日は政府の会議を受けて、Jリーグの指針としてレベル1からレベル6を全クラブに共有しました。そういった状況に準拠する中で、4月3日をサポーターとともに努力して迎えようという次第です」と語り、Jリーグとクラブ、ファン・サポーターの一体感が重要であると語った。
なお、4月3日再開の判断には「10日とまではいかないが、1週間は最低でも必要」と語っており、3月27日が期限と見られる。
9日は、日本野球機構(NPB)と共同で立ち上げた「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第2回が行われていたが、その会議後に全クラブの実行委員とウェブ会議を開催。「Jリーグとしては全実行委員が集まるビデオ会議を行いましたが、3月一杯の公式戦の延期を決定しました」とし、「4月3日の再開を目指して我々が取り得る手段、努力をして行こうという話をしました」と、目標を立てて準備を進めるとした。
今回の意思決定にはレベル1から6までを設定し、ファン・サポーターとともに開催に向けて努力していきたいという意向を発表した。
レベル1に関しては「国民の健康、これを第一に考えよう」とし、「Jリーグの理念に国民の心身の健全な発達に寄与するという、とても大事な27年前から、創立のタイミングから変わらないJリーグの理念があります」と、Jリーグ当初からの理念に準ずるものを設定した。
レベル2は「豊かなスポーツ文化を振興していこう」というもので、これもJリーグの理念に則ってとのこと。「スポーツが持っている可能性を我々が信じて、ある意味で国民に活力を与えることができる、子供たちに夢を与えることができる、お年寄りに生きがいを提供することができる。スポーツがある生活、スポーツがある社会が豊かな社会であるということを自認している」と語った。
また、レベル3は。Jリーグは全てファン・サポーターとともにある競技という点から、「なるべくお客様とともに歩んでいこう」というもの。「今までは我々が何ができるかでしたが、これからはファン・サポーターの皆さまにご協力をお願いするフェーズになってきています」と、Jリーグだけでなく、ファン・サポーターとの協力で開催に向けた努力をするというものを挙げた。
村井チェアマンは「飛沫感染がスタジアム内で起こらないように、マスクを着用していただく、マスクがなければバンダナ、タオルマフラーを巻いていただく。入場ゲートで我々が全てサーモセンサーを準備できれば良いのですが、できなければ本当に熱を測っていただいて、感染の疑いのある方には遠慮していただく」とサポーターに感染拡大防止の協力を要請。また、「クラブも席割りを工夫してなるべく密集を作らないように努力をする。サポーターの皆さんにも、そうした応援スタイルを模索していただく」とし、「今回、こういったサポーターとクラブが向き合える時間を作るために、3月一杯中断したという解釈もできますので、レベル3、サポーターとともにというところを掲げさせていただきました」と、リーグ、クラブ、ファン・サポーターが一体となることで困難を乗り切りたい意向を示した。
レベル4は、13日に成立し、14日には施行される見通しがある特措法改正での「緊急事態宣言」が発令された場合のことだ。「ファン・サポーターと一緒に応援することが行政の判断でできなくなることがあるかもしれません。そうした場合、無観客試合等々も想定しなければいけないと考えています」と、村井チェアマンとしては避けたい無観客試合の可能性も語った。
また、レベル5は「選手に感染者が出た場合」の措置。「濃厚接触がチーム内に拡散している状況で、濃厚接触者を待機させて隔離した場合に、ベンチ入り18名が編成できないという場合が無観客でも試合ができない可能性がある」とし、その場合は、「試合を抜本的に日程調整しなければいけない」とした。
4月3日再開であれば、「なんとか試合をやり繰りする中で組み込める」と村井チェアマンは語ったが、「レベル5までの状況にいきますと、色々なところで気をつけなければいけない可能性があります。場合によっては、インターナショナル・マッチデイに試合を行わなければいけない、今まで控えてきたことまで組み込んでいくかもしれません」と、異例の措置を取る可能性を示唆した。
最高のレベル6に至っては、「日本全体が非常事態宣言の対象となる場合」であり、リーグそのものが、34節リーグ戦こなせない、ルヴァンカップそのものが難しいとなった場合が想定される。この場合は「その時点での試合で判定するのか、昇降格はどのような扱いにするのか等々を抜本的に考えることが必要になってくることになります」と、大会方式の変更もあり得るとコメントした。
最後に村井チェアマンは「今日は政府の会議を受けて、Jリーグの指針としてレベル1からレベル6を全クラブに共有しました。そういった状況に準拠する中で、4月3日をサポーターとともに努力して迎えようという次第です」と語り、Jリーグとクラブ、ファン・サポーターの一体感が重要であると語った。
なお、4月3日再開の判断には「10日とまではいかないが、1週間は最低でも必要」と語っており、3月27日が期限と見られる。
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