スペインクラブが無断で選手と契約…1部昇格を目指し首位走るカディスに補強禁止処分

2020.03.04 21:50 Wed
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)が、ラ・リーガ2部のカディスに対し補強禁止処分を下したようだ。スペイン『エル・ムンド』が報じた。

報道によると、カディスに対してFIFAが制裁を下す事を決定。2度の移籍期間での補強禁止の処分を下すようだ。

この処分に至った問題は、カディスが契約した選手に対して、ワトフォードからの苦情が提出されたことで明るみに出ることとなった。
問題となったのは、カディスが獲得したU-20セネガル代表DFママドゥ・ムバイェ(21)。2018年7月にカディスBからワトフォードのU-23チームにフリートランスファーで移籍。2019年2月からクロアチアのインテル・ザプレシッチへレンタル移籍。2019年8月にカディスBへ復帰していた。

しかし、昨年夏にカディスBに復帰したことが問題となっている。報道によると、カディスはムバイェと2年契約を締結。選手はサインをしてBチームに所属しているが、ワトフォードは合意していないまま契約が結ばれてしまったのだ。
FIFAはこの問題を受け、カディスに2万8834ポンド(約400万円)の罰金に加え、ムバイェの4カ月間の公式戦出場停止の処分を下している。

カディスは、交渉には問題がなかったと主張し、ワトフォードの許可は要らなかったとしたが、FIFAはこれを認めなかった。なお、カディスは異議申し立てをするという。

ラ・リーガ昇格を目指して2部を戦うカディスは、現在勝ち点55で首位に立っている。このまま順調にいけば、来シーズンは2005-06シーズン以来の1部昇格となるが、補強ができないとなると厳しい戦いが待つ事になりそうだ。

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