「44」でストップしたリバプールの無敗…戦略勝ちのワトフォードの勝利は必然
2020.03.01 14:00 Sun
◆奪えないセカンドボール

当然ながら、ワトフォード戦も相手のハードワークの前に苦戦する。その中でも顕著に表れたのが、セカンドボールへの反応だ。
前述のアトレティコ戦、ウェストハム戦とリバプールは空中戦で苦しんだ。そしてワトフォード戦も同様だった。アトレティコのFWジエゴ・コスタ、ウェストハムのMFマイケル・アントニオ、そしてワトフォード戦はFWトロイ・ディーニーだ。
加えて、このディーニーは頭を使う。競り合う相手をオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクではなく、クロアチア代表DFデヤン・ロブレンに意図的に変えていたのだ。ディーニー自身が「理にかなった方法として、2つのうちの弱い方を選んだ」と試合後に明かし、ロブレンとの勝負を選んだとしている。
そして、ワトフォードは、とにかくセカンドボールを拾うことに執着した。競り合いのこぼれ球をとにかく拾う。前半からそれを続けると、アディショナルタイムにはあわやゴールのシーンも。このシーンはゴールに繋がらなかったが、ワトフォードの狙いがリバプールを苦しめていることを象徴したシーンだった。
セカンドボールを拾い、そのままカウンターを仕掛けることが攻撃の1つだったリバプールにとって、この部分が欠落することは非常に試合の流れに影響を与える。相手のハードワークに打ちのめされかけた3試合(1試合は敗戦)を続けてきたが、この試合でも前半は成す術がなく、しのいだと言えるだろう。しかし、後半にそのツケを払うことになる。

Getty Images
当然ながら、ワトフォード戦も相手のハードワークの前に苦戦する。その中でも顕著に表れたのが、セカンドボールへの反応だ。
前述のアトレティコ戦、ウェストハム戦とリバプールは空中戦で苦しんだ。そしてワトフォード戦も同様だった。アトレティコのFWジエゴ・コスタ、ウェストハムのMFマイケル・アントニオ、そしてワトフォード戦はFWトロイ・ディーニーだ。
加えて、このディーニーは頭を使う。競り合う相手をオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクではなく、クロアチア代表DFデヤン・ロブレンに意図的に変えていたのだ。ディーニー自身が「理にかなった方法として、2つのうちの弱い方を選んだ」と試合後に明かし、ロブレンとの勝負を選んだとしている。
そして、ワトフォードは、とにかくセカンドボールを拾うことに執着した。競り合いのこぼれ球をとにかく拾う。前半からそれを続けると、アディショナルタイムにはあわやゴールのシーンも。このシーンはゴールに繋がらなかったが、ワトフォードの狙いがリバプールを苦しめていることを象徴したシーンだった。
セカンドボールを拾い、そのままカウンターを仕掛けることが攻撃の1つだったリバプールにとって、この部分が欠落することは非常に試合の流れに影響を与える。相手のハードワークに打ちのめされかけた3試合(1試合は敗戦)を続けてきたが、この試合でも前半は成す術がなく、しのいだと言えるだろう。しかし、後半にそのツケを払うことになる。
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