バイエルンCEOがサポーターの愚行について謝罪と憤り「謝罪したからといって許されるものではない」

2020.03.01 12:20 Sun
Getty Images
バイエルンの最高経営責任者(CEO)を務めるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏が、サポーターによる愚行を謝罪した。
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2月29日に行われたブンデスリーガ第24節のホッフェンハイムvsバイエルンで、バイエルンの一部サポーターがホッフェンハイムの筆頭株主であるディートマー・ホップ氏に対し、“売春婦の息子”と侮辱するバナーを掲げた。この事態に試合は一時中断。選手たちは残り時間をセンターサークル付近でボールを回し、試合を終えていた。
ルンメニゲCEOは、クラブ公式サイトを通じて今回の件について謝罪。自チームのサポーターが起こした愚行を断罪すると共に、ホップ氏へ謝罪した。

「我々はこういった行動を起こした者を深く恥じている。ドイツサッカーの全てが、この手の類の混乱に対し、共に立ち向かわなければならない時が来た」
「これはサッカーの最も悪い側面だ。ディトマー・ホップ氏に対し大変恥ずかしく思う。彼はとても紳士的な男であり、サッカーだけでなく、この地域のすべてのスポーツのポジティブなイメージを見せることに貢献した。わたしも彼に謝罪した」

「しかし、それは起こったことを謝罪したからといって許されるものではない。実際に我々のチームが素晴らしいゲームをしたにも関わらず、バイエルン・ミュンヘンのとても醜い部分を見せてしまった。このような結末に関して、言い訳はしない」

「今日の出来事は撮影されており、バイエルンの信頼を失墜させた者たちに対して非常に厳しい処分を下す予定だ。彼らは最後にこの責任を問われることになるだろう。選手たちが最後の数分間で見せた行動は、非常に明確な姿勢だ。審判と相談し、選手たちが考えたことだ。これに関してはDFL(ドイツプロサッカー機構)が定めた手順がある。私もあの行動は正しいと思っている」

また、この行為を起こした人々に対する処分についても明かし、スタジアムから締め出すことを語った。

「今回の行動をとった者、そのような人々は、サッカースタジアムに居場所はない。間違いなく、何もない」

バイエルンは、今回の件について現時点では処分を発表せず。また、DFB(ドイツサッカー連盟)からもクラブに何らかの処分が下されることだろう。

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