東京V、来季加入内定の中央大DF深澤大輝が特別指定承認

2020.02.25 13:45 Tue
©超ワールドサッカー
東京ヴェルディは25日、2021シーズンの加入が内定している中央大学のDF深澤大輝(21)が2020年JFA・Jリーグ特別指定選手として承認されたことを発表した。

東京都出身で東京ヴェルディジュニアからユースまで東京Vの下部組織に在籍していた深澤は中央大に進学。174cmと小柄も対人対応の強さとクレバーさを併せ持つセンターバックは、新年度から中央大の主将に就任する。

今回、一足早くプロデビューのチャンスを得ることになった深澤はクラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
「今シーズン、特別指定選手として再び緑のユニフォームを着て東京ヴェルディでプレーできることにとても感謝しています。1日でも早くピッチに立ち、チームの目標達成に貢献できるよう努力します。応援よろしくお願いします」

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「去年の味スタでワーストの試合」東京Vの城福監督、昨季負け越した湘南戦へ「心して臨まないといけない」

東京ヴェルディの城福浩監督が、11日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第16節の湘南ベルマーレ戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、ホームで行われた横浜FC戦を2-0で勝利。5勝5分け5敗と再び星を五分に戻し、トップハーフも窺う11位に浮上した。 今季初の複数得点差での勝利となった横浜FC戦は休養十分の相手に対して、中2日の厳しい日程で臨んだなか、ディフェンスラインを中心に離脱者が相次いだなか、今季リーグ初先発となったDF深澤大輝、MF稲見哲行の2選手を含め先発6人を変更。 急造布陣や高さのアンマッチというディスアドバンテージがありながらも、走行距離やスプリント回数で相手を凌駕する痛快な勝利でもあった。 「だからこそ『勝ってやる』という思いでやる」と戦前に発破をかけていたとはいえ、それだけで選手たちを走らせられるほど簡単なものではない。それゆえにコンディション面、メンタル面を含めアプローチの工夫があったことは想像に難くない。 ロジカルな働きかけとしては「1試合1試合の一つひとつの課題と成果を共有することを大事にしていた」と、0-2で敗れた浦和レッズ戦からは、連戦の重さに加え試合への入りのアプローチの拙さによって喫した開始早々の失点を明確な課題。退場者が出て10人となった後半半ば以降の運動量で相手を上回った点をひとつの成果とし、横浜FC戦へと活かしたという。 「浦和戦では松尾(佑介)選手がボールを受けて、そこに浦和の選手は2人追い越していっている。我々はそこに引っ張られて彼にカットインされて一振りを許している。なぜあそこにボランチがいけなかったのか、なぜあそこで対応している綱島(悠斗)が寄せ切れなかったのかといえば、2人に走られているというのが大きく影響していました」 「我々もベースとしたいところ、相手に見せつけたいところを逆に(浦和に)やられたということですし、(1失点目で)そこにマークがついていけなかったのは、福田湧矢ですけども、ここがベースだという積み重ねというのは強く意識しました。試合の入りを頑張るとか、我々のサッカーを頑張るというのが何かというと、そういうベースのところをまず頑張らない限り、あの舞台で我々が勝てるはずがないと」 「それは日程の問題ではないということも共有しましたし、(浦和戦の)後半の展開を見れば、選手は日程の問題じゃないんだなと思ったと思う。そういう積み重ねの延長線上に、横浜FCの試合がありました」 一方、メンタル面においてはチームの苦境でチャンスを与えられた選手たちの気概がチーム全体に伝播した結果だと見解を示した。 「もちろん、続けて出ている選手に疲れがないはずはないですけれども、人間の体というのは心が動かすので、そこの心持ちをみんなが変えた、変えられたというのは、僕の言葉なんかよりも新しくあるいは久しぶりにピッチに立った選手たち」 「その彼らがどれだけ歯を食いしばって、通常練習の後のエクストラをやっているかというのはみんな知っている。それでもまだ(メンバーに)入らないかと、まだ試合に出られないかというふうに感じていた選手たちもいると思います。ここ1週間、2週間頑張っているからということではない状況というのは、みんなわかった状況なので、この前のメンバーのその日のだけの意気込みではなくて、そこに歩むプロセスも含めてそれが力になったのかなというふうに思います」 また、同試合では前述の深澤、稲見や開幕節以来のスタメン起用となったMF松橋優安らの奮闘に加え、第4節のガンバ大阪戦以来の出場となった大卒ルーキーのFW熊取谷一星が久々の出場でプロ初ゴールとなる値千金の追加点を奪取。 ここまでの出場2試合では守備面が明確な課題となり、以降ベンチ外が続いていた期間は自身の課題に真摯に取り組むあまり、攻撃面の持ち味を出し切れない悪循環に陥っていることも、指揮官は語っていた。 そんななか、横浜FC戦では1点リードで守勢の後半半ば過ぎという痺れる状況で投入。ベンチにはFW山見大登というより経験のある選手も残していただけに、大胆な一手と言っても過言はなかった。 あのタイミングでの投入については「直感」と勝負師らしい答えが返ってきたが、その背景には日々コーチングスタッフとともに選手たちの変化を見逃さず、適切なタイミングでチャンスを与えるという指揮官が重要視するチームマネジメントが垣間見えた。 「まず相手のことも頭には入れますが、それと同等なのか、ひょっとしたらそれ以上に重視しているのは、我々のチームがどんな推移でポジション争いをしているか、今現在出ている選手のパフォーマンスがどうなのかということと、準備をしようとしている、次の自分の来るべきタイミングに備えて、準備をし続けている選手のメンタリティを含めたパフォーマンス」 「それがどれくらい続いているか、もちろんそれは表情だけではわからないですけど、迷いがあるのか吹っ切れているのか、それが持続できているのか。そういうところを僕の目だけじゃなくてコーチ陣と話をしながらずっと共有していました」 そのなかで熊取谷は「ここ何週間かでかなり吹っ切れた感じでやれていた。ここ何日かが調子がいいというわけじゃなかったです。吹っ切れてきたというのはミスがなくなったということじゃない。自分の特徴を忘れないなかで課題に向き合う。ここに対して本当に自分に矢印を向けて、でも悔しい思い、時々悔しい表情もありながら、そのボールにそのトレーニングにエネルギーをぶつけていくということをやり続けているという1人であるという認識はありました」と、再びチャンスを与えるのに適切なタイミングだったと感じていたようだ。 その熊取谷らの活躍を含めチームの底上げも図られ、「誰を起用するかの悩みはすごく多くなっているわけじゃないですけど、その傾向にあるのだとすれば、それは喜ばしい」と手応えも得たなかで臨むホーム連戦では湘南を相手に今季2度目の連勝を目指す。 開幕3連勝スタートも、第6節のヴィッセル神戸戦で今季初黒星を喫した後は3連敗含む3度の連敗に加え、直近6試合はわずかに1得点で15位に沈む湘南。 しかし、昨シーズンの公式戦1勝2敗と負け越し、その3試合の内容面で力の差を見せつけられたこともあり、城福監督は「心して臨まないといけない」と強い警戒を示している。 「湘南さんの貫いているスタイルというか、志向するサッカーというのは、本当にここ何年かずっと変わってない。そのスタイルのひとつのなかに、ハードワークというのも特筆されるべきものがあります。特に前線のハードワークとポジションにかかわらず、前に向かう。それが守備であれ、攻撃であれ前に向かうハードワークというのは強烈なものがあります。前へのダイナミズムというか、それに加えてよりビルドアップを勇気を持ってやるというところが、今の湘南の幹のスタイルだと思っています」 「そこは頭に入れながらどういう場面が多くなるのか、どういう場面を多くしてはいけないのかというのは、もちろんミニマムに選手に刷り込まないといけないですけれども、そこに捉われるのではなくて、我々が一番大事なのは、去年の味スタでどれだけコテンパンにやられたかということ。それを思い出さなきゃいけないと思います。腰が引けたサッカーをやれば湘南のやりたいようにやられて、内容も結果も見るも無残なものになります。ひょっとしたら去年の味スタでやった試合のなかで、ワーストの試合だったと思います。そこはみんなで心して臨まないといけないかなと思います」 さらに、大枠では3バックベースで志向するスタイルが近いチーム同士の対戦となるなか、指揮官は「リスクを背負った上で、そのリスクはなにゆえかということをみんなが共有して、それを上回るメリットを出すという強い気持ちというのが必要になる。自分たちが大事にしているベースというものの、ぶつけ合いになるのかなと思います」と、互いのストロングを出し合うせめぎ合いのなかで、いかに優位に進められるかがカギになると勝負の肝について語っている。 2025.05.10 15:05 Sat

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東京V、バスケス・バイロンの異例の移籍経緯を説明…

J2リーグの上位2チームの間で実現したシーズン途中の異例の移籍を受け、東京ヴェルディが経緯を明かした。 FC町田ゼルビアは6日、東京ヴェルディからチリ人MFバスケス・バイロン(23)を完全移籍で獲得したことを発表。 現在、両クラブは勝ち点10差が付いているものの、町田が首位、東京Vが2位と自動昇格、優勝争いを繰り広げている。さらに、同じ東京を本拠地とするローカルライバルの間柄ということもあり、シーズン途中のライバルチームへの移籍は衝撃をもって伝えられた。 6日の移籍決定後に新天地での加入会見に臨んだバスケス・バイロンは、移籍リリース時のコメント同様に「批判されるのもわかった上での決断」と、大きな覚悟をもっての移籍だったとコメント。それでも、恩師である黒田剛監督の元でのプレーを熱望し、町田行きを決断した。 一方、ライバルに主力を引き抜かれる形となった東京Vは移籍発表翌日となった7日、江尻篤彦強化部長がクラブハウスで報道陣の囲み取材に応じ、交渉の詳細に関する言及は避けながらも移籍の経緯を説明。 クラブとしては契約延長交渉を含め、全力で慰留に努めながらも、最終的には選手自身の強い意向によって移籍を認めざるを得なかったとしている。 「我々にとって欠かせない選手でした。1カ月プラスアルファ前から彼との契約の更新というのは当然進めていました。そういった中で最終的に今回のような形となりました」 「今まで巻き直し(延長交渉)は年度末にやっていたと思いますが、この時期に巻き直しをちゃんとやって、残さなければいけないというのは、今までのヴェルディではなかったことだと思います。去年お金を作ったぶん、早い段階でそういったことをやっていくことは自分の仕事だと思っていました」 「そういった中、(自分たちが)早く動けば、(他クラブから)早く動きがくるというのはしょうがないことです」 「当然、ある程度のお金を彼が置いていってくれました。そのへんは抜かりなく自分も仕事をしているつもりです」 「(延長オファーを拒否され、他クラブからのオファーが来て違約金を払われての移籍という形か)そういう流れでした」 「彼も彼で悩み抜いた結果だと思いますし、僕らも個人的に彼と話を重ねて、最終的に彼が決めた決断でした。ただ、クラブは指をくわえて見ているような状況ではなく、クラブとしてやれることを全力でやった結果、こうなってしまったことは致し方ないというところです」 また、9日に新国立競技場で行われる『東京クラシック』を間近に控える中での移籍発表に関しては、様々な要素が絡み合った上での偶然だったという。 「1カ月前のそういったところから始めていて、町田さんのいろんな狙いがあるとは思いますが、それを含めてのJ1昇格への戦いだと捉えています。J1昇格にはクラブ力が問われる。現場だけでなくクラブの力が当然問われます。そういう戦いのステージに、万年中位のチームが上がったということは、それだけの戦いをしている。現状の上位のチームと戦うということはピッチだけではない。そこをチーム全体で認識してやっていける機会なのかなと思います。そういう舞台で戦っていることを私も監督含めた現場、クラブ側もわかってJ1昇格に向けて戦っていかないと良い形にはなりません」 「こういったタイミングになったことに関しては、彼と真剣に我々が向き合って話し合った結果がこのときになってしまったというだけで、意図してやっているわけではないです」 主力の穴埋めに関しては名古屋グランパスから育成型期限付き移籍で獲得したMF甲田英將らを含めた現有戦力の台頭を促しつつも、クラブとして新戦力補強に動くことを認めている。 「それは当然です。今年は(J1昇格の)チャンスがあると思っています。そこに向けて全力投球していきたいと思っています。(伸びしろ十分の若手選手が)補強しなくても自分たちがいるというような形が一番です。ただ、それを指をくわえて待つわけではなく、強化部としてそこに適する選手を取っていくという考えではいます」 「ただ、間違ってもバカげた補強というか、端的に言えば多くのお金が必要となる補強をするつもりは明確にありません。あくまでクラブに合った形でないと、それ以後のことに関して上がっても上がれなくても大変になりますし、そこは10年、20年とヴェルディがやっていく上で重要なことだと考えています」 また、現場を預かる城福浩監督も同日に行われた記者会見、その後の囲み取材で今回の移籍に言及。「サッカーの世界ではよくあること」、「弱肉強食の世界」と前置きしながらも、百戦錬磨の指揮官にとっても今回の移籍は前例がないものだと感じている。 「“強奪”という言い方が適切かはわかりませんが、我々の目からそのように映ることはサッカーの世界ではよくあることです」 「ただし、サッカー先進国やサッカー先進国に近づこうとしている国のリーグでシーズン途中に、このような順位でこういった移籍が実現した例がはたしてほかにあるのであれば、聞かせてほしいというふうに思っています。シーズン中にこういう2位から1位に主力が行くというのが、こういうことが成立するのか。自分が知り得る限りでは聞いたことがないです」 さらに、クラブ同様に1カ月以上の期間を通じて何度となく対話を重ねて慰留を図ったという。その中で「これ以上は話せない」と慎重に言葉を選びつつも、起用の可否を含めて難しいチーム状況の中で指揮官として繊細な対応を行っていたことを明かした。 「彼とは話しすぎるぐらい話しました。もちろん条件というのはサッカー選手にとって重要なものです。20年も30年もサッカー選手を続けていくのは難しい。あとは個人でバックボーンが異なります。その部分は無視できないです」 「ひとつは彼がそういう選択肢を得た事実があったこと。そこで条件がはね上がったとするのであれば、それは彼が勝ち取ったものです。そこを否定することはありません」 「あとは手段を選ばずにJ1昇格を考えたとき、今回のような向こうの手段が意表というものではありません。僕らはそういった部分も含めて昇格を争っています。ただ。ピッチの上で90分、戦術や選手交代がどうのという部分だけで戦っているわけではない」 「何がなんでも昇格しようとしているチームが何チームもあります。これほどインパクトがある補強がこれからあるかはわかりませんが、そのチームの戦力をもぎ取れば二乗倍の補強になるという思考があってしかるべきというほど、みんなが是が非でも昇格したい。そういう世界だと思います」 「この1カ月はこの騒動にチームが巻き込まれないようにすることにかなり努力しました。おそらく選手は僕らが言わなくても、どんな混沌とした状況かというのは、この1カ月感じながらやっていました」 「僕らは起用するしないの判断も含めて考えていました。それはなぜかと言えば、行くか残るのかわからなかったからです。行くか残るかわからない状況でどういう準備をしてという部分は、少なくともチームに影響がないという部分で自分が努力する。今はその努力をしなくていいという部分でスッキリしていますし、個人的には間違いなくプラスです」 「(残留の可能性に賭けていた部分は?)僕らが賭けていたというか、(選手本人が)ファイナルアンサーしたら僕らはどうしようもないです。それにものすごい差があろうがなかろうかというところです」 「誰よりも1人いなくなったことで、チームが沈んだと言われたくないのは我々当事者です。それをプラスにできると確信しています」 2023.07.07 17:10 Fri
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【J1注目プレビュー|第14節:浦和vs東京V】5連勝目指す浦和と3連勝目指す東京V、勝って笑うのは!?

【明治安田J1リーグ第14節】 2025年5月3日(土) 15:00キックオフ 浦和レッズ(4位/22pt) vs 東京ヴェルディ(13位/17pt) [埼玉スタジアム2002] <h3>◆勢いそのままに5連勝を【浦和レッズ】</h3> 開幕から苦しんでいた浦和だったが、ここにきて4連勝。不調がウソかのようなV字回復で、上位に食い込んでいる。 ホームでの5連戦のうちの4試合目。しっかりと浦和のサポーターの大声援を受けて結果を残し、勢いづいているチームにとっては、この先に待ち受けるクラブ・ワールドカップまで良い状態を保ちたいところだろう。 前節はサンフレッチェ広島に1-0で辛勝。この4連勝中は攻守のバランスも取れており、良いサイクルに入っていることが窺える。 5連勝となれば2016年以来。今の強さが本物かどうか、1つの判断材料になりそうだ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン、長沼洋一 MF:安居海渡、サミュエル・グスタフソン MF:金子拓郎、渡邊凌磨、マテウス・サヴィオ FW:松尾佑介 監督:マチェイ・スコルジャ <h3>◆このまま浮上していきたい【東京ヴェルディ】</h3> 開幕連敗スタート、その後も5戦未勝利と苦しい2年目のJ1だったが、直近2試合は1-0で連勝と徐々に復調を見せている。 昨シーズンと大きくやり方は変わっていないものの、選手の入れ替えや負傷などもあり上手く機能せず。それでも、直近3試合連続でクリーンシートとらしさが戻っている。 今シーズンの課題は攻撃面。複数失点はわずかに3試合、クリーンシートも6試合を記録しているが4勝に終わっていることからも見てとれる。 相手も連勝中の浦和。アウェイでの戦いは厳しいものになりそうだが、ここで勝利すれば一気に勢い付くことになりそうだ。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:マテウス DF:綱島悠斗、千田海人、谷口栄斗 MF:宮原和也、平川怜、齋藤功佑、翁長聖 FW:染野唯月、新井悠太 FW:木村勇大 監督:城福浩 2025.05.03 12:20 Sat
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東京Vが秋田から屈指のエアバトラーDF千田海人を獲得「歴史あるクラブの勝利に貢献を」

東京ヴェルディは6日、ブラウブリッツ秋田のDF千田海人(28)が完全移籍で加入することを発表した。 ベガルタ仙台の育成組織出身の千田は、神奈川大学を経て、2017年に当時J3の秋田へ加入した。空中戦に強いセンターバックは明治安田J3で2度の優勝を経験し、95試合5得点を記録。J2では52試合1得点をマークしている。 自身初の移籍となる千田は、両クラブを通じて以下のようにコメントしている。 ◆東京ヴェルディ 「この度、ブラウブリッツ秋田より東京ヴェルディに加入することになりました千田海人です。この歴史ある素晴らしいクラブの一員に加わることができてとても幸せです。ピッチで価値を示し、ヴェルディの勝利に貢献できるよう、一生懸命ひたむきに頑張ります。これから宜しくお願い致します。共に戦いましょう!!」 ◆ブラウブリッツ秋田 「この度、東京ヴェルディに移籍することになりました。この報告とこの思いは皆様に直接お伝えしたかったのですが、それができずに申し訳ありません。文章で伝えさせていただきます」 「大卒から6年間、ブラウブリッツ秋田でプレーさせていただきました。僕のサッカー人生において、1番長く濃く、そして1番成長できた6年間でした。怪我したこと。出場機会に恵まれなかったこと。心が折れそうになったこと。自信を失ったこと。期待に応えられなかったこと。味方を助けられなかったこと。思い出せば思い出すほど秋田では悔しいことがありました」 「しかしホーム、アウェーに関わらず毎試合応援に来てくれた家族やサポーター。一緒に戦ってくれた仲間、スタッフ。ピッチ外で支えてくれた秋田の温かい人々。そしてクラブの成長を支えてくださったスポンサー様、サポートカンパニー様、後援会、ボランティアの方々。悔しさを上回る皆様の応援やサポートのおかげで苦難を乗り越え、6年間で2度の優勝を経験し、昇格し、怪我を乗り超えて今シーズンまで戦い抜くことができました」 「全ていいことばかりではありませんでしたが、秋田で経験した6年間の全ては僕のこれからのサッカー人生だけでなく、人生の財産となるものでした」 「秋田という土地と人に心底惚れ込んだ6年間でした。感謝してもしきれないほどお世話になりました。 一緒に戦えて幸せでした。この決断をしたからには覚悟を持って頑張ってきます」 「またお会いしましょう。6年間本当にありがとうございました!!」 2022.12.06 16:45 Tue
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新天地で早くも存在感示すMF福田湧矢…「間違いなくヴェルディのプラスになる」G大阪時代からの恩師も期待

東京ヴェルディに今シーズンから加入したMF福田湧矢が、新天地で順調なスタートを切っている。 生まれは福岡県北九州市ながら幼少期からガンバ大阪のファンだった福田は、東福岡高校で背番号10を背負った高体連屈指のアタッカーとして、2018年に憧れのクラブでプロキャリアをスタート。 同シーズンのリーグ開幕節でいきなりスタメンデビューとなる華々しいスタートを切ったが、以降は度重なるケガの影響でメインキャストを担うまでには至らず。2024シーズンはJ1第35節の名古屋グランパス戦で復活のゴールを記録したが、リーグ戦7試合1得点、天皇杯2試合の出場にとどまった。 そんななか、今冬の移籍市場では7年間を過ごしたG大阪を離れる大きな決断を下し、「ヴェルディのために自分のサッカー人生の全てをかけて戦います」という強い覚悟とともに自身初の移籍を果たした。 初の移籍とはなったものの、同い年でG大阪のチームメイトだったFW山見大登、短期間ながらガンバ大阪U-23でともにプレーしたMF食野壮磨の旧知の2人に加え、同世代や若手の多いチームへ馴染むのに時間はかからず。 沖縄キャンプでは日々のトレーニング、トレーニングマッチでも城福浩監督が志向するスタイルにすぐさま順応し、新加入選手のなかではアピールに成功している選手の筆頭だ。 左のウイングバックを主戦場に、1月28日に行われた名古屋グランパスとのトレーニングマッチでは2シャドーの一角でもプレー。最大の持ち味である推進力や切れ味鋭いドリブル突破でチャンスに絡みつつ、守備においても素早い切り替え、イーブンボールに対するアグレッシブなチャレンジと城福監督が志向するスタイルを体現した。 その名古屋戦について福田は「シャドーでのプレーはいつぶりかわからないぐらい久々で、感覚を思い出しながらのプレーでした」と個人として試行錯誤の一戦だったと振り返る。 「元々、ガンバのときにウイングバックもサイドバックをやっている時期もありましたし、その辺では困るようなことはないですね。逆に、シャドーの方がちょっと考えることが多い印象です」。 「昨日は芝の影響も多少ありましたが、まだ合わせるというところでは、もうちょっと時間がかかるかなとは思います」と、アタッキングサードでの連携面を課題として語った。 一方、ここまで新チームへの順応に関しては手応えを感じている。とりわけ、ガンバ大阪U-23でプロのイロハを叩きこまれ、東京V移籍に際しても決断の大きな要因のひとつにもなった森下仁志コーチ仕込みの守備面やハードワークへの自信を語る。 「守備のところはガンバ時代に仁志さん(森下コーチ)にかなりしごかれたので、めちゃめちゃできるようになって、逆にそれが強みになったという感じです。だからこそ、そこまでヴェルディに入ったから何かを変えることもなく、今までの自分のレベルを上げていったらすぐ馴染めるなと思っていました。ただ、それにプラスして意識は上がっているので、それがより速くなっている印象です」 その福田と東京Vで再会することになった森下コーチは、改めて教え子の人となりについて語ってくれた。 出会った当時はプロとして自身の特徴を出すことに苦労していたものの、高い向上心と物おじしないメンタリティによって、一人の指導者としても必ず伸びるタイプの選手だと感じていたという。 「僕が湧矢と出会ったときは、彼がプロに入って2年目。そのときに湧矢は1年目の開幕戦で高卒デビューして、その後はチームも彼もうまくいかずになかなか試合にも出られず。僕とは2年目の最初に出会って、そのときは自分の特徴というか、自分がどうやってこの世界で生きていくかで迷っている状況でした」 「その頃(のガンバ大阪U-23)はみんなが生きるか死ぬか。当時、僕が見させてもらっていた選手はそういう状況の選手たちだったので、やっぱりこの世界でいかに生きていけるか、生き抜いていくかというところで、それに何が必要かを常に練習から問いかけていました。彼は一番そういう部分(前述のハードワーク)が得意なところだった。すごく純粋で素直で、なんでも一生懸命にやる子なので、飲み込みというか、そういうのはすごく早かったです」 「ここ1、2年はケガが続いて心配して見ていた」と語るようにG大阪で不完全燃焼の日々が続いていたが、森下コーチは強い覚悟を持って東京Vへの移籍を決断した愛弟子の復活、さらなる躍進を確信している。 「(昨季終盤戦で)ケガから回復してだんだん状態も上がってきているなと。それでヴェルディから話があるということでした。彼もプロでの経験を積んできただけに、すごく覚悟を決めて、ここが勝負だと考えて来たと思います。昨日の試合(名古屋戦)を見ても、だいぶ僕が以前から知っている最高の湧矢に近づいている。やればやるほど良くなっていくと思います」 「元々とてもサッカーが上手な子ですし、ボールを持てるというか、ドリブルが得意な選手なので、ましてやメンタル的にもプレーを怖がらないですし、本当に体の状態だけ。間違いなくヴェルディのプラスになってくれると思いますし、だんだん習慣が上がっていけば、もう一回盛り返すというか、もう一度インパクトを残せる選手になると思います」 恩師の期待を受けながら捲土重来を期す新シーズンに向け福田は「一番はケガなく」とシーズンを通してのフル稼働を目標に掲げつつ、「一度去年のことは忘れて、また新しい1年と捉えて、去年以上の結果を出せるように、みんなで努力していきたい」と意気込む。 また、個人としては「ドリブルや局面を打開するところだったり、相手を剥がすところだったりで違う色を出していけたらなと思います」と、昨季J1リーグ6位に躍進したチームに新たな武器をもたらしたいとの決意を示した。 2025.02.02 16:00 Sun
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円

Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue

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