【ACLプレビュー】初戦はOGで痛恨ドロー、ホーム初戦で初ACLの相手に白星を《FC東京vsパース・グローリー》
2020.02.18 13:45 Tue
18日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2020の第2節が行われる。
FC東京は、ホーム・東京スタジアムにパース・グローリー(オーストラリア)を迎え、今大会初勝利を目指す。
◆前節はドローも手応え
11日に行われた初戦はアウェイでの蔚山現代(韓国)との対戦となったが、0-1でリードしたものの、終盤のオウンゴールで1-1のドローに終わっていた。
勝利まであとわずかのところでのドローとなったが、韓国勢とのアウェイゲームで勝ち点を持ち帰れたことはプラスに捉えるべきだろう。
試合もディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジル人トリオを前線に並べると、厚みのある攻撃を展開。ゴールこそ1つしか決められなかったが、攻撃的な姿勢を貫き勝利に近づいたことはプラスだ。
◆元Jリーガーの指揮官が率いるパース・グローリー
対するパース・グローリーは今大会が初出場。第1節は上海申花(中国)戦が予定されていたが、新型コロナウイルス の影響で中国勢との日程が変更。今節のFC東京戦が初戦となる。
チームを率いるトニー・ポポヴィッチ監督は、現役時代にサンフレッチェ広島でプレー。その他、クリスタル・パレスでも長らくプレーした経験があり、オーストラリア代表としても58キャップを記録している。
指導者としてもシドニーFCで暫定監督を務めると、2012年5月からウェスタン・シドニー・ワンダラーズの初代監督に就任。すると、1年目でいきなりAリーグ優勝を果たしていた。また2014年のACLでは、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを優勝に導くなど、指揮官としてのACL経験は豊富だ。
また、小野伸二(2012-14)や田中裕介(2015)、楠神順平(2016-17)と日本人も指導し、FC東京の高萩洋次郎も2015年にポポヴィッチ監督の下でプレーした。
システムは[3-4-2-1]を採用。1トップにはウルグアイ人FWブルーノ・フォルナロリを置き、ヘタフェなどでプレー経験もあるスペイン人MFディエゴ・カストロらを擁する攻撃的なスタイルを標榜。油断できない相手だ。
★FC東京予想スタメン
GK:林彰洋
DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:髙萩洋次郎、橋本拳人、安部柊人
FW:レアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン
監督:長谷川健太
◆注目選手
注目選手はMF髙萩洋次郎をピックアップしたい。
初戦の蔚山現代戦でも先発出場した髙萩は、今シーズンもチームの中心となるべき存在。インサイドハーフというポジションで攻守にわたる活躍が期待される。
相手指揮官とは久々の再会となり、チームとしても今シーズンのACLでの初勝利をしっかりと挙げたいところ。悲願の優勝を目標とするJリーグの開幕前に、ホーム戦でしっかりと勝利を収められるかだ。
守備面では、周囲とのバランスもある程度取れていた印象があり、しっかりとマークの受け渡しと強度を保ちたい。また、攻撃面では試合をコントロールし、チャンスをどれだけ作れるか。前線のブラジル人トリオを生かす髙萩のプレーに注目だ。
FC東京は、ホーム・東京スタジアムにパース・グローリー(オーストラリア)を迎え、今大会初勝利を目指す。
◆前節はドローも手応え
Getty Images
11日に行われた初戦はアウェイでの蔚山現代(韓国)との対戦となったが、0-1でリードしたものの、終盤のオウンゴールで1-1のドローに終わっていた。
試合もディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン、レアンドロのブラジル人トリオを前線に並べると、厚みのある攻撃を展開。ゴールこそ1つしか決められなかったが、攻撃的な姿勢を貫き勝利に近づいたことはプラスだ。
今シーズンから挑戦している[4-3-3]は攻守にわたって良いパフォーマンスを見せ、準備期間の短さを感じさせなかった。守備陣もしっかりと体を張れていたこともあり、Jリーグ開幕直前に行われるホーム初戦での勝利に期待が懸かる。
◆元Jリーガーの指揮官が率いるパース・グローリー
Getty Images
対するパース・グローリーは今大会が初出場。第1節は上海申花(中国)戦が予定されていたが、新型コロナウイルス の影響で中国勢との日程が変更。今節のFC東京戦が初戦となる。
チームを率いるトニー・ポポヴィッチ監督は、現役時代にサンフレッチェ広島でプレー。その他、クリスタル・パレスでも長らくプレーした経験があり、オーストラリア代表としても58キャップを記録している。
指導者としてもシドニーFCで暫定監督を務めると、2012年5月からウェスタン・シドニー・ワンダラーズの初代監督に就任。すると、1年目でいきなりAリーグ優勝を果たしていた。また2014年のACLでは、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを優勝に導くなど、指揮官としてのACL経験は豊富だ。
また、小野伸二(2012-14)や田中裕介(2015)、楠神順平(2016-17)と日本人も指導し、FC東京の高萩洋次郎も2015年にポポヴィッチ監督の下でプレーした。
システムは[3-4-2-1]を採用。1トップにはウルグアイ人FWブルーノ・フォルナロリを置き、ヘタフェなどでプレー経験もあるスペイン人MFディエゴ・カストロらを擁する攻撃的なスタイルを標榜。油断できない相手だ。
★FC東京予想スタメン
GK:林彰洋
DF:室屋成、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:髙萩洋次郎、橋本拳人、安部柊人
FW:レアンドロ、ディエゴ・オリヴェイラ、アダイウトン
監督:長谷川健太
◆注目選手
Getty Images
注目選手はMF髙萩洋次郎をピックアップしたい。
初戦の蔚山現代戦でも先発出場した髙萩は、今シーズンもチームの中心となるべき存在。インサイドハーフというポジションで攻守にわたる活躍が期待される。
相手指揮官とは久々の再会となり、チームとしても今シーズンのACLでの初勝利をしっかりと挙げたいところ。悲願の優勝を目標とするJリーグの開幕前に、ホーム戦でしっかりと勝利を収められるかだ。
守備面では、周囲とのバランスもある程度取れていた印象があり、しっかりとマークの受け渡しと強度を保ちたい。また、攻撃面では試合をコントロールし、チャンスをどれだけ作れるか。前線のブラジル人トリオを生かす髙萩のプレーに注目だ。
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「早く信頼されるように」FC東京を率いる松橋力蔵監督、就任の決め手はクラブの熱意「僕の心が動いた」
FC東京は10日、2025シーズンの新体制発表会を開催した。 2024シーズンは明治安田J1リーグで7位に終わったFC東京。ピーター・クラモフスキー監督が退任し、新シーズンはアルビレックス新潟を昨シーズンまで率いていた松橋力蔵監督が指揮を執ることとなる。 ここまでは移籍補強は、サガン鳥栖のFWマルセロ・ヒアンが期限付き移籍で、クラブOBであるMF橋本拳人がエイバルから完全移籍で復帰を果たしたのみ。そのほかは、期限付き移籍からの復帰組と新加入選手となった。 記者会見に臨んだ松橋監督は、信頼を得たいと意気込みを語った。 「まずは、クラブが掲げる目標を必ず達成するために日々努力を惜しまず、取り組んでいきたいと思います」 「私が就任することによって、不安を抱えている方も恐らくいらっしゃると思っています。早くそういった方々に信頼されるよう、我々をサポートして下さる皆さんにも早く信頼されるよう、努力を惜しまず取り組んで参りたいと思いますので、今年1年間よろしくお願いいたします」 所信表明を行った松橋監督。選手への期待については「僕は常々選手に、「何者なんだ。君は何者なんだ」ということを伝えています」とコメント。「自分自身が持っている特徴、強みをしっかりと全面に出していくことが僕は非常に大事だと思っていますので、できないことをやらなくてはいけないことは当然ある中でも、自分の良さをしっかり理解しながらチームに還元してほしい。そこを強く求めたいと思います」と、それぞれの選手が自身の能力をしっかりと発揮してもらいたいと語った。 発表会後には囲み取材に応じた松橋監督。FC東京からのオファーを受けた際の心境については「驚きでした。まさかという感じでしたし、同時にまだまだ監督として未熟だし、年数もそこまで経っていない中で、そういった評価をしていただいたことは素直に嬉しかったです」と、評価してもらったことが嬉しかったという。 「シンプルに僕にそういった思いを持っていただいていることをしっかりと説明していただきました。このクラブのビジョンも含めて、こういったクラブでやる気持ちが徐々に湧いてきました」 「決断したのは結構ギリギリで、最終戦が終わってからでした。それまでオファーをいただいたところは全て待ってくださっていたので、シンプルに一番早く気持ちを表明してくれて、しっかりと伝えてくれたことに僕の心が動きました」 クラブの熱意を受け止めて監督就任を決めたという松橋監督。一方で、新潟でのスタイルをそのまま出してもらうわけではないと会見では語られた中、「攻撃的であるということは攻守共にであり、我々だけが目指しているわけではなく、良いサッカー、勝てるサッカーを考えた時には、どう守ってということが大事だと思います」とコメント。「常に攻撃的であるということは、点を取るスポーツですし、シンプルに目指していくことは大事だと思います」と、アグレッシブさを持って戦っていくとした。 FC東京のイメージについては「ちょっと隙を見せたら手数をかけずに攻撃をしてきて得点につなげるスピードと爆発力があるチームだなと思います」とコメント。MF高宇洋は新潟時代の教え子であり、FW 仲川 輝人やMF遠藤渓太は横浜F・マリノスのコーチ時代に指導していた過去がある。選手たちとの連絡については「なかったです」と語り、「今日初めてクラブハウスで高選手とバッタリ会いました。軽く挨拶をした程度です。連絡を取れる状態ではありましたが、積極的に連絡を取った選手はいないです」と、特に監督就任にあたって連絡は取っていないとした。 12日からキャンプがスタートする中、松橋監督は「色々なこと、新しいことにもチャレンジしたいと思います。そこへの時間もしっかり割いていかなければいけないです」とコメント。「全く知らない選手は1人もいないので、どこかで対戦相手として見ていましたし、選手の特徴はある程度は理解している中で、実際一緒にやる中でどういった選手かというのを対応を含めて、コミュニケーションをとって作り上げていきたいと思います」と、選手をしっかりと見て、チームを作っていきたいとした。 FC東京はここ数年、アルベル監督、ピーター・クラモフスキー監督を招へいし、スタイルチェンジに取り組んできたが上手くいったとは言えない結果に終わっている。 そうした中で指揮を執ることについては「プレッシャーはあります」と語る松橋監督。「ただ、スタイルが全面に出ると良くないと思っています。どのチームでも、スタイルのためにやっているわけではなく、スタイルを貫くためにプレーしているわけでもありません。勝つためのプレーということを一番最初に持っていかないといけないと思います」とコメント。「その中で、自分たちが状況においてどういったプレーを選択するかという選手の目線をしっかりと揃えなければいけないなと思います」と、スタイルメインではなく、勝てるチームになるためにチームを作っていくとした。 2025シーズンに向けては「2024シーズン以上ということは当然あると思いますし、そこは僕だけの思いということではないと思います」とコメント。タイトルを目指すことも語られた中、「クラブが進む上で、クラブは永遠に続いていくものだと思います。大きなマーケットがある東京、東京というだけで世界に名前が届く場所でもありますし、大きなクラブで、ビジョンも持って進んでいく中で、少しでも前進していくことが大事だと思います」と、クラブとして前進していくことが大事だとした。 その上で、自身が信頼を得ていくことが大事だとも語った松橋監督。「自分自身をそのまま、ありのままでいくだけだなと思います」と考えを語り、「飾っても通用する相手ではないですし、演じる必要が監督にはあるかもしれませんが、そういったことは好きじゃないですし、なかなかできない。できないということはするとバレるので、自分自身でわからないものはわからない、選手には助けてくれということもある。頼りないかもしれないですが、そういう意味でも僕らしさはしっかり選手にぶつけていきたいです」と、自然体で選手たちと接していきたいとした。 FC東京サポーターについては「熱いサポーターだと思います。この東京に3チーム、同じ土地に3チームあって、その中でのプライドは特に我々東京にはあると思っています」とコメント。最後にメッセージも送った。 「まだまだ経験という部分では、皆さんの信頼を得られるものはないと思います。(監督が)代わって就任する時は、そういった思いを持たれる方がいることは当然だと思います。皆さんにどう信頼していただけるかは、サッカーもそうですし、自分自身もこのチーム、クラブを良い方向に持っていくために日々努力していくしかないのかなと思います」 2025.01.10 22:50 Fri4
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